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銃・病原菌・鉄
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【この小説が収録されている参考書籍】
銃・病原菌・鉄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全347件 321~340 17/18ページ
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本書は、現生人類が地球上に誕生した後、なぜヨーロッパ人が南北アメリカ大陸を征服し、その逆が起こらなかったか、を解き明かす。例えば、インカ帝国は、ピサロが襲来した15世紀初頭、世界で最大規模の国家であった。人口数千万の国家がなぜ、たった数百人のスペイン人に滅ぼされたのか。 著者の分析は明快だ。東西に長く、他の大陸に比して同様の気候帯が連なる距離が長いユーラシア大陸では、鉄・銃・農耕などの発明が伝播しやすかったこと、また家畜にしやすい野生の哺乳類に恵まれていたこと、などを上げ、これらがユーラシア大陸の文明発展に貢献したという。しかし、何より圧巻なのは、「病原菌」である。人間特有の疫病は、野生の動物の家畜化にともなって発生することが多いらしい。したがって、最も家畜化の早く進んだユーラシア大陸の住民は、最も病原菌と深く長くつきあうことになり、それが住民たちの免疫力を高めていった。南北アメリカ大陸で、ヨーロッパからもたらされた、「新たな」病原菌で死んでいった原住民たちは、戦争で殺された数よりも桁違いに多い。 想像してみる。今、ぼくたちは日本でぼんやりとした生活を送っているけれど、それが何だか得体の知れない人たちがやってきて、それで得体の知れない病気が流行して、ばたばた周りの人が死んでいく。恐ろしいことだと思う。見えない病原菌の恐怖。現代においては、病原菌に対する知識も500年前とは比べ物にならないし、こうした比較自体がばかげているのかもしれないけど、こういった意味でぼくたちの生活というのが、生活する土地と切り離せないものであるということは明らかだと思う。住んでいる土地で(そして、その場所のみで)健康で快適な生活ができるように、ぼくたちの体がデザインされているのだ。まずは、自分の住んでいる土地を大事にしたい、と思う。 | ||||
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世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか? 支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか? そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。 かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。 タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。 ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか? その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。 この問いに対する著者の答えを要約すると 「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」 というもの。 これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。 この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。 ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。 まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。 「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」 みたいな錯覚(?)が味わえます(笑) おすすめです。 | ||||
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著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという。 確かに著者にとってはそうなのだろう。本書の中で紹介されるニューギニアの現地人や、農村で働くインディアンに対する著者の視線は自意識の歪んだ差別主義者のものではなく、人間に対する深い理解に基づく優しさをもっている。 本書の結論は大陸ごとに異なる自然環境<1=食糧生産に有利な生物相の問題 2=大陸の面積、形、位置 3=他の大陸との位置関係など>が、人口や技術、社会制度、病原菌への抵抗力といった要因を導き、それが大陸単位でみたとき、各大陸の住民へ多大な影響を及ぼし、現在の大きな差を、支配的な人々と被支配的な人々を生み出すことになったという。 本書は「大陸」という規模で考えたときにおいては、とても説得的な答えを、その問いに対して提供している。 ところで著者はかたくなに人種的な差がその結果を生み出した原因ではないという。 しかし、ここで求められた答え「自然環境」と「時間の経過」という2つの原因は、人種差別よりも、はるかに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。 | ||||
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要約すれば、 ばい菌が多いところにいた方が人間は強くなる。 そしてばい菌を多くするには都市化が必要だ。 結局、人類史の謎を病原菌だけで説明されています。 「不便だがかっこつけて使っているだけ」との日本人の漢字使用に関する考察を見るに、 案の定西欧的価値観に偏ったトンデモ論がありますが、 この種の解説書としては比較的視点がグローバルです。 | ||||
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1万3000年にわたる人類史について、紀元前1万1000年、最終氷河期が終わった時点では人類はみな狩猟採集生活を送っていたが、その後これが農業を基盤とした政治構造への移行、文字の普及などにおいて地域的な差(西ユーラシアと新大陸)が生じることとなったのはなぜか、という問題関心から叙述している。 西ユーラシアと新大陸の歴史的経路の差異は、大陸によって栽培化や家畜化可能の動植物が異なっていいたこと、病原菌が異なっていたこと、人びとが定住生活を開始した時期が異なっていたこと、陸塊の広がる方向(ユーラシアは東西、新大陸は南北、同緯度の広がりである東西の広がりのほうが、緯度がまちまちである南北の広がりよりも動植物の栽培化、家畜化に有利である)が異なっていたこと、生態系が異なっていたことで引き起こされたことなどに触れられ、非常に興味深い内容である。 | ||||
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人類の住んでいる地域が少なかった頃は、旅や航海の得意な民族が勢力を広げていった。けど、地球中に既に人類が住み着いちゃってる現代に領土を広げていくのは、先に住んでいた人を押しのけ、自分の支配下におきたいという欲求の強い民族が勢力を広げていくことになるんだよね。 何が淘汰されずに生き残るのに有利かは、時代によって移り変わってきたようだから、この先も変わるかもしれないけれど。 そういう視点で歴史を見たことがなかったし、歴史嫌いだったけど、歴史って興味深いところもあるなぁと、この本を読んで思った。 「利己的な遺伝子」を読んだときと似たようなおもしろさがあった。仮説としておもしろいと言うか・・・それで、現状の貧富の差をどう見るのかとかどう解決するのか?ということの答えをこの本に求めようとすると批判とかあるのかもしれませんけど。 | ||||
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初期条件のわずかな違いが大きな差を生み出す。 なんだか、カオス理論かなにかみたいだけど、ぎゅうっと要約するとこの一言につきる。 栽培に適した作物や家畜化可能な大型哺乳類の有無なんかで、 大陸が東西に広いか南北に長いかどうかで、あなた(と御先祖さま)は「文明」の支配者(もしくは被支配者)になることが決められていた。いやあ、運命論だね。 つまり、日本列島がユカタン半島の先っぽにでもあったとしたら(例えがメチャクチャですね、スイマセン)、日本人の95%は死んでいたということ。なるほど、歴史は些細なことの積み重ねではないのだな~。 とにかく、説明が論理的だし、知識が豊富。目からうろこ落ちまくりです。 ただ、繰り返しが多い分、ちょっと長いよと感じる部分があったのも事実。 あと、それは違うんじゃないかという部分もあったが、それでも面白いことには変わりない。 1万3000年の人類の歴史を一冊の本にまとめようとした著者の心意気にあっぱれ。 | ||||
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「へ~」ボタンを押させながら、いつのまにか世界の全体像が見えてきます。 世界には発展国と途上国があるわけです。 この本が答えるのは、「なぜ、発展国は発展国になったか?」です。 日本が発展しているのはなぜか?日本人が優秀で勤勉だから? 日本人に天才がいた? 文化的背景? 世界で起きた事実の断片を著者は、これでもか!これでもか!とだしていくわけです。 読み終わるときは、それがジグソーパズルにように集まり、世界が見えてきます。 これを読んだあとは、人種差別とか、狂信的な愛国心とか、なくなりますね。 | ||||
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著者はアメリカ大陸とユーラシア大陸で文明の格差が発生した根本的な原因は大陸の長軸の方向の違いだと言う。文明の発達過程において、植物栽培や家畜飼育が人口を増加させ余剰生産物を生み、そこに技術や文化が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。そんな状況の中で、緯度が異なれば植物栽培や家畜飼育の方法も全く異なってくる事がアメリカ大陸での技術の発展を妨げた。 著者はアメリカ大陸では同一の種が栽培・飼育される過程において、試行錯誤によってもたらされる技術の集積が困難であったと、全く斬新でかつ理論に破綻のない展開を行っている。過去の仮説を、時に十分なエビデンスから否定し、あるいは的確に引用している。他の論理の追従を許さない理論展開はさすがである。 ただし、全体がやや冗長であるのが唯一の問題点かもしれない。原著は1冊であるが、日本語翻訳版でも1冊にまとめるぐらいの長さにしてほしかった。 | ||||
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何も言うことはありません。 圧巻の一言です。 ただ一言付け加えるなら、文明の黎明期以前からの人類史という深遠なテーマについて、いままで誰一人として真っ向から立ち向かい、統合された形で読者に提示することはなかったのではないのでしょうか。 まさに著者であるジャレド・ダイアモンド一人のみがなしえた労作でしょう。 一般向けではないような重厚なテーマを扱った著作であるにもかかわらず、継続的に高評価のレビューが書き込まれていることも、この著作の素晴らしさを物語っていると思います。 私は墓場に持っていく本の中の一冊にこれを選びますね(謎 それくらい何度読み返しても読み応えがあるでしょう。 | ||||
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最近になってこの本を読み返そうと考え,購入したのですがやはり面白いの一言につきます.別に民俗学なんかに通じていなくても,誰もが問題なく実感できる適切な説明と,皆が知っている事例を具体例を挙げて充分理解させてくれます.そしてこの本の内容は今なお私に新鮮な衝撃を与えてくれました. しかし,例えば恐竜が巨大隕石によって絶滅したという「仮説」が皆に検証抜きで「真実」として早合点させるような,そんな魅力を備えた本であるようにも感じます.飽くまでこれは著者が著者なりに纏めた総説なのだと捉えて読めば,よりこの本を魅力的に読むことができるでしょう. | ||||
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1万4千年前以降の人類の進化・発展が、立体的にぐいぐいと迫ってきました。本書のストーリーの構築の土台には、数百年にわたる膨大な事実の収集(遺跡の発掘や現代の人類のフィールドワーク)があったのだとおもいますが、その巨大な情報の蓄積に、芯となる目を書き入れた感があります。図表を多用せずに文章だけでここまで表現し伝えられる著者の能力に驚きます。 家畜・作物等の原種の有無、それが大陸内・大陸間で伝播する条件の差、で鮮やかに人種間の興亡を描ききっています。それでいてセンセーショナルな誇張を排し、正確な事実の積み重ねと著者の仮説を分けていることに好感をもちます。今まで持っていた歴史観を揺さぶられる内容でした。 特に、「言語」についての考察には興奮を覚えました。「言語」は、外部的なDNAといえるものなのだと感心させられました。文化を伝える現実の道具としてだけでなく、その経緯の痕跡が残っている点もDNAと似ています。この外部的DNAを持ったことが人類の進化を加速化させたのですね。 | ||||
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学校の試験問題が出題されるから、という動機で購入し読みましたが、学校で進められた図書の中では断然面白く、 試験の事など半分以上頭から離れてしまうくらい、読み込んでしまいました。 明確な問題提起、仮説を立てて、事実の再認識、仮説の証明がなされ、最後には理論の要点が解り易くまとめられています。 そのため読み進めていて、話の流れや理論の展開が分からなくなる事がなく、最後まで読み進めていくことができました。 述べられている内容が「すとんと落ち着いて」頭の中にインサートされてくるんです。 本自体のぶ厚さと上下巻であることを感じさせない、読者を飽きさせることのない内容だと思います。 | ||||
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今まで読んだ歴史の本の中で一番圧巻でした。 細かな所ではそうかな?と言う箇所もあったけれど、スケールの大きさで圧倒されました。 最近読み返す本などあまりないのですが発売後すぐに読んでいま2回目を読みました.この著者の本を何冊も読みました。 こんな本をいつか翻訳できたらと夢が膨らみます。 | ||||
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文明の興亡をもたらす要因が、地球的規模での環境、民族がもつ政治的文化背景などによるものであることを知ることができました。 著者の論文の原著あるいは参考文献にあたることで、この本で論じられていることが、著者の一方的な議論でないことを自分自身でより深く勉強したくなりました。 ダイヤモンドは、この人から直接学びたいと自分に思わせた初めての人です。 日本の研究者が決して書くことができないスケールの大きな著書だと思います。 | ||||
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書いてある内容は、それほど突拍子ないわけではないし、冗長といってもいいぐらいの分厚さだ。 でも読んでてすごく楽しいし、ワクワクするし、一気に読んでしまう。 なぜだろう。 擬似生物学的人種主義という(頭の片隅では僕もたぶんあなたも抱いてる)考え方を明示的に論敵としていること、著者の示す図式が明快であること、そして無数の事例や知識が著者の図式と科学的論証手続きにのっとってきれいに配列されていること。 たぶんこれらが相まって僕の頭をすっきりさせてくれるのだ。 おかげで大掃除は来年に持ち越し。 | ||||
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今まで読んだノンフィクション本の中でも、最高の本だった。 歴史の積み重ねとして生まれた現在を、今度は逆にさかのぼっていき、歴史の根源を探っている。 この本以外にも、Third Chimpanzeeなど、非常に面白い本を書いているが、翻訳版はでているのだろうか。 科学的な説明だけで終始しているわけでなく、歴史的な場面を読者の頭の中に描き出し、そこから生まれてくる疑問点に対し、一つ一つ丁寧に解答を与えていく。 読んでいて楽しいのはもちろん、読み終わった後に、ひとつ賢くなった、と満足感を覚える本だった。 | ||||
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本書は18世紀以前の文明発展の分析としては、確かに良書であろう。 結論は概ね高校の世界史で習うような内容だが、そこに至る過程は資料やデータが豊富で説得力がある。 「南北問題」「遺伝子組替え」といった現代にも通じる問題を扱った点が、ベストセラーとなった所以だろうが、それらの問題に対する著者のメッセージや将来への示唆が明確に示されていればなお良かったと思う。 あと、原書では参考文献リストが載っているのに対し、邦訳では削除されている。 その中には大変示唆に富んだものも含まれており、それが日本の読者に紹介されていないのは残念である。 翻訳者は今後このようなミスのないように願いたい。 | ||||
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人類はその起源以来、世界中に拡散しそれぞれの地域に適合した生活、文化を育んできた。 その起源、スタートにおいては大きな差がない生活を送っていたにもかかわらず、その一部が首長社会を形成しはじめ、さらにその一部が国家を形成するといった具合に、それぞれの地域ごと、集団ごとの文化や社会的発展に大きな違いが出てきた。 文化の面においても、石器を使い狩猟生活をいとなみ続けた人々と、技術を発達させ、農耕社会を築き、文字を発達させ、他大陸を征服するといった民族との大きな差異が出てきた。 本書はなぜこのような人類史上の不均衡が生じたかを、この13000年の人類の歴史を俯瞰することによって、解明しようとする、意欲的な人類史論、文明史論である。 生物学者である著者の分析は科学的アプローチによってなされている。例えば、大陸の形状による環境の違いが、農耕や家畜化に差異を生じさせ、又、地形という障害が技術の伝播を遅らせた、それがひいては、現在の大きな民族間の文化的差異を生んだとする。このような着眼はユニークで斬新なものだが、豊富なデーターに基づいて展開される論証は説得性に富む。 地球上に存在する人類の地域的あるいは民族的な文化成熟度の差異は、例えば白人が黒人より優れているからだとする人種差別主義者的発想があるが、本書の主張はそれを、真っ向から否定するものである。その論拠が科学的裏付けに基づいているだけに小気味良い。 例えば、同じ島国でありながら、日本とマダガスカルがなぜその発展においてここまで異なってしまったのかといった疑問もそれぞれの地理的、気候的な環境によってそれぞれの住民の生活習慣が異なり、それに伴って技術の発達・伝播の速度に差異がでることによってと説明される。 久々にスケールの大きな、文化人類学の本を読んだ思いがする。 | ||||
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「銃・病原菌・鉄」よりも「穀物・家畜・病原菌」の方が内容をよく表すと思う。 付け加えれば「人口・技術」である。 ユーラシア大陸の民族が支配的になる最初の一歩は、栽培に適した植物と家畜化しやすい動物がどれくらい存在したかによる、という指摘は示唆に富む。 こういうスケールで物事を考えていたら、世界で起こることが今よりよく分かるかもしれない。 もう少し短いと有り難い。 欧米人の書き方は、この本に限らず往々にしてくどく感じられる。 このことにも歴史的な背景があるのだろうか? | ||||
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