断絶への航海
評判
断絶への航海の評価:
3.85/5点 レビュー 20件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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断絶への航海の評価:
3.85/5点 レビュー 20件。 B ランク
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恒星間移民と、おそらくは異質な世界/世代との「コンタクト」ものです。期待するなと言う方が無理でしょう。表紙も素敵です。
しかしながら、本書を読み進めて、事前の期待と興奮はどこかに消え去ってしまいました。
・登場人物
軒並み凡庸で不必要に人数も多く、ストーリーと関連性のない心理描写が延々と続きます。
・独自の素粒子論
悪くはないのですが、作品内においてうまく機能していません。
ホーガン自身の科学的主張なのかも知れませんが、違和感だけが残りました。
・異世界の構造や社会的な仕組み
ケイロン社会が過不足なく維持・運営される保証であるとか、この手の社会構造の本質的な欠点である「フリー・ライダー」を抑制する具体的な仕組みについては何も語られていません。ヒッピー幻想あるいはリバタリアンの寝言の域を出ておらず、説得力に欠けます。この点ではアシモフの「神々自身」などの方が遥かに優れています。
しかも物語の終盤でケイロン人が、自ら捨て去ったはずの故郷の論理を剥き出しにして用いるくだりがあります。作品内での矛盾でしょう。
星新一であれば20Pほどで完結するであろう内容を、延々と膨らませてしまった。そんな印象が残りました。
ホーガンには他に素晴らしい作品が沢山あります。小説として不出来な作品に付き合って後悔する必要はありません。