(短編集)

伝奇集

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評判

伝奇集の評価:

4.12/5点 レビュー 41件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 61〜80 4/5ページ
No.24
(5pt)

無限の迷宮

おそらくこの作家の短編集の中では一番、密度が濃い短編集だと思います。 一つ一つの短編が非常によくできていて何度も読むとさらに理解や発見が広がり一冊だけでとても長く楽しめます。 この作家の短編集は不死や連続といった無限性がテーマになっている作品が多いです。 ひとことであらわすと迷宮といわれる所以でしょう。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.23
(5pt)

無限の迷宮

おそらくこの作家の短編集の中では一番、密度が濃い短編集だと思います。 一つ一つの短編が非常によくできていて何度も読むとさらに理解や発見が広がり一冊だけでとても長く楽しめます。 この作家の短編集は不死や連続といった無限性がテーマになっている作品が多いです。 ひとことであらわすと迷宮といわれる所以でしょう。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.22
(5pt)

未来を予言した本

何度となく読み返した短編集。 今までにこれだけ私に影響を 与えた小説はあったかろうか? この小説は未来をも予見した1冊とも言えます。 「バベルの図書館」は現在Googleが行なっているミリオンズ ブックサーチを想起させるし、「記憶の人、フネス」は 今流行の脳科学ブームの先鞭をつけた内容とも言えます。 また「バビロニアのくじ」は柄谷行人もそのアイデアを 評価しています。 短編小説としては難解な部類だと思います。 私も何度か再読して理解した短編もあります。 小説の内容を圧縮すると哲学に近づく。 そして文体は極めて詩的です。 最高の小説です。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.21
(5pt)

未来を予言した本

何度となく読み返した短編集。 今までにこれだけ私に影響を 与えた小説はあったかろうか? この小説は未来をも予見した1冊とも言えます。 「バベルの図書館」は現在Googleが行なっているミリオンズ ブックサーチを想起させるし、「記憶の人、フネス」は 今流行の脳科学ブームの先鞭をつけた内容とも言えます。 また「バビロニアのくじ」は柄谷行人もそのアイデアを 評価しています。 短編小説としては難解な部類だと思います。 私も何度か再読して理解した短編もあります。 小説の内容を圧縮すると哲学に近づく。 そして文体は極めて詩的です。 最高の小説です。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.20
(3pt)

翻訳が……

原著が大傑作なのは本当。 間違いなくノーベル賞クラス(とってないけど)。 ただ日本語が…… 誤訳も多いけど、直訳的で文章になってない部分が多すぎます。 ボルヘスは詩人だから、単語レベルでリズミカルな所があって訳すのが大変なのは分かるんですが。 『幻獣辞典』の柳瀬さん辺りが新訳してくれればいいのに。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.19
(3pt)

翻訳が……

原著が大傑作なのは本当。 間違いなくノーベル賞クラス(とってないけど)。 ただ日本語が…… 誤訳も多いけど、直訳的で文章になってない部分が多すぎます。 ボルヘスは詩人だから、単語レベルでリズミカルな所があって訳すのが大変なのは分かるんですが。 『幻獣辞典』の柳瀬さん辺りが新訳してくれればいいのに。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.18
(4pt)

小説のおもしろさ、読書の幸福

~エンターテインメント小説を読むなんて暇つぶしとしての意味しかない。何の腹の足しにもならない、人生の時間の浪費だ。
というような非常に荒んだ考え方にとりつかれてしまっていた私は、その頃数年、新書や選書、学術文庫などしか手に取らなかった。
しかし、たまたま気が向いて読んだこの本で、小説のめくるめくような面白さを思い出した。上質な愉悦の~~時間を過ごすことこそ人生の良質な使い方だということに気づくことができた。(齢をとったのかも知れないが。)
その後幸運にもG.マルケスやU.エーコをはじめ私を軽い酩酊感とともに素敵な異世界へと迷い込ませてくれる小説家たちに次々と出会うことができ、子供の頃感じていたような読書の楽しさが蘇ってきた。何度も読み返してみたい小説って、そうだ、あの~~頃もあったなあ。~
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.17
(4pt)

小説のおもしろさ、読書の幸福

~エンターテインメント小説を読むなんて暇つぶしとしての意味しかない。何の腹の足しにもならない、人生の時間の浪費だ。
というような非常に荒んだ考え方にとりつかれてしまっていた私は、その頃数年、新書や選書、学術文庫などしか手に取らなかった。
しかし、たまたま気が向いて読んだこの本で、小説のめくるめくような面白さを思い出した。上質な愉悦の~~時間を過ごすことこそ人生の良質な使い方だということに気づくことができた。(齢をとったのかも知れないが。)
その後幸運にもG.マルケスやU.エーコをはじめ私を軽い酩酊感とともに素敵な異世界へと迷い込ませてくれる小説家たちに次々と出会うことができ、子供の頃感じていたような読書の楽しさが蘇ってきた。何度も読み返してみたい小説って、そうだ、あの~~頃もあったなあ。~
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.16
(4pt)

難著ですが、それだけに本質に訴えかけてきます

■この本をお勧めできるのは・・・
物語をお求めの方にはお勧めしません。
『小説には哲学的、観念的なものがないと物足りない』と感じる方にはお薦めです。
■この本の構成
この本は、『八岐の園』と題された前半と、『工匠集』と題された後半に分けられていますが、前半に非常に難解な幻想的、観念的、記号的作品がかたまっています。後半は比較的わかりやすい今日の短編小説のスタイルに沿った作品で構成されています。
■本質を映す鏡として
前半の難解な作品群が、小説家としてのボルヘスの真骨頂であると思います。代表作『バベルの図書館』、『バビロニアのくじ』、『円環の廃虚』など、現代社会のどこか空虚な感じと現実感の薄さを象徴しているような作品は、メディアを通して入ってくる直接的な言葉による情報とは違い、また別の角度から現代社会全体(の本質)を認識させてくれるように思います。
個人的には、具体性のある設定と比較的物語性があるという点で、いちばん最初に収録されている『トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス』という作品がもっとも好みでした。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.15
(4pt)

難著ですが、それだけに本質に訴えかけてきます

■この本をお勧めできるのは・・・
物語をお求めの方にはお勧めしません。
『小説には哲学的、観念的なものがないと物足りない』と感じる方にはお薦めです。
■この本の構成
この本は、『八岐の園』と題された前半と、『工匠集』と題された後半に分けられていますが、前半に非常に難解な幻想的、観念的、記号的作品がかたまっています。後半は比較的わかりやすい今日の短編小説のスタイルに沿った作品で構成されています。
■本質を映す鏡として
前半の難解な作品群が、小説家としてのボルヘスの真骨頂であると思います。代表作『バベルの図書館』、『バビロニアのくじ』、『円環の廃虚』など、現代社会のどこか空虚な感じと現実感の薄さを象徴しているような作品は、メディアを通して入ってくる直接的な言葉による情報とは違い、また別の角度から現代社会全体(の本質)を認識させてくれるように思います。
個人的には、具体性のある設定と比較的物語性があるという点で、いちばん最初に収録されている『トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス』という作品がもっとも好みでした。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.14
(1pt)

翻訳の問題

「バベルの図書館」の冒頭、「24つの文字(letter)」の組み合わせとなる所、「24枚の手紙の組み合わせ」となっています。 これでは意味がわかりません。 もう少しいい翻訳でないとボルヘスがもったいない。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.13
(1pt)

翻訳の問題

「バベルの図書館」の冒頭、「24つの文字(letter)」の組み合わせとなる所、「24枚の手紙の組み合わせ」となっています。 これでは意味がわかりません。 もう少しいい翻訳でないとボルヘスがもったいない。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.12
(4pt)

ボルヘス入門書

難いイメージのあるボルヘスですが、意外と多彩で読みやすい本でした。 数多くの短編の中でも私のお気に入りは「トレーン~」「記憶の人、フネス」 着眼点が新鮮で面白く、目からうろこでした。 ミステリー性の高い「八岐の園」「死のコンパス」 特に「八岐の園」は、最後の一文を読んだ瞬間、「やられた」と思いました。 かなりオススメです。 真偽のほどの分からない引用や、哲学めいた言説の多さに 取っ付き難さを感じるかもしれませんが、 価格、入手しやすさ、内容から鑑みても、 ボルヘスの本の中で一番取っ掛かり易い本だと思います。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.11
(4pt)

ボルヘス入門書

難いイメージのあるボルヘスですが、意外と多彩で読みやすい本でした。 数多くの短編の中でも私のお気に入りは「トレーン~」「記憶の人、フネス」 着眼点が新鮮で面白く、目からうろこでした。 ミステリー性の高い「八岐の園」「死のコンパス」 特に「八岐の園」は、最後の一文を読んだ瞬間、「やられた」と思いました。 かなりオススメです。 真偽のほどの分からない引用や、哲学めいた言説の多さに 取っ付き難さを感じるかもしれませんが、 価格、入手しやすさ、内容から鑑みても、 ボルヘスの本の中で一番取っ掛かり易い本だと思います。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.10
(1pt)

何が面白いのか教えて欲しいところ

G.マルケスは文句なく面白く、ラテンアメリカ文学に目を向けた矢先、これには失望させられました、という個人的な記念碑ともなった作品集。 単なる観念論を書き連ねているだけ。 何が「バベルの図書館」だ。 知識があるのは分かったが、ボルヘスは人生を少しも理解しなかったんだな、という結論に達した。 これは小説ではない。 豆腐が崩れてしまった哲学書である。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.9
(5pt)

落ち穂拾い

unoさんのレビューで、既にボルヘスの魅力は語り尽くされていそうなので、まだ話題にのぼっていない作品の落ち穂拾い(笑)
ぼくが特に好きなのは、「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」と「記憶の人、フネス」
「ドン・キホーテ・・・」は、現代において、ピエール・メナール氏が、ドン・キホーテをもう一度書く、という話。
パロディーにするわけでも、書き写すわけでもなく、一言一句まったく同じドン・キホーテを、新しく書く、わけです。
ただそれだけなんですが、作品の最後に『「キリストのまねび」をジョイスやセリーヌが書いたと思えば、その作品にはまったく新しい意味が生じる』といったことがサラっと書いてあってボルヘスの文学観が鮮やかに浮かび上がる仕掛けになっているわけ。
「記憶の人、フネス」は、一転して笑える悲劇。
落ち葉一枚一枚の葉脈の模様まで鮮明に記憶して忘れることができないフネス氏のお話。
このフネス氏、記憶力が良すぎて、昨日のAさんと今日のAさんを別人としてしか認識できない。皺の本数とかが違うからフネス氏にとってはまったくの別人なわけです。
もちろん、深読みしたいひとは、人間のパターン認識の精妙さとかに感じ入ったりもします。
などなど、ボルヘスの短編はどれもこれも何度でも読み返す価値のある傑作ぞろいなので、難解そうだと敬遠せずに、是非。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.8
(1pt)

何が面白いのか教えて欲しいところ

G.マルケスは文句なく面白く、ラテンアメリカ文学に目を向けた矢先、これには失望させられました、という個人的な記念碑ともなった作品集。 単なる観念論を書き連ねているだけ。 何が「バベルの図書館」だ。 知識があるのは分かったが、ボルヘスは人生を少しも理解しなかったんだな、という結論に達した。 これは小説ではない。 豆腐が崩れてしまった哲学書である。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.7
(5pt)

落ち穂拾い

unoさんのレビューで、既にボルヘスの魅力は語り尽くされていそうなので、まだ話題にのぼっていない作品の落ち穂拾い(笑)
ぼくが特に好きなのは、「『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール」と「記憶の人、フネス」
「ドン・キホーテ・・・」は、現代において、ピエール・メナール氏が、ドン・キホーテをもう一度書く、という話。
パロディーにするわけでも、書き写すわけでもなく、一言一句まったく同じドン・キホーテを、新しく書く、わけです。
ただそれだけなんですが、作品の最後に『「キリストのまねび」をジョイスやセリーヌが書いたと思えば、その作品にはまったく新しい意味が生じる』といったことがサラっと書いてあってボルヘスの文学観が鮮やかに浮かび上がる仕掛けになっているわけ。
「記憶の人、フネス」は、一転して笑える悲劇。
落ち葉一枚一枚の葉脈の模様まで鮮明に記憶して忘れることができないフネス氏のお話。
このフネス氏、記憶力が良すぎて、昨日のAさんと今日のAさんを別人としてしか認識できない。皺の本数とかが違うからフネス氏にとってはまったくの別人なわけです。
もちろん、深読みしたいひとは、人間のパターン認識の精妙さとかに感じ入ったりもします。
などなど、ボルヘスの短編はどれもこれも何度でも読み返す価値のある傑作ぞろいなので、難解そうだと敬遠せずに、是非。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212
No.6
(5pt)

ボルヘス印全開の代表作

ボルヘスの最もボルヘスらしさが凝縮された傑作短篇集。とても短い短篇のそれぞれに無限の宇宙が封じ込められている。ボルヘスの幻想はイメージ先行ではなく逆説的なロジックや観念から生まれてくるところに特徴がある。またその恐るべき博識は言うに及ばず、宗教や古典文学の題材が多いことから難解で学者的な印象があるかも知れないが、実はこの人の小説は徹頭徹尾遊びだというところに最大の魅力があると思う。縦横無尽に引用されるテキストやその出典は必ずしも真偽が明らかではないし、お得意の架空の小説の書評その他のメタフィクショナルな仕掛けもきわめて遊戯的。「数分間で語りつくせる着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である」というボルヘス世界の本衊??はその外観に反してとことん軽やかなのだ。
彼の小説は物語ともエッセーともつかないような体裁をとることが多いが、この短篇集には究極の幻覚的エッセー「トレーン」からポーを思わせる完璧な小宇宙「円環の廃虚」まで、典型的ボルヘス作品がずらりと並んでいる。すべてのボルヘス作品のメタファーのような「バベルの図書館」やもう一つのボルヘス的テーマである無法者の決闘を描いた「結末」も素晴らしいし、「死とコンパス」の超絶的幾何学ミステリも楽しい。読めば読むほど無限に広がっていく魔法の一冊。
ボルヘス「伝奇集」 Amazon書評・レビュー: ボルヘス「伝奇集」より
4828840125
No.5
(5pt)

ボルヘス印全開の代表作

ボルヘスの最もボルヘスらしさが凝縮された傑作短篇集。とても短い短篇のそれぞれに無限の宇宙が封じ込められている。ボルヘスの幻想はイメージ先行ではなく逆説的なロジックや観念から生まれてくるところに特徴がある。またその恐るべき博識は言うに及ばず、宗教や古典文学の題材が多いことから難解で学者的な印象があるかも知れないが、実はこの人の小説は徹頭徹尾遊びだというところに最大の魅力があると思う。縦横無尽に引用されるテキストやその出典は必ずしも真偽が明らかではないし、お得意の架空の小説の書評その他のメタフィクショナルな仕掛けもきわめて遊戯的。「数分間で語りつくせる着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である」というボルヘス世界の本衊??はその外観に反してとことん軽やかなのだ。
彼の小説は物語ともエッセーともつかないような体裁をとることが多いが、この短篇集には究極の幻覚的エッセー「トレーン」からポーを思わせる完璧な小宇宙「円環の廃虚」まで、典型的ボルヘス作品がずらりと並んでいる。すべてのボルヘス作品のメタファーのような「バベルの図書館」やもう一つのボルヘス的テーマである無法者の決闘を描いた「結末」も素晴らしいし、「死とコンパス」の超絶的幾何学ミステリも楽しい。読めば読むほど無限に広がっていく魔法の一冊。
伝奇集 (岩波文庫) Amazon書評・レビュー: 伝奇集 (岩波文庫)より
4003279212