探偵はバーにいる

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評判

探偵はバーにいるの評価:

3.30/5点 レビュー 69件。 E ランク

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平均点3.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全156件 101〜120 6/8ページ
No.56
(4pt)

重すぎないハードボイルドで、自分にはちょうどいいのないかな。

主人公の「俺」酒をいつでもあおっている。
朝食でもウィスキーストレート、ベーコンエッグとホットサンド。(もしかしたら美味しいかも、、、と思わないこともないが)
また、喧嘩も強い。
このあたりはハードボイルド的な主人公ですが、ストーリーは重すぎないハードボイルドという感じです。
あまり複雑にし過ぎてなく、素直に読み進めることができました。
一日で一気に読んでしまったことを考えると、面白かった、ということになります。

私は著者の作品を読むのは初めてでしたので、試しにもう一冊何か読んでから、再度評価します。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.55
(4pt)

重すぎないハードボイルドで、自分にはちょうどいいのないかな。

主人公の「俺」酒をいつでもあおっている。
朝食でもウィスキーストレート、ベーコンエッグとホットサンド。(もしかしたら美味しいかも、、、と思わないこともないが)
また、喧嘩も強い。
このあたりはハードボイルド的な主人公ですが、ストーリーは重すぎないハードボイルドという感じです。
あまり複雑にし過ぎてなく、素直に読み進めることができました。
一日で一気に読んでしまったことを考えると、面白かった、ということになります。

私は著者の作品を読むのは初めてでしたので、試しにもう一冊何か読んでから、再度評価します。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.54
(3pt)

会話文が多いのですぐ読める

ハードボイルドサスペンスとしては内容は少し貧弱。
文体は軽い感じで会話文が多いので、あっという間に読める。
テンポはいいが、誰のセリフなのかが判りづらいところがある。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.53
(3pt)

会話文が多いのですぐ読める

ハードボイルドサスペンスとしては内容は少し貧弱。
文体は軽い感じで会話文が多いので、あっという間に読める。
テンポはいいが、誰のセリフなのかが判りづらいところがある。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.52
(5pt)

歓楽街に住む人々を活写した秀作

本作品は、<ススキノ探偵シリーズ>の第1作で、1992年に発表されたものを、1995年に文庫化。
なお、私の読んだ2011年第31刷の「巻末解説」は、2011年の本シリーズ第2作の映画化を踏まえて書かれています。

本作品の舞台は、1980年頃の札幌の歓楽街「ススキノ」。
ここで探偵のような仕事をして暮らしている<俺>は、バーで大学の後輩から事件の依頼を受ける。
同棲している短大生の彼女が4日間も行方不明だというのだ。
調査を始めた<俺>は、預金口座への入金回数の多さから、彼女が性風俗の世界に足を踏み入れていると感づく。
さらに、数日前に起きたラブ・ホテルでの殺人事件と何らかの関わりがあることも分かってくるが…。

−−という設定ですが、2012年の現在の眼でみると、ありきたりな設定のような感じがします。
でも、1980年代初頭という時代では、親から十分な仕送りを受け、金銭的に苦労している訳でもない女子大生が、「いとも簡単に」性風俗の世界に入っていく、ということは、一般的ではなかったのでは。
「素人らしさが売りの性風俗」のはしりと言えるのではないでしょうか。

冒頭の「0章」というたった2行に記されているのは、当時の「性風俗」の状況、ということで、「性風俗」に着目しましたが、想像するに、ススキノに住む<俺>を取り巻く人々が携わっている様々な業態についても、当時の状況を活写しているのではないかと感じています。

「歓楽街」は、「外側」に住む人間にとっては、「客」としてお金を使うことを条件に、ほんのひとときだけを過ごすことが許される場所。
本作品は、その「内側」に住む<俺>が、「歓楽街」の「内側」を駆け回り、そこに住む人々の「喜怒哀楽」を道案内してくれます。
迎え酒も厭わない「酔っぱらい」である<俺>と、一緒に「酔う」ことのできる小説がここにあります。

探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.51
(5pt)

歓楽街に住む人々を活写した秀作

本作品は、<ススキノ探偵シリーズ>の第1作で、1992年に発表されたものを、1995年に文庫化。
なお、私の読んだ2011年第31刷の「巻末解説」は、2011年の本シリーズ第2作の映画化を踏まえて書かれています。

本作品の舞台は、1980年頃の札幌の歓楽街「ススキノ」。
ここで探偵のような仕事をして暮らしている<俺>は、バーで大学の後輩から事件の依頼を受ける。
同棲している短大生の彼女が4日間も行方不明だというのだ。
調査を始めた<俺>は、預金口座への入金回数の多さから、彼女が性風俗の世界に足を踏み入れていると感づく。
さらに、数日前に起きたラブ・ホテルでの殺人事件と何らかの関わりがあることも分かってくるが…。

−−という設定ですが、2012年の現在の眼でみると、ありきたりな設定のような感じがします。
でも、1980年代初頭という時代では、親から十分な仕送りを受け、金銭的に苦労している訳でもない女子大生が、「いとも簡単に」性風俗の世界に入っていく、ということは、一般的ではなかったのでは。
「素人らしさが売りの性風俗」のはしりと言えるのではないでしょうか。

冒頭の「0章」というたった2行に記されているのは、当時の「性風俗」の状況、ということで、「性風俗」に着目しましたが、想像するに、ススキノに住む<俺>を取り巻く人々が携わっている様々な業態についても、当時の状況を活写しているのではないかと感じています。

「歓楽街」は、「外側」に住む人間にとっては、「客」としてお金を使うことを条件に、ほんのひとときだけを過ごすことが許される場所。
本作品は、その「内側」に住む<俺>が、「歓楽街」の「内側」を駆け回り、そこに住む人々の「喜怒哀楽」を道案内してくれます。
迎え酒も厭わない「酔っぱらい」である<俺>と、一緒に「酔う」ことのできる小説がここにあります。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.50
(5pt)

良質のハードボイルド

ススキノを舞台にした探偵シリーズの1冊目ですが、軽快な文章とエピソードの積み重ねが飽きさせない構成で、楽しんで読むことが出来ました。
あらを捜せば、キーになる女性を絞り込んだ方がハードボイルドな感じが増したでしょうし、明かされる解決のひねり方も過剰すぎてもう少しすっきりしたほうが文体に馴染んで、楽しめたと思います。
とはいえ、軽いユーモアと読みやすい文章、テンポの良いストーリーと値段分きっちりと楽しませてくれる良質のハードボイルドだと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.49
(5pt)

良質のハードボイルド

ススキノを舞台にした探偵シリーズの1冊目ですが、軽快な文章とエピソードの積み重ねが飽きさせない構成で、楽しんで読むことが出来ました。
あらを捜せば、キーになる女性を絞り込んだ方がハードボイルドな感じが増したでしょうし、明かされる解決のひねり方も過剰すぎてもう少しすっきりしたほうが文体に馴染んで、楽しめたと思います。
とはいえ、軽いユーモアと読みやすい文章、テンポの良いストーリーと値段分きっちりと楽しませてくれる良質のハードボイルドだと思います。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.48
(3pt)

あんたみたいな、人をバカにするタイプの人間、たくさん知ってるよ。見てなさい、今に大怪

この文体は読者を択ぶ。私には読みづらかった。例えば、何気ない会話の中に伏線が織り込まれているかと思いきや、単に冗長なだけで終わっていたり、会話文で誰が喋っているのか判りづらかったり、このスタイルを受け入れるには相当人間が出来ていなくてはならない。

細かい点で気になるのは、冒頭でバーに入った探偵が、バーテンから直ぐにおしぼりを差し出されるのだが、短い会話の後、バーテンは探偵と馴染みなので探偵のピース缶や胃腸薬を出す時、再びおしぼりをカウンターに置く描写があり、これが判らない。こんなにおしぼりを出すバーがあるのだろうか? 

話の入り口だったので些細な事だが気になり、以後、色々と注視する対象が増えてくるのだが、中盤でデートクラブの女モンローを重要な場面で偶然見かけるが、この女の存在を探偵は既に知っているという認識があり、それなら、探偵のそれまでの捜索の過程でモンローを探すのが筋だろう。探偵はデートクラブがキーポイントだと思うフシがあったのだから。

被害者の美しい恋人に対しても次の展開を期待させておいて結局何もないので、アバウト過ぎやしないか。ハーフ?・ボイルドを狙っているのは判り、さりげなく書いているように見せてよく練られているところは感心するのだが、最後まで感情移入が出来なかったので、探偵の思い入れに共振される事はなかった。

せめてプロットが良ければ共鳴もするのだが、ありきたりの風俗小説でミステリーですらなかったのが弱い。唯一共感出来たのは、ラスト辺り、麗子が探偵に云う科白、「あんたみたいな、人をバカにするタイプの人間、たくさん知ってるよ。見てなさい、今に大怪我するから」。そうなんだ。当にそういうタイプ。自分の事をよく知っているではないか。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.47
(3pt)

あんたみたいな、人をバカにするタイプの人間、たくさん知ってるよ。見てなさい、今に大怪

この文体は読者を択ぶ。私には読みづらかった。例えば、何気ない会話の中に伏線が織り込まれているかと思いきや、単に冗長なだけで終わっていたり、会話文で誰が喋っているのか判りづらかったり、このスタイルを受け入れるには相当人間が出来ていなくてはならない。

細かい点で気になるのは、冒頭でバーに入った探偵が、バーテンから直ぐにおしぼりを差し出されるのだが、短い会話の後、バーテンは探偵と馴染みなので探偵のピース缶や胃腸薬を出す時、再びおしぼりをカウンターに置く描写があり、これが判らない。こんなにおしぼりを出すバーがあるのだろうか? 

話の入り口だったので些細な事だが気になり、以後、色々と注視する対象が増えてくるのだが、中盤でデートクラブの女モンローを重要な場面で偶然見かけるが、この女の存在を探偵は既に知っているという認識があり、それなら、探偵のそれまでの捜索の過程でモンローを探すのが筋だろう。探偵はデートクラブがキーポイントだと思うフシがあったのだから。

被害者の美しい恋人に対しても次の展開を期待させておいて結局何もないので、アバウト過ぎやしないか。ハーフ?・ボイルドを狙っているのは判り、さりげなく書いているように見せてよく練られているところは感心するのだが、最後まで感情移入が出来なかったので、探偵の思い入れに共振される事はなかった。

せめてプロットが良ければ共鳴もするのだが、ありきたりの風俗小説でミステリーですらなかったのが弱い。唯一共感出来たのは、ラスト辺り、麗子が探偵に云う科白、「あんたみたいな、人をバカにするタイプの人間、たくさん知ってるよ。見てなさい、今に大怪我するから」。そうなんだ。当にそういうタイプ。自分の事をよく知っているではないか。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.46
(3pt)

中盤からの展開とリズムがよかった

たぶん25〜30年ぐらい前の設定。
最初の方は正直読むのがだるかった。
私も映画を観て面白かったので読んでみようと
買ったのですが、「どこが面白いんだ?」と
思えてきて移動の暇つぶしでもキツイなぁと
感じていたのですが・・・

中盤からのスピードアップというか、
話の読めなさ加減が俄然面白くなってきて、
伏線がどう繋がっていくのかが楽しみで読み
進めました。
モンローの役割と諏訪麗子の意外性が面白かったかな。

ただ一人称のハードボイルド系は、どこか自己陶酔感
が漂っていて、例えば「ゴミだらけの部屋を掻き分け
風呂に入る、ゴミだらけの部屋を掻き分けて歯を磨いて、
ゴミだらけの部屋を掻き分けてベッドに辿りついて一眠り
した」的な書き回しに少々閉口しました。
なんかダルイというか、行間の読むスピードが遅くなるし
リズムが悪い。
前半にこれが多いのか、あるところまで読み進めないと
リズムに乗れないのが欠点かな?と思いました。

私も大泉洋に重ね合わせていたのですが、原作の方が
もう少しバイオレンティックでアル中ぽい。

最初はこの巻で終わりと思っていたのですが、よく分からない
けどこの<俺>に魅了されたようで、次巻も読みたくなりました。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.45
(3pt)

中盤からの展開とリズムがよかった

たぶん25〜30年ぐらい前の設定。
最初の方は正直読むのがだるかった。
私も映画を観て面白かったので読んでみようと
買ったのですが、「どこが面白いんだ?」と
思えてきて移動の暇つぶしでもキツイなぁと
感じていたのですが・・・

中盤からのスピードアップというか、
話の読めなさ加減が俄然面白くなってきて、
伏線がどう繋がっていくのかが楽しみで読み
進めました。
モンローの役割と諏訪麗子の意外性が面白かったかな。

ただ一人称のハードボイルド系は、どこか自己陶酔感
が漂っていて、例えば「ゴミだらけの部屋を掻き分け
風呂に入る、ゴミだらけの部屋を掻き分けて歯を磨いて、
ゴミだらけの部屋を掻き分けてベッドに辿りついて一眠り
した」的な書き回しに少々閉口しました。
なんかダルイというか、行間の読むスピードが遅くなるし
リズムが悪い。
前半にこれが多いのか、あるところまで読み進めないと
リズムに乗れないのが欠点かな?と思いました。

私も大泉洋に重ね合わせていたのですが、原作の方が
もう少しバイオレンティックでアル中ぽい。

最初はこの巻で終わりと思っていたのですが、よく分からない
けどこの<俺>に魅了されたようで、次巻も読みたくなりました。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.44
(4pt)

映画化という事で

どこの本屋さんでも平積みなので、とりあえず読んで見ることにしまよりした。
何の予備知識も無いまま買ったので、これが映画の原作ではない事を、読んだ後のあとがきで
知りました。内容は普通の探偵物というのが正直な感想です。
<ケラー>というバーで酒を飲む主人公はハードボイルドっぽいですが・・・。
シリーズ物なので気に入ったら他の作品を読んでもいいと思います。


探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.43
(4pt)

映画化という事で

どこの本屋さんでも平積みなので、とりあえず読んで見ることにしまよりした。
何の予備知識も無いまま買ったので、これが映画の原作ではない事を、読んだ後のあとがきで
知りました。内容は普通の探偵物というのが正直な感想です。
<ケラー>というバーで酒を飲む主人公はハードボイルドっぽいですが・・・。
シリーズ物なので気に入ったら他の作品を読んでもいいと思います。


探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.42
(5pt)

主人公と思考をシンクロさせて一緒にススキノを歩いた

映画の公開がきっかけで本書を手にとりました。シリーズ第一作なので舞台は90年代前半ころのススキノ、なので作中に携帯電話が登場しない点がノスタルジーを感じさせます。作中名なしの「俺」は毎日とにかくよく酒を呑みます。その呑みっぷりは、ありし日のアル中探偵マット・スカダーを思わせます。本作は事件そのものより、主人公の思考を自分にシンクロさせてススキノを歩き回る気持ちで読みました。

日本ではそもそも私立探偵が作りづらい環境です。東京は都市機能が整備されすぎて探偵が事件を捜査するスキマが少なすぎる様に思います。その点本作の舞台ススキノは誰もが知っているがその実体はあまりよく知りませんのでむしろリアリティを感じます。地元出身の作家が地の利を活かして書くことは探偵を活躍させるのは効果的な方法だと思いました。考えて見れば外国では作家の住んでいる街が舞台になっていることはごく普通のことです。「ススキノ探偵」というといかにもベタでとっつきにくいですが、地方色が横糸になって物語の奥行きを出しています。

本作と映画化された次回作は広く読まれているようですが、その他の作品はまだ一部のファンのもののようです。今回の映画化をきっかけにシリーズをひも解く本好きがそれほどいるかレビューをウォッチしていきたいと思います。

探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.41
(5pt)

主人公と思考をシンクロさせて一緒にススキノを歩いた

映画の公開がきっかけで本書を手にとりました。シリーズ第一作なので舞台は90年代前半ころのススキノ、なので作中に携帯電話が登場しない点がノスタルジーを感じさせます。作中名なしの「俺」は毎日とにかくよく酒を呑みます。その呑みっぷりは、ありし日のアル中探偵マット・スカダーを思わせます。本作は事件そのものより、主人公の思考を自分にシンクロさせてススキノを歩き回る気持ちで読みました。

日本ではそもそも私立探偵が作りづらい環境です。東京は都市機能が整備されすぎて探偵が事件を捜査するスキマが少なすぎる様に思います。その点本作の舞台ススキノは誰もが知っているがその実体はあまりよく知りませんのでむしろリアリティを感じます。地元出身の作家が地の利を活かして書くことは探偵を活躍させるのは効果的な方法だと思いました。考えて見れば外国では作家の住んでいる街が舞台になっていることはごく普通のことです。「ススキノ探偵」というといかにもベタでとっつきにくいですが、地方色が横糸になって物語の奥行きを出しています。

本作と映画化された次回作は広く読まれているようですが、その他の作品はまだ一部のファンのもののようです。今回の映画化をきっかけにシリーズをひも解く本好きがそれほどいるかレビューをウォッチしていきたいと思います。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.40
(3pt)

ローカル小説

映画化されるという事でついつい買ってしまった一冊。
ストーリーで勝負する小説ではなく、あくまでローカルネタと時代背景がわかる人向けというかなり限定される
作品です。あとアル中の人w。
前出のレビューで北大を出ている事の自慢が感じられるというコメントありましたが、正に札幌とはそういう町ですよ。
みんな井の中の蛙といか札幌が全て見たいな感覚を持っています。作者も当然そういう感覚を持っている訳で、
文章の節々に北大出身という優越感がでるのでしょう。また酒が強い=出来る人みたいな感覚も北国っぽいですね。
まぁただ、札幌に住んでいる人、住んでいた人は楽しめるでしょうね。真駒内、五輪大橋とかマニアックな地名が
出てくる小説はこの人の作品位でしょうから。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.39
(3pt)

ローカル小説

映画化されるという事でついつい買ってしまった一冊。
ストーリーで勝負する小説ではなく、あくまでローカルネタと時代背景がわかる人向けというかなり限定される
作品です。あとアル中の人w。
前出のレビューで北大を出ている事の自慢が感じられるというコメントありましたが、正に札幌とはそういう町ですよ。
みんな井の中の蛙といか札幌が全て見たいな感覚を持っています。作者も当然そういう感覚を持っている訳で、
文章の節々に北大出身という優越感がでるのでしょう。また酒が強い=出来る人みたいな感覚も北国っぽいですね。
まぁただ、札幌に住んでいる人、住んでいた人は楽しめるでしょうね。真駒内、五輪大橋とかマニアックな地名が
出てくる小説はこの人の作品位でしょうから。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)より
4150305218
No.38
(3pt)

普通に面白い

ススキノを中心とする便利屋を
主人公<俺>としているけど、
ヤクザを軽蔑するフリーのヤクザのような立ち位置は、
小説とは言え浮世離れしている気がする。
本格ハードボイルドよりは、
文体が柔らかめで読みやすいかも。
ハードボイルドを読みつけない人にとっては、
ややクドイと感じる言い回しなどもあり、
一長一短だと思います。
ストーリーも普通に面白かったです。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153
No.37
(2pt)

徹底的にローカル。

映画を観る前に読もうと思ったら、
なんと!
映画とタイトルは一緒だけど、
映画の原作はこれじゃなくて、
2作目だとか…。
作家には関係ないけど、
紛らわしい。

そうと知ったのは読み終わってからなので、
まぁ、それは、
作品の感想とは別なんだけど。

正直文体が好きではない。
文体というより、
チョイスされている単語がきらい。
その時代に使われていた、
スラングなどを使ったりするんだが、
どうもそこに、
差別意識というものがぷんぷんして、
気に食わない。
気にならない人はならないんだろうけど。

そう思っていても、
言わない、
というのも大人の美学である。

ハードボイルドを気取った感じも、
おそらくわざと、
こういう猥雑な書き方してるんだと思うが、
このトーンが合わない。
バイオレンスな感じも、いまいちかな。

推理小説としては、
まぁ、楽しめたかな。
札幌愛というか、
ススキノ愛を感じるシュチュエーションで、
徹底的にローカル。
愛すべきところは、そこだろうな。
探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: 探偵はバーにいる (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035153