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白夜行
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白夜行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 281~300 15/28ページ
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この作品は私が今まで読んだ本で1、2を争う程ハマった本です。人間の暗の部分を徹底的に描いています。その描きかたが素晴らしい! 何度読み返したかわかりません。この本をまだ読んでいない方、読みたい本を探してる方にはぜひお勧めします。 私は東野さんの作品は基本的に大好きですので、色々と読ませていただきましたが、白夜行と手紙が特に素晴らしいと感じました。どちらも重いテーマで読後感がはんぱないですね。色々と考えさせられます。 この本を読むと、私はめぐまれて育ってきたのだなぁーっと思ってしまいましたw 実際に周りにこの本の主人公達がいたら本当に恐ろしいですよね^^; まだ読んでいない人はぜひ白夜行をお勧めします。 | ||||
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ドラマを見てから読みました。 でもドラマ以上に面白かったです。 切なく、悲しいお話でした。 それぞれの人物の想いが重なっていく中で 雪穂と亮司のお互いを想い合う気持ちがとても悲しかったです。 | ||||
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初めてこの本を読んだのは高校生の時でした。 衝撃を受けました。 ミステリー小説ですが、ある意味男女間の恋愛小説でもあります。 ですが既存のミステリー小説や恋愛小説にはあり得ない斬新な手法を用いています。 ある程度シナリオの一部を読者の想像にゆだねる小説はいくらでもありますが、ここまで徹底して、なおかつ高いシナリオの整合性・完成度を持つ作品をそれまで読んだことが無かったです。 小説が好きな方なら是非!一度読むべき作品だと思います。 もしかしたら最期まで読んでもピンと来ない方もいるかも知れないですが、 私のように衝撃を受ける方も多いだろうと思います。 すいません…何を書いてもネタバレになりそうで、この程度しか書けないのですが。 個人的には東野圭吾さんの最高傑作です。 | ||||
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非常に複雑な愛なのかなんなのか程度に思ってて、 最初はなんとあっけない終りなのだと 思ったわけですが、実はそうではないのではないかと 嫁から説明をうけて納得。深いなあと思いました。 いろいろな情景を勝手に思い描きながら、こんな やり取りがあったのかなあという妄想を思い描きながら、 夜寝るっていう感じの作品でした。 | ||||
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足りない何かを考えてみたら、やはり主人公の男女がどこかで心を通わせるシーンだと思った。 実際に会うより、電話か何かで話す場面があれば良かったと思う。 ストーリーは完璧に面白かった。 | ||||
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白夜行。 この作品は東野圭吾さんの作品の中でも一番の傑作ではないだろうか。 この作品はミステリーと言うなの人間物語である。 東野さんの作品はこのような作品が多い。例えば、容疑者Xの献身など。 しかし、ミステリーの要素はたくさんあり、伏線が完璧に引かれている。 この伏線の構成が非常にこの作品は上手に出来ており、19年間の展開を中だるみさせない。 それに加え、この作品の異常な凄さを出しているのが、 主人公の二人である唐沢雪穂と桐原亮司が会話することが、この作品の中ではないことである。 この点については、文庫本の最後にある解説でも触れられているが、今一度ここで触れておきたい。 主人公の二人を直接的に会話するシーンを含まずに周りの描写で描く。 この長編の作品においてそれをせず、最後までつないでいくことができたのは凄いと思う。 また、この作品の魅力は登場人物にもあるのかもしれない。 唐沢雪穂は完全な悪女であるにもかかわらず、読者が嫌いになれない人物に描かれている。 桐原亮司はなぜそこまで雪穂に尽くすのか?亮司の心を読み解きたくなる人物に成っている。 また、笹垣潤三の執念の追跡。これがなければ良さは半減しただろう。 この作品は854ページにもわたりあるため、読んでやろうという気持ちにまずはならないと思われる。 だが、一度手にとり、読み始めてみると普通の小説と同じ感覚で読める。 作品に引き込まれ、ページを次から次へとめくる…あっという間に読み終えられる。 そして、読み終わったあとの余韻にたっぷりと浸る。 また、時間がたったのちに読み直す。十分に満足させられる。 この作品をやはり傑作と呼ぶことにしたい。 | ||||
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実は生涯を掛けて想い続けた少年とその対象である少女。その接点はあくまで あいまいで、そしてこの物語の最大の肝は、その少年少女の心の描写が全く 無い事だと思います。 あくまで客観的な視点で二人を描き出し、そして二人の深層心理は最後まで 明かされないという手法が、読了後の得も言われぬというかなんとも言えぬ 気持ちにさせてくれます。 人によると思いますが、僕は決して不快な感じはしなかった。 これは作者の間違いなく最高傑作の一つであると思います。 | ||||
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桐原と雪穂の人生を描いています。 東野圭吾の出身地の近くの布施(東大阪市)が物語のスタート地点であり 大阪に馴染みのある私は「ニヤっ」としてしまいました。 戦後高度成長期〜バブル崩壊までの時代背景の描写も素晴らしく、 これだけの量にも関わらず本当に読ませる作品だと思いました。 しかし最後の最後で不愉快な気分になります。 罪の無い人間が突然被害に会ったり残酷な出来事が待ち受けています。 そして最後は真実が明らかにならず“読者の想像に任せます”的な結末を迎えます。。。 真相は説明するまでもないのかもしれませんが それが東野圭吾の持ち味で東野圭吾好きにとっては最高だったりするんでしょうね。 | ||||
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オリジナルは1999年8月リリース。文庫化は2002年5月25日。既に120万部を売っている大ベストセラーである。読後感が非常に悪いにもかかわらず、大変な傑作であることを確信できる不思議な作品である。 ここにあるのは『殺らねば殺られる』の共通認識に繋がった共生するモンスター2体の物語だ。モンスター2体は各々飛び抜けた特性を持っている。そして2体のその特性は特性をかけ合わす事によって優れたシナジー効果を生み出していく。闇の中だけで生きる2体のモンスターはたくさんの小さな光を食いつぶしながら成長する。全ては意図的で計画的なモンスターは次第にそのカタチを見せる。しかしながらこの物語の中で一度も自身とその共生について触れる事はない。客観的な事象の積み重ねによるストーリーの構成が秀逸だ。 モンスターは最後に語る。『太陽の下を生きた事なんかない』『でも暗くなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの』現実の日常にもモンスターの共生を毎日垣間見る。読後に一番恐ろしいと感じるのは、人と人との見えない結びつき。そして見えないシナジー効果。そして実際にいる白夜の世界の人間たちなのだろう。 | ||||
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人並みな感想になってしまうが、19年という物語のスケールの大きさは圧巻だ。 犯罪に手を染める主人公2人だが、幼い頃から親や大人を信じられなくなるような境遇で育ち、 大人に頼らず共生していきていく姿は健気にさえも感じる。 800ページのボリュームだが、読み始めたらとまらなくなり、 最後の数ページまでくると、このまま終わらないでほしい、と思えるような作品だった。 | ||||
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最近『幻夜』を読んだので、数年振りに再読しました。やはり今読んでも面白く、長編ですが一気に読み切りました。 このあたりは、流石東野圭吾です。様々な登場人物の視点で物語が描かれる中で、最後に明かされる二人の生い立ちから事件までの背景が読んでいてゾクゾク。ただ、キーパーソンが次々と亡くなっていくのが残念といえば残念。核心に近づいたと思いきや、振り出し…。 というパターンが多い気がします。 その意味で、本作のラストはしっくり来ませんでした。しかし全体を通して見ると、不満点は5%程度。 小説としてはかなり面白いので、未読の方には是非お勧めしたいです! | ||||
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主人公の男と女の生活が別々に描かれていて、彼らの周りには殺人が次々に起こる。二人が関係しているというのが直接表現されることはないが、第三者の刑事や友人の目から見た事実や推測によってつながりが徐々に明らかになっていく。昭和50年前から現代まで時代が経過していき、そのときの流行が記述されていて、懐かしかった。幼少時代の二人は悪いやつではなかったが、嘘で嘘を重ねると後戻りができなくなっていった。殺人部分を中心に絶妙なトリックが随所にちりばめられていて、どんどん読み進んでしまう楽しくて悲しい一冊でした。 | ||||
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非常に読み応えのある作品でした。 ドラマを先に見てしまったので結末や内容はわかっていましたが それでももっと複雑に物語が進行していく過程が面白かったです。 ドラマを見る前に読めばよかった、と思います。 ただ一つだけ残念だったのが、最後の笹垣の推理描写があまりに すいすいポンポンと書かれすぎなところと、最後に種明かしを詰め込んでいる点でした。 笹垣さん勘良すぎない?という印象を受けてしまいました。 笹垣が19年にも渡って主人公2人を追いかけてきて、 やっとこさの推理だというのは理解できます。 その苦労がもっとわかれば良かったな、という感じでした。 その点に関してはドラマのほうが笹垣という人物に思いが入ると思います。(少し感情的ではありますが) 小説のようにただ心をなくした2人が残酷な人生を歩んでいくという 救いのない展開も悲しかったですが非常に面白かったです。 雪穂の「太陽の代わりになるものが私にはある」というセリフが小説にあったのはとても意外でした。 | ||||
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圧倒的に分厚い文庫本であるがために、本屋さんで手にとってみるものの何度か敬遠していたのが本作だった。自分が危惧した通り、文庫本にしては分厚く、読み始めるとその重さに苦痛を感じた。しかし、数ページ、さらに次のページ、と読むうちに本の重さは忘れてしまっていた。1973年の質屋殺しの事件から、現代までの時代の変遷を経ながら他者の目を通して描かれる亮司と雪穂。この小説の中で、彼らが自分自身のことを語るのはごくごくわずかな他者との会話のみであるが、その中に重くのしかかるものを感じさせられる。と、いうよりむしろ「何か」を予感させられ、彼らの気持ちを知りたくなり、この事件を追い続ける笹垣の気持ちが痛いほどわかってくる。物語が進むにつれ、鮮やかに目に浮かぶ「切り絵」が最初から最後までその切なさを際立たせていた。 最後の最後、まさにこの小説の最後のページまで読んではじめて、亮司と雪穂が考えていたこと、そして白夜行というずっしりと重いこの小説のタイトルが持つ意味を感じることができた。 | ||||
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なんて複雑で精巧な物語なんだろうか。 一回読み通しただけでは、絶対に全貌を把握できない。 次々と場面が切り替わり、登場人物もそれに応じて入れ替わる。 だが、読むのを止められない。 それが障害にならないほど、物語に勢いがある。 そして何度も読み返し、ようやく全貌を把握できる。 この作品では、主人公の周りの人間、つまり第三者の視点で描かれている。 その第三者の心理描写とともに、ただ淡々と事実が並べられていく。 主人公たちについては、余計なことは一切描写されていない。 最低限のつながりの手がかりだけ見せて、あとは読者の想像に任せている。 このあたりのさじ加減が抜群にうまい。 主人公たちは何を想い、何をしたのか。 それを想像し、物語と物語のつながりに気付いたときの高揚感がたまりません。 しかもそのつながりが限りなく複雑で精巧。 だからこそ、その高揚感は限りなく強い。 850ページという長編だが、だれることも疲れることもなく読み通せる。 時代を感じさせる実在した出来事(オイルショックなど)とからめて描写することで、この作品の現実感がより強くなっていると思う。 | ||||
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こんなに長い物語なのに、全然飽きがこない。 二人の主人公に関わる接点が見出せそうで 見出せない。本当に最後で初めて知らされる事実。 亮司は本当に現れないのか?と思った瞬間。 亮司の正体を読み解けたときの快感は、 非常に忘れがたい。多くの方が高い評価を しているのも十分に納得できる。 読書の秋 堪能するにはベストな作品では? | ||||
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最初はドラマでみてその後小説を読みましたが、問題なく楽しめました。 キャストが脳内変換されるけど・・・。 | ||||
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文庫本だと分厚い感じです。 通勤等では少し読みにくいかも・・・ 上下巻でもよかったのではともおもいましたが、一気に 読めるし、また途中で話をさかのぼって確認したりしたので この厚さでもよいとおもいます。 少年・少女の犯罪の恐ろしさや根の深さが根底にある ようで、主人公たちが犯罪を重ねながら成長していく のはなんとも悲しいです。 結末まで一気によんでください。 | ||||
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読んだ後に何が残るか、その後どう読み手に影響を与えるか ということが、その本の価値となる。 とらえ方はそれぞれであるが、この作品はひとの心を 揺らすということは間違いない。 ひとの本質は一色では表現できない。善悪という観念があり、 そのどちらもを内含する。純粋であり、脆くも強くもある。 さわやかな読後感のみを求めるのであれば、 ディズニーのアニメでも観てれば良い。 現実の世界では、さらに卑劣で凶悪な出来事が常に起きている。 ただ、一時的に楽しむ作品は「娯楽」であるが、 人間の本質を描くものは「芸術」である。 トリックの天才がトリッキーな手法を生かしつつ、 人間の本質をテーマにした大作への挑戦は評価されるべきだ。 時代を代表する名作のひとつとして挙げられるに足る 一冊だと思う。 | ||||
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ラスト近くまでは、深まる事件の内容と、その事件の真相が徐々に解き明かされていく展開に非常に魅かれるように読んでいました東野圭吾さんのデビュー作『放課後』は事件の内容、犯人の動機などがよく書かれていて満足だったので、これほどの長編がどのように終わるのか色々と推理しながら読んでいました。しかし、ラストは突然打ち切りが決まった少年マンガのような終わり方に、非常に残念でしたですが、ラストまでの非常に良く組まれたストーリー、複雑な人間関係、推理の鍵となる伏線が絶妙に絡み合い個人的には良かったと思いますなので、個人的には4つ星です | ||||
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