■スポンサードリンク


手紙



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
手紙
手紙 (文春文庫)

手紙の評価: 4.16/5点 レビュー 538件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全427件 401~420 21/22ページ
No.27:
(5pt)

とにかく読んでほしい

東野作品はほとんど読んでいるけれど、この本はあたしの中でベストです。いろいろ考えさせられる話です。泣けます。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.26:
(4pt)

初めて読んだ東野作品

東野圭吾作品の大ファンの私の姉が、「図書券を送ってやるから絶対買え!」といって薦めてくれた本です。そういうわけで作者の作品ははじめて読みました。なんとも悲しく、苦しく、やりきれない思いが込み上げてきました。毎日のように繰り返される犯罪のニュースを、私はいつも人ごとのように聞いていました。ですがこの本は、私たちは誰もが当事者になる可能性があるということ、そして犯罪のニュースの裏には、悲しみ、苦しんでいる生身の人間がいるという当然の、それでいて無自覚なことを改めて気づかせてくれました。そして私たちは、まぎれもなくそのような世の中で生きているという事実を受け止めなければならないのだ、と考えさせられました。ニュースを伝えるマスコミの方たちにも、是非読んでいただきたい本です。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.25:
(4pt)

「重いテーマで読みやすい」という長所と短所

東野圭吾の長短ともにあらわれた作品だと思う。テーマの選び方や、その重いテーマを一気に読ませる筆力は流石。兄の立場からは手紙の文面以外一切書かないことで、彼に対する共感というか同情の念が逆に湧いてくる。それを詳しく書いちゃうと、この本とよく比較された真保裕一の『繋がれた明日』のように、いまいち共感しきれなくなるだろう。ただ、主人公の身に降りかかること一つ一つがわざとらしい。著者自身が雑誌上で、「1つのことを伝えるためには、1を書くのではなくて、1.5とかそれ以上を書く」というようなことを言っていた。だから、この作品のわざとらしい展開もわざとなんだろうけど、もっと機微のあった過去の東野作品の方が私は好きだ。読書を比較的多くしていて、行間まで楽しみたい人にとってはそのわざとらしさの方が目に付いてしまうのではないだろうか。さくさく読み進めていいテーマなのかな、とも思う。泣き(悲しみ?)のエンターテイメントとして、読書初心者に勧めたい。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.24:
(5pt)

考えさせられます。。

才能にあふれているのに物事がうまく進むたび兄が犯した犯罪によって何度も挫折を経験する弟と、そんなことも知らず刑務所から、唯一の身内であるかけがえのない弟に手紙を送ってくる兄、そんな二人の心境がうまく描写されている。涙がとまらなかった。いろんなことを考えさせられる。これを期に東野さんの作品を立て続けに読んでいる。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.23:
(5pt)

考えさせられる話です。

弟を大学に進学させたいために強盗殺人を犯してしまう兄と、自分のために兄を犯罪者にさせてしまったと後悔する弟。それぞれが、お互いに抱いている感情に束縛され、二人は知らぬ間に悲劇の主人公になってしまいます。弟は兄は自分のために犯罪を犯したという負い目から、幸せを奪われていっても仕方がないと様々なことを諦め、自分にウソをつきながら成長していきます。ここまで苦しめなくてもいいじゃないか…と思わせるほど、様々な苦難に直面していきます。それらを乗り越えて、ようやく自分という人生を歩いていこうと決心した彼が取った行動は、本当にすごいな…と尊敬してしまいます。この本からは、必死に生きている人たちの息遣いが聞こえてきそうです。本当に素晴らしい話だと思います。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.22:
(5pt)

それぞれの答・・・

「罪を憎んで人を憎まず」と言う言葉がありますが、本書を読んでその言葉の意味を深く考えさせられました。弟を大学に行かせるために強盗殺人を犯してしまう兄、刑務所に入った兄のためにさまざまな差別を受ける弟・・・。その弟に思わず感情移入してしまいます。もしもある日、自分の身近にいる人が強盗殺人半の弟だと知ったら?自分も接する態度が変わってしまうかもしれない。あからさまな変化は見せないようにするものの、やはり相手にはその小さな変化も感じ取ってしまうのでしょう。「差別はあってはならない。だが決してなくならない」という言葉には、考えさせられます。推理小説ではないので、明確な結末があるわけではないですが、この小説の問いかけには、それぞれの答があると思います。その答がすぐに出せる答なのか、長い時間かかってようやく出てくる答なのかは、それぞれだと思いますが、犯罪によって生み出される犯罪者家族、被害者家族という問題を考えてみる端緒になります。東野圭吾さんの作品は、いろいろ読みましたが新境地を開いた作品だと思います。差別をする芽は誰の心の中にも有ると思います。(気づいているかどうかは別にして)。男女問わず、若い人にも年配の人にも読んで欲しい作品です。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.21:
(4pt)

深いです

兄弟愛とは。家族とは。社会とは。とにかく考えさせられます。自分自身と主人公を重ね合わせて、自分の甘さをも痛感させられます。テンポのある展開と、意外性のあるストーリー。最後の最後まで、一行ずつ大切に読みたくなる本です。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.20:
(5pt)

共感して男泣きしました

わたしには両親がいるものの、兄が犯罪者です。これまで誰にも言えなかったこと、辛かったことが山ほどあります。そんな私の気持ちをこの1冊は伝えてくれます。と、同時に、自分の複雑な気持ちを整理してくれました。続きを是非、書いてください。コンサートのあと、どうなったのか知りたいです。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.19:
(5pt)

手紙

弟を思う気持ちから、思いもかけずに犯してしまう殺人。殺人犯となった兄が、獄中から反省もこめて、弟に毎月送る一通の手紙。ただ一人っきりの家族である弟は、成長すると共に受ける社会の差別に、兄にある決断を下す。加害者家族が受ける悲劇を、東野圭吾氏が、より一層リアルに深刻に書き綴る一冊。そして、又、泣けてしまう最終章。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.18:
(5pt)

つらかったです

読んでいて、つらくなりました。いろんなことを考えさせられる一冊でした。読みはじめて、一気に読んでしまいました。なんとも言えない感動がありました。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.17:
(5pt)

上手い・・・

ã"の小説は一言で言うと「上手い」作å"ã§ã™ã€‚「差別」という重いテーマにもé-¢ã‚ã‚‰ãšã€ã¨ã¦ã‚‚スラッと読めるからです。å†...容は、ä¸-é-"ずれã-ていない人や若い人にとっては、若干ショッキングなものかも知れませã‚"。が、ã"の「差別」というテーマに立å '上や自分自身が接ã-た事があるå '合、それほど目æ-°ã-いものではないと思います。主人å...¬ã®å-る行動や、各種登å '人物の発言は賛否両è«-ある事でã-ょう。私も正ç›'言って何となくã-っくり来ないものが残ります。多分、作è€...もã"のテーマに対する結è«-は持っていないのでは無かろうかと思います。æˆ-いは、読è€...に問いかã'ã‚'ã-たいがために敢えて「問題提起」的作å"ã‚'意図ã-たのでは無いでã-ょうか。ä¸-é-"では感涙にむせぶ人も多いようですが、私のå '合そのよã!†ãªã"とは無く、どちらかと言うと「好きな作å"ã€ã¨ã¯è¨€ã„難いです。ただ、今までã"の「差別」という漠然とã-ていたイメージが、æ-‡ç« ã¨ã„うカタチになり、イメージã-æ˜"くなるという意å'³ã§ã€Œèª­ã‚"で良かった」とは思います。よって、オススメ度は星5つ。様ã€...なå¹'代・様ã€...な立å 'のæ-¹ã«èª­ã‚"で頂きたいです。それによりã"の作å"ã‹ã‚‰å-ã'る印象がそれぞれ違うのはå½"たり前だと思います。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.16:
(4pt)

絶妙で巧妙な文章構成

 差別―差をつけて取りあつかうこと。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと―とある。本書は、殺人犯の弟というレッテルを貼られた若者が、差別されながら生きていく姿を描いた感動小説。 内容は、弟の大学費用を捻出するために強盗殺人を犯してしまい服役する兄。残された弟は、孤独と世間からの差別を受けながら大人へと成長していく。兄は服役中、弟宛に毎月手紙を出していた。世間から白い目で見られる度に兄という存在を疎ましく思いはじめる。そして、音楽でメジャーデビューしようとするときや恋人と結婚を考えたとき、あるいは就職先など、世間は兄という存在を理由に彼を認めようともしなかった。 しかし、就職先の社長と出会った彼は変わっていく。昔から変わらず接してくれる!人と結婚し、子供も授かった。そして、ある日妻がひったくりに遇い、一緒にいた子供が怪我をする。程なく犯人は捕まり、犯人の両親が彼らの元へ。今までは犯罪加害者の側にいた弟は、このとき犯罪被害者の側も知ることに。そして彼がとった行動とは‥‥、そこで見たもうひとつの兄の手紙‥‥、感涙のラストへ。 兄の手紙で文章が上達していく様。弟が成長するなかで知らず知らずのうちに卑屈な性格になっていく様。彼を取り巻く人間模様。どれをとっても絶妙で巧妙だ。そしていつものスラスラ読ませる筆力。「やっぱり東野圭吾作品は見逃せない」、そう思わせるには充分すぎる内容であった。とにかく優れた作品であり、必読の書であることは間違いないと言えよう。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.15:
(5pt)

14

~この本のレビューを書くのが僕だなんて正直意外でした。発売からだいぶ時間経ってるのに。それはさておき、とにかく素晴らしい本でした。東野圭吾さんはずっと苦手で敬遠していた作家さんだったのですが、見る目は変わりました。強固なのに、薄弱な兄弟の絆。もどかしくて、もどかしくて、答えなんて~~いつまでも経っても出てこないのではと思うほどでした。本を読んで目頭が熱くなったのは、本当に久しぶりでした。いい本だと思います。~
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.14:
(4pt)

差別

 世の中の様々な差別があることは知っていた。「違い」があることによる差別。それは例えば男と女の差別だったり肌の違いだったりするのだけれど。 本書の主人公である直貴は様々な差別にあう。理由は「犯罪者の弟」だから。私はこれまで差別に関しての様々な事件を知るにつれ憤りを感じてきた。また?何故なの?という気持ちだ。しかし、直貴の会社の社長が言った「差別はあるべきだ。」との言葉に納得せざるをえなかった。心が痛みながらも。そして「人」が「社会」で地に足をつけて生きていくということについて考え、背筋が伸びる思いを感じた。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.13:
(4pt)

読みたいのに読みたくない。

両親もなく、まだ高校3年生だというのに「強盗殺人犯の弟」になってしまった直貴。「強盗殺人犯の弟」という重たい十字架を背負って、たった一人で生きていかなくてはならない。世間の差別に耐えながら、何とか生きていこうとするけれど、つかみかけた幸せも「強盗殺人犯の弟」という事で、すべてが駄目になっていく。どんどん先を読んでいきたいのに、兄の犯した罪によって何もかもが台無しになっていく様子が手に取るようにわかるので、それが切なくて読むのが辛い。のう天気な兄の手紙とは裏腹に、必死で生きている弟が、今度こそは幸せになれますように・・・と祈らずにはいられなかった。そんな事を思う私は、ここに出てくる社長の言うような甘えた考えの人間なのだろうか。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.12:
(5pt)

感慨深い本です

弟を思うばかりに、お金を盗み思いがけず殺人までおかしてしまった兄。その弟として生きていく偏見、挫折、あきらめ。なんだか読んでいてやりきれない気持ちになりましたが、これほどストーリーの続きが気になってぐんぐん引き込まれて読んだ本は久しぶりです。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.11:
(5pt)

最高の一冊

兄弟の成長による心境の変化が大変うまく表現されているなぁと感心しました。また、兄の手紙もだんだん文章が成長し、漢字が増えていくんですよね、そのへんもさすがだと思います。誉めだしたらきりがないんですが、ぜひとも読んでいただきたい一冊ですね。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.10:
(4pt)

疑似体験

弟の大学資金を得るために兄は無鉄砲な強盗殺人事件を犯してしまう。弟は殺人犯と血を分けているとされ、差別、偏見の対象として生きてゆく。弟に対する善意の行為が皮肉にも、弟に深い苦悩と困難を与える結果となる。兄の獄中からの手紙、弟を取り巻く波乱万丈の生活、様々な出会い。ラストで繰り広げられる手紙は、涙をさそわずにはいられない。犯罪者の身内からの切実な思いを見事なまでにストーリー化し、小説としてしたためた稀にみる秀作。東野圭吾の新たな最高傑作。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.9:
(5pt)

人生観を変えるほどのインパクトがある一冊

身体を壊して働けず、弟を大学に行かせるために衝動的に犯してしまった強盗殺人。犯罪といっても十分に情状酌量が適用されそうなケースですが、犯人だけでなくその弟にも償いの責任が重く降りかかってきます。正直言って、犯人の弟というだけでこんなに差別を受けるのはなんて理不尽な!と思いましたが、現実の真の厳しさはこの作品に書かれている通りなのでしょう。罪を償うということがどんなことなのか、社会的制裁は何のためにあるのか、この本を読むまで真剣に考えたことがありませんでした。人生について改めて考えさせてくれたこの本に出会えたことは本当にラッキーでした。
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674
No.8:
(4pt)

東野圭吾らしい作品

兄が弟を大学に行かせたいために強盗殺人を起こす、その時から直貴は犯罪者の弟として生きなければならなくなった。身内に犯罪者を持つ者の苦しみを描いた作品、苦汁をなめる人生ということで、この前読んだ『嫌われ松子』を思い出した、『松子』に比べ人物像に厚みがなく、ラストも感動させたると云う魂胆が見え見えでした、とはいっても東野圭吾らしいと云えば、らしい作品で、一気に読んじゃいました
手紙Amazon書評・レビュー:手紙より
4620106674

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!