ミッドナイト・ジャーナル

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評判

ミッドナイト・ジャーナルの評価:

3.95/5点 レビュー 21件。 A ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21〜35 2/2ページ
No.15
(4pt)

どうして何度も取材させたんですか

女児誘拐・殺人事件を巡る新聞記者の社内、記者と警察関連職員、所轄の好き嫌い、妬みや嫉み、力関係、地位・部署・人事、過去の経緯、嘘か真か、信頼か不信が描かれています。
それに登場人物も多く、それぞれの個性や経緯、所属を把握しきれず、そのため会話の中の皮肉や同調の細かいところは読み取れないまま、おおまかな流れを感じながら読了しました。
でもほとんどラストの新人記者の言葉、
「最初の原稿でいいんなら、どうして何度も取材させたんですか」
までの短い経過とその答に記者のあり方を感じた次第です。これで星一つ増えましたね。
ミッドナイト・ジャーナル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナル (講談社文庫)より
4062938103
No.14
(1pt)

横山秀夫?

退屈な上に長い。登場人物が多すぎて混乱する。半分まで読んでもほとんどストーリーが進んでおらず疲労感だけが蓄積されます。読解力が無いと言われればそれまでですが読者を退屈させない努力をして欲しいです。横山秀夫を読まさせている感じが最後まで拭えませんでした。やっぱり誉田哲也が好きです(結局これが言いたいだけ)。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.13
(1pt)

こりゃあダメだ

筆者の力量に期待して読み始めたが、最初からダメだった。
世紀の誤報ーその誤報というのが「監禁されていた少女が死亡した」というものだ。
少女は生きていた、という誤報で新聞記者が悩んでいるというもの。

この設定には違和感がある、というより無理やりだ。
「監禁されていた少女は生きていた」と記事にして死んでいたらもっと大変な誤報になる。
家族の悲観は死亡ー生還の比ではないのだ。死亡したと書かれても生きていたら
家族は大喜びするだろう。

 これは私の考え方がおかしいのか?

 わずか何時間のスクープ合戦に踊る記者たち。他が追えないような記事を取るのが
スクープのはずなのだが、それには触れず小さな世界の描写に終始する。これにも
違和感があった。
 自分が経験した社会をそのまま書いている、やっつけ仕事のような本です。残念。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.12
(3pt)

彼らが語り,伝える正義は本当に正しいのか

世紀の大誤報から七年,あの時を思い起こす事件の発生に再び意気込む主人公に対し,
忘れはしないものの,そうではな人たちの存在もあり,家族や仕事への意識の変化など,
何気ない日々から浮かばせる様子は,ただの温度差とは異なる時間の流れを感じさせます.

また,七年前と今,多くの記者が走り回り,それらもを含めてやや冗長ではあるものの,
いわゆる悪役の側にも言い分があり,彼らがバチバチとやり合う姿はなかなかの読み応え.
このほか,締め切り時間が迫る中,レイアウトを組む人たちの『戦い』も興味深く映ります.

ただ,主人公が拘った『ジャーナル』という言葉は,その由来の弱さもそうでしたが,
中盤以降は完全に消えてしまい,強い印象を抱くまではなかったのは物足りないところ.

一方,記者の矜持や執念,さらには新聞社も含めての使命や社会責任が語られますが,
被害者らの傷を抉る取材活動をはじめ,夜討ち朝駆けと方々へと押し掛け,上がり込み,
規制を当たり前のように破り,恫喝もお手の物,それを正義と疑わない傲慢な振る舞いは,
記者出身の著者だけに生々しく,皮肉にも彼らへの不信感を大きく強めるものとなりました.
ミッドナイト・ジャーナル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナル (講談社文庫)より
4062938103
No.11
(3pt)

事件や警察とジャーナリストの関係ってこんな感じなんだと思いました

日々事件・事故を新聞や雑誌、テレビなどで見てますが
ジャーナリストの使命感や警察とのやりとりに緊迫感があり、こんな感じなんだと思えました
全体的に男社会なんだなぁというのが感想で、あまり自分と重ねるところもなかったこともあり
引き込まれて読むところまではいかなかったので☆3つで
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.10
(4pt)

熱き新聞記者物語

7年前に世紀の誤報を打った新聞記者が、その当時の事件と、今発生している児童連続誘拐事件との関連性を疑い取材を始める。当時の記者仲間も巻き込み、執念の調査は迫力十分。この臨場感は、元記者である筆者しか描けない。

全編にわたり男臭さが漂い、ストイックに真実を追い求める様は、まさしく記者魂。周囲との摩擦にもめげず、信念も貫き通し心も強い。仕事に傾倒する女性記者や一歩引いてる後輩記者、強面の刑事やライバル社の同期など、気付けば全員が主人公に惹きつけられています。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.9
(4pt)

違和感は世代の違い?

どのようにウラを取り、どこまで書くのか。
事件を伝える記者の使命とは何なのか。

実際に記者が直面する問題にスポットを当てた、圧倒的なリアルさに興奮しながら一気に読みました。

私も記者業を生業にしている人間ですが、警察官やデスクとのやりとりは現実そのもので、考えさせられる部分が多くありました。
誤報問題で出世の本流から外された記者たちが、それでも事件を追い続け、特ダネをものにするというストーリーには心地良いカタルシスも感じます。

その一方で、現代を舞台にした作品ではありますが、世界観は10年〜20年前くらい、いまほど報道業界をめぐる状況が悪くなっていない時代で止まっていると感じました。

今も昔も、警視庁担当記者の労働状況は劣悪ですが、その中で(1課担キャップをする3年間は「デートもできない」のに)藤瀬記者のように「新聞と結婚していると思っている」と述べる人間がいるのは、ずいぶん会社に都合が良いなと思います。

記者の人間性を無視した働き方を強要する業界の在り方は、大量のうつ病を生み出したことで問題視されています。サツ担を勤め上げた優秀な女性記者が、40歳を前に「自分の人生はなんだったのか」と会社を去って行くというケースすらあります。

過労死や職業うつを問題としている報道業界が、実は一番旧態依然としていて、どの社でも深刻な問題となっている現実が本作からは見えて来ません。そうした現実を「情熱」という言葉に置き換えていることに違和感を持ちます。

誤報問題に対する社会からの追求の甘さも、本当に舞台は現代なのか?といぶかしんでしまいます。報道をめぐる環境はもっともっと悪いです。

また今回の事件で、豪太郎たちが何をしたのかと改めて考えると、終始、警察の捜査の一歩後を追ったということに尽きます。

185センチという目撃情報こそ警察に先がけて現場で得ましたが、真犯人の逮捕も警察から教えてもらった特ダネでした。話の肝であるはずの7年前の事件との関連性さえ、それを疑う捜査員がいて、警察幹部もその話に乗っているということを確認したに過ぎず、記者たちが警察の見立てを変えさせたというわけではありません。

真犯人逮捕の特ダネでさえ、結局は警視庁が発表したことで、他社と同着になります。それを読者から見て分からなくても、各社は誰の特ダネか分かっているとまとめてしまう辺りに、どこを向いて仕事をしているのかという気がしてしまいます。

「ジャーナル」というなら、真犯人の存在に7年も気付かず単独犯として死刑執行してしまった問題や、それによってまた殺人事件が起きてしまった問題を追求する話にすべきではないでしょうか?

作中では、記事を出す前から7年前の事件で真犯人を取り逃がした警察を記事で責めないことを約束してしまいますが、登場する記者たちは警察とお友達なのかと思ってしまいます。

基本的にとても面白く読みましたが、そうした節々にやはり違和感を持ってしまいます。もし10年前に出版されていたら、間違いなく☆5つを付けたと思います。

警察官にも記者にも「クソ野郎」がたくさん出て来るのは、現実そのままだと思いましたw
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.8
(5pt)

間違いなく掘り出し物!

事実の裏側に隠された真実を白日の下に晒すのが,新聞記者の使命なのかもしれない。
関口豪太郞は,その真実を探るために,時には,相手を欺き,時には,同僚の思いさえ踏みにじって,強引に自分を貫き通す。
大誤報によって地方に飛ばされても彼は,新聞記者魂は,失っていなかった。
人は,そんな彼を憎み,嫌い,しかし,その一方で,彼の信念を恐れ,認めていた。
私は,最初 ,彼をいぶかしく思った。しかし,読み進めるうちに,いつの間にか彼の思いに共感していた。
 7年前の事件と今回の事件が,果たして関係があるのか。犯人は2人組なのか。関口の7年間の思いは,実を結ぶのか。
圧倒的な筆力で,生き生きと人間が描かれ,そして,彼らが,縦横無尽に紙面を動き回る。
スピーディな展開に,置いて行かれないよう必死で頁をめくる。
いつの間にか,時を忘れ,真実に向かって,共に突き進んでいるかのような錯覚に陥る。
一度読み始めたら,決して,頁をめくる手を緩めることはできない。
覚悟して読み始めろ。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.7
(5pt)

今年の個人的ミステリベスト1

素晴らしい。早くも今年の個人的ミステリベスト1は決まった。
何より主人公のキャラクターが良い。それに新聞記者の仕事ぶりがよくとらえられている。この作者はこれまで主に野球をテーマに作品を書いてきているが、野球が出てこなくてもずっと面白かった。これからも記者を主人公に書いてほしいと思う。

1カ所だが、著者の誤解と思われる記述ミスがあったので指摘しておきたい(ネタバレではないと思う)。
7年前の事件で逮捕された犯人は死刑執行されているのだが、この犯人は刑務所にいたことになっている。これは拘置所の誤りだ。通常の犯罪者は刑務所内で働くことが刑罰となっているが、死刑囚だけは死刑執行そのものが刑罰であるため、刑務所に入らず拘置所で執行を待つのである。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.6
(5pt)

リトル・クライマーズ・ハイ

いやぁ面白かった。
薄味で少々薄っぺらいクライマーズ・ハイって感じですな。
じゃあなんで★5かって?
それはクライマーズ・ハイが★20だからですよ。
それを薄めたところで余裕で★5クリアですわ。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.5
(2pt)

フツーすぎて

話が平板で、驚きがないです。新聞社や警察の動きは詳しいですが、読んで「お得感」がありませんでした。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.4
(4pt)

朝日新聞の書評欄に載っていたので

朝日新聞に書評が載っていた。
評者はかつて宮崎勤事件を担当した記者で、身につまされる内容との評価だった。

描かれる内容がどの程度リアルなものなのか、素人には計り知れぬが、
他社(著者の本城紙は産経新聞出身)の記者が評価するくらいだから、相当に実際の現場に近い
描写がされているものと思う。
一種の企業小説としても面白かった。

気に入った場面は、下戸の主人公が情報を得るために刑事の酒につきあわされるところ。
読んでいてこちらまで胸が悪くなりそうだった。
本城氏自身は酒をたしなむのだろうか?

新聞記者小説であって、警察小説でないので、仕方が無いのだが、事件が解決する場面は
やや急転直下という感もあった。
ミステリー小説としては、その点で星一つ減。

登場人物は魅力十分。その後の彼らにも再会したい。
シリーズ化を望む。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.3
(5pt)

新聞記者のリアルと熱意が伝わる本

元新聞記者の方が書かれているだけあって、新聞社の仕組みや他紙や警察との駆け引きなどリアルな描写が多かったのでとても面白かった。スクープと誤報は紙一重で、紙面にあげることの難しさや怖さがあるんやと知れた。過去の誤報や類似点から関連性を調べ上げ、まっすぐで熱く真実を追い求めようとする主人公たちがとてもかっこよかったしわくわくした。記事には真実を追い求めようとする記者の熱があるんやなぁと感じて新聞を読むときの意識が変わる気がしました。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.2
(5pt)

熱い記者たちがリアルに書かれています。

ただひたすらに真実を追い求める新聞記者たちの姿が真に迫って書かれています。新聞も人が作っているんだという当たり前の事実に気付かされます。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991
No.1
(5pt)

熱きプロフェッショナリズム

過去、取り返しがつかない失敗をしでかしてしまった新聞記者3名の、熱きプロフェッショナリズムを描写した物語。

主たる登場人物3名の異なる個性が魅力的であってその描写も巧み、他の登場人物(新聞社関係者、警察関係者)もそれぞれ魅力的に描かれている。また、物語全体の流れもよどみないため、一気に読める。
主人公たる豪太郎の情熱に、他者が否応なく(ときに無理やり)巻き込まれ、さらに感化されていく過程が非常に面白い。

背景となる「事件」についてはやるせないものの、登場人物の職業人としての意識の高さに学ぶことが多い。

本城氏の小説を過去ほぼ全て購読しており、野球もの(とくにドラフトもの)が素晴らしいが、本「ミッドナイト・ジャーナル」は現時点において同氏の最高傑作だと思う。おすすめ。
ミッドナイト・ジャーナル Amazon書評・レビュー: ミッドナイト・ジャーナルより
4062198991