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十津川警部 北陸新幹線「かがやき」の客たち
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十津川警部 北陸新幹線「かがやき」の客たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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#説明歌 ネットでは最初の犠牲者書籍では二人目犠牲者小坂井大輔 本「小坂井大輔、三十一歳は、二人目の犠牲者ということになる。」ネット「小坂井大輔、三十一歳は、最初の犠牲者ということになる。」 #小坂井大輔 #西村京太郎 | ||||
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2016年3月に刊行された西村京太郎氏の572冊目の作品ですね。私は最近西村氏の初期作品を主に読んでいるのですが、まあやはり御年80歳を超えておられる現在とは明らかな違いを感じるのはもうどうしようもありませんね。本書はとても短いなあと思える短編でも良さそうな趣の掌編ですが、「遠距離恋愛」をテーマに取り上げた若い世代に向けての西村流ラブ・ストーリーとなっていてまずまず健闘されている方だと思いますね。 金沢の女子大生・竹内綾と遠距離恋愛中の会社員・細野新司は北陸新幹線の開業日に二人で東京から乗車しようと約束するのだが、意外にも当日に彼女は待ち合わせ場所に現れない。仕方なく一人で乗車した細野は金沢の彼女のマンションを訪れるが不在で、そのまま彼女の両親の実家を訪ね事情を話して警察に捜索願を届け出てもらう。やがて東京の江戸川で綾の溺死体が発見されたとの連絡が入り、事件の捜査に当たる十津川警部は取り調べで会った細野の態度に疑惑を抱くのだった。 まず第1章「遠距離恋愛」を読んでどうしても気づいてしまうのは、著者がご高齢なせいでしょうか、何度も同じ話ばかり繰り返し、やたらに頁数を費やして述べられている執拗な程のくどさですね。きっと若い頃でしたらさらっと軽く流されていただろうと思えますが、これは読者が今後も我慢しないといけない止むを得ない傾向でどうにも致し方ないのでしょうね。今回は中盤まで態度が悪い細野に疑惑が集中し、他の疑わしい材料が全く出て来ない為に、「うーん、どちらにせよ、たったこれだけの話だったら、正直つまらないな」と心配していましたが、中盤から新たな局面が動き出して漸く少し安堵しましたね。文庫の帯には「長編旅情ミステリー」と書かれていますが、本書を例に取るとそういう表現は完全に的ハズレで、著者は第一義に「謎解き」を重視して「旅情」に筆を費やす事を殆どされていないと断言しますが、それでも本書では「北陸新幹線の開業」時に起こり得るトラブルのケースが描かれていて誠にリアリティーがありましたね。さて、十津川警部は自分の感じた最初のインスピレーションを信じて事件の性格を「断定する」癖が多分にあって今回はその危険性(悪い面)が如実に表れた印象が強かったですが、でも頑固一徹なだけでなく柔軟に考え方を改める能力も兼ね備えられている事も本書で証明されまして、最後にビシッと決めてくれた事が心から嬉しかったですね。まあ人それぞれに性格は違って悲しみを顔に出さないタイプもあるでしょうし、逆にあまりにも悲痛でオーバー過ぎても演技なのではないかと疑われる事になりそうですし、そこは微妙な問題で単純に決めつけられる物ではないと心得るべきでしょうね。まあ今回は若者と老人の世代間ギャップという深刻な問題ではなく、偶々ちょっと協調性のない反抗的で偏屈な性格の人間が相手だったから誤解を招いたのだと思いますし、また「終わり良ければ総て良し」ではありますが、百戦錬磨の十津川警部もこの一時の失敗を心に刻んで今後の糧にして頂きましてさらに精進して欲しいと願いますね。 | ||||
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同じことを何度も何度も書いて、結局ストーリーは、超単純。西村京太郎って、こんなに面白くなかったでしたっけ? | ||||
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