■スポンサードリンク
(短編集)
怪しい人びと
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
怪しい人びとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「寝ていた女」はじめ7作品の短編集。 「怪しい人びと」の短編は,小説宝石または別冊小説宝石に掲載したものとのこと。 ほっとミステリーワールド (7) (大きな活字で読みやすい本) に収蔵されている「甘いはずなのに」は,「怪しい人びと」に収納されていました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全編にわたり、読者を引き込ませる手腕はさすがですね。謎の着地点もある程度納得できる。ただ、ミステリーというジャンルだけに、二読、三読したくはならないかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
売れっ子の東野氏の昔の作品の出来栄えはどうだったのかと興味を持って読み始めた。 短編集は実力がよく分かる。 短いストーリーでこれほど惹きこまれる作品は珍しいというのが率直な感想。 やはり売れっ子になるには理由があった。 文章(読み易さ)やストーリー展開がかなり優れている。 今後も活躍して欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日常生活の中で、誰の身にも起こりうる犯罪がこの短編集の共通したテーマとなっていたと思う。東野圭吾はよく小説の中で、人間の深層部分に潜む悪意を(グロテスクではなく)あくまで淡々と描く。そのある意味怖いもの見たさにも似た面白さと、(現実離れしてないだけに)却ってそのリアル感によって読む側を強烈にストーリーへ引き込んでいくコツのようなものを心得ているように感じる。その最たるものは「白夜行」「幻夜」あたりになるのだろうが、この作品でもその趣向は例外ではない。それが顕著に表れたのは灯台の話だが、読んでいてまるで昔の怪談のようなジワッと冷や汗が出るような恐怖感を味わった。そして最後の陰鬱な余韻を残した結末(オチ)といい短いストーリーの中に作者の持つ計り知れない力量を堪能できた。他の作品は若干軽いタッチの作品やハッピーエンドのものもあり、それぞれ毛色も異なるが謎解きの要素も含め、どれも構成のしっかりとした粒ぞろいの短編集だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
七本の短篇が収録されている。情というもの、愛情、無情どちらもそれらに触れられる。 どちらかというと、なんとなくハッピーエンドな物語だが、『灯台にて』のように、陰鬱な情念というか、怨念みたいなものをさらりと写し出している作品もある。 どれもオチが秀逸で、安心とドキドキを繰り返しながら読める短篇集だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
探偵ガリレオは正直のめり込めなかったが、この短編は比較的私達の身の回りの事象がテーマとなっていて自分の事のように身近に感じながら読めたから、スイスイ、グイグイと楽しめた。仰々しいオチを用意しているわけではないので、あまり構えずにちょっとした面白話を読めたいと言う感覚で読めば良いのでは。 電車や飛行機で読むには最適かと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は日常にうずめくダークな部分に焦点を当てています。また、本書は短編小説でありながら、切れ味鋭い出来である。 各短編の紹介をします。 ・寝ていた女:ある日家に帰ってみると、見知らぬ女がベッドに寝転んでいた。その見知らぬ女は、なぜいるのか? ・もう一度コールしてくれ:警察に追われ、侵入した家があのときの因縁のある人だった。この人のせいで、人生が転落していったと思っている。 ・死んだら働けない:仕事熱心な性格が皮肉な結果を招く。「仕事熱心は結構だけど、それに夢中で、人の気持ちだとか考えなくなったら終わりだよ。」という言葉が印象的でした。 ・甘いはずなのに:本書の中では、一番良かったですね。自分の勘違いが、もしかしたら無実の人を殺めることになるとは。 ・灯台にて:主人公の僕がその灯台に行ったのを伏せて、祐介にその灯台に行くように仕向ける。そこで起きた出来事から僕と祐介の関係はどうなるだろうか? ・結婚報告:結婚報告の手紙が智美に来たのだが、そこに映っている写真は別の女性のものだった。それを解明するために、智美は金沢に向かう。その手紙と写真によって犯人が捕まることになるのだが。 ・コスタリカの雨は冷たい:カメラの電池のふたによって、犯人の手がかりが得られた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編を書いても、短編を書いても東野さんの面白さは損なわれませんね。まあファンの方ならご存知でしょうが(笑)。 今作も短編小説とはこうあるべきというような、見事にまとまった秀作ぞろい。飛びぬけたトリックなどがあるわけではないですが、ミステリアスにしかも、短い作品ながらキャラクターの造形の巧さはさすが。キャラクターが生きているため、作品が生き生きしてます。 コミカルなミステリーからダークなミステリーなど多彩なショートミステリーの中で、私のおすすめは「甘いはずなのに」。苦難の末のラストにともった明るさが見えそうな終わりかたがなかなかの出来です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編ならではで、読みやすく、すらすら読み終えました。個人的な感想は、それほどすごいトリックがあったとは思えませんが、それはそれで短編らしいのではないでしょうか。私のお薦めは「甘いはずなのに」です。本に集中すればするほど、グッとくるいい話。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編ものなのに、思いも寄らない殺人のトリックが味わえます。おもしろい、コレ!!コメントより実際に読むべき。世にも奇妙な推理小説集です。飽きっぽい人でも、読む価値あり。話短くても、内容は濃い!!これって、推理小説の理想であり、基本でしょ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!