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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 281~300 15/24ページ
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ラストは切なすぎて泣けますが、こんな捉え方もできるのかなと思います。 客観的な事実としては、「直子」は事故で死んだのです。 しかし、「平助」のためか、自分たちの家族のためか、一時的に「藻奈美」が「直子」を無意識のうちに演じてくれていたのです。 基本的には「藻奈美」はずっと「藻奈美」だったのではと思います。 「藻奈美」が単に「藻奈美」であれば、彼女の巣立ちは喜ばしく、おめでたいことですよね。 そういうことでいいような気がします。そうでなければ、この結末は切なすぎて消化できません・・・ 家族の絆と愛が「直子」の人格を引き出したのだと思います。 そして、「妻」=「母親」の死を力強く乗り越えたんですよね。 「平助」や「藻奈美」が「直子」の死を受け入れる気持ちの準備ができたから、「直子」の人格は引き出されなくなったのだと思います。 そう考えると、とても愛にあふれたやさしい物語に思えてきます。 家族っていいですね。 | ||||
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東野圭吾の本はガリレオシリーズ、レイクサイド、手紙、怪笑小説、毒笑小説などを読んだけど秘密は一番感動した男ならこの小説の主人公の杉田平介の気持ちは少なからずわかるのではないかと思う格好悪いけど凄い自分と重なる部分が多々あった普段はこういうレビューとか使わないけど、面白い面白くないを別にして、この本を読んで他の人がどのように感じたのかを知りたい。曲がりなりにも色々本を読んできたけど、これは是非色んな人に読んでもらって意見を聞きたいと思う一冊。よかったら皆さん読んでみてくださいちなみに俺は徹夜で読んでしまったけど、そんくらいおもしろかったです。 | ||||
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結末は悲しい結末。 それも、青春時代の恋愛のような青臭い、そしてほろ苦さも感じる「失恋」に近い感覚を覚えた。 事故死したと思われた妻が娘の体を借りて生きるところから始まる。互いに娘の将来を考えながら、複雑な状況の中で新しい生活を育んでいく。 夫婦の愛は永遠と思われたそのときに、夫婦間の将来が娘の将来への障壁となる。そしてまた別れが訪れる。 男目線で読んだ私は冒頭の通り、夫目線での悲しい感覚が先走った。しかし最後の決断をした妻の行動にも、文面では読み取れない深い複雑な葛藤があったと思われる。さらにこの妻の「妻」「母親」「娘」「女」のそれぞれの立場を同時に歩んできた生き方に決別したことには、「母親」と「娘」の立場で選択したと思いたいが、一方で「女」としての選択も内包していたのではと思わせるところに、女性の目線での意見が聞きたいと感じた。そして、この先どうなったのかが非常に知りたくなる作品である。 私の妻は女性目線でどう思うのか率直に聞きたいと思い、すぐに薦めました。またレビューをします。 | ||||
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男性と女性で意見の別れるお話ではないでしょうか。ただ、あまりに切ない。読み終わると胸が締め付けられるような感じ。娘の意識が妻。二人の葛藤が、特に平介の苦しさが強く描かれていると思います。本当に直子は消えたのか… | ||||
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東野圭吾の本はほとんど読んでいますが、 この本もその中でも良作だと思います。 読んで損はないでしょう。 非常に泣けるシーンもあります。 ただ、どうしてもお父さんに感情移入してしまい、 最後はどうしてもやるせない気持ちになりました。 最後の秘密は個人の発想にお任せと言う感じでしたが・・・ う〜ん、思い出しただけでもモヤモヤする。(笑) | ||||
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皆さんのレビューを見てて自分は感覚が違うのかと思いました。最後にバレてしまうきっかけになった指輪の件ですが、あれは直子の平介に対する愛の証だと思います。平介があの懐中時計さえ受け取っていなければ、バレなかったのでは?。そうなった時一番辛いのは直子自身になる筈です。藻奈美の意識が戻って無事に嫁いでハッピーエンドなんて結末を誰が東野圭吾に期待するのでしょうか?確かに切なすぎる結末ですが、私は流石東野圭吾と思います。文句なく☆5つです! | ||||
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読む前にまず必ず荒井由実の“翳りのある部屋”を用意して下さい。 男性の方は平助に感情移入しすぎるでしょうし、ロジカルに考える傾向 があって、ずいぶんと損な読み方がされている方が多いようです。 特殊な事態が発生したのですから、実は直子が本来は一瞬で消えてしまう ことや、藻奈美の肉体でさえも突然助かったかに見えて死んでしまうこと も起こりうる事ですが、人間は常に都合の良いようにしか楽観的な考えを もたない傾向が、この夫婦にもみられます。 結論を言ってしまえば、一般世間で『愛する』と言うと、ともすれば「お前は 俺のものだ」と実は自己の満足を求めるだけの結果になっている事が少なく ありませんが、「愛するその人が一番幸福になれる選択をする」事の重要さ、 しかし、そこに気付いた時の行動は、殆ど自分にとって認めがたい勇気と、失う ものの大きさの覚悟が必要である。この点ではないかと思います。 これは自己犠牲とは違います。自分の献身さや内助で出世した主人を自分の 事のように幸福に感じることが出来る妻のような崇高な境涯といえるでしょう。 作者はこの物語で、とどのつまりはここを伝えたかったのだと感じました。 男性に多い独善的な愛と女性に多い献身的な愛の傾向性の違いとも言えます。 森村誠一をして「『放課後』は世界に出しても恥ずかしくない傑作」と言わ しめた東野圭吾。ミステリーの構造を幅一杯をつかった『手紙』と同様、 ミステリーの魅力的な構造をこの『秘密』で間違いなく堪能できます。これが 東野圭吾作品の醍醐味と言える作品です。 女性の方のほうが感性に任せて読めるので読後感は感動の涙を流されるのでは ないでしょうか。 私もラスト60ページから終わりまで涙っ放しでした。 | ||||
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結末については賛否両論ありますが、妻と子を持つ身としては、主人公・平介の気持ちが痛いほどわかります。思春期の娘が次第に離れていくところなど、妻・直子の気持ちも離れてしまう事になり、普通の親子以上に辛い事でしょう。 後半は読んでいるうちに本当に胸が痛くなり涙が出ました。家族を大切にしようと本気で反省しました。 最近、家族への愛情が薄れてきたと思っている方、是非読んでみてください。 しかし、この作家の恋愛観は誠実でまっすぐなものが多いですね。現実はもう少し歪んでいたりするものですが。 | ||||
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私はただの小説として読むことができませんでした。 本書では人が日常生活で感じる様々な心の葛藤を、主人公とその周りにいる人たちを通じて伝えています。 小説としてはもちろん、1日で読みきるほどおもしろいですが、家族のあり方、恋人とのあり方などを深く見つめるきっかけになる1冊。 家族に問題を抱える方、恋人と問題を抱える方、自分自身に悩みを感じている方、必読です! | ||||
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笑い話にしたかったけど読者が泣いたっていうんで手に取りました。 ラスト付近で一人タリーズで涙を抑え切れませんでした。 バス運転手の事故をおこしてしまった深い深い理由にも泣きました。 藻奈美さんが最後まで出てこれなかったのも、一母親として泣きました。 直子の苦労も平助の愛も、すごく感動、いろんな気持ち。 結婚指輪の件がなければ「秘密」が成り立たなかっただろうけど、 直子のわりにはわかりやすいポカをしたなと思ってしまいました。 映画も観たいと思っています。 | ||||
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秘密をかかえて生きていくというのは、 誰にとってもつらいこと。 時が経ち暴露される秘密と、未来永劫暴露されない秘密。 登場人物たちのそんな多くの秘密が交じり合い、 この切ない物語を形作っています。 主人公・平介が最後まで暴露しなかった秘密は… そしてその妻・直子が最後まで暴露しなかった秘密は… 読者はラストシーンでそれに気付かされます。 秀作。 | ||||
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東野圭吾さんの作品を初めて読んだのがこの「秘密」でした。 評価が低い方もいますが、私はそれまで読んだ本の中で一番の衝撃を受けました。 こんな本との出会いがあるから読むことをやめられないんでしょうね・・・ タイトルの本当の「秘密」がわかったるのは最後まで読んでからです! まだの方は是非!お楽しみ下さい。 | ||||
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最初はファンタジーな感じで始まり。 よくある展開になるかなーと思って読んでいくうちに、 どんどん話に引き込まれていきました。 ファンタジーなんだけど、しっかりリアル。 いろんな人が、いろんな立場で様々な“秘密”を抱えて生きていく。 そこに切なさや葛藤、現実がある。 そして最後まで全く結末の予想はつかなかった。 ラスト数ページで何が“秘密”だったのか分かった時は、 ほんとに切なくて号泣しました。 こんなに本を読んで泣いたのは久しぶり。 広末涼子主演での映画版はラストが違うけど、私は断然本の方が好き。 ただ人によってラストの感じ方の違う作品だと思います。 | ||||
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確かに結末は残酷かもしれないが、そこに至る経緯なども繊細に描かれていて十分納得できる選択だったのではないだろうか。 それにしても序盤から最後までどうしても不自然に感じてしまったのが、主人公の、娘に対する感情の描写の少なさである。いくら外見が娘だからといって、事故以来何年も娘の人格(魂)とは接していないわけである。いつか戻るかもしれないと考えていても、あまりに娘のことを気にしていなさ過ぎだ…どちらに生きていて欲しいのかと苦悩してはいるが、初めから最後まで明らかに「妻」を望んでいるではないか。そして、娘に対する気持ちの薄さは、父だけでなく母にも感じた。この点だけもう少し改善していただければ、文句なしに★5つの作品であろう! | ||||
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一言で表すなら、切ない。とても哀しい話。妻子を事故で亡くした男と死んだはずの妻の夫婦の物語。母親としての強さ、人はこんなにも自分が愛した誰かのために生きられるということを教えてくれる作品。是非、読んでほしいです。 | ||||
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エンジニア出身の作家に人間が書けるのか、なんていう偏見を持っていて、今までこの作家を避けていた。けど、それはおもいっきり間違っていた。冒頭の平介と直子の別れの場面でいきなり泣かされた。 中盤は、「娘の体に妻の心」という危うさともどかしさがサスペンスになり、ぐいぐい引き込まれる。 でも、そんな生殺しのような状態でいい人でいるなんて、どだい無理だ。平介が変わってしまう……。盗聴を始め、「今日は少し寒いから『ゆきんこ』あたりか―。」と彼が呟いた時は本当に怖かった! 彼が、娘をストーキングする、忌まわしい存在に成り下がったのがわかった。こんな、残酷な展開をする作者を呪いさえした。 けれど、ここからが終盤。「頼むからマジックを見せてくれ」と祈りつつ、最後まで一気に読む。 ラストは、作者の仄めかす真相(秘密)はあまりにも切なすぎて……。主人公と一緒に騙されたままの結末を選んだ。 | ||||
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遅ればせながら拝読いたしました。 東野圭吾の名前は聞いたことはありましたが、流行りものの小説家と高をくくっていたならば、読んでびっくりしました。過去においてこんなに心を揺さぶられた作品はありませんでした。 あらすじを読んだときは、なんて非現実的な設定なんだろうとバカにしていましたが、主人公の心の動きにだんだんシンクロナイズドしていき、あっという間に読み切ってしまいました。 「秘密」というタイトルも見事ながら、平介と直子がお互いを気遣いながら究極の愛の形をなんとも切なく綴った素晴らしい物語でした。また、読み手の性別や立場が、いろいろな感想を想起させるであろう構成が見事としか言いようがありませんでした。 ただ妻をもつ私の身としては、こんなに切ないエンディングは筆舌しがたく読後3日たった今も、まだその世界から抜け出せずにいて、読んでいない連中に執拗に読むことと、感想を求め、しまいにはここにレヴューを残しておこうとまで決意させました。 ほかの方々のいろんなレビューを読ませていただいて、こんな取り方もあるのか?と、感心させられつつ、また読んでみようかなとも思っています。 最後にこの本をアメリカの地で読んでいて、非常に妻が恋しくなり、何度も電話してしまいました。この本が夫婦に対し投げかけてくる問いは究極の命題のように思えました。 是非読むことを強くお勧めします。 | ||||
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秘密を抱えて生活する二人がすれ違っていくのが、 何とも、息苦しく、辛かった。 とても切ない。 最後の秘密、直子はこうするしかなかったと思う。 読み終わった後、夫が本当に愛しくなりました。 | ||||
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私はこの本は買いです。 色々な立場で色々な意見があり、カスタマーレビューは面白いのですが気分を損ねたと書いている方と描写の力量不足とのご指摘のかたに聞きたいのは、貴方ならどう書きますか??どう描写しますか?という代案が私が見た限り一つも無いので説得力に欠けました。勿論、物書きのプロのかたがカスタマーレビューを書いたわけでは無いので、漠然とした代案でも良いとは思います。また、 筆者の言いたいことが解らないと言う意見にも本当に読んだのか疑問が湧くのと、読解力を疑います。幾つか平介の言葉や気持で代弁されて要所要所に出て来てるのに。それと直子が身勝手過ぎて腹がたつ、という意見も有りますが 直子は本当に私利私欲だけで行動をとったとは思えません。夫を思いやり、直子が最善、もしくはこれしかない、と考えた末の行動とも取ることが出来ると思います。いずれにしても初めて読むかたにはこの本はお勧めします。一見、軽い話かと思いきや、他のカスタマーレビューにも有るように考えさせられると思います。立場によって善し悪しが決まるのは仕方ないと思います。 価値観も違うし。読んで何を得て今後どう良く生きるかという目的で読めば良いのではないでしょうか?私はこの本を読んで、妻と子にもっと愛情と喜びを与えつつ、相手にそれがしっかり伝わっているか確認しなければと感じました。そう気付かせて下さった東野圭吾さんに感謝です。今後もより一層、 東野さんに頑張って頂きたいと更に感じました。 | ||||
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数年前、最初に読んだ時は、タイトルの「秘密」は、こういう意味かと驚きました。 読み直しても、平介の心の動き、気持ちの遷り変わりに思いを馳せていました。物語は平介を中心に描かれています。 でも今、胸を占めるのは、「直子はどんな想いだったのか」。 最後の決断、選択をした直子が切なくて、いとおしく感じました。 | ||||
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