霧越邸殺人事件

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評判

霧越邸殺人事件の評価:

3.79/5点 レビュー 76件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全163件 81〜100 5/9ページ
No.83
(5pt)

幻想的な雰囲気づくりが上手い

劇団員一行が吹雪のなか辿りついた洋館・霧越邸で起きる、恐ろしい事件。
不可解な連続殺人の犯人は?
クローズドサークルものですね。
真相は分からなかったけど驚きは少なかったです。
それでも好きな設定だし700ページほどある厚めの作品ですが、
スラスラ楽しく読めました。
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.82
(2pt)

無理ありすぎな感じがして冷めた

残念ながら自分には合いませんでした。真犯人の動機も強引だし、霧越邸の住人が話の展開の都合で動かされてる感がある。「名前」の暗示が最後はくどい域に。のめり込めずに冷めた気持ちで読了しました。
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.81
(2pt)

無理ありすぎな感じがして冷めた

残念ながら自分には合いませんでした。真犯人の動機も強引だし、霧越邸の住人が話の展開の都合で動かされてる感がある。「名前」の暗示が最後はくどい域に。のめり込めずに冷めた気持ちで読了しました。
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.80
(2pt)

無理ありすぎな感じがして冷めた

残念ながら自分には合いませんでした。真犯人の動機も強引だし、霧越邸の住人が話の展開の都合で動かされてる感がある。「名前」の暗示が最後はくどい域に。のめり込めずに冷めた気持ちで読了しました。
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.79
(5pt)

ボリューム感たっぷりの本格ミステリ

レビューでも散見されるように、
この作品が幻想ミステリの面もあるという事で少々ガッカリされている方もいらっしゃいますが、
私はあくまで本書を本格ミステリとして読んだので、
この重厚な尺のボリュームで読め、正統派の本格物として
文章力、プロット、トリックと良くまとまっている本書は満点評価です。
(個人的には「館」シリーズは叙述トリック的な要素がどれもあるので、
こちらの方が正統派と思ってしまいますw)

例えば京極夏彦氏もボリュームがたっぷりあるミステリ作家として有名ですが、
あちらはその原因が薀蓄披露に多大な所が大きいのに対して、
この作品はあくまで本格ミステリとして余分が無いのに重厚な作品という所を評価出来ると思います。

「暗黒館の殺人」が長すぎると辟易した方もいると思いますが、
こちらは分冊にならないくらいの適度な重厚さですので、
もう少し気軽に手に取れるのではないでしょうか。

新本格派の先がけ、綾辻行人氏の代表作「霧越邸殺人事件」、おススメです!
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.78
(5pt)

ボリューム感たっぷりの本格ミステリ

レビューでも散見されるように、
この作品が幻想ミステリの面もあるという事で少々ガッカリされている方もいらっしゃいますが、
私はあくまで本書を本格ミステリとして読んだので、
この重厚な尺のボリュームで読め、正統派の本格物として
文章力、プロット、トリックと良くまとまっている本書は満点評価です。
(個人的には「館」シリーズは叙述トリック的な要素がどれもあるので、
こちらの方が正統派と思ってしまいますw)

例えば京極夏彦氏もボリュームがたっぷりあるミステリ作家として有名ですが、
あちらはその原因が薀蓄披露に多大な所が大きいのに対して、
この作品はあくまで本格ミステリとして余分が無いのに重厚な作品という所を評価出来ると思います。

「暗黒館の殺人」が長すぎると辟易した方もいると思いますが、
こちらは分冊にならないくらいの適度な重厚さですので、
もう少し気軽に手に取れるのではないでしょうか。

新本格派の先がけ、綾辻行人氏の代表作「霧越邸殺人事件」、おススメです!
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.77
(5pt)

ボリューム感たっぷりの本格ミステリ

レビューでも散見されるように、
この作品が幻想ミステリの面もあるという事で少々ガッカリされている方もいらっしゃいますが、
私はあくまで本書を本格ミステリとして読んだので、
この重厚な尺のボリュームで読め、正統派の本格物として
文章力、プロット、トリックと良くまとまっている本書は満点評価です。
(個人的には「館」シリーズは叙述トリック的な要素がどれもあるので、
こちらの方が正統派と思ってしまいますw)

例えば京極夏彦氏もボリュームがたっぷりあるミステリ作家として有名ですが、
あちらはその原因が薀蓄披露に多大な所が大きいのに対して、
この作品はあくまで本格ミステリとして余分が無いのに重厚な作品という所を評価出来ると思います。

「暗黒館の殺人」が長すぎると辟易した方もいると思いますが、
こちらは分冊にならないくらいの適度な重厚さですので、
もう少し気軽に手に取れるのではないでしょうか。

新本格派の先がけ、綾辻行人氏の代表作「霧越邸殺人事件」、おススメです!
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.76
(5pt)

新本格の中で頭一つ抜け出た作品

作り物めいている設定は、新本格と呼ばれる人たちの特長でしょうか?
本作もひねりすぎた事件の真相も含めて、かなり頭の中で作り上げられた感じがします。
しかし、本作が優れているのは、幻想味を強調することで、人工的な色合いに別な意味を持たせて、かえって小説の長所として取り込んでしまった点にあると思います。
類書に比べて、頭一つ抜け出ている感があります。

霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.75
(5pt)

新本格の中で頭一つ抜け出た作品

作り物めいている設定は、新本格と呼ばれる人たちの特長でしょうか?
本作もひねりすぎた事件の真相も含めて、かなり頭の中で作り上げられた感じがします。
しかし、本作が優れているのは、幻想味を強調することで、人工的な色合いに別な意味を持たせて、かえって小説の長所として取り込んでしまった点にあると思います。
類書に比べて、頭一つ抜け出ている感があります。

霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.74
(5pt)

新本格の中で頭一つ抜け出た作品

作り物めいている設定は、新本格と呼ばれる人たちの特長でしょうか?
本作もひねりすぎた事件の真相も含めて、かなり頭の中で作り上げられた感じがします。
しかし、本作が優れているのは、幻想味を強調することで、人工的な色合いに別な意味を持たせて、かえって小説の長所として取り込んでしまった点にあると思います。
類書に比べて、頭一つ抜け出ている感があります。

霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.73
(3pt)

ネタバレ含みます!!

いつも読んでいて思うんですが、綾辻作品の登場人物たちはスマート過ぎます。

これでもかと言うくらい膨大なサブカル知識をネタに持ってくる所や、「ははん」「女史」に代表される様なリアリティーの無いセリフまわしにはウンザリさせられました。

また、どうで良い所にこだわっていたり(劇団員8名の名前のくだりはいらない気がする…)、目の前で殺人鬼の恐怖が迫っている状況とは程遠い登場人物たちの呑気な心理状態だったり(綾辻作品では毎度ですが…)、どうしても現実離れした描写が目立つ気がします。

「霧越邸シリーズ」を想定していたのかわかりませんが、的場という女医以外は『あんたらなんでいるの?』というくらい存在感が薄く、犯行の動機も内容も幼稚な印象を受けました。

清潔感のある作品だとは思いますが、お決まりのどんでん返しも想像の範囲内でした(綾辻流の二転三転は容易に予想できました…)

個人的には最後の登場人物は「はっ?」って感じですし、そもそも本格ミステリーどころか超常現象が乱発されていて、もはやSFだし…。
久しぶりに長編読んで損しました。

ただ最後の対決で、名望が槍中を嘲るシーンは胸がスカっとしました。

…まぁ、そんな所ですかね…。
霧越邸といった大仕掛けを利用出来ていない残念な作品という印象を受けました。
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.72
(3pt)

ネタバレ含みます!!

いつも読んでいて思うんですが、綾辻作品の登場人物たちはスマート過ぎます。

これでもかと言うくらい膨大なサブカル知識をネタに持ってくる所や、「ははん」「女史」に代表される様なリアリティーの無いセリフまわしにはウンザリさせられました。

また、どうで良い所にこだわっていたり(劇団員8名の名前のくだりはいらない気がする…)、目の前で殺人鬼の恐怖が迫っている状況とは程遠い登場人物たちの呑気な心理状態だったり(綾辻作品では毎度ですが…)、どうしても現実離れした描写が目立つ気がします。

「霧越邸シリーズ」を想定していたのかわかりませんが、的場という女医以外は『あんたらなんでいるの?』というくらい存在感が薄く、犯行の動機も内容も幼稚な印象を受けました。

清潔感のある作品だとは思いますが、お決まりのどんでん返しも想像の範囲内でした(綾辻流の二転三転は容易に予想できました…)

個人的には最後の登場人物は「はっ?」って感じですし、そもそも本格ミステリーどころか超常現象が乱発されていて、もはやSFだし…。
久しぶりに長編読んで損しました。

ただ最後の対決で、名望が槍中を嘲るシーンは胸がスカっとしました。

…まぁ、そんな所ですかね…。
霧越邸といった大仕掛けを利用出来ていない残念な作品という印象を受けました。
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.71
(3pt)

ネタバレ含みます!!

いつも読んでいて思うんですが、綾辻作品の登場人物たちはスマート過ぎます。

これでもかと言うくらい膨大なサブカル知識をネタに持ってくる所や、「ははん」「女史」に代表される様なリアリティーの無いセリフまわしにはウンザリさせられました。

また、どうで良い所にこだわっていたり(劇団員8名の名前のくだりはいらない気がする…)、目の前で殺人鬼の恐怖が迫っている状況とは程遠い登場人物たちの呑気な心理状態だったり(綾辻作品では毎度ですが…)、どうしても現実離れした描写が目立つ気がします。

「霧越邸シリーズ」を想定していたのかわかりませんが、的場という女医以外は『あんたらなんでいるの?』というくらい存在感が薄く、犯行の動機も内容も幼稚な印象を受けました。

清潔感のある作品だとは思いますが、お決まりのどんでん返しも想像の範囲内でした(綾辻流の二転三転は容易に予想できました…)

個人的には最後の登場人物は「はっ?」って感じですし、そもそも本格ミステリーどころか超常現象が乱発されていて、もはやSFだし…。
久しぶりに長編読んで損しました。

ただ最後の対決で、名望が槍中を嘲るシーンは胸がスカっとしました。

…まぁ、そんな所ですかね…。
霧越邸といった大仕掛けを利用出来ていない残念な作品という印象を受けました。
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.70
(2pt)

これは本格ミステリの衣を被ったファンタジーである

本作までの著者の作品は、かなり本格度が高かった。だから、「新潮ミステリー倶楽部」で本書が刊行されたときも、それを期待して読んだ。ラストまでは本格テイスト濃厚で進んだのだが、本作はラストで幻想小説になってしまった。そのことにびっくりしたし、実に残念だった。

 社会派全盛のミステリ界で、島田荘司と笠井潔が孤独な闘いをしていたとき、颯爽と現れた本格ミステリの騎手が著者だった。ミステリは遊びだ。遊びごころの詰まったものが本格ミステリだ。それを実作で表した格好良さに、しびれたものだった。その後の「館シリーズ」も、紆余曲折はあれど、本格度は高いものだった。だから、本作のラストにはがっかりした。

 今から思えば、これは著者の本来の持ち味なんだと理解できる。「囁きシリーズ」や「暗黒館〜」など、ミステリの上着は着ているが、本質は幻想小説であり、こういう作品のほうが著者の筆は実にいきいきとしている。しかし、私は、期待を裏切られたという気持ちがある分、本作に対する評価は低い。あえて幻想小説にしなくても、十分本格ミステリとして完成度の高い作品になったのではないか。

 未読のひとには、一言注意しておきたい。割り切れる解決を期待するなら、読まないこと。あえてそれでも、というなら、本格ミステリという期待をしないことである。
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.69
(2pt)

これは本格ミステリの衣を被ったファンタジーである

本作までの著者の作品は、かなり本格度が高かった。だから、「新潮ミステリー倶楽部」で本書が刊行されたときも、それを期待して読んだ。ラストまでは本格テイスト濃厚で進んだのだが、本作はラストで幻想小説になってしまった。そのことにびっくりしたし、実に残念だった。

 社会派全盛のミステリ界で、島田荘司と笠井潔が孤独な闘いをしていたとき、颯爽と現れた本格ミステリの騎手が著者だった。ミステリは遊びだ。遊びごころの詰まったものが本格ミステリだ。それを実作で表した格好良さに、しびれたものだった。その後の「館シリーズ」も、紆余曲折はあれど、本格度は高いものだった。だから、本作のラストにはがっかりした。

 今から思えば、これは著者の本来の持ち味なんだと理解できる。「囁きシリーズ」や「暗黒館〜」など、ミステリの上着は着ているが、本質は幻想小説であり、こういう作品のほうが著者の筆は実にいきいきとしている。しかし、私は、期待を裏切られたという気持ちがある分、本作に対する評価は低い。あえて幻想小説にしなくても、十分本格ミステリとして完成度の高い作品になったのではないか。

 未読のひとには、一言注意しておきたい。割り切れる解決を期待するなら、読まないこと。あえてそれでも、というなら、本格ミステリという期待をしないことである。
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.68
(2pt)

これは本格ミステリの衣を被ったファンタジーである

本作までの著者の作品は、かなり本格度が高かった。だから、「新潮ミステリー倶楽部」で本書が刊行されたときも、それを期待して読んだ。ラストまでは本格テイスト濃厚で進んだのだが、本作はラストで幻想小説になってしまった。そのことにびっくりしたし、実に残念だった。

 社会派全盛のミステリ界で、島田荘司と笠井潔が孤独な闘いをしていたとき、颯爽と現れた本格ミステリの騎手が著者だった。ミステリは遊びだ。遊びごころの詰まったものが本格ミステリだ。それを実作で表した格好良さに、しびれたものだった。その後の「館シリーズ」も、紆余曲折はあれど、本格度は高いものだった。だから、本作のラストにはがっかりした。

 今から思えば、これは著者の本来の持ち味なんだと理解できる。「囁きシリーズ」や「暗黒館〜」など、ミステリの上着は着ているが、本質は幻想小説であり、こういう作品のほうが著者の筆は実にいきいきとしている。しかし、私は、期待を裏切られたという気持ちがある分、本作に対する評価は低い。あえて幻想小説にしなくても、十分本格ミステリとして完成度の高い作品になったのではないか。

 未読のひとには、一言注意しておきたい。割り切れる解決を期待するなら、読まないこと。あえてそれでも、というなら、本格ミステリという期待をしないことである。
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.67
(5pt)

綾辻行人最高傑作の1つ。

本書「霧越邸殺人事件」は綾辻行人さんの代表作であり、最高傑作の1つであると言われています。
著者曰く、「"本格ミステリ"への想いをすべて封じ込めた作品」だそうです。

本作は「吹雪の山荘を偶然訪れた小劇団の一行が連続殺人に巻き込まれて・・・」といった内容です。
殺人事件に関しては綾辻さんにしてはおとなし目です。騙されるけど、言われてみれば普通だなと。
そして、殺人事件とは別に奇妙な現象も起きていきます。
こちらの謎は明かされないまま終わります。そのおかげか読み終わった後の余韻が尋常じゃないです。
舞台となる霧越邸、そして登場人物も魅力的です。
ただ、作中頻繁に出てくる様々な薀蓄は読んでて正直疲れます。
著者曰く、「人物が書けてない。」そうですが、確かに登場人物達は他の作品ではしないようなことをしていながら、やりそうなことはやってませんし。他の方のレビューで「緊張感が無い」と書いてますがそれもそういうことでしょうね。

一言で言ってしまえば、「ミステリとしては佳作、読み物としては名作」ですかね。

最後に、
綾辻行人の最高傑作の看板に偽りなしでした。
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216
No.66
(5pt)

綾辻行人最高傑作の1つ。

本書「霧越邸殺人事件」は綾辻行人さんの代表作であり、最高傑作の1つであると言われています。
著者曰く、「"本格ミステリ"への想いをすべて封じ込めた作品」だそうです。

本作は「吹雪の山荘を偶然訪れた小劇団の一行が連続殺人に巻き込まれて・・・」といった内容です。
殺人事件に関しては綾辻さんにしてはおとなし目です。騙されるけど、言われてみれば普通だなと。
そして、殺人事件とは別に奇妙な現象も起きていきます。
こちらの謎は明かされないまま終わります。そのおかげか読み終わった後の余韻が尋常じゃないです。
舞台となる霧越邸、そして登場人物も魅力的です。
ただ、作中頻繁に出てくる様々な薀蓄は読んでて正直疲れます。
著者曰く、「人物が書けてない。」そうですが、確かに登場人物達は他の作品ではしないようなことをしていながら、やりそうなことはやってませんし。他の方のレビューで「緊張感が無い」と書いてますがそれもそういうことでしょうね。

一言で言ってしまえば、「ミステリとしては佳作、読み物としては名作」ですかね。

最後に、
綾辻行人の最高傑作の看板に偽りなしでした。
霧越邸殺人事件 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮文庫)より
4101386110
No.65
(5pt)

綾辻行人最高傑作の1つ。

本書「霧越邸殺人事件」は綾辻行人さんの代表作であり、最高傑作の1つであると言われています。
著者曰く、「"本格ミステリ"への想いをすべて封じ込めた作品」だそうです。

本作は「吹雪の山荘を偶然訪れた小劇団の一行が連続殺人に巻き込まれて・・・」といった内容です。
殺人事件に関しては綾辻さんにしてはおとなし目です。騙されるけど、言われてみれば普通だなと。
そして、殺人事件とは別に奇妙な現象も起きていきます。
こちらの謎は明かされないまま終わります。そのおかげか読み終わった後の余韻が尋常じゃないです。
舞台となる霧越邸、そして登場人物も魅力的です。
ただ、作中頻繁に出てくる様々な薀蓄は読んでて正直疲れます。
著者曰く、「人物が書けてない。」そうですが、確かに登場人物達は他の作品ではしないようなことをしていながら、やりそうなことはやってませんし。他の方のレビューで「緊張感が無い」と書いてますがそれもそういうことでしょうね。

一言で言ってしまえば、「ミステリとしては佳作、読み物としては名作」ですかね。

最後に、
綾辻行人の最高傑作の看板に偽りなしでした。
霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (ノン・ノベル)より
4396207409
No.64
(5pt)

なるほど外伝。作者の館シリーズとは異なる到達点。

【あらすじ】
猛吹雪に遭遇した劇団「暗色天幕」。彼らは吹雪をしのぐ為に、不思議な館「霧越低」で吹雪が空くのを待つのだが、曲者ぞろいの住人たちに疎まれる中、次々に殺人が起きていく。
恐れ戦く劇団メンバーだったが、その館には真犯人ですら制しがたい「館」の意志が巡っていた……

【感想】
作者は「十角館の殺人」をはじめとする館シリーズの作者であるが、本作品は館シリーズの狂言回し的な存在である島田潔も中村青司も登場しないノン・シリーズであるが、その存在感から館シリーズの外伝的作品と位置付けられている。

古き良き古典本格ミステリを愛する作者らしい、外連味たっぷりの舞台設定、分けありの登場人物による人間ドラマ、意外な結末に彩られた内容は今までの館シリーズより遥かに鮮烈に示されている。

何より、本書を傑作たらしめているのは「館」というオブジェクトの存在感である。
単なる建造物である館であり、本編のストーリーや推理に影響を与える事は無いが、まるで生き物のようにその中に居る住人達に干渉し続ける姿は後の作者の幻想小説風味の作品群に通じるモノが有る。
非常に広い意味でのメタ・フィクションともいえ、作品全体を覆う超常の力が作品全体になんともいえない独特の雰囲気を醸し出している。

正直な所、その辺は自分の好みとは異なりますが傑作である事には違いないです。
霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部) Amazon書評・レビュー: 霧越邸殺人事件 (新潮ミステリー倶楽部)より
4106027216