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(短編集)
明治・妖モダン
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明治・妖モダンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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明治の妖怪ものとしては大変おもしろく読めましたが、 結局、メインキャラたちが○○○○であることの背景が描かれておらず、 (どんないきさつで本人になりすましているのでしょう。特に巡査の滝が謎だらけ) これ一冊で終わりというなら、読後がいまいちすっきりしません。 同作者のしゃばけシリーズの、若旦那と妖たちのあったかい感じが好きなのですが、 この作品にそういった雰囲気はありませんでした。 | ||||
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時代は江戸から明治に変わって20年くらい経過した東京。まだ法律の網の目が行き渡らない頃という設定。確かに その後「徴兵制度」目的で戸籍法が国民を金縛りにしてしまい一所不在の漂泊民さえ存在を否定される前となっている。 妖しが どうやって現代に住むのかな?という筋とか しゃばけシリーズとか付喪神シリーズとかいう筋と少しだけ微妙な間を取って話は進む。決して「仁吉」と「佐助」と「禰々子」や「姫神様」が出てくるわけではないが、何となく気になる登場人物でもある。まだ出たばかりだから詳しく書いちゃマズい。 1つだけ ちょっと気になったのが、長命故 人との関わり上どうしても見た目との問題が絡んでくる。このテーマは宮部みゆきさんが既に書いてたっけ................小説として出ているかは解らないが「コミック怪」の中に同じネタのマンガの原作として類似の話が有ったっけ。ヒト型を取れる位 化ける能力が有るならば時々姿形を変えておくのではないか?と思ったが そうでもないのかな................?それと「牛鍋かけご飯」という言葉に違和感を感じて調べると、当時「すき焼き」が「牛鍋」から分離独立したらしく「すき焼きを丼飯に掛けた」ものが牛丼と呼ばれ出した頃らしい。当時やっと肉質が改善され「薄切りの牛肉」がデフォルトに変ったそうだ。そもそも「牛鍋」というのは味噌味で、肉も角切りだったり分厚かったり、生臭さを消す為のネギを五分切りにした所為で「五分」と言われたり、ネギのざく切りの「ザク」と呼ばれたりしていたのが進化して「割り下」の醤油味がデフォルトの「すきやき」が出来た時期だそうだ。つまり主役達が食べた「牛鍋掛けご飯」は「味噌味で五分切りのネギ入り」だったろう。つまり「牛丼」じゃないのだ。ちょっと勉強になった。 しゃばけシリーズの様に登場人物間に「縛り」が無いから、全く畠中恵さんの小説を読んだ事が無い読者でも入って行きやすく思えます。時代背景も正確に書かれているし安心して読めました。 (これもシリーズ化したら 書く方が難しくなっちゃうように思えますけどね。) | ||||
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