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秘密



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【この小説が収録されている参考書籍】
秘密
秘密 (文春文庫)

秘密の評価: 4.07/5点 レビュー 642件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全101件 21~40 2/6ページ
No.81:
(1pt)

きっしょく悪いロリコン趣味の本

きっしょく悪いロリコン趣味の小説という印象です

真面目な題材に潜ませた

「ロリコン趣味のおやじ」

「おやじの本当は娘とやりたい願望」



心底気持ちが悪いです

主人公が「意味もなくモテる」あたりに

その、気持ち悪さの片鱗が見えています

きっしょく悪いロリコン小説です
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.80:
(2pt)

変だし、大切にしたいとは思えない

ネタバレ)
なんでこんなに、ぽんぽんと会話だけで物語が進むのか? ドラマの脚本だって、こんなんじゃないと思う。そこに、白けてしまいました。

あと、父親が娘(の体をした妻)を、娘(の体をした妻)が父親(というか夫)を、体ばかり求めているのが気持ちが悪かった。
実際には、恋愛だけでなく、新しい夢や、同級生との学校生活に、邁進する若い妻に、おいてけぼりを食う夫の悲しさもありましたが。
あと、普通の主婦だった直子は死んで、
医学部に入ってやり直す、という話をした時の、「男にしがみついて生きてるなんてみじめ」だなんて発言をよどみなく、当の本人に言うなんて、一度消えて生まれ変わった命だから、言えちゃうんでしょうか?
男のがみじめでしょ、これじゃ。
人は、自分の満足のために人といるんではなくて、人と一緒にいることで満足するんじゃないのか?
直子は死んで、人生やり直してるけど、平介は、やり直せないんだよ?
だけど、再婚することはできるのに、
最後の行為は、心の底では、平介を他の人にとられたくない、って思ってるようにも感じた。
二人は、結ばれないのは分かる。
悲しいことです。
そこまで愛した夫に、
あなたの妻で良かった、と言えないで、あんなこと言うのは、変だよ。

なんてゆうか、これ、感動する話ではない気がする。
特殊な状況におかれた場合、男は女は、どんな風になるかを妄想して、会話劇にした。って感じです。
読めたし面白かったけど、
気持ちが悪いし、変で、大切にしたいとは到底思えない作品。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.79:
(2pt)

いたたまれない

ストーリーは引き込まれるものがあった。が、娘の体を持った母のノリが軽いところがあり、不自然さを感じることがあった。ラストは蕁麻疹が出そうだった。平介がこれまで以上の苦悩とジレンマを抱えながら生きて行かなければならないからだ。何ともいたたまれない気持ちになった。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.78:
(2pt)

注 この作品はミステリではありません

友人に「東野圭吾といったらまずはこれ。とにかく最後まで読んでみろ」と勧められた私は東野圭吾はミステリ小説を代表する多作な作家ぐらいにしか知らなかったので、この小説を読み始めた私は「事故で娘の中に母親の意識が入り込む…?これは最後の最後で実は娘が母親を演じているんじゃないか?」とどんでん返しに備えて、最後まで読み進めました。

が!まさかの展開!

そう!これはミステリ小説ではなかったのです!
娘の中に母親の意識が入り込む…
これはもう作品の根幹として揺るがないものだったのです!

最後の展開も「ええ…今まで亡くなったバス運転手の家族の話とか被害者の会の話してたのに、そこらへんはもうただのストーリー要素でしかなくて、伏線も何もないじゃん…」となって、「秘密」を知っても、「あっそう…」としかなりませんでした。
確かに皆さんのレビューを見ると、夫婦の絆のような表しがたい何かを夫である平介の視点から繊細に描写していたのでしょうが、私自身謎解きに期待していたので全然描写そのものに感動するみたいなことはなかったです。

一つだけ言えることは「ミステリ小説ではない」ということを最初に知って、この物語を読めばまた違った、それこそ皆さんのように、作品自身を色々と解釈できたのかな、と思います。

東野圭吾という作家名と日本推理作家協会賞という名前には目をつぶって、本作を読みたかったです。

…ちなみにこの小説読んだあとに日本推理作家協会賞について、調べたら全然ミステリじゃなくても、賞は作品に与えられるみたいですね。
じゃあ、「推理」とれ!「日本作家協会賞」にしなさいよ!泣
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.77:
(2pt)

間違えました!

バリバリの殺人ミステリーが好きなのに買った私が間違いな一冊です。ヒューマン系ファンにはたまらないかも!
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.76:
(2pt)

直子はただのビッチ

なぜ高評価なのか、わからない。
感動よりも違和感があり過ぎて、直子の言動には共感できない。

私にも小学生の娘がいるから母親としての感情から直子の言動を見た。
まず、ありえないのは身体は娘のものなのに、父親である平助にセックスをしようと自分から迫ること。
あり得ない。近親相姦を娘であるモナミが望むだろうか?
しかも、止めたのは父親である平助。もし、止めなければやってたでしょう。
この流れ自体、母親ではなくただの淫乱狂の馬鹿女。
医学部に頑張って進学したのも、娘のためではなく自分のため、直子という平凡で自立できない中年女性が、もう一度、自立を目指して、自分のために医者になることを実現しただけ。

モナミの意識が戻る演技も、陳腐でまったく共感できない。
男側の勝手な目線で書かれた、変な話。
直子の意識があると平助が気づかないように指輪なんか小細工しなければ、よかったのに。

平助は、でも直子の意識があるモナミが嫁いだことで、結婚当初はショックでしょうが何年かすれば、多分、性的な相手、彼女が出来るのではないかと、思う。
とにかく、要所要所であり得んだろう!という直子にまったく感情移入できず、さらに平助にも感情移入できず、残念な話でした。
高評価、泣いた、感動した、とかが本当に理解できません。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.75:
(1pt)

マンガチックかどうかが問題ではないんだな

東野圭吾の本を、最近良く読む。この人は「推理作家」と一言で括るのが難しい。守備範囲が余りにも広いからだ。本作は日本推理作家協会賞を受賞しているが、そもそも推理小説と呼んで良いのかも曖昧である(まあ、小松左京の「日本沈没」に授賞している時点で、「日本推理作家協会賞受賞作=推理小説」では無くなっているんだが)。東野氏の著作が読みやすい事は、多くの方が認める所だろうが、それは「結局は移動時間などの暇潰しで読むものであって、本腰を入れて読むものではない」という事にも繋がる。素っ気なさすら感じられる東野氏の文章は、食い足りなさを覚えてしまう。

本書は人間ドラマである。推理小説ならば、 人間を将棋の駒のように動かしたり、人物描写が浅薄であったりしても、多少は多目に見る事が出来る。もちろん程度問題ではあるが。しかし、人間心理の描写の精密さが求められる人間ドラマでは、そこを看過する訳にはいかなくなる。本書に登場する人間は、どいつもこいつも薄っぺらい。物語の導入部、直子と藻奈美の入れ替わりが判明した後も、平介と直子の間に、当然あるべき葛藤などは微塵も無い。藻奈美の死や、いつか藻奈美が戻ってくるのではないかなどという事は一切考えない。「信じられないけど奇跡が起きた。いやあ、良かった、良かった」で済ませられる話ではないだろうが。

その後のストーリー展開も酷いものだ。平介は、すっかり歪つになってしまった夫婦関係を維持しようとするが、それは無理な話だ。直子は藻奈美として人生をやり直そうとしている。いくら言い繕った所で、「杉田直子としての人生をもう一度歩むのはごめんだ」という本音は隠せない。しかし、直子の状況に適応する力は半端ではない。下手をしたら「事故から助かったのは良いが、その時のショックで頭がおかしくなった」とも思われてしまいかねないような危機を、易々とクリアしていく。それに、高校生の時には、自分よりも(精神年齢が)30近く離れた相手と恋愛関係になる。そんな事はあり得ない…とまでは言わないが、直子はショタコンだったのか?

平介も「直子はいつまでも自分の妻」というユートピアに居続けるために、手紙の検閲や盗聴(!)までしてしまう。嫉妬に駆られての事だというのはわかるが、やっぱり気色が悪い。本書を低く評価している方々は、直子の身勝手さをあげつらっているが、平介の方もなかなかだと思う。オナニーは出来ても、風俗では役立たずというのも「そうなのか?」と思った。それにしても、性的な描写が多い作品だった。

一番おぞましかったのは、藻奈美の身体でありながら、平介と性交渉を持とうとする直子。バカな事を言うなよ。いくら心が愛する伴侶のものでも、実の娘を抱けるような鬼畜な父親がいるか? それが成立するのはエロ本やAVだけであって、本書のような作品では絶対に持ち出してはいけない事だ。仮に、直子が男の身体に憑依したとして、散々葛藤した挙げ句、平介が「中身は妻だから」と性交渉を持ったとすれば、LGBTに関わる人たちの間では「美しい愛の形」と受け止められるかもしれないし、異性愛者としても理解出来ない訳ではないが、近親相姦となると話は別だ。

そして訪れる破局(敢えてこう表現させていただく)。平介にも色々と問題はあっただろうが、やはり直子の決断は、読者としては受け入れ難い。藻奈美として生きる事を選んでも、心はあくまで直子のままなのだから、どう好意的に解釈しても不倫は不倫である。しかも相手は、自分の娘を事故に遭わせた男の息子。突っ込みどころが多過ぎて、もう何も言う気が起こらない。直子が「お父さんの孫よ」と言って、自分の産んだ子供を平介の元に連れてこられるか? レビュアーの方々も、このラストには否定的な方が多いようで、ホッとした。

感動する訳でもなく、ただただ不快なだけの読書というのも、なかなか体験出来るものではない。貴重な体験だった。本書を誉めている方は女性が多いような気がするが(あくまでイメージ。本書が大嫌いという女性や、本書のファンであるという男性には謝罪させていただく)、直子と平介を逆転させてみた場合、それでも感動できるかどうか、是非考えてみていただきたい。こじつけになるが、男女同権というのはそういう事ではないのかい? 「男の悲劇なら感動するが、女の悲劇は腹が立つ」というのなら、その人は似非フェミニストだ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.74:
(1pt)

母、妻の愛をバカにしてる

既婚30代女性、小学生娘持ちです。
私が直子だったら?…いやいや、有り得へん、そんな状況考えられへん…
それでもどうにか直子の立場になってみました。
まず、身を呈して助けたかった娘の精神(魂)を追いやった自分、を許せません。どうにか自分が出て行って娘の魂を呼び戻す事ばかり考えます。直子のように今の状況を割りとすんなり受け入れる事なんてできません。娘を失った悲しみでおかしくなると思います。
モナミとして生きていく、と決心したら、
いつモナミが帰ってきても社会に溶け込めるように、モナミ宛に毎日事細かに日記を書きます。モナミが苦労しないように、モナミの身体を借りているだけなんだから、娘が帰って来た時の事を前提に社会生活を過ごします。常に娘の事を考えて行動します。母とはそういうものだと思います。
勿論、初めてのキスも男性とのお付き合いも結婚も、娘のもの。母が勝手にすべきではない。
恋愛面での直子の様な振る舞いは到底理解できません。自分が鏡を見る度、映るのは最愛の娘。
母である自分じゃないのに…
ソウマのクダリの時だけ精神が10代の子供みたいになって都合良すぎます。
気持ち悪い。直子はどうしたかったの?
モナミの意識がもしどこかで母の行動を見てたら、とか考えないの?

夫婦については、どう考えても、どうなっても、身体の交わりは持てない事位わかるので、今後についてどう生きていくか早いうちから散々話し合います。
自身としてはこうなった以上、モナミが帰ってくるのを待ちつつ父、娘として平介の側にずっといるのを希望します。交われなくても夫が心配だから、娘の為にも夫のそばにいたい。
でも夫婦にとってSEXは大切だと思います。
夫が新たな恋をした時に、モナミが帰ってきた演技をするかもしれません。
それはそれはショックだと思います。
でも自分は娘に勝手に、自分の選んだ人と結婚等しません。
だって…ほんとに…毎日鏡に映る娘の顔を見る度、そんな気にならないと思いませんか…?

ここまで真剣に書いてバカらしくなりました。
やっぱり全てが有り得へん!!
ラストの、指輪の……ですが、
直子の、ただのエゴです。
平介が可哀想で胸が苦しくなりました。なんてなんて浅はかで残酷な…!
でも魂がどこかに行ったモナミが一番可哀想か…

モヤモヤが止まりません。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.73:
(1pt)

既婚者の男にとっては辛すぎる。

題名の通り、既婚者の男性(特に娘がいる人)にとっては辛すぎます。 絶対に読まないで下さい!どんなグロいホラー映画よりも残酷です。 評価が☆1つなのは、私が既婚の男で娘がいるからです。 物語の内容は、他の方も書かれているので省きます。 読むなら未婚のうちに読んでください。 娘さんがいるご主人、あなたは読むと必ず後悔しますよ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.72:
(1pt)

半分しか読んでないのにレビューします

中盤の直子がどんどん内容の伴ったリア充になっていく様と 平介が風俗でも楽しめなかったあたり、高校の文化祭あたりが最高にキツくて 打たずにいられませんでした 相馬が憎い!いや、普通の高校生だし、悪いってほどじゃないんだけど 文化祭に来てる父親にあいさつに来るとかどんだけ自分に自信あんだよ! 憎い! これからもっとつらくなるんですか、この話・・・?中断しようかな 私はけっこう嫌になると途中で中断して先に進まないでもいいやってなっちゃう 性格なので。 中年男性は普通に心折れると思います。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.71:
(2pt)

結論から言うと飛ばし読み

あまりにも巷の評価が高いので、自分は自分と冷静に読み始めたつもりだったけれど、どこかで期待し過ぎてしまったのか。他の作品もかなり読んでいるが全て推理ものだったので、謎解きまでの伏線を楽しみながら読むことができたけれど、この本は最後の「秘密」にたどり着くまでが冗長すぎて結局飛ばし読みしてしまった。どんなに最後を先に読みたくてもそこを我慢して、また我慢する甲斐があるほどぐいぐいと自分を引きずりこみ、結論までの伏線を楽しめるのが本来のミステリーのあるべき姿かと思うのだけれど、いかんせん、この作品に限っては残念ながらその伏線が私にとっては「長すぎる前置き」にすぎなかった。

「秘密」の内容は、きちんと最初から忍耐強く読み進めた人にとっては、確かに「驚愕」だろうし、感動もそれなりだろうと思う。でも私にはそれが出来なかった。娘の体にいる妻と主人公の夫との延々としたやり取りを読む気にはなれなかったし、魂は妻でも体は娘なのに裸になってベッドに入ってしまうのも(結局は何もせず終わったものの)理解できず嫌悪感だけが残り、その時点でもう登場人物に感情移入が出来ず、完璧に距離が出来てしまった。映画化までされた作品であっても必ずしも名作とは限らないのか。もしこれが一番最初に読んだ東野作品だったら、おそらく二度と彼の著作は読む気になれなかったと思う。幸い、他の推理物は楽しめるので、私はそちらの方だけに絞って読もうと思う。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.70:
(2pt)

娘の身体に移った母の、生き方の変化が唐突

バスの転落事故で、助かったのは娘の身体と母の魂だった。死んだのは母の身体と娘の魂。
フィクションだから、「母の魂が娘の身体に移った」という設定はそれでいいと思う。
しかし、娘の身体に移った後の、母の生き方の変化が唐突だという感じがした。
「医学部に入って医者になる」のは、娘の遺志でもないようだし、それまで平凡な主婦だったと
思われる母がやり直したかった人生(小説の中で母はそう言っているが)でもないように思う。
「この不可思議な現象を科学的に解明したい」のが動機なら、『事故で二重人格になったから』と
いう結論は安直だ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.69:
(2pt)

これはどうだろう、、、

最近、同作者著「悪意」を読み、その伏線の張り方や人物描写に魅かれていたのですが、この「秘密」にはがっかり。

娘の体を持ってしまった大人の女性、というのが一つの大きなテーマであるはずなのですが、とにかく浅い。
大人の女性と娘との違いは主に言葉遣いや立ち振る舞いでのみ表現されるに留まり、しかも白々しい。読みながら苦笑。
もう少し内部感情的な葛藤があってもいいはずでは?たとえ主人公中年男性の視点からであっても、それは表現できるのでは?
大人の女性と娘の違いが、陰毛に対する羞恥心や親父に対する嫌悪感のみであるはずがないだろう。

リアリティがなくて感情移入も出来ない。複雑な心の機微には触れられず、妻と娘が死んでしまいとても悲しい、妻は娘の体に
移っていてちょっと嬉しい、加害者のバス運転手は憎い、など淡々と分かりやすく表現されており、読んでいて主人公の心が掴めない。
これは本作品の登場人物すべてにいえることであるが、まるで人間味が感じられない。特に直子、ちょっとスーパーマンすぎるだろ、と。

個人的に分かりやすい小道具がでると冷めてしまう。指輪、そば、クリスマスイブ、懐中時計。双子の人形はもう少しスマートに登場させられないものか。
あと、この夫妻ちょっとお互いに対し真面目すぎはしないか。どうしてそこまで一緒に居たがっていたのか理解に苦しむ。
結婚という制度、愛は永遠という幻想、に縛られているのかと思ったが、妻も少なくとも指輪を作り変えるくらいには夫を愛していたようだ。
しかしなぜそこまで愛し合っていたのか、その辺の記述はなく、その結果無理して共同生活を送っていたようにしか感じられない。安いドラマのようだ。
どうでもいいがあの場面、直子を抱くことが出来ればすべて解決していたように思う。そうすれば物語ラストへと続く小細工なんて無くてすんだ。
主人公に出来ることなんて直子を解放するか束縛するかどちらかしか無いのだから、その中間を選んだ先にアンハッピーエンドが続くのは仕方ない。
主人公は宙ぶらりんな状態に安住し、直子はそこから一歩進んだだけの話である。その一歩がかなり手の込んだ非人間的ものだったというだけの話である。

ラストシーンに関して。ミステリー小説はラストが全てだと思う。序盤中盤は伏線張りであり、ラストを盛り上げるための捨てごまである。
だからこそちょっと退屈な本でもラストに期待して読み進めていける。で、本作のラストはというとダメダメである。
なるほど「秘密」とはそういう意味だったのか!なんてならない。なぜならその伏線はほぼラストから始まってるいから。小説全体を通して
裏切ってくれることを期待しているのに、いきなり始まった伏線をすぐに回収しては読んだ甲斐がないではないか。
それに加え、ラストを見破ることはほぼ不可能である。物語の主人公が違和感を感じなければ、読者はそれを信じるしかないではないか。
状況が特殊すぎるのと、そもそも登場人物にリアリティがないため感動もできない。主人公の心境的には、愛する妻を他人に渡さなければ
ならないという、寝取られの気持ちであろうか。それ以外想像できない。

まとめると、大きすぎるテーマに対し練りが足りなかったのでしょう。ファンタジーな設定はこの作家には向いていない。
女性登場人物のスーパーマン度は同作家の「白夜行」に匹敵します。ところどころに出てくるシニカルな視点は好きでした。星二つ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.68:
(1pt)

感動しません。失敗しました。

設定がトンチキなのはいいんです。
小説ですから。
しかしその設定をいかに上手く産み出すかと書き上げるかが問題だと思います。
大人気の作家さんですが今回かなりハードル高い設定にしましたね。
結果として今回自分には大失敗でした。
まず設定も文章も生理的に受け付けない。
平介と直子の言動がまったく感動に結び付かず読んでて段々気分悪くなりました。
こういうのはもっと文章が繊細な人に書いてほしいです。

感動する本、泣ける本を探してた時にこれが結構紹介されてたので読みましたがまったく感動しませんでした。
嫌に暗くて最後も読後感が悪く読まなければ良かったです。
推理作家協会賞受賞してますがそもそもこれって推理小説ですか?
東野圭吾さんの推理小説を読みたい、感動する話を読みたいならこれはやめておいた方がいいと思います。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.67:
(2pt)

イマイチ。

娘と嫁が入れ替わるなんて、ちょっと違和感があるし、読んでて不快感が湧いてくる。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.66:
(1pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する※削除申請(1件)

娘と母の体が入れ替わるって

なんかありきたりじゃないですか?

移り変わる所までは読んでいたのですが、母と娘の体が移り変わった瞬間に読むのを
やめてしまいました。

ありきたりすぎじゃね?って思いません?

それでなえてしまって読むのをやめてしまいました。

あなたはどう思いますか?

よかったら気軽にコメントください。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.65:
(1pt)

UBW

個人的には、本当に妻の意識は消えてしまい娘が蘇った方が100倍良かったと思います。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.64:
(1pt)

感動なんてもってのほか、、、

売れっこといわれる東野圭吾の本をちゃんと読んだことがないなと思い、新幹線に乗っている間読むために購入。
妻の魂が娘に入ってしまうという設定は知っていた。こんな受け付けがたい、(私は)生理的に不快な設定をどう活かすのだろうか、映像化までされて感動というレビューが多いということは、うまいことやっているんだろうと期待していたのですが…

まず、東野圭吾の文章が好きではない。読みやすいは読みやすいが、薄っぺらい。
内容も私は終始不快感を持ちながら読んだ。いつかこの不快感は払しょくされるのだろう、と期待していたが最後までされないどころか強まっていくばかり。あまりにもあっさりと直子と平助が異常な状態を受け入れてるし、もなみの存在があまりにも軽い!軽すぎる!!
読まなければよかったな、と思ってしまいました。

文章も、内容も、この本が感動とか名作とか言われる理由が全く分かりませんでした、、、
アマゾンでは☆5のレビューが多いようですが、、、、
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.63:
(2pt)

読んでスッキリとはいかない

レビューの多さや、映画化された人気の作品、ということで期待して読み始めたのだが、
途中、何度も投げたくなった。

みなさんのレビューを見ると、評価が分かれるのだな、ということは承知していたのだが・・・。

こういう話もありなのだろう、と思いつつも、私としては、全くどこにも、誰にも感情移入
できなかった。そして、最後まで読んで何となく納得がいかない。

ま、お時間のある人は、読んでみても良いかも知れない。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.62:
(2pt)

面白いけど二度と読まない

途中までは辛いストーリーで終盤になってやっとあぁ少しは救われたな〜と思っていたら最後に裏切られた(悪い意味で)。
平介はやりすぎでストーカー化したけど何年も我慢した末に結局二人を失うわけで。。。
そして未来への希望もない平介に対して、娘のフリした直子が若い男と作った孫?を見せに来たりするのかと思うと想像しただけで怖い。
今後本当に藻奈美が目覚めたらどうするの?
時計屋のおっさんに喋ったらいずれはばれるってわからないの?
結末ありきで無理やり都合つけたと感じた瞬間一気に白けました。
人それぞれだけど、こんな展開で「号泣しました」とか「夫婦愛に感動」とか言っている人の気持ちが自分には理解できない。
ただ好き嫌いは別として小説としては結構面白いので★2で。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208

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