オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【青山文平】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
約定の評価:
5.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点5.00pt
絞込み:
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
本格的な士道小説。
驚くべき文章表現力を持つ青山文平の短編集「約定」は、清々しい気持ちになれる新しいタイプの大傑作時代小説集だ
著者は、江戸期の侍が、太平の世にその矜持をどう保ち続けるかというむずかしい課題に真っ正面から取り組みました。友と剣を交えねばならぬ時、侍社会でいじめに遭ったとき、そして、流行らない道場を閉じるか否かの瀬戸際に立ったときー。
剣戟や殺しの場面に安易に流れない、そのプロットの組み立てかたは十分に理知的。過去に純文学の修行をしていたというだけあって、書きぶりも落ち着いていて風格さえ漂わせています。
それでいて、読者の想像を温かく裏切る作品もあって、細やかな人情を描く技量もたいしたもの。すでに堂々たる物語作家です。
評論家の縄田一男が「平成の藤沢周平」と表したのは最新作「鬼はもとより」。ぜひ読もうと思います。