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時生 トキオ
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時生 トキオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 161~180 9/11ページ
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現在・過去・未来のすべてを題材にした作品だと思う。この物語の根本には「息子の死」という非常に悲しい出来事があるわけだが、読み進めていくうちに死をも乗り越えられる大切な何かに気づかされた。若い頃の拓実とトキオの冒険は親子の域を超えていたと思う。本当に体験できたらとても素晴らしいだろう。SFの要素が多少あるものの、読んでいく上では何の違和感も抱かなかった。読み終わった後に初めて表紙の帯の「明日だけが未来じゃない」という言葉が目に入り、温かい気持ちになれた。 | ||||
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23歳のとんでもない青年がいます。 いつも大言壮語し、一発当ててやるなんて言いながら、人にたかってばかりいます。 その青年が未来からやってきた自分の息子に出会って、成長していく物語。 でも彼がいいお父さんになるなんて絶対にあり得ないと思いました。 いくらなんでも最初は、できが悪く書かれすぎています。 これほど殴り合いの場面が多い小説は、滅多にありません。 泣ける場面もあります。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は好きですが、最近読んだ中ではピカ一です。文庫本で量が厚いなぁと購入時に思いましたがあっというまに読めました。 | ||||
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最高傑作!!こんなに、すばらしい作品には、これからも出会えないのではないだろうか?と思わせる程の最高傑作です。とても、読みやすく、ラストの一行は、何度も読み返し、何度も泣きました。 | ||||
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結構文庫は読んできたけれどこの作品は今までにないほど進めば進むほど面白くなり、かなりのめり込める。進むにつれ悲しくなってしまうが最後には何か幸せな気持ちに。現実的ではないがこんな世界を信じたくなってしまう東野作品の傑作。絶対読むべき。 | ||||
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病により瀕死の危機に直面した時生が過去にタイムスリップし、父親である拓実の前に現れる。現在でこそエリートビジネスマンになっていた拓実だが、昔はろくに仕事もしないただのグータラ人間だった。時夫は拓実と行動を共にすることにするが、拓実は変なやつが近づいてきたと思って相手にしない。しかし様々な行動を共にすることによって2人の距離は近づいていく。もちろん事件も起こる、という具合にまるでドラえもんのような、かなりありがちなSF小説である。しかしそれだけに誰が読んでも面白いと思えるはずだ。ただのSFじゃあ物足りないという人みとっても、きっと楽しんでよむことができるはず。悲しい場面もでてくるけれど、終わり方はものすごくすっきりしていて、後にはもやもやは残らずに満足することができる。東野さんは良い意味での「もやもや感」を残させてくれるけれど、こういう風にすっきりすれば、それはそれで面白かったと言える。 | ||||
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普段あまり本は読まない(月1冊くらいかな?)僕ですが,この本には感動させられました. この本は,本来は非現実的なストーリーなのかもしれませんが,現実的なものとしてとらえることに抵抗を感じない不思議な力があると感じました.僕も今までに「これは運命以外に考えられない」って思える経験を何度かしたことがありますが,未来からそれとなく煮え切らない自分の背中を押してくれるような人が来てくれたら素敵だなって感じがしました. とりあえず花やしきでもいってみるか.もしかしたら未来から息子がきてるかもしれね~し(笑) | ||||
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一年振りに読んだ東野さんの作品。毎年夏にはミステリーを何冊かと思っているのですが、今夏(といっても、もう9月だ。。。)はこの一冊だけ。それなりに分厚い本なのですが読み出したら止まらず、2日で読み終えてしまいました。プロットは東野さんの作品にしては真正直(と見えたのですが)ではありましたが、小さな驚きは満載で、時を越えて語り合う親子の姿は本当に感動的でした。「生んでくれてありがとう」と素直に自分の両親に言いたい気持ちになりました。未来の息子が、まだ結婚する前のどうしようもない父親を訪ねて、真人間にしてゆくなんていう荒唐無稽なプロットとちょっとしたミステリー的な要素が混ざって、そこにヒューマンドラマがある・・・・なんて贅沢な小説なんでしょう | ||||
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他のカスタマーレビューを見ると結構手厳しい事を書いている方もいるようですが、私はこの作品を読んでいたく感動しました。拓実の無茶苦茶な生き方、ものの考え方がトキオと名乗る不思議な青年によって変わっていく様を見ていくのはとても面白かったです。脇役の登場人物たちも一癖ある人達ばかりでこの本を一層盛り上げてくれました。私たちも実はトキオみたいな未来からの使者に会っているかも知れないなと本気で考えてしまいました。 | ||||
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自分がなぜ生まれてきたのか。その理由が分かったら、人は幸せになれるのかもしれません。本書の主人公のように、自分のために、自分が生まれてくるために、その努力を惜しまず行動をとるというのは難しいこと思うのです。自分がなぜ生まれてきたのか分からないまま、過去にさかのぼり、そして自分が生まれてくるために運命を動かそうとする。その真摯な姿には感動しました。今自分が生きている。その不思議さに驚きながら、生まれて着てよかったと思えるようになりたい。そう考えさせれれてしまう一冊だ。 | ||||
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心を動かされる親子の物語です。氏の一部の作品のような完璧な小説ではなく、欠点もままあります。二つの異なる小説プロットが作中にねじ込まれたような居心地の悪さや、主人公の言動にいらだたされる場面もあります。ただ、トキオと主人公のあいだの挿話や会話には、はっとさせられるものがあるし、ラストに近づくにつれて感動の度が増すのも確かです。ただし、この作者の通弊として、結末部分が肩透かしのようになってしまうのは仕方のないところ。この通弊を逃れているのは『白夜行』『幻夜』のみだと思え、私がこの二作を高く評価する所以もそこにあります。それでも、少ない欠点をおして読むだけの価値が本著にはあり、よほど厳しい審査眼の持ち主でもない限り満足できる、よくできた小説と思います。東野圭吾ファンは必読ですが、この作家をこれから読むという人にもお勧めできます。 | ||||
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空を飛ぶ街が跳ぶ雲をつきぬけ鳥になる~‘80年代の沢田研二のヒット曲である。タイトルから瞬時にこの歌詞が浮かんだ人が、どのくらいいるのだろう?そして、この本を手に取る人のなかに、どのくらいいるのだろう?難病で今まさに息子を亡くそうとしている父親が、意識も朦朧としている息子とある約束を交わす。時空を超えて果たされる、その約束とは・・・ハードカバーの出版時は「トキオ」だったこのお話、少し怖かった。ほのぼのとしていながら、どこか怪談風に感じられた。歴史は変えられるのか、そして、輪廻転生はあるのか?そんなことを考えた。しかし、輪廻があるとして、まったくおんなじ人生をもう一度繰り返すとしたら・・・案外そんなところが怖さの原因かもしれない。 | ||||
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最後の10ペ-ジに差し掛かったあたりから本の上に水滴がたれ滲ませた。視界がぼけそれでも嗚咽をこらえながらペ-ジをめくる。本を読むという作業の中でかつてここまで涙したことはなかった。ただその涙のわけは自分でもわからない。感動して泣いた。切なくて泣いた。それもあっただろうがそれだけの要素で頬をぬらしたのではない気がする。「明日だけが未来ではない」作品中で何度も繰り返されてきたこの言葉の意味や重みがラストになるに近づいてひしひしと伝わってくる。体中を駆け巡る戦慄。それがきっと涙という形であらわれたのだろう。それにしても東野圭吾の作品の幅には驚かされる。「探偵ガリレオ」や「分身」などで科学、医学に造詣の深い作品を生み出したかと思えばこの「トキオ」や「秘密」のように感情や人間の内面性を描くためのまるでSFチックな作品を書き上げる。主人公「宮原拓実」を未来から来た自分の息子「宮原時生」が救いに来る。どこか使い古されたようなそんな児童書じみた設定さえ東野圭吾が使えばこんなにも素晴らしい作品になる。一度読み出せば飽きさせることなく最後の1ペ-ジ、最後の1文まで引っ張っていく。ラストでは何よりも気の利いた1文が読者を待ち受ける。背表紙を閉じて感嘆のため息が漏れる。人それぞれにとっての未来、大人になるということ、読み終えた俺はしばらく動けずにいた。 | ||||
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難病におかされ、その命が尽きようとしている時生。そんな息子を目の前にして、父・拓実は若き日に出会ったある青年のことを思い出す。巧いんだよなぁ…。作品の形としては、『秘密』なんかと同じような、SF系の流れを汲む作品なんだけれども、70年代の凄い勢いで伸びているんだけれども、一方で泥臭さを残しているような日本の状況を背景にした物語。自堕落であり、自分に甘いけれども正義感(?)は人一倍強い若き日の拓実と、その拓実をなんとか良い方向へと導こうと一生懸命になるトキオ。方向性は違うんだけれども、どちらも「若い」とか「青い」とか言われそうな二人。読者としては、トキオが将来からやってきた拓実の息子だと知っているから、トキオの言い分も理解できるし、一方で、拓実の考えることにも共感できる部分がある。その辺りの匙加減が絶妙なんだと思う。そして、現代に戻ってきて、父親となった拓実の最後の台詞。巧い…というか、ズルいわ(笑) | ||||
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父親にも若いころがあったなんて想像できない!しかもめちゃめちゃろくでなし!!あの奇跡がなければ今の自分はいない。自分に奇跡が起こらなければいまの父親はいない。 | ||||
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拓美がトキオを殴り、トキオは一度殴られてみたかったという意味のことを言う、拓美がつくった貧者のピザを、トキオは一度食べてみたかったという意味のことを言う、親と子であろうがなかろうが、人と人とが近くなれることの喜びを噛みしめることの幸せを、存分に表現しています。「明日だけが未来じゃないんだ。それは心の中にある」とトキオが拓美に語るシーンは、未来は単なる時間的・物理的な流れではなく、あなた自身の心の中にある思いがつくりあげるものだということと、生きているという内なる心の中での手応え自体が未来をつくりあげるのだという、全編を流れる主題を象徴しているように思います。わが国でも死者は旅に出るものと信ずる方は多く、出棺の際に「よい旅を」と語りかける思いがわきあがるものです。最期に、「時生は死ぬんじゃない、新しい旅に出るんだ」「花やしきで待ってるぞ」と語ることのできた拓美は、幸せだったと思わずにいられません。同様に、物質と精神が交錯する中で、人と人との近さをとことんまで追求した、「パラレル・ワールド・ラブ・ストーリー」「秘密」を超える、傑作だと、折々に読み重ね、大事を見失わぬよう、心がけています。 | ||||
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拓実の不幸な過去、現在の境遇・・・。開き直って生きてきた拓実の前に現れたトキオは、何とかして23歳の父を立ち直らせようとする。反発しながらでも従う拓実。そこには時を超えた親子の絆が確かにあった。トキオは短い人生だった。しかし、拓実の息子として生まれたことを、決して後悔しないだろう。病床の息子に、最後に拓実が言った言葉が印象的だった。感動的な作品。 | ||||
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『この先どうなっちゃうんだろう?』とドキドキしながらページをめくっていました。ラストは、本当に感動しました。トキオの言葉ひとつひとつがずしん、と胸にきました。トキオの言葉ひとつひとつを忘れないでいこう、と思いました。 | ||||
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秘密を読んで、すごく面白かったので、「トキオ」を買って、読みました。期待を裏切らない面白さで、一晩で一気に読み終えました。トキオという少年が、自分の父親の若かりし頃にタイムトリップして、父親と過ごしていく物語です。1番印象的だったのは、「幸せは心の中にある」という言葉です。父親は、トキオに出会う前は、うわっつらばかりを気にした中身のない男だったのですが、トキオと出会い、だんだんと人間的に成長していきます。とにかく、だめ人間だった父親が、成長して、人間として大人になっていく過程がとても面白く、ついつい感情移入してしまい、怒ったり呆れたり、そして最後は涙を流しながら読み終えました。ほんとにおすすめの本です。ぜひこれから大人になる若い人に読んでもらいたい本です。 | ||||
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親子ものに弱い私にはこの手の話はもう…(涙)。男の子が欲しくなってしまいます。ドラマ化されましたが、こっちの方がすきです。 | ||||
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