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秘密



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
秘密
秘密 (文春文庫)

秘密の評価: 4.07/5点 レビュー 642件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全101件 61~80 4/6ページ
No.41:
(2pt)

薄く浅く気持ち悪い

低評価の多くの人が書いている通り、人物の心象描写をはじめ色々な表現が、本の分厚さに反比例して、どうにも薄っぺら。表現が浅い分、斜め読みできてしまうので、400ページを超える本でありながら、かなりのスピードで読み終えた。この物語のような荒唐無稽な設定は浅田次郎さんにもよくありそうだが、もし浅田さんが同じ設定で書いたら、はるかに深いものになっただろう。この設定を終わりに近付いた場面で「世にも不思議としかいいようのない状況」の一言で片付けてしまうのも、随分安易だなあ…(単行本P381)。時々出てくるヌメヌメした性的描写が、何よりも気持ち悪く不快。自分の娘の体に… って、それはまともな神経なら無理でしょう。東野さんが娘さんを持つ身なのか、そうでないのかは知らないが、よくこんな文章書けるなと思った。「このミステリーがすごい!」第9位という微妙な順位に、そんなもんでしょうと納得。◆単行本はカバーを外すと、舞台となる部屋のイラストが描かれているので、イメージをつかむ一助になります。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.40:
(2pt)

男の情感たっぷりの本

非常に男性的な本でした。女性でも好きな人はいるかもしれませんが、男性にとってはメロドラマ的な内容で好き嫌いが分かれそうです。連城三紀彦の時もそう思ったのですが、男は本当に自分の事を変わらず愛してくれる女が好きなんだな、と迷わず思いました。直子が平介をどこまでも妻として「好き」でいる事に、非常に戸惑いを覚えました。小学生ならば小学生としての付き合い、中学生ならば中学生として周囲との付き合いを感じながら育っていってい筈なのにずっと、それこそ妻として永遠、炊事洗濯は普通にやっている。その事に対して、全然平介は疑問を抱かない。これが男女逆で、息子の中に夫の魂が入ってきた話ならば必死で働く妻+必死で家事をしながら息子を育てる妻+養育される夫になるわけで妻からしたら、もうその時点である意味割りきりが出てきちゃうと思う。夫じゃなくて完全に息子。けれども、直子はいつまでも妻である役割を捨てる事はできていないしいつまでも夫に気を使っている。平介も実質的に全くやめさせない。お前は妻だろうと平介はずっと思っている。男からしたら、妻なんだから当たり前かもしれないけれど女からしたら、凄くしんどい男のロマンみたいなのを見せ付けられた気がした。結局、平介は最終的に直子を失ったかのような書き方になっているけれどもう一番初めの段階で死んでいるわけだしそうではなくて、いつまでも妻として書いてあるのは妻がいきなり若くなったかのようなそんな状況を書きたかったからなのかもしれないと思った。いずれにせよ、直子は凄く平介を愛していたと思う。でも、自分の生き方を一からはじめている段階で妻である事をあれだけ求められ続けたら、正直鬱陶しくて仕方がない。ああいう状況で、どこまでも相手の事を好きでいられたらそれは本当に運命の恋なんだろうけれど冷静に見れば見るほど、男の書いた小説だと思った。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.39:
(1pt)

うすっぺらい

うすっぺらい……申し訳ないですが私はそう感じましたm(_ _)m
秘密 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:秘密 (文春文庫)より
4167110067
No.38:
(2pt)

作者の意図は?

作者はこの作品を感動出来るような作品に
本当にしたかったのだろうか?
自分はそう思わない。
夫に感情移入していた自分にとっては
ラストの展開は感動すると云うよりも
喪失感や絶望感しか残らなかった。
これらの気持ちを抱かせるのが作者の本当の狙いなら、
あのような中途半端な結末するのでは無く、
”真実を知った夫が自殺する”とかのような
徹底的に絶望感を与えるラストにした方が作品がぶれていなくていい。
これ位徹底的にやる気持ちが無いなら、
あのような中途半端なラストは書いて欲しくなかった。
秘密 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:秘密 (文春文庫)より
4167110067
No.37:
(2pt)

男性が書いた本

心は妻の直子でも、体は自分の実の娘。
なのに娘の体を使って夫婦の営みをしようなどと、
まともな母親なら絶対に言わない。
そしてまともな父親なら一瞬でもその気にはなれないはず。
このシーン、どうしても気分が悪かった。
男性が書くとこうなるのだろうか。
母親なら、女性なら、ここは納得いかないと思う。
作者の本はいつも読みやすいが、今回はちょっと、
最後に脱力感がくる。さらっと読める本ではない。
直子が夫の辛い気持ちを感じ取って最後に娘のふりをしたのか?
それとも、自分の新しい人生を切り開きたかっただけなのか?
前者なら感動だが、後者なら後味が悪い。
読み応えはあったが、辛くてこの本はもう二度と開けそうにない。
秘密 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:秘密 (文春文庫)より
4167110067
No.36:
(2pt)

東野さんはミステリーに限る

この作品は好きになれません。
まず、直子という女にイライラしました。
青春を取り戻してからは、旦那や藻奈美をそっちのけで突っ走る。
藻奈美のためにと言いながら、自分の人生のやり直しをやっているようでした。
結局、医学部進学の話はどうなったのでしょうか。共学に通いたかっただけですか。
藻奈美は置き去りにされているようで、かわいそうでした。
ラストに感動したという声も多いようですが、逆に意味が分からないという感じでした。
事故を起こした加害者の親族と被害者の娘が結婚なんてありえないだろうって純粋に思います。
バスの事故の様子や遺族の感情などはあまり上手に表現できてない印象を持ちました。
臨場感にかけるというか、私が最近「沈まぬ太陽」を読んだ後だからかもしれませんが。
やはり東野さんはミステリーに限るなぁって感じた作品です。
東野さんの作品ってたまに表現が似てますよね。
ラストの泣いて終わるは、容疑者Xの献身も一緒でしたよね。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.35:
(1pt)

やっぱり、もう読みません

 東野作品を読むのは、「さまよう刃」以来、2度目です。「さまよう刃」の時も、「登場人物の心理描写が浅くて平凡」って思ったんです。「東野作品は、もう二度と読まないな」とも。ところが、ワケあって、この「秘密」をどうしても読まなければならないことになり…
 結果、やっぱり「もう二度と読まないな」という結論になりました。だって、事故の後、気がついたら、母・直子は「体だけ、娘の藻奈美になっていた」という事実を知り、普通なら混乱し、パニックに陥り、とても平常ではいられないと思うのだけど、結構あっさりと受け入れてしまっている。それを知った夫・平介もすんなり受け入れすぎ。
 そのあたりの複雑な心理をもっと丁寧に描いてほしいのよ。
 想定できない事実に対する心理描写が、あまりにも浅すぎるって思う。
 「さまよう刃」の時と、同じ感想です。
 自分から進んでは、東野作品はもう読みません。
 
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.34:
(1pt)

鬱小説の最高傑作

この絶望感どうしてくれよう。
鬱。
男女、子持ちか否かで評価が分かれそうな作品。
鬱。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.33:
(2pt)

読まなければ良かった・・・

実は、最近になって東野圭吾という作家を知ったので、
今頃になってこの作品「秘密」を読みましたが、
「白夜行」「幻夜」と同様、やりきれない気持ちで読み終えました。
人格が入れ替わるといった設定では、「四日間の奇蹟」と似ていると思いますが、
こちらの作品の方がはるかに、泣けるし、最後もスッキリとした気持ちになれます。
「白夜行」「幻夜」もそうですが、
主人公の男が想いをよせている女性は、主人公とは別の男と結婚し、
新しい出発を感じさせますが、
一方の主人公の男は、死亡するか今作品のように絶望的な状況で終わります。
この辺りが男性読者と女性読者の感想が分かれる部分でもあるのでしょうか。
また、妻と子供(娘)どちらを優先するかとなったとき(←極限状態ですが)、
妻、と言い切れる男性は自分だけではないはず。
それだけに、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。
とにかく、この「秘密」では、できれば山下公園でのシーンで終わって欲しかったのですが、
そこで終わらないのが東野圭吾のスタイルなのでしょう。
ならば、今後は、この作者の作品を手に取る事はないかもしれません。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.32:
(1pt)

本当に後味が悪い作品でした。

 東野圭吾さんの本をはじめて読みましたが読んで後悔しています。途中まではよかったのですが...最後にあんな残酷な終わり方はして欲しくなかった。私も静美さんの意見と全く同じです。ありえないことですが仮に小説のようなことがあって、体が変わっても直子は直子であって藻奈美ではない。元々気持ちは夫婦なのだから父娘になろうというところに無理があるのです。後半で直子が平介を騙して?藻奈美になりきったのは平介を思っての行動と作者はいいたかったのかもしれませんが、そうは思えません。平介と二人の秘密である結婚指輪をぬいぐるみから取り出し平介もよく知っている時計屋さん?に加工をお願いするなんて事したら平介にバレバレじゃないですか!本当に平介のことを考えているのであれば絶対に平介にバレないようにしなければ無駄に平介を苦しめるだけです。それに今は一生独身を通す女性も多いのだから藻奈美(直子)もこんなややこやしい状況で無理に他人と結婚する必要はなかったのではないと思います。直子のとった行動は人を思いやっての行動のように見えますがとても残酷で、女性の私でも絶対に同調できません。直子は平介には自分のことをいい思い出と共に思い続けてほしいから本当のことを言わなかったのではないのでしょうか?人にはたとえようのない苦しみを残しておいて、自分の幸せを考えてしまうとても勝手な人間だと思います。いっそのこと直子が”私はあなたの娘の体になってしまったので、残念ながらあなたとはこれ以上夫婦でいられません。私達の将来を考えるとこのままでいてもしかたがないので、私は藻奈美として生きていきます。ですから(気持ちの上で)別れてください”とはっきり言ったほうがよっぽどすっきりする。そうすれば平介ももっと早く直子をあきらめることができたでしょう。だいたい藻奈美ちゃんの魂はどうなっちゃったんですか?藻奈美ちゃんだって人格があったでしょう?誰(平介と直子以外の人)にも藻奈美の魂の”死”すら気づかれず、可哀想じゃないですか。
 それでも直子が平介との結婚指輪を作り直して新しい結婚のための指輪にしたのは直子が今でも平介を愛していて魂は平介の妻であるとの表れなんだ。」とか「実は最初から直子の魂が藻奈美の体に移ったのではなく、小説の途中で直子が話していたように本当は二重人格だったとか」...さらには「一時的に直子の例が藻奈美に憑依していただけで、本当の藻奈美の魂が帰ってきていたとか」...少しでも後味をよくするように自分なりの解釈をしてみましたが、それでもこの後味の悪さは拭えません。
 できれば東野さんに直子が結婚後やはり平介のことが忘れられずに戻ってきたとか、やっぱり藻奈美が一時的に二重人格なだかえだったとか続きを書いてもらいたいくらいです。本当に後味の悪い小説でした。初めて読んだ東野さんの小説がこんなのだったからもう他のものは読みたくありません。しばらくいやーな気分が続きそうです。でも感情移入しすぎですね。さっさとブックオフにこの本売りにいきます。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.31:
(2pt)

後味悪すぎ。

この秘密は東野圭吾の傑作の一つとよく言われますが、残念ながらそうは思えない。東野作品をいくつか読まれてる方は理解されると思うが、この作品や容疑者Xの献身、さらに白夜行と傑作と謳われる作品は何故か後味が極めて悪く、身勝手な登場人物の行動が物語の結末になってる気がする。直子って本当に子供のことを思って行動していたのだろうか?
最初は娘の(精神的な意味での)死を嘆いていたのかもしれないが、この結末からすると、人生リセットできてラッキー(笑)とか考えていたようにも思える。平助が疑念のあまり過剰で陰湿な行動に出たあたりから「早く、この男からおさらばしなきゃ」と思ったとも考えられてしまう。どうも、最近はそういう人間的に利己的で嫌らしい欲望まで世間では「愛」と呼んでも差し支えないらしい。東野さんはストーリーテナーとしては面白いし、読ませる力はあるけど、人間の嫌らしさばかりが目立った作品が多く、読後に何かが残ったってことは余りないよね。そういう意味じゃ一度読んだらブックオフ行きが一番多い作家さんじゃないかと・・。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.30:
(2pt)

余り深くない

ドストエフスキーの悪霊を読んだあとだけに、読み易くて、読み物として楽しめた。ただ、ラストは想定の範囲内だし、主人公に感情移入しつつ読んだつもりだが、全体的に深い物は感じない。感動された方も多いようだし、若い世代や、娯楽として読書をされる方にはお薦めできる。中年男の私にとっては、別に読まなくても良かったというのが正直なところ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.29:
(1pt)

日本気持ち悪い

娘を持つ母親ですが、図書館でたまたま手にとり読んだ事を後悔します。こんな話に感動できるのはおそらく子供を持っていない独身の人なんですかね。娘をいわば亡くしたような状況で、母親は前向きに人生など考えられないと思います。父親との性的なシーンは虐待に思え吐き気すらします。怖いくらい病んだ作品。青少年には読ませたくないです
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.28:
(2pt)

いまいち

普段小説はあまり読まないが、友人のブログを読んでいたら東野圭吾が面白いと絶賛していたので、ネットで評価の高かった「秘密」を買って読んだ。が・・・読んでも読んでも話が面白くならない。一体これはいつ面白くなるんだ?と思っていたらすでにラストに来ていた。
途中主人公の妻への執着心に辟易するところもありどうもいまいちだった。ラストの落ちも、ああそのパターンで来たか。って感じでそんなに驚くような感じではなかった。
ちなみに、そのことをブログを書いた友人に言ったらセレクトした東野圭吾のものを貸してくれるというのでそれを読んだらまたレビューしてみたい。が、あまり期待していないw
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.27:
(2pt)

好き嫌いが分かれそう・・・

映画化もされていて評判もよかったので読むことにしました。
オチがちゃんとつくのかな?と思って最後まで読みましたが、なんだかあれ?って感じで終わってしまいました。
東野圭吾の「ダイイングアイ」とか受けつけれなかった人(僕みたいな人)はこれは苦手でしょうね。
ほとんどの方が☆5をつけている反面、☆2以下の人もけっこういるのもうなずけますが、もうこれは多分好みの問題でしょうね。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.26:
(2pt)

女の本性

今回はバスの事故で脳死した娘の身体に母親の意識が入ってしまったというシチュエーションです。
人格交換ってまあ使い古された話だけど、それによって変化する夫婦関係とそれでもかわらない部分とで前半は引っ張ります。
ありえない状況下でも日常的に対応してしまっている夫婦の会話がなかなか楽しい。
タイトルの「秘密」の意味は最終章あたりでわかります。
秘密を知ってしまうと、それまでずっと引っ張ってきた親子や夫婦の絆が女性のしたたかな強さに変わる。
良くも悪くもそこがポイントなのかと。
そうすると主人公は踏み台みたいに思えてしまった。
最後まで読んでストーリーを振り返ると、人生をやり直すチャンスを有効にいかして新しく伴侶も得てっていうおいしい人生にも見える。
誰が一番不幸なのでしょうか。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.25:
(2pt)

経過を無視したような唐突な結末

(すみません、ネタばれになるので未読の方は読まないで下さい。)
平介の決意を受けて、直子は選択をしました。それはどうにもならない自分たち二人の今後の為の決断だったのでしょう。
しかし、直子は平介へ自分の選択を気付かせるヒントを敢えて残します。伯父さんには深刻だとは理解できない話を口止めするということから解ります。
そのように考えると選択をした後の直子の心の変化はどのようなものであったのでしょうか。
平介は直子の選択後、娘として接しています。
直子はその後、結婚相手となる人物とお付き合いをしたのでしょう。
しかし、親子程に年の違う男性と結婚するのはやはり心の奥底ではしっくりいかず悩んでいたのでしょうか。
それとも自分一人では選択を支えきれなかったのでしょうか。
どんな心の変化があったにせよ、直子は自分自身で行った選択(秘密)を全うできなかった。
それなのに結婚を取りやめない理由はなぜでしょうか。
理由
1.数年経った今でも平介のことを愛しており、自分が苦しいので平介も傷つけたくなった。
2.安易に時間が経ったので真実を打ち明けても問題がないのではと思った。(平介が幸せな再婚でもしていれば、わかりますが・・)
どのような理由であれ、平介の事を考えない身勝手な対応ではないでしょうか。
では直子が身勝手ではなく、話の大半を占める夫婦の気持ちの葛藤に絞った結末を想像してみます。
1.直子の意図しないところで平介が直子の選択に気付く。(こうしてほしかった、これならば☆5つでした。直子の気持ちのやりどころが一見ないようですが、高校生の先輩と恋をするくらいだから結婚相手ともそれなりにやっていけそうだし、女性のしたたかさも表現できる。そして先生に抱いていた気持ちを封印している男性平介との対比がわかりやすい)
2.直子は結婚間際で婚約を破棄し、医者としての生甲斐を見つけ、平介と暮らしながら先に逝ってしまう平介を看取る。平介も直子と暮らすことを選んだ。
3.平介、直子二人で暮らしてゆこうと一旦は決断をするが、やはり別々の道を歩くことになる。
4.平介、直子二人は一度は離れるが10年後位に一緒に暮らすようになる。
それにしても作者は作中で互いを思いやる夫婦を基本に心の葛藤の経過を描いていますから、1.の結末も当然視野に入っていたはずです。そうしなかったのは何故でしょうか。
・女性の身勝手さを表したかった(なんか唐突すぎませんか)
・他の作品にもありますが(幻夜、容疑者Xなど)、経過はどうあれ結末を単純に男性の極Mな姿(状態)にしたかった。
それにしても選択(秘密)に気付いてしまった平介と直子はその後どうなったのでしょうか。
直子は結婚相手と上手くいったのでしょうか。
平介は正気を保っていられたのでしょうか。
ちなみに妻に感想を求めたところ(わざわざ読ませて)、「男が書いた話って感じ・・・・・」
との事で、それはそれで逆に考えさせられました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.24:
(2pt)

感想を書いておきたくなったので…

今まで東野作品を読んだことがなく、知人に薦められて初めて読んだ本でした。
私の感想は、東野さんが好きって方には不快なものだと思われますので目を通す価値はないと思います。
私は女性ですが、正直言って途中からもう平介への嫌悪感で本を投げたしたくなる勢いでした。
というか直子も直子でしょう。
夫婦愛も大したもんじゃないし、親子愛も大したもんじゃない。
薄っぺらな愛情なくせにジメジメ悩んでいる印象でした。
平介が娘(妻の精神とはいえ)に手を出そうとする場面に至っては、モナミへの愛なぞどこえやら??
初めてだから優しく…って何??おいおい冗談でしょ。
そういう理解不能なエピソードだらけでどうにもなりません。
平介と直子のモナミへの愛、平介から直子への愛、直子から平介への愛、
どれも自己愛を脱せていないのに、どれも真実の愛の如く描かれている、ように感じました。
世界観が非現実的なのはいいですが、それをいいことに価値観がデタラメすぎる。
読んでいて何度も眩暈がしました。
途中で読むのをやめればよかったのでしょうが、買った手前読んでしまいました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.23:
(2pt)

微妙

小説なんで、ありえない設定でもいいのでしょうが、ありえなすぎて、しかも夫婦間の事なんで共感は得られず。途中で嫌になってしまいました。
事故によって、娘の体に嫁の魂が入り込み、旦那さんと二人父と娘としての生活が始まります。最初は奇妙で面白かったのですが、段々、何が言いたいんだ?と思い読むのがしんどくなりました。娘の姿をした嫁のボーイフレンドが登場したり、その行動を心配になった旦那が盗聴器をしかけたり、ちょっと理解不能。最後も感動は出来ませんでした。何それ?って感じで東野 圭吾の作品は好きだけど、がっかりしました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.22:
(2pt)

違和感。。。

ラストで泣いた、共感できた、感動したという方には「一体何に対して?」と問いかけたくなります。「家族愛に対して」という答えならば「本当にそうか?」と疑ってしまう。
この物語に対する違和感は何かと考えた時、やはり第一に直子の藻奈美への愛情の希薄さ。自分の意識が娘の体に宿り、そのまま生活していかなくてはならない戸惑いは理解できます。しかし直子にはどの場面においても「死んだ藻奈美にとって最善の選択をしよう」だとか「藻奈美が喜んでくれるような行動を心掛けよう」という気持ちが欠片も見受けられない。それどころか愛娘の体すら大切にしない。
巻末にある皆川裕子氏の解説には「この躰に娘がもどってきたときのために、最善の器を」つくるべく直子があれらの行動を取ってきたとありますが、私にはそのように感じられる部分はなく、女性としては賛否両論あっても母親としては最低だと思いました。
二点目は家族(娘以外)に対する愛情の希薄さ。平介に対しては言わずもがなですが、なぜ平介だけでなくせめて自分の家族には直子が生きていることを打ち明けないのか始終疑問でした。特に姉をおばさんとして接することを楽しむ彼女の気持ちには全く共感出来ませんでした。あんなに素敵な家族なのに。父親の蕎麦で泣いたんじゃなかったの??
女性のいやらしさの描写は☆5つですが、やはりもう少し家族愛、親子愛を深く描いて欲しかったという点でこの評価となりました。
また他の方も書かれていますが、この本の感想によってその人のものの考え方がある程度判断出来る作品だとも感じました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208

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