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奥方は名探偵
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奥方は名探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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アガサクリスティーの白昼の悪魔をパクったようなストーリー展開。しかも、ポアロのようにちゃんと探偵する人物もなく、ミステリーの要素はほぼ皆無。つっこみどころは満載ですが、それでも、それなりに楽しめたのは、この時代背景がやはり魅力がある時代だったからなのかもしれません。とにかく気になるのは、やはりこの表紙...。どうしたらこういうバンパイアみたいな表紙を思いつくのか...???日本名のサブタイトルも最悪です。もう出版はないのかもしれませんが、もし2巻目が出るのなら、表紙は絶対変えて、邦題も原題をちゃんと翻訳した方がいいと思います。 | ||||
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表紙はまるで吸血鬼夫婦みたいな気味悪さで、ちょっと内容にそぐわないです。ここで少々減点。「奥方は名探偵」というタイトルもイマイチ。原題を直訳すると「ブライトウェル殺人事件」あるいは「ブライトウェルに死す」だし、その程度でいいじゃんと思うのですよ。だって、そもそもヒロインは少しも名探偵じゃないでしょうが!読者には犯人の目星はついているのに、かんじんの探偵役はちっとも気づいていなくて、わざわざ危険な場所に飛び込んでいくという点など、まさにコージーミステリのお約束ですね。ただ、このお話の舞台は1930年代で、探偵役の夫婦は「一生で使いきれないくらいの財産」を持っているリッチでハイソな人達。離婚や経済的事情などでクッキーやらカップケーキやらドーナツやらチーズやらの店を始めた庶民女性が、恋に商売に探偵に、ひたすら孤軍奮闘するコージーミステリとは一味違います。クリスティの域には到底及びませんが、「時間が今よりゆっくりと流れていた時代」の優雅な世界の雰囲気をちょっぴり味わうことができて、クッキー屋さんたちの「しゃかりきぶり」の描写に少々疲れていた身にはなかなか心地良かったです。探偵役の夫婦は、トミーとタペンスのおしどり夫婦とは真逆の状態。このあたりのギクシャクぶりはハーレクィンロマンスを思わせますが、たぶん、シリーズの最後には落ち着くところに落ち着くのだろうと予想。ロマンスものが好きな読者にはお奨めです。「謎の面白さ」には期待しないで、雰囲気を楽しもうとする方にもお奨め。 | ||||
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