無垢の領域

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無垢の領域の評価:

3.76/5点 レビュー 25件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全51件 21〜40 2/3ページ
No.31
(4pt)

飛び出したいのに飛び出せない。

北海道 釧路 を舞台とした物語。
白い世界 湿った空気、どこかから取り残されたような。
鬱屈たる風景。そこには あまり希望もない。
わずかに 生きる期待を 持とうとする。物語を組み立てる 筆力は 十分にある。
読んでいても その重い空気が漂う。とても『クライ』のだ。
40歳を過ぎた 書道家/秋津龍生。
寝たきりで 認知症の 書道家の母。
高校の養護教師の妻/怜子。
夫婦が 母親のおかれた状況から、重苦しく、現実を支えながら生きているが
どこかに負い目がある 夫。うだつが上がらない 書道家。

図書館の民営化 ということをになう林原。
独身であるが、妹/林原純香のもつ 症状が、重くのしかかる。
そして、林原兄妹も 書道家の家に育った。
兄は 反撥し 妹は 忠実だったが、母親は 自殺してしまい妹は祖母に育てられる。

秋津に純香は、天真爛漫に 指摘する。
『この幅からでてこないの、この字。
紙の大きさに負けているの。飛び出したいのに飛び出せない。
怖がって書いている。紙のことも。墨のことも』
秋津は その指摘に驚き、そして、爽やかな感じを受ける。
林原は 怜子を見た瞬間に
『誠実そうな瞳で心から嘘をつけるオンナだとおもった。
彼女から漂ってくる気配は虚と実を手のひらで転がしているオンナたちに似ていた。』

秋津に 純香。林原に怜子 が交差する。そして、物語は 淡々と進んでいく。
つねに オトコは 惑い 決断できず 相手まかせ。
オトコは 待っているだけで、オンナは そんなときに どうしたらいいのか。
それも、決断しているようで 決断できない。

君島沙奈 だけが 目標がはっきりしていて、
決然と決断して ひとりで 道を切り開いていく。
スピンアウトで『沙奈』の物語の方が おもしろそうだ。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.30
(4pt)

飛び出したいのに飛び出せない。

北海道 釧路 を舞台とした物語。
白い世界 湿った空気、どこかから取り残されたような。
鬱屈たる風景。そこには あまり希望もない。
わずかに 生きる期待を 持とうとする。物語を組み立てる 筆力は 十分にある。
読んでいても その重い空気が漂う。とても『クライ』のだ。
40歳を過ぎた 書道家/秋津龍生。
寝たきりで 認知症の 書道家の母。
高校の養護教師の妻/怜子。
夫婦が 母親のおかれた状況から、重苦しく、現実を支えながら生きているが
どこかに負い目がある 夫。うだつが上がらない 書道家。

図書館の民営化 ということをになう林原。
独身であるが、妹/林原純香のもつ 症状が、重くのしかかる。
そして、林原兄妹も 書道家の家に育った。
兄は 反撥し 妹は 忠実だったが、母親は 自殺してしまい妹は祖母に育てられる。

秋津に純香は、天真爛漫に 指摘する。
『この幅からでてこないの、この字。
紙の大きさに負けているの。飛び出したいのに飛び出せない。
怖がって書いている。紙のことも。墨のことも』
秋津は その指摘に驚き、そして、爽やかな感じを受ける。
林原は 怜子を見た瞬間に
『誠実そうな瞳で心から嘘をつけるオンナだとおもった。
彼女から漂ってくる気配は虚と実を手のひらで転がしているオンナたちに似ていた。』

秋津に 純香。林原に怜子 が交差する。そして、物語は 淡々と進んでいく。
つねに オトコは 惑い 決断できず 相手まかせ。
オトコは 待っているだけで、オンナは そんなときに どうしたらいいのか。
それも、決断しているようで 決断できない。

君島沙奈 だけが 目標がはっきりしていて、
決然と決断して ひとりで 道を切り開いていく。
スピンアウトで『沙奈』の物語の方が おもしろそうだ。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.29
(5pt)

桜木作品の中では一番

物語が大きく動く直前。空に大きく穴が空いた弊舞橋でのシーン。純香の呟き。ボロボロと涙が出てしまった。馬鹿のままでいい。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.28
(3pt)

人の命を粗末にするな(笑)

読みすすむうち多少の予感はあったが、唐突な純香の死(殺害)による物語の展開は不自然過ぎる。今までの描写を台無しにしてその後は斜め読みをした。結構読める作家だけに、このような安直な展開は残念だ。ってか「無縁」「儚さ」「死」が目立つ作家ではあるが。行ったことはないが道東の自然のような作風なのだろうか。北海道のイメージとしては異なるが。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.27
(3pt)

人の命を粗末にするな(笑)

読みすすむうち多少の予感はあったが、唐突な純香の死(殺害)による物語の展開は不自然過ぎる。今までの描写を台無しにしてその後は斜め読みをした。結構読める作家だけに、このような安直な展開は残念だ。ってか「無縁」「儚さ」「死」が目立つ作家ではあるが。行ったことはないが道東の自然のような作風なのだろうか。北海道のイメージとしては異なるが。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.26
(3pt)

ちょっと…

「起終点駅」を読んで作者の情景描写や心理描写、そして比喩や形容表現の巧みさに感嘆しすかさずこれを読みました。
元々「起終点駅」も物語としては標準程度かなと思っており、ストーリーテラーとしての資質はさほど感じておりませんでした。今作も上記ように表現方法は巧みなのですが、それが行きすぎた部分も多分にあり、対象人物が誰であるかしばし考えないと判らない場面も多数ありました。
加えて、登場人物がそれぞれ抱える『悩み』の割には表現が少々大げさで、なかなか感情移入できない作品でした。
勿論私の国語力の拙さが原因かもしれませんが。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.25
(3pt)

ちょっと…

「起終点駅」を読んで作者の情景描写や心理描写、そして比喩や形容表現の巧みさに感嘆しすかさずこれを読みました。
元々「起終点駅」も物語としては標準程度かなと思っており、ストーリーテラーとしての資質はさほど感じておりませんでした。今作も上記ように表現方法は巧みなのですが、それが行きすぎた部分も多分にあり、対象人物が誰であるかしばし考えないと判らない場面も多数ありました。
加えて、登場人物がそれぞれ抱える『悩み』の割には表現が少々大げさで、なかなか感情移入できない作品でした。
勿論私の国語力の拙さが原因かもしれませんが。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.24
(4pt)

店頭で見つけました

店頭で見つけましたがあまり期待もせずに購入しました.
読み始めて,幾つか新鮮な表現に驚きました.
ストーリーとしてはある程度読めば予想がつくでしょう.
しかし,最後まで飽くことなく読ませたのは著者の力だと思います.

 いくつか,気になった表現を書き出させていただきました.
私にとっては非常に新鮮な本でした.
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.23
(4pt)

店頭で見つけました

店頭で見つけましたがあまり期待もせずに購入しました.
読み始めて,幾つか新鮮な表現に驚きました.
ストーリーとしてはある程度読めば予想がつくでしょう.
しかし,最後まで飽くことなく読ませたのは著者の力だと思います.

 いくつか,気になった表現を書き出させていただきました.
私にとっては非常に新鮮な本でした.
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.22
(3pt)

一体、どうしたんだろう…期待は裏切られた。

桜木紫乃の作品は初作から全て読み続けているが、この作品だけは気に入らない。そういう結末だろうと途中で予測出来るし、もっと燃えるような男女の関係と人間関係の機微が描かれるものかと期待したのだが、見事に裏切られた。

まったく普通の通俗小説というレベル。一体、どうしたんだろう。
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4101254834
No.21
(3pt)

一体、どうしたんだろう…期待は裏切られた。

桜木紫乃の作品は初作から全て読み続けているが、この作品だけは気に入らない。 そういう結末だろうと途中で予測出来るし、もっと燃えるような男女の関係と人間関係の機微が描かれるものかと期待したのだが、見事に裏切られた。 まったく普通の通俗小説というレベル。 一体、どうしたんだろう。
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4101254834
No.20
(3pt)

読むのにちんたらと時間がかかった

途中で放棄するほど詰まらない訳でもないが、先を知りたい感覚も発生せず、読み終えるまでちんたらと時間がかかった。
終始、全員が全員、陰の方向性に葛藤の最中で、1段も上がらず踊り場で顔見あわせて困ってる感じ。
単純に嗜好的に好みではなかったんだと思う。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.19
(3pt)

読むのにちんたらと時間がかかった

途中で放棄するほど詰まらない訳でもないが、先を知りたい感覚も発生せず、読み終えるまでちんたらと時間がかかった。 終始、全員が全員、陰の方向性に葛藤の最中で、1段も上がらず踊り場で顔見あわせて困ってる感じ。 単純に嗜好的に好みではなかったんだと思う。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.18
(4pt)

深いです

ありえるかどうかということでなく、人間とはいかなるものかということを深く考えさせる作品。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.17
(4pt)

深いです

ありえるかどうかということでなく、人間とはいかなるものかということを深く考えさせる作品。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.16
(4pt)

内容

良かったと思うけどこれ以上にどうこう書く内容はない。強制するなよ
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.15
(4pt)

内容

良かったと思うけどこれ以上にどうこう書く内容はない。 強制するなよ
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.14
(5pt)

人が殺されたら、サスペンスやミステリーと呼ぶのか?

それよりも、登場人物の細やかな心情が描かれているとても上質な小説だと思います。
人はそれぞれの立場でいろんな事情にからめとられ、抜け出せそうにも抜け出せずもがく。
結局皆過去を背負って生きつづける。
そういう普通のなんでもなさそうな生活に、犯罪や死が潜んでいるのを丹念に描いているのだとおもう。

桜木さんの小説は読めば読むほど、北海道という広い大地のそれぞれの地方色が、状況描写からにじみ出てきて面白い。

この小説も「こうオチをもってくるか。」と唸らされました。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238
No.13
(5pt)

人が殺されたら、サスペンスやミステリーと呼ぶのか?

それよりも、登場人物の細やかな心情が描かれているとても上質な小説だと思います。 人はそれぞれの立場でいろんな事情にからめとられ、抜け出せそうにも抜け出せずもがく。 結局皆過去を背負って生きつづける。 そういう普通のなんでもなさそうな生活に、犯罪や死が潜んでいるのを丹念に描いているのだとおもう。 桜木さんの小説は読めば読むほど、北海道という広い大地のそれぞれの地方色が、状況描写からにじみ出てきて面白い。 この小説も「こうオチをもってくるか。 」と唸らされました。
無垢の領域 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 無垢の領域 (新潮文庫)より
4101254834
No.12
(5pt)

芯からの冷えた心を描き出す

『嫉妬』という言葉だけをテーマにするには、あまりにも心に関する情報量の多い書物。
人の心の多面性を無駄なく見事に描ききったこの作品には脱帽である。

昼ドラのような剥き出しの嫉妬合戦やドロドロの人間模様を期待する方には
この書物は不向きであると感じる。しかし、芯からゾッとする心の奥底に潜む
冷たさが北の風土と相まって克明に書き出された
とてつもなく怖い本であることは断言できる。

心理描写に長けた作家というのが近頃持て囃されているが
そんな世の風潮下においてもこの作家の洞察力と筆力には舌を巻く。

しっかりとした文体と構成。それだけでもありがたいがさらに私自身との相性の良い感性。
この著書にて、桜木紫乃という作家に出会えた事は実に幸運である。
無垢の領域 Amazon書評・レビュー: 無垢の領域より
4103277238