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シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し



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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺し

シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺しの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

この本第2巻だったんですね.

思わず購入しましたが,この本は第2巻です.
タイトルに惹かれましたが,探偵に特化した学園を舞台にした学園もののようです.
推理もの的要素もありますので,内容に関しては触れません.

 登場人物もある程度整理されており,読みやすい本です.
以降への展開も想像させる,今後の展開が楽しみな本です.

 第一巻も購入済ですので,これから読もうと思います.
シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺しAmazon書評・レビュー:シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺しより
410180060X
No.1:
(4pt)

『答え』に触れた少年たちに広がるこれから

既発を含む全三篇の連作形式となり,前半の二篇にはやや物足りなさもありましたが,
それらを拾い上げる最後の三篇目でガラリ,評価も上がったというのが率直な印象です.

また,学園外での展開が多かった前巻から一転,全ての篇が学園内で繰り広げられ,
カンニング騒動といったいかにもなものから,刃傷沙汰にまで広がり掛けたものまで,
こちらも弱かった『探偵養成学校』を活かすやり取りが見られたことにも概ね満足です.

何より,事件の解決もそうですが,探偵として生きる道,正義を説かれた主人公が,
その『答え』にわずかながらも近づく,一・二篇目から三篇目への話の運びが見事で,
このほか,たびたびの回想は少し面倒でしたが,クラスメイトたちを掘り下げたことは,
主人公とヒロインの二人だけではなく,彼らを加えたこれからの活躍も予感させられます.

終盤を盛り上げる学園裁判では,どうしても著者の別のシリーズがチラつきますが,
あちらほどの外連味はないとはいえ,見事な論理からのどんでん返しには引き込まれ,
敵が味方に,味方が敵にと,それぞれの関係まで裏返してしまったことには驚きの一言.

そこから『シャーロック・ノート』へと触れ,対抗組織の存在も匂わせる後日談には,
本作がただの学園ミステリではないことを窺わせ,一気に深みと広がりが出てきました.
シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺しAmazon書評・レビュー:シャーロック・ノートII: 試験と古典と探偵殺しより
410180060X

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