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クランI: 警視庁捜査一課・晴山旭の密命
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クランI: 警視庁捜査一課・晴山旭の密命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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事件だけでなく、警察官や警察そのものを題材にした物語としては今野敏や横山秀夫などを読んできて、どこまで現実に即しているのかはわからないもののある種の「リアリティ」を感じ、時には胸くそ悪く、時には溜飲を下げてきました。 この人の話も、範疇としては同様のものだと思って読んでみましたが、先述の両氏のように警察そのものに対しての「リアリティ」を感じることはできませんでした。 それはちょうど、池井戸潤の書く話が非常にリアルに金融業界を表現している中で、テレビドラマ『半沢直樹』の原作となったシリーズが、物語としての面白さを追求して、金融業界のリアリティを若干ないがしろにしている感に似ている気がします。 また、作中で登場人物の胸中や感情の移り変わりがたびたび描写されるのですが、なぜそのような感情になるのか?なぜそこまで極端な感情に繋がるのか?という部分に共感できず、読んでいる間中、違和感を感じ続けることになったのも星を減らす要因です。 ストーリー的には、これから始まる壮大な物語の導入という意味あいが強いためか、この作品で扱われている事件の結末は、あまりにもあっけないというか、何かもう少し盛り上げられなかったのかなぁと思わされます。 登場人物は善人が多く、読んでいて胸くそ悪くなるようなことがないので気軽に読め、そういう意味ではもう一冊くらい読んでみてもいいかなとは思いますが、なかなかポチるきっかけがつかめない。 そんな物語でした。 | ||||
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