砂漠

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評判

砂漠の評価:

3.93/5点 レビュー 318件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全727件 661〜680 34/37ページ
No.67
(5pt)

ツモピンはイーハン(笑)

学生時代に麻雀に明け暮れたので、なっつかしぃ思いで読み始めました。
仙台と違って関西ではピンヅモはないから「ツモピンはイーハンちゃうん。
ピンフつかへんで?」ってツッコンデましたが、
鳥や中の上がりは関西のノリやね。
学生時代なんてあっと言う間に1年なんか過ぎたけど、
春夏秋冬を「そー持ってくるかぁ」・・・流石やわと唸ってました。
伊坂作品では、「キタキタ〜ッ」って感覚が早くから来るのを楽しんでますけど、
砂漠だけは、良い意味で裏切られて「全然あかんやん」って思ってたら、
最後にドッカ〜ンとやられちまいました。大好きな作品がまた一つ増えました。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.66
(1pt)

伊坂節サイコー!なんてことは、まるでない

 著者の小説を数作既読していますが、物語の筋と運び方が非常に軽快で、登場人物たちもキャッチーです。作劇技術に関しては非常に見所があり、現代の若手作家としては稀有な実力を持っていると思います。
 ただ、如何ともし難いのが、登場人物たちの社会や他者に対する洞察力が余りに低すぎるということです。これがとても気になります。
 端的に言って、登場人物全て(の思考)が幼稚で低俗なのです。
 これは伊坂作品においてよく形容される「青臭さ」とは本質的に異なったものだと思います。単に視野が狭かったり、思考能力・判断能力が低いだけです。
 とりわけ、エンターテイメントに徹していない作品だと、その濃度が増す傾向にあり、この「砂漠」以外にも「魔王」や「重力ピエロ」で顕著だと思います。
 その「洞察力の低さ」が、登場人物の青臭さを引き立てる要素として機能しているならば、こんなことも言わないのですが、そんなことはまるでなく、この問題は作者自身に通ずるのではないかと思えるから、問題なのです。
 インタビュー等を見ていると、「え、もしかしてあれってマジで言ってたの?」と思えるような受け答えが多くあります。40代に近い壮年男性の社会洞察力がこれだと思うと、小説の方も楽しめなくなってくるから不思議ですね。
 「考えろ、考えろ、考えろ」などと他作品で連呼しているわりには、何も考えていないことが伝わってきます。
 余談になりますが、西尾維新と伊坂幸太郎には親和性があると思っていましたが(登場人物の洞察力の低さ=幼児性と、結局はキャラ萌え小説である点)、本作品は特に西尾維新の戯言シリーズ、クビシメロマンチストあたりを彷彿とさせられる内容でした。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.65
(5pt)

なんてことはまるでない、はずだ

2005年12月15日リリース、書き下ろし。内容的には、伊坂幸太郎が東北大学の法学部に在籍していた頃のことを題材にしている感じだ。麻雀が出てきて、1970年代生まれでも大学で麻雀したんだ、と意外だった。ぼくの大学生時代はもっとぐっと古いので麻雀一色だった。ちなみにぼくは九蓮宝燈をあがったことがあるくらいやった、ということで読んでいてやたら懐かしかった。
この中に出てくる西嶋みたいな奴も確かにいた。莞爾のような奴はたくさんいたし、鳥井やぼくのような奴もいたし、南のような女の子もいた。そういった彼等が大学生活というもっと貴重な時間を生きる様子に、思わず微笑んでしまうステキさがこの作品にはある。ゆっくりゆっくりそのステキさをなぞるように、思い出すように読む。
この作品より小説として優れている作品は確かに伊坂幸太郎にはある。しかしながらぼくはまちがいなくこの作品が一番好きだ。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.64
(5pt)

なんてことはまるでない、はずだ

2005年12月15日リリース、書き下ろし。内容的には、伊坂幸太郎が東北大学の法学部に在籍していた頃のことを題材にしている感じだ。麻雀が出てきて、1970年代生まれでも大学で麻雀したんだ、と意外だった。ぼくの大学生時代はもっとぐっと古いので麻雀一色だった。ちなみにぼくは九蓮宝燈をあがったことがあるくらいやった、ということで読んでいてやたら懐かしかった。
この中に出てくる西嶋みたいな奴も確かにいた。莞爾のような奴はたくさんいたし、鳥井やぼくのような奴もいたし、南のような女の子もいた。そういった彼等が大学生活というもっと貴重な時間を生きる様子に、思わず微笑んでしまうステキさがこの作品にはある。ゆっくりゆっくりそのステキさをなぞるように、思い出すように読む。
この作品より小説として優れている作品は確かに伊坂幸太郎にはある。しかしながらぼくはまちがいなくこの作品が一番好きだ。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.63
(5pt)

本気で、生きてるか

誰かも書いてましたが、西嶋とサンボマスターの山口はイメージが重なりますね。
どっちも本気だと思います。
叫んでる内容が支離滅裂だって、くだらなくたって、本気であることは強さを持ちます。
いくら論理的に現実的にクールに話をされたって、心になんか届きません。
矛盾してたっていいです。本気じゃなきゃ、何も変わりません。
留年してなにをやりたかったのかが、気になります。
 
 
 
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.62
(5pt)

心温まる作品

多少太ってようが、性格が暗かろうが、男だろうが女だろうが、そんなのは関係ない。
お互い認め合い分かり合えれば仲間だ。
主人公"北村"にあまりにも感情移入した自分は、この本を読み終えると同時にこの仲間たちとも本当にお別れしてしまうような、寂しさを感じました。
友達っていいな、仲間っていいなと思わせてくれる作品です。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.61
(5pt)

兎に角読んでもらいたい!

 伊坂ワールド全開な青春小説.
 実際にいそうな登場人物たちと共に繰り広げられる大学生活は,懐かしさと少しの寂しさを思いこさせてくれた.大学時代の自分を思い起こせば北村と西島を足して割った感じの人間だった.ここまで友達には恵まれはしなかったが・・・
 四季をめぐる章の構成は,最後にささやかな驚きを与えてくれる作者らしいプレゼント.
 兎にも角にも多くの人に本を手に取り読んでもらいたい.止まらなくなること請け合いだ.
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.60
(4pt)

新年読書三昧

ラモーンズが流れる中、物語が進んでいく。魅力的な登場人物達。そんな大学生活を送りたかったぜ、と思わず思ってしまうほど、現実離れしてますよ。でもこれくらいの高みをもっていないと青春小説はおもしろくありません。高校生諸君、こんな楽しい生活が待っていると思うと受験勉強にも力が入るでしょう。そんな意味で、この物語は必要なのです。
でもいい作品ですよ。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.59
(3pt)

人生は砂漠

鳥瞰型の北村君視点での大学生の学生生活を描いた青春小説。
でも実際は西嶋君が主人公のようなくらい中心的存在に感じました。
とにかくキャラがすごくおもしろい。
西嶋君のあの独特のしゃべり方は、何回か吹き出しそうになりました。
特徴的な髪型の鳥井。超能力が使える南。抜群に美人な東堂。
そして西嶋。北村。・・・皆をつなぐきっかけになったのは鳥井宅での麻雀。
大学生ならではの気楽さや時間の過ごし方。
そんな中で起こる現実的な事件を通してみんなが成長していく。
それぞれが最後に輝く瞬間を見たとき、青春だなぁと感じました。
ただ、話の中心が麻雀で、ルールが全くわからないので読んでて疲れました。
あと、伊坂さんらしさといえば・・・今回は“チルドレン”でしたね☆
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.58
(5pt)

砂漠へ望む前に

数年前に伊坂ファンになり、今作が単行本で出て以来、読みたくてウズウズしていました。
そして「文庫版は何時出るんだ!?」と待っていたら、いつの間にか新書で出ていたと言う…迂闊でした。
ちゃんと調べておけば発売日に買えたのに。
やはり、伊坂幸太郎だけあり、サクサクと楽に読めます。
会話も伏線もまるで無駄がなくて良い感じ。
全体的には「陽気なギャング〜」のようなノリですかね。
キャラクタも魅力的で、個人的には西嶋が何となく「チルドレン」の陣内っぽくて好きです。
友情あり、ミステリー要素あり、恋愛あり、と「青春小説の新たなスタンダート」と言うだけの事はある内容です。
大学へ入る前にこの小説を読めたことを感謝したいと思います。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.57
(4pt)

大学生感覚

社会という「砂漠」に向かう前の、大学生の青春物語。
いかにも、日本の大学生らしい会話と生活。
気の合う仲間とつるんで、麻雀をして、女の子と遊んで、ちょっと冒険をする。
「ノルウェイの森」以降の、日本の青春文学の伝統を踏襲しながらも、超能力とかが出てきたり、ちょっとした文面トリックがあったりするあたりは、やっぱり伊坂。
ああ、たしかに大学生のころは、こんな時間の流れ方だった、と思い出す。
世界への見方も、時間の流れ方も、文面も、大学生感覚。そこがおもしろい。
鳥井は「軽さ」、西嶋は「根性」、北村は「クールさ」、それぞれ青年が格好いいと評価するモチーフをキャラにうまく分配している。
男の子に比べると、女の子のキャラづけはちょっと弱いか。
軽くゆるく読める本。
題名はちょっとださいけど、そのだささもまた青年らしくていいかと。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.56
(5pt)

読みやすく、面白い

まだ1/5ほどしか読んでいませんが、普段あまり小説を読まない私でもついつい読みふけってしまうような読みやすさと面白さがある。ボリュームも多めなので、「ヒマつぶしに読書でもするかー」という方にももってこいかと。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846
No.55
(5pt)

青春ものでも伊坂氏にはハズレなし

 伊坂幸太郎さんの最新作「砂漠」読みました。
 文句なく面白かったです。プロットの巧みな、小さなエピソードが全部無駄にならずに回収されて最後に繋がっていくのはいつもながら伊坂マジックで、読んでいてとても気持ちよかったです。
 青春エンタメ小説、と言えばいいのでしょうか。
 伊坂作品には珍しい(と思うんですが)大学に入学したての5人の男女が主人公で、彼らが仙台にある大学で学生生活を送る中で出会ういろいろな大学生らしいエピソード(もちろん合コン、恋愛、破局、学園祭、クリスマス、免許取得などなど)を描きつつ、それでいて大筋の話がしっかりと最後まで繋がっていく。いつもながら完璧な作品です。伊坂作品は本当にハズレがないです。
 髪の毛をたてて、つんつんにした「かわせみ」みたいな鳥井。
 ちょっとクールで。人付き合いが悪いようでそうでもない岩手出身の主人公「北村」
 人とずれていて、熱くいろいろな事に義憤を燃やす、信念の人「西嶋」
 クールビューティ、超絶の美人の「東堂」
 人見知りしがちな、でもサイコキネシスの使える本物の超能力者「南」
 この東西南北が名前についた4人+1名が名前の通りに麻雀したり遊んだり、仙台で多発する連続膀胱魔事件や、窃盗団事件などに関わったりしながら進んでいくこのお話は本当にとても楽しかったです。春夏秋冬1シーズン一章で1学年ずつ上がっていく章構成も見事に完璧でしたし、文句を言うところが一つも見当たりませんでした。
 とにかく面白いです。青春エンタメとして完成品です。5つ星評価の星5つでお勧めです。あ、蛇足ながら「チルドレン」に出ていた某氏の話もちらりと出て来ます。
 ちなみに、2008年「本屋大賞」、第21回「山本周五郎賞」受賞作品だそうです。 
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.54
(3pt)

どこかで見たような…

さすがに伊坂幸太郎は、キャラを立たせるのが上手いな-と感じました。
しかし、キャラ設定より先の人物像が見えてこない。 登場人物は、どこまでいっても漫画的なキャラの仮面を脱がない。 これは、青春小説としては致命的だろうと思う。 
著者お得意の、奇抜な設定は影を潜めている。 しかし、「人生」を描くといったような、新しいものに挑戦しようという熱量は伝わってこない。 ただ、モチベーションの低い文章がダラダラと続くのみである。
私は伊坂幸太郎の小説が好きですが、本作品は凡作でしょう。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.53
(5pt)

普通でない青春物語

主人公達はよくいる大学生や少し変わった大学生と言った感じ。ストーリーも変わってるようだがむちゃくちゃ現実離れしている訳でもない。とにかく面白い!伊坂さんの世界観にはいつも圧倒させられますね。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.52
(5pt)

すぐに再読したくなる面白さ!

仙台を舞台にした、大学生活を描いた青春小説。というとありきたりだが、著者らしいユニークな登場人物がユーモラスな会話を交えつつ(何度ニンマリと笑ったことか!)いきいきと躍動している。
はじめの章から最後までつながる「事件」というか「敵役」みたいなのがいるが、学生らしい合コンや恋愛話もあり、おまけに超常現象(?)も。そういう要素が何気にミックスされて違和感がないのが、伊坂氏の真骨頂。悲しい出来事も起こるのだけれども、全体にあふれるトーンはポジティブ。ドンキホーテの様な西嶋君のキャラが効いている。理屈抜きに楽しめ一気に読んだ。
読み終わった時、結構、登場人物の世界にハマってしまって読み終えるのが惜しい気がした。そこで、すぐにパラパラと読み返してみたのだが、最初の方からちょっとした伏線がはってあるのに気づいたりするので、再読してしまった。
なお、本書を100%楽しむためには次の3つをクリアしていることが望ましい。1.麻雀のルールを知っていること、2.サン=テグジュペリの「人間の土地」を読んでいること(せめて本書で引用されている2章の「僚友」は読んでおきたい・・・ちなみにこれは本当に良い本ですよ!)、3.ラモーンズというロックバンドを知っていること
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.51
(3pt)

麻雀のルールわかんね

他の伊坂作品に比べるとすごく素直な作品です。
大仕掛けはないし、あとで「あっ!」というのもない。
こんな学生生活が送れたら最高だろう(だったろう)なという感じ。
個人的にはちょっと物足りなさ感は否めないし、
麻雀がわからない私には物語の何%かは共有できなかったと思う。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.50
(4pt)

砂漠に雪

伊坂幸太郎の魅力は登場するキャラクターたちの面白さにある。
本作でも主人公の僕に加えて独特の世界をもった人々が登場する。
特に秀逸なのが西島という人物である。
まっすぐ一本調子ながら、上手に立ち回る術もあるし、
ちょっとほろ苦い過去ももっていたりする。
彼の「砂漠に雪をふらせてみせる」という台詞には、
不思議な魅力があります。
主軸のストーリーについて複数同時的に展開されているのですが、
この辺の絡みの少なさがちょっと物足りなくも感じられました。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.49
(4pt)

それでも「伊坂幸太郎らしさ」が漂う青春群像

今回はミステリーではなく、ひとりの大学生、“僕”こと北村の視点で描かれた青春小説。舞台は著者の作品ではフランチャイズとも言うべき仙台である。
長編とはいうが、入学時の「春」から始まって、「夏」「秋」「冬」と四季の移り変わりのなかでの“僕”たちのそれぞれのエピソードを綴った4つの連作中編+掌編・卒業式の「春」で終わるという趣を持った作品のように私は感じた。
“僕”たちは、麻雀、バイト、合コン、恋愛などモラトリアムなふつうのキャンパスライフを送りながら、「ホストとのボウリング事件」や「連続空き巣事件」、「大学祭超能力対決」、「連続強盗事件(通称‘プレジデントマン’の事件)」などとかかわってゆく。よくこんなにいろいろ事件が起こるなあと思って読んでゆくと、“僕”たちの四季には伊坂幸太郎らしいある仕掛けが施されていた。
著者のいつものミステリー作品のように、摩訶不思議な設定や、いかにも人を喰ったようなキャラクター設定・ストーリー進行や、物語の終末にはすべての謎が収束する、というお話ではないので、アクロバティックな展開に対しての「やられた」という驚きは味わえない。
けれども、“僕”を始め、彼を取り巻く登場人物たちの造形には「伊坂幸太郎らしさ」が十分生かされており(特に私は西嶋くんのキャラが気に入った)、それぞれの事件とのかかわりも興味深く、浮世離れした浮遊感とでもいうのか、独特の「伊坂テイスト」を味わうことができた。
砂漠 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 砂漠 (Jノベル・コレクション)より
4408535346
No.48
(5pt)

砂漠に降る雪の美しさ

タイトルに惹かれ、初めて読んだ伊坂作品。読んで良かった、めちゃくちゃ面白かった!!
入学当初から大学1の美人と周囲に言われている物の片っ端から男子学生を振りまくる東堂、
「その気になれば砂漠に雪を降らすことだって出来るんですよ」を始め、
かなり極端な性格ではあるものの、ここぞ!と言う時の行動力と
味わい深い言葉を吐くのが持ち味の西嶋。不思議な能力で大活躍する女の子、南。
大学生活は周りを【社会という名の砂漠】に囲まれたオアシスで過ごしているようなもの的、
どこか冷めた発想をする北村。そしてムードメーカーでもある鳥井。
この5人が大学に入学してから、卒業するまでの4年を春夏秋冬に分けて物語は進んで行きます。
季節の中で、ボウリングに熱中したり、ボクサーの格好良さを知ったり、
バイト先での麻雀が盛り上がったり。と一見、何気ない学生生活を過ごしている様ですが、
四季それぞれに、ちょっとした事件発生。
その都度登場してくる脇役も曲者揃いだし(東堂母やバイト先の謎めいたおじさん等)、
心理描写や、台詞に名文句が散りばめられてるし。何より事件解決の仕方が爽快。
青春小説の傑作だと思います。
個人的にはパンクのアルバムを巡る西嶋と東堂の2人の恋が好きだったです。
砂漠に降る雪のようで。
砂漠 Amazon書評・レビュー: 砂漠より
4408534846