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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 81~100 5/12ページ
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私の勝手な思いですが、作品の中に美冬(雪穂)には、かつて心から信用した人間(亮司)いた事を書いて欲しかった… | ||||
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この作品を「白夜行の二番煎じ」なんて思う(感じた)人は大間違いです。 確かに中盤まではそうなんですよ。しかし似た"コンビ"をあえて(白夜行の「続き」)として同じように使い、ここまで持っていく凄さと東野圭吾の綿密な物語の構成力と組立方に圧倒されました。 また「おそらく白夜行を読んでるだろうから、読み手はこう考えるだろう・・」というのを「前提」でこの作品を書いているのが伝わってくるので余計に面白い。木を見て森を・・ではないですが個々の場面を評価するのではなく全体のバランスで判断すれば必ず★5はいきます。 しかも東野さんの作品はビックリさせられるラストが多いですが、コレはアッパレでした。美冬自体のことも最後の最後まで多くを語らず(正体解らずに)「謎」で終わらせるとこなんかたいしたモノ。 それと個人的にマニアックな部分なんですが、美冬が最後の方で今までより派手に美容整形をしてきて、旦那とそのことで会話するシーンが妙にアンドロイドと話してるかの様な感じ(なんか無表情で口をあまり動かさないマネキンと話しているような印象)が文面から伝わってきて凄く面白かった。 正に納得の「いいね!」Click! | ||||
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人気作家・東野圭吾の白夜行に続く長編。 阪神大震災の混乱の中、借金を帳消しにするために人を殺してしまった雅也。彼は偶然、その場を美冬に見られてしまう。だが、美冬はそのことには触れずに雅也と一緒に東京へ行こうと持ちかけて……。 白夜行では何が起こっているのか実際のところは描かれていないという大きな魅力があったのですが、作者はこの作品ではそれをやめて、はっきりと「悪女」を描いています。 それがいいか悪いかはわかりませんが、僕は「白夜行」のほうが面白いと思いました。 とはいえ、読ませる力は抜群なので、ぐいぐいと惹きつけられのは前作と同じです。そして、読み終わった後に、続きが読みたいと思わずにはいられないのも前作同様。 分厚い本ですが、そんなの気にならないほど一気に読めます。 白夜行よりは、とは思うものの、面白い一冊であることは変わりません。 読んで損なしです。 | ||||
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ラスト手前、美冬と加藤の会話にでた言葉が印象深かったです。 「その人は私にとっての太陽です。迂闊には名前を口にできません」 …なんだかとても響きました。美冬の言葉。亮司のことじゃないのかな…。 嘘のなかの真実。幻夜のなかの太陽。彼女にとって太陽だけは幻じゃなかったのではと思います。 | ||||
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マニュアル警察。からのファンです。 今回の作品もオススメですよ。 | ||||
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白夜行は最低だったが、 それと比べると格段に面白かった。 幻夜は、白夜行の様に無駄な描写が少なく、 かなり、スピード感を感じて読む事ができた。 そう、クライマーズハイや火車の様に。 ただ、露骨な性描写が多くてそれがネック。 だから星4つ。 東野圭吾さんは、性描写抜きにして小説を書けないのですかね? 私♂ですが、こんな小説に、性的興奮を望んでいないんですよね〜 ちんけな性描写は、スパイスになるどころか、作品の質をかなり落とします。 まぁ、美冬の悪女ぷりを描写するには必要不可欠なのですかね・・ 東野氏の求める女性像とは、こういう悪女なのですね。 俺は、こんな女嫌だな。 まぁ、幻夜自体は、白夜行より完成度が高かったと思うよ。 面白かった。 それと、ラストについては、賛否両論だが、 個人的には好きだなこういうラスト。 白夜行や火車のラストも好きだな。 読者に考えさせる余地・余韻を与える意味でも、こういうラストは、効果的だと思うな。 | ||||
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最近、東野作品にはまりだしました。4作品目の大作であるが面白い。多少現実離れしている面は否めないが賢すぎる美冬に頭がさがる。結末に多少物足りなさがあるが今後も東野作品に触れてみたい。今WOWOWドラマも放送中なのでそちらも楽しんでみたい。一般文学303作品目の感想。2010/12/01 | ||||
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読書スピードが決して速くない方ですが、4日くらいで読めました。そのくらいストーリーに引き込まれていきます。ラストが突然ぷつっと終わってしまったように感じ、いまいち納得いかないので−☆1つ。白夜行は原作は読まずにドラマだけ見た状態でこちらの幻夜を読みましたが、特に問題はありませんでした。でも細部に白夜行との関連を示すキーワードがあってゾクゾクしました。ですので原作本でもドラマでもいいので、白夜行を見てからの方がより楽しめるのではないかと思います。しかし美冬は悪いですね!あんな女性、世の中にいない(私の周りにいないだけかも)と思いますが、それでも面白い作品でした。*文庫でも分厚いので持ち運びで読むのは結構苦労しました | ||||
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ヒロインの極悪非道の徹底ぶりに恐怖を覚えつつ感嘆してました。 読んだ後疑問に思ったのは 何故ここまでできるのか、彼女を突き動かすのは何か?ただ単に元から異常な性格の持ち主である、というのでは片付けられない何かがあります。 次作ではそこの所に触れて欲しいと思います。 | ||||
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「白夜行」の続編と言うことを知って読んだので、新海美冬が誰であるかすぐに解ってしまったのですが、そうでなければ結構「謎」に満ちた展開でもっとミステリーらしさを堪能出来たかも知れません。 前作の「白夜行」が主人公二人の心理状況を他者から窺わせると言う作風だったのですが、本作は美冬の相手方である水原雅也の心理状況を中心に物語が展開して行きます。 その意味では、犯罪者の側から描いており、前作よりも一層クライム小説らしくなったかなあと思います。 いずれにしても、リアルな描写が続き、今回ドラマ化されるのも頷ける作品になっています。 解説にも書かれていましたが、三部作としての続編を読んでみたいと願わずにはいられない作品でした。 | ||||
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ドラマ化されるということで、是非読んでおきたいと思っていました。謎の女、新海美冬の周りで次々と起こる不可解な事件、それを追う加藤刑事美冬に利用され続ける水原雅也。とてもスリリングな展開で、一気に読んでしまいました。自らの目的の為には、手段を選ばす雅也をはじめ数々の男を陥れて行った冷酷、非常な女新海美冬。正に最凶の女でしょう。 | ||||
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『白夜行』を読んでなくてもストーリーは楽しめるでしょう。でも、読んでからの方が美冬の冷酷さの訳が分かると思います。それにしても美冬のやってる事は酷いです。雅也や加藤刑事など罪の無いものを不幸にしているのだから、どんな過去があろうとも裁かれるべきだと思います。なので続編を希望します。個人的な希望ですが、笹垣〜加藤〜次は加賀刑事というのを見てみたいです | ||||
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まず、お願い。 今作品を読む前に、必ず「白夜行」を読むこと。 そうしないと、美冬の人格理解、亮司と雅也の対比、 他人を犠牲にしてまでの幸福、女の心根など、作品を楽しめる 要素が半減、いや、80%減する。 続編であるか否かは問題にしないつもりであるが、両作品の 「根底に流れているもの」は、セットで読まないと深く 心に響いてこない。 「白夜行」ほどのインパクトはないにしても、 雅也が亮司とは違い、我々側の人種であることで、 葛藤ややるせなさ・恐怖などが実感できる。 だからこそ、雅也の科白や心情・行動はオープンに したわけであろう。 美冬の終盤の壊れようは、確かに賛否両論あるが、 これじゃないと、最後のシーンへの収束感につながってこない し、この終わり方はこれで、勧善懲悪にしてしまっては、 凡作になってしまっていた、と感じる次第だ。 というより、この終わり方だからこそ、我々読者は、 続編への期待を持たずにいられないのだから、それで いいんだと思う。 蛇足だが、美冬を見ていて、宮部氏「火車」の、 主人公:新城喬子を思い出したのは、私だけだろうか? あの人も絶世の美女で、心情は全く霧の中だったな。 | ||||
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カバーに 『白夜行の興奮が蘇る!』とは明記されていましたが、続編とは知らずに購入しました。しかし長編ながらも一気に読んで、ハマりました! 美冬が最悪とか後味悪いとかのレビューを目にしますが、自分はそこがイイんだと思ってます。 続けて『白夜行』も読みましたが、徹底した美冬の悪女ぶりや、雅也の魂が壊れていくまでの心理描写など、ぞくぞく感は『幻夜』の方が上だと思いました。例の解体シーンは、夢に出るかと思うほど衝撃的でした。 生々しい性描写は、なくてもいい気がしましたが…それも作者の計算だとしたら…読者に言いようのない不快感を与えるのには、成功していると思います(苦笑) さらに続きがあってもいいような、美冬の虜になった私としては、悪女は悪女のまま、美しい記憶のままで終わりにしておいてもらいたいような気もしました。ラストに美冬が口にした言葉は、この物語全てを象徴しているようで、とても印象的です。 | ||||
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本作品は,ある別の作品の続編ですが,中盤まではそれが巧妙に隠されています。 構成をも謎に含んでしまっているという意味では,常識の枠を破る手法です。 ただ,物語そのものを見ると,中盤までの描写に比べ,終盤の描写はやや急いだ感じがあって,密度が薄くなっています。 そうしたところからすると,尻すぼみ的な印象は否定できず,残念です。 | ||||
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すごい読みやすい。それは東野圭吾のほとんどの作品に言える。ただ今回のように変な風に決着を着けずに終えてしまう作品が多いのも気になる。ぶっちゃけ、これではギリギリのところで逃げている印象を受ける。だから、星4。本当はあと一つ不満があるが、 | ||||
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読み終わった後は、しばらく嫌な読後感で放心状態だった。 でも、じいっと10分ほど考えてみて泣けるほど悲しくなった。 続編を期待している方も多いみたいですが、私はこれでいいような気もしました。 雅也の選んだ結末は、雅也が用意した完璧なシナリオで、美冬を守るための最高の愛のように思った。 最後に加藤に言った言葉が胸に残って忘れられない。 愛する女を守るということができた雅也は本当に幸せだったのだと思った。 美冬においては、完全に雪穂だと思いたい。 そうじゃなと、今回の悪女ぶりに説明がつかないからだ。 何の描写もなく、いきなり悪女になったのは、雪穂が唯一の太陽を失った白夜行の続編という設定だからなのかなぁと思う。 続編として明記されていないので、単体で読んだ人は、なんであそこまで美冬が過去を捨てようとするのかもやもやして仕方ないと思うので、 その辺は説明足らずかと思ったが…。 やっぱり雪穂にとって亮二は特別で、心を失ったような雪穂の中にはただ亮二だけが生き続けてるんだと思うと、 無性に悲しくなった。 この先の美冬を見ても意味がないと思った。 きっと彼女は変われない。 亮二がいなくても、生き続けることを選んでしまう可哀想な雪穂は、きっと一生幸せにはなれない。 雅也は愛する人を守れて幸せだった。 その雅也の究極の愛にもぴくりとも流されなかった美冬は、可哀想すぎて、不幸すぎて、悲しくなった。 全部勝手な解釈だが、その両者の比を見てよけいに切なくなってしまった。 評価はあまり高くないみたいですが、私の中では美冬の孤独をここまで殺伐と書いた幻夜に星5点です。 | ||||
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謎がたくさん仕掛けられていますが、それを答えはこうです、ではなく「そうだったのか」と読者に気付かせる、それがこの小説の面白さだと感じます。謎に対する好奇心、それを読者に解明させる、そんな仕掛けがたくさんありやめられなくなりました。それでも謎じゃなくてドラマをみた気持ちになるのが不思議です。続編を期待したいです。 | ||||
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ドラマ化。 韓国で映画化。 日本でも映画化が 決定した名作『白夜行』の続編。 『白夜行』を読んでいなくても 世界を味わうことは出来るが、 奥に隠された隠し味までは堪能できない。 やはり、 『白夜行』を読んだ上で、 今作主人公の女性の人となりを掴んでおきたい。 そうしないと、 今作の主人公は 単なる計算高い女にしかうつらないと思うからだ。 さらなる続編もほのめかされているが、 続けて欲しい気持ちと、もう終えてもいいのでは ないかとの気持ちで揺れ動いている。 これ以上 彼女が苦しむ姿は見たくないから・・・ | ||||
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文庫本で770ページというかなりの長編ミステリーでしたが、あっという間に読み終わりました。それは面白いから。 東野圭吾のミステリーは単なるトリック&謎解きミステリーではなく、人間の生き様を掘り下げていくところに、面白みを感じます。 これ以前に出版した『白夜行』が第1部作で、この『幻夜』は第2部作という感じです。微妙に繋がりがあるといっていいと思います。 阪神淡路大震災の混乱の中、衝動的に殺人を犯してしまった男、雅也は、それを目撃した女、美冬に操られるままに次々に彼女の人生計画のために悪事を重ねていき、ついに壮絶な最期を遂げるというストーリー。 究極の女の恐ろしさを描ききっているといっていいと思います。美しく才能もあり、次々と面白いようになりあがって行く美冬の正体は一体誰なのか・・・彼女の周りでは次々と不審な事件が起こるのだが、これが何故か謎のままに。 彼女の言いなりにどんなことでもやってきた雅也だったが、だんだんと彼女に疑問を抱きはじめ彼女の過去を探っていくと、重大な秘密に突き当たる。 同じ頃、一人の警官もその秘密を突き止めていた。ついに追い詰めたと確信していたのだが、思いがけない最期がこの二人の男に訪れる。 最後に生き残ったのはやはり美冬・・・彼女は「こんな素晴らしい夜は初めて、幻みたい。」と呟く。多分第3部があるのではないかと期待しているのですが・・・・。 | ||||
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