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時生 トキオ
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時生 トキオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 201~205 11/11ページ
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1.東野ファンの方に絶対お勧めです。 「秘密」「白夜行」を好まれる方にはとてもお勧めできます。2.息子さんがいる方に。 主人公と時生(息子)との時間を超えた不思議な設定にも関わらず、 本を読んでいくうちに、この設定を自分なりに承諾しているのです。 そして、同じようなトラブルや問題が私たちに発生したら・・ 「私と息子だったらどんな風に乗り切るんだろうか・・」 などと、ふと自分に置き換えて考えてしまうことが何度も ありました。3.30代から40代の方へ 「青春」なんて言うとちょっとこっ恥ずかしいのですが 79年から80年代が時代設定でもあり「あのころの私は・・・」 なんて別の思い(恋とか学生時代や新入社員時代など)この本を 読んでいて忘れていた記憶が蘇りました。 何故にトキオなのかも・・・。分かります。久々にハッピーエンドで良かったと思い、清々しい気分になれる一冊です。とっても「心」が満足しました。 | ||||
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著者の作品の中では『秘密』の流れをくむSFファンタジー。主題は1人の男が人間としての自身の存在価値を見いだしていく成長物語であるが、彼の成長を見守る最も近しい人間が…、という設定が実に東野さんらしい。また79年から80年代にかけてという時代設定も実にすばらしい。しかも、ただの人間成長を描いたファンタジーではなく、ミステリの手法を物語世界に巧みに織り込むあたりの演出が心憎い。感動だけで終わらせないラストの余韻にも、うならせられた。家族や人間同士の関係に疲れたあなたに是非お勧めしたい一冊である。 | ||||
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宮本拓実と麗子夫妻には3年前から不治の病で寝たきりとなっている息子の時生がいた。遺伝病の因子を持ち、結婚の時にも子供は持たないと決意して麗子に、強く出産を促した拓実だったが、子供に遺伝病が発病してしまった宿命に後悔はないかと互いに確認し合う。そんな時、拓実が麗子に「俺は昔、時生に会っている」と言い出した。そして物語は拓実が23歳の1979年にタイムスリップする……。 かつての「秘密」もそうでしたが、家族の絆が全面にわたって描かれます。現実と過去のSFファンタジー的な作品ですが、テンポも小気味良く、随所に笑いと切なさが盛り込まれ、ラストシーンの言葉が非常に印象に残りました。 | ||||
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彼の作品の中では、「秘密」の路線に一番近いような感じがします。推理小説ではありません。「ミステリー」と言っていいのか、「SF]と言っていいのかわからないような感じです。帯に決定的なことが書いてあるので、読む前からなんとなくあらすじはわかりますが、エンディングはさすが東野圭吾というかんじです。最後の父親の台詞を読むために全部読んだ感じです。この先、どれくらい話題になるかわかりませんが、読んだあとのすがすがしさは、「秘密」に負けないくらいだと思います。「秘密」「白夜行」など、東野圭吾のミステリーが好きな方にはお勧めです。 | ||||
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物語のほとんどが、1979年を舞台にしているのだから、懐かしさを感じても当たり前かもしれないが、それだけではなく、かつてのNHKの少年ドラマシリーズのような、あるいは眉村卓や光瀬龍のジュブナイル小説を読んだ時のような、そんな懐かしさを感じた。登場する人物達も、一時代前のドラマや小説に出てきそうだが、クライマックスではしっかりと泣かされてしまった。このあたりのバランス感覚は、まさにこの作者ならではだと思う。 | ||||
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