■スポンサードリンク
秘密
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 101~120 6/24ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんなに泣いた小説は初めてでした。 いわゆる「泣ける」タイプの小説ではありませんが、最後のシーンは涙が止まりませんでした。 悲しくて泣いてるのか切なくて泣いてるのか、自分でもわかりませんでしたが、とにかく涙が止まりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娘と母親の魂の入れ替わりというアイデアを上手く家族物語に着地させているのには感心します。 父親の立場からすればラストの展開は救いがありませんし単純に事故で妻を失う以上の辛い状況が今後続くのかと正直げんなりする一方で、直子がやり直し人生において勉学に目覚めるあたりはとても共感できます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わった後の余韻は、かなり引きずりましたね。 もう、切なくてやりきれなくて。 もう1度読みたかったけど、辛くなりそうだから、回想するだけでやめておきました。 東野圭吾さんは素晴らしい作品をたくさん書く方ですが、これは傑作中の傑作です。 彼ら夫婦の最後の選択。 ああするしかなかったんでしょうね。 それが彼女の選んだ生き方なら。 「秘密」絶妙なタイトルです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は中年男性ですがとにかく読んでて辛かったです。 途中から救われた気分になり、ホッとしてたら最後にすごい喪失感でした。 読んだ事を後悔しましたが、妻や娘にもっとやさしくしようという気持ちになったので読んで良かったのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相手を大切に思うからこそ、受け容れて、自ら変わっていく姿を学びました。 とても大切な本になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えて悶々としてます。 モナになって直子が消えてチャンチャン!と思いきや、、、そーゆー事か、、、と今後父親がどういう気持ちで娘夫婦と向き合うのだろうと思うと胸が締め付けられます(>_<) 物語の中で恋愛でもしてくれたら気が楽だったのに、、、 でもやはり東野圭吾!素晴らしい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直子をビッチ呼ばわりしてるレビュー読むと笑ってしまう。事故の後割と早く浮気心を持ってたのは平介の方で(しかも娘の担任) チャンスあればやってただろうな。なかっただけで。 それはさておき、これもし死んだのが息子で、旦那の魂が息子の体に宿ってたら…と考えるといまいち面白くないから娘で正解。 愛し合ってる夫婦だけに辛いねぇ。夫婦生活とセックスは切って離せないから。 娘の体とはいえほぼ自分の体みたいな感覚になるよなぁ、何年もその体で生活してりゃ。 だから夫と妻の温度差も激しい。 手でしてあげようか?なんて良い妻だと思う。 娘の体なのに酷い、というが現に娘の体のまま心は妻なわけだから旦那の性欲を満たしてやろうという気持ちは悪くない。問題は、今後どうやって生きていくか、をこの夫婦がいつまでも決められず過ごしてしまったこと。 それも、娘の魂が戻るか戻らないか保証もないのだから誰も責められないでしょう。 とにかく切ない物語だった。男目線だとかなり苦しい。でも女目線でも苦しい。 愛する亭主と愛し合いたいが自分の体は娘のもの。お互い恋人も作れず、先が見えない。 これね、男女逆なら高校生の肉体を持った亭主はすぐさまクラスメイトの女子とやっちゃうと思うよ。やりまくるねおそらく。 だから男女逆だと話しにならないんだろう。感動も糞もなくなる。ラストは良いとも悪いとも言えないけどとにかく面白かった。 セックスは大事だな夫婦にとって。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んで、やっと「秘密」の理由が分かりました。 東野圭吾さんと言ったら、殺人事件がらみかなぁと想像していたんですが、違いました(^_^;) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、事故で死ぬはずだった母の、娘に対する愛を、夫の視点からのみ語ることで露にしたものである。それはあたかも、肉体のない魂だけの存在となった母の存在の虚ろさと同じような不透明さを感じる構成で、それ故に解釈も読者によって変わるのだろう。 最初の読後、平介が二重の喪失感を味わうという悲劇に、やるせなく感じ、なぜ、直子、いや、もなみは父に再婚を進めなかったのだろうかと彼女を責める気持ちになった。そうして、再度直子の気持ちを理解しようと読み返したところ、虚ろに見えた魂がはっきりと見えた気がした。 直子が娘の体に蘇った時に、自分のための人生は終わらせていたのだ。そして、残りの人生は全てもなみの復活のために使うことに決めたのだ。直子が娘の体に蘇った時、「もし何か特別な病気で薬を飲んだり手術すれば、もなみの意識が戻るって言うなら、あたし、迷わずそういう治療を受けるからね。もなみが生き返るなら、喜んで私はどこかへ行くから。」と平介に言ったのは、それ以上でもそれ以下でもない。事故が起きたバスで咄嗟に身を挺して娘を庇った時に顕れた愛の強さを、これからもずっと、いつ蘇るか、いや、蘇るかどうかどうかもわからぬ娘の魂のために、外の世界には誰一人自分を知るものがなくとも、脳科学の研究に没頭してその手段を見出すことに費やすことで顕したのだ。 その後のもなみとしての彼女の活動は、もなみであればこうしたのではないか、という一点のみで行動し、いつ彼女の意識が戻ってきてもいいように準備をし続けているのだろう。 もなみの魂の復活に全てを費やす一方で、本来ならあの事故で終わるはずだった妻としての人生を、不自然で不安定な状況を乗り越える過程を愛する夫のそばでともに過ごせたことは幸せであり、そこまで引き延ばせたのは平介のお陰と感謝する直子は、本当に心から夫を愛していたのだろう。 彼女がもなみの復活のために、自分の魂を捨て、存在を夫の心の中からも消し、でも一つだけ、形を変えてでも身につけておきたかったのが、指輪だったのだろう。それを、顔見知りの宝石屋で作り直すことで、いつか、夫にだけは自分の魂がもなみの体に残っていることを知ってもらいという望みが、存在してはいけない彼女の魂がこの世に遺した「秘密」だったのだと思う。意外にもそれは、すぐにばれて結婚式で大いに平介を泣かすことになってしまうが。 そして、平介にとっては悲劇だけなのだろうか。最悪の事態としては、妻は死亡、娘は植物人間、となったかもしれないことと比べれば、妻の魂と六年過ごし、娘が結婚していくのを父として見送ることができた。今後も、血がつながり、魂は妻である娘の人生を見守ることができるのも、十分幸せなことではないかと思う。彼の弁明をすれば、もなみが高校時代にボーイフレンドを作るということに対してストーカーまでしてしまうのは、妻の気持ちと娘の体が一度に奪われてしまうと思ったからだろう。たとえ、魂は妻であっても、娘の肉体と性行為はできない父としての一線は当然残っており、娘として扱うための覚悟をして、「もなみ」と呼ぶことにした以降も、いつ蘇るかわからない娘を思うより、妻の魂を追い求め続けてしまい、再婚もままならぬ未練たらしい心に、つい私も共感してしまった。再婚か、孫か、仕事か、いずれにせよ、平介に幸あれ。そして、いつかもなみの魂が彼女の体に戻ってきますように。 堪能させていただきました。ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大満足。たいへんいい本です。読みごたえがあります。ありがと! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今更ながらこの名作?を読んだ とてもここでは書ききれないほどの感想をもたらす小説だった 直子の決断に置いてきぼりを食らった様子、誰も悪くないそれゆえにすれ違っていく二人、自分で決めた妻を愛し続けるという生きざまに孤独感を感じて揺れ動く様、娘の文化祭で感じた言い表せない感情、悲劇のヒーローちっくで人間味に溢れた平介に対して平介ほどではないものの自分の体験してきた人生が重なってしまって途中なんか吐き気がする思いで読んだ もし娘が娘のまま息を吹き返していたらどれだけ楽だったことだろうか そして「秘密」を知ってしまった上で娘夫婦のこれからを見守らなくてはならない平介のこれからを考えるとあまりに辛くて想像するに耐えない 理解はできないが決して直子が悪であったとは思わないし自分勝手(と形容するには少し稚拙かもしれないが)に生きていくことも悪ではなくそのような人はたくさん存在する 平介もその機会を自ら回避して生きただけでその怒りや葛藤を誰かにぶつけることは決して許されない これは忠誠的愛を知る者と知らない者で大きく意見が別れる作品であり最初から最後までほんとうに「知らぬが仏」という言葉を良く表した小説だと思う そしてそれは情報に溢れた今を生きる自分にも当てはまるのかもしれない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とりあず大変気に入りました・・・・・・・・・・・・・・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
工場勤務の父親、あかるく活発な母親、そして娘の藻奈美の平凡な三人家族。 そんな平凡な家族に悲劇が、、、母と娘を乗せたバスが大事故を起こしたのだ。 その事故をきっかけにこの家族は不思議な 生活を始める。 世間には知られてはいけない、『秘密』の生活を。。 父親と娘のなかに宿った母との不思議な生活だが、そのなかで日常の夫婦の様子、親子の様子、また周囲の人間関係がリズムよく描かれていて非常に読みやすい。その不思議な生活の中で、女性と男性の価値観の違いや、父親と子供の価値観の違いなどを考えさせられる。 また事故の被害者、加害者との様子も著されており、考えさせられる事が多い作品だ。 男としては納得のいかない最後だったような気もする、、、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評判通りの傑作。どれだけ才能があるのか、この人。リアリティあふれる展開に、めっぽう面白いサイドストーリー、そして何と言っても丁寧な伏線の回収と終わりのスッキリ感がさすが。個人的には、もっと夢のある浮世離れ感が欲しいし、前半のやきもき感にはいらだたつものがあるが、この話の終局、そしてタイトルとのつながりに込められた仕掛けは、さすがの一言。誰にでもおススメできる逸品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【ネタバレ注意!】ラノベの様な設定でどうやったらこんなに深くてリアルで面白い作品が書けるんでしょうか。鬼才の余裕でしょうか。 最後の、時計屋で直子が指輪を作りなおす所なんかはこらえてた涙がどっと出そうになります。 悲しいハッピーエンドがまたグッときました。 最後のデートで丁度良く出来すぎたタイミングで入れ換わっているのに、全く違和感がない。逆に読者側に『ちゃんと出てきてくれ。頼む』と思わせるものがある。直子も含めてですが、平介以外の人物の心理描写を事細かに書かない事により、読み手側は平介になりきって読み進められる事にびっくりしました。巧みな罠にかかった気分です。自分はまだ若造ですが、結婚して子供ができたら自分の子供にも読ませたいと思いました。そして悩んでる人みんなにオススメしたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化されていたので、内容は知っていた。 過度な期待をしていたのか、他作品と比べると・・・ 星4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし問題なし | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで読んだ中での一番ショックを受けた本の一つです。 とにかく作者には見事にしてやられました。もちろん実際にはありえない設定なのに、完全に感情移入しまくって しまい、読後しばらくは茫然自失となってしまいました。とにかく凄い一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の設定自体はあまり重要でないと思う。 本当に評価出来る点は、平介と直子が相手にとって一番 幸せになるであろう行動を取ったが為に起こった悲劇の部分でしょう。 読後はモヤモヤが残り、ついどうすれば一番幸せになれたのかを 考えずにはいられない作品です。この手の読後感が悪い作品が 好きな人にはたまらないと思います 一つだけ、何故あそこまで完璧に演じる事の出来た直子が 第三者を通じてバレるという超初歩的な事を考えれなかったのかが最大の疑問です。 結婚相手と懐中時計の存在を考えると、やはりわざとなのか・・・? 色んな解釈が出来て本当に良い作品だと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
洋書を読むことが多く和書はほとんど読まないのですが、妻の影響でつい最近になって東野圭吾を読み出しました。 白夜行、容疑者Xの献身と並ぶ名著だと思います。 ただ、読んでいてとてもつらく感じた本でもあります。 主人公と同じく、妻と娘を持つ父であり夫でもあります。 事故で妻の心が娘の体に乗り移る、そんな荒唐無稽なありえないストーリーなど気にならずぐいぐいと話の中に引き込まれていきます。 若い娘の体を得たことで人生をやり直そうとする妻、変わることができない夫、その二人の葛藤。 そんな二人がその秘密を隠しながら、話は進んでいき最後の秘密に行き着きます。 その秘密は、あまりにもつらく、私は初めて本のせいで夢でうなされました。 正直言って、二度と読みたくないです。 ただ、これほど激しく読者の心を揺さぶる小説は、私は知りません。 二度と読みたくないから一つ星、でも文学作品としては、五つ星だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!