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殺人の門



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人の門
殺人の門 (角川文庫)

殺人の門の評価: 3.57/5点 レビュー 163件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(2pt)

私は越えられない…いや、越えたくない

 今まで東野さんの作品を約30見てきましたが、一番相性が悪いです。
 やはり主人公の殺人をするまでの経緯が理解できないという点に尽きます。私は殺人というのは引き金があって起こるものだと思っているので、「動機」についてうんぬんかんぬん言っている主人公に感情移入できませんでした。
 「動機」について他の東野さんの作品では『悪意』がありますが、あれは物語の手法(手記、記録、独白)や意外なラスト等等、魅力的な作品であったのですが、こちら(『殺人の門』)はなんとも言えない後味の悪い作品という印象しか残りませんでした。
 
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.8:
(1pt)

タイトル負けです

東野さんの作品はガリレオシリーズを筆頭に好きな部類ではあるのですが、今作はガッカリです。憎くて憎くて仕方の無い人間に、人生を通じてなぜ何度も何度も騙され続けるのか?何故早々にその人と縁を切らないのか?ワケわかりません。異なる人に入れ替わり何度も騙されて・・・というならまだわかりますが、同一人物にですよ?しかもラスト近くまで延々と主人公が騙され続けるだけ。
作者は、人の殺意とはどのように発露するのかに着目したかったのでしょうが、こんなあり得ない、小説のご都合主義の背景ではどのようにも何もないでしょう。完全にタイトル負けの作品です。本当に残念。
殺人の門 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:殺人の門 (角川文庫)より
4043718047
No.7:
(2pt)

読後感が良くない。

 歯科医の息子である田島和幸が、悪友の倉持修に騙されながらいつまでも不幸であり続ける物語。田島が倉持を殺そうと考えて、それを決意する瞬間を描こうとしているのだが、あまり気持ちの良い話ではない。
 延々とどこかで聞いたような詐欺行為や人を騙す話が、次々と書かれ田島はそれに騙され続けていく。
 悪党である倉持に魅力が全く感じられず、田島を除く登場人物が倉持を「魅力がある」としているのがどうしても理解できなかった。
 東野圭吾さんの小説の中では一番肌に合わない作品と感じる。
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873
No.6:
(2pt)

分かりづらい

田島和幸と倉持修の小学校のときからの因縁。田島は倉持に、いいように利用され続けてきた。殺意を抱いても不思議ではないほどに。しかし、そこから一歩踏み出すのには、かなりの覚悟がいる。動機があるだけでは、殺人は出来ないのだ。「動機も必要だが、環境、タイミング、そのときの気分、それらが複雑にからみ合い、人を殺す。」そう言った刑事の言葉が印象的だった。不満といえば、倉持の本音の部分が描かれていないことだ。彼の心の奥底にあるものが知りたかった。
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873
No.5:
(2pt)

殺人の門を簡単にくぐれる男を描かれても

いつか殺したいと思うほど自分の運命を狂わせる男がいるその歯車を、一人の男に狂わされるさまを442頁2段書きで読まされるしかし、人生を狂わされる男が持つ、甘さが見えるため付けこまれるのが納得できるため読後すっきりしない毎回主人公である田島を妬み、倉持が陥れたかもしれないが毎回食い付いた決断は田島がしている自分の人生で失った過去にしがみ付き、倉持が差し出す餌に嵌ってしまうそんな自分の弱点を認められない主人公が、失敗の原因を他者にぶつけることが殺人の門をあけるのはあまりにも言語道断
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873
No.4:
(2pt)

無邪気の森

一人称一視点の回想形式で語られていく作品を読むとき、常に念頭にある「期待」がある。それは、主人公が未来のどの時点・どんな精神状態で過去を振り返っているのか、という点である。この場合、パターンは3通りしかない。中途で時間軸が現実に戻るもの、最終節あるいは最後の一行の瞬間に走馬燈のような回想をしていたというもの、そして読後の想像世界における主人公の回想である。この作品の記述(語尾・動詞等)を読む限り、読後の想像世界から回想しているのは間違いなさそうである。しかしながら、そうなると各シーンの繋がりや諸々の精神状態に疑問を感じてしまった。特に中盤以降、無邪気を通り越した主人公の愚鈍さに閉口する。人格形成が完了しつつある年齢で、持続性を持った殺意に憧憬していた者が、愛する○○を間接的に殺されながら、こうまで宗旨替えしてしまう理由が理解できない。そして結局、自己愛のもとに行動を起こしたのも納得できない。東野作品だから根底に○○というテーマがある、と単純に考えられない感情を抱えてページを閉じた。一流のストーリーテラーであることは誰しも認めるところだから、そろそろそれを加えた独自の本格世界に戻って欲しい、というのが私の感想である。
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
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No.3:
(2pt)

期待はずれ

東野圭吾さんの小説はほとんど好きですが今回のは期待はずれでした。読み終わった後、とても釈然としなかったし。
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No.2:
(2pt)

2人の実力差が人生を分けた

作品自体が田島の目、田島の立場からの一人称での表現なため読者はどうしても彼の気持ちや苦悩を知りうる分、彼に味方してしまいがちである。しかしこの時代に田島、彼の父のような人間は誰かに騙され誰かに被害を被り何らかの形で自分を破綻させる要因を持っているように感じてならない。自分に甘く女性に弱く物事の見極めや詰めが今一歩、これがそもそもの原因であり親子とも同じ失敗をおかしている。自分を省みる前に常に誰かのせいで(倉持や女性達、会社等)被害にあった、で片づける。決して倉持のような生き方や物事の捉え方に賛同する気は無いが人生というジャングルの中では田島チームより倉持チームの実力が上回っているだろう。生きる術は上だが果たして幸福論になるとどちらが良いか、これは読者自身が最終章を読み終えどう感じるかだろう。実力差がありすぎる試合を弱い立場側から観てて応援する気よりイライラが心に広がる、そんな作品だった。
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No.1:
(2pt)

長すぎた門、短編で十分

裕福な歯医者の家に生まれた田島和幸、祖母の死を機会に一家の運命が変わっていく。祖母の死に対する噂、両親の離婚、父に出来た新しい女性そしてそのことによる父の怪我、父は手に震えがくるようになり歯医者を廃業する。和幸の人生に絡んでくる小学校以来の友人倉持、和幸の将来は・・・・最後の数頁のために語られる暗いお話、それならもっと短くても良かったんじゃないんでしょうか
殺人の門Amazon書評・レビュー:殺人の門より
4048734873

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