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白馬山荘殺人事件
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白馬山荘殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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現在2015年6月にして初めてこの作品読みました。初版1990年(文庫版)との事で、今読むにしては時代背景が違うので、そこは呑み込んで読みましょう。(例えばリーゼントにグラサンの主人公を愛せる努力を) で、話のざっとした入りですが 「1年前に閉ざされたペンションにて密室で毒殺された兄の死の真相を追求する」という物です。 そこには謎解き要素もあり、隠された人物の背景もあり、非常に読みやすい物だと思います。 でも、これは時代に関係ないと思うんですが、読みながらずっと引っ掛かったまま進みます。 だって、『密室殺人』と『毒殺』って両立しないじゃないですか。 で、その『密室殺人の謎』を頭を使って考えるわけですが、「え?毒殺だから事前に毒仕込んでそれ密室で飲んで死んだたけじゃねーの?」って説は完全にスルー。 躍起になって密室に拘ってるのが何だかデキレース、滑稽に思ってしまいました。 なーぜ、そこ毒殺にしたかな。 意味分かりません。 あと、謎解きは読者が考えて分かるようなもんじゃないので物語に任せましょう。 よって ・読みやすかった ・本格ミステリーだった という点で加点 ・密室と毒殺のハテナ ・登場人物の半分はいてもいなくてもいい ・謎解きは主人公任せ この減点で星2つですかね。 | ||||
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暗号の謎解きをメインとした本格推理もの。 白馬の山荘で突然の死を遂げた兄、その真実に迫るため妹のナオコは一年後にそこを訪れることを決意する。 暗号の鍵となるのがペンションの名前でもある「マザーグース」。 その唄の詞に隠された秘密を読解し、真実へと近づいていく・・・という物語。 | ||||
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ストーリーの概略はほかの皆さんの書かれているとおり。 話の展開やミステリーの完成度の良否は意見の分かれるところ。 私はちょうど、被害者の妹のナオコと友人のマコトと同世代の “アラフィフ”である。 冒頭の新宿駅のホームの描写から、ペンションの宿泊客・従業員の登場、 食事のメニューやそれぞれのグラスの中身、ナオコの兄の飲み物の描写など、 1980年代に青春を送った者にとっては、まさに郷愁・懐古の情をかき立てられる。 口調や仕草による登場人物の書き分け方に「古臭い」という批判もあるようだが、 著者の古典に対するオマージュととらえれば、舞台が1980年代でも無理はない。 シュールな時間経過とその後のそれぞれの出立、出会いと別れ──収斂と解散が せつなく描かれている。 特にドクター夫妻との別れの場面は、ゴツゴツした表現がかえって胸に迫ってくる。 現在40歳代後半~50歳代の「バブル期の青春」を謳歌された方は、 本作品の支柱を彩るバブル期ならではの華やかな雰囲気を堪能できるだろう。 ナオコもマコトも現在は50歳かと思うと、この作品独特の世界観、人物群像、 複数のエピソードの背景も、ある意味で「1980年代の古典」として不朽の名作と なり続けるであろうことは想像に難くない。 | ||||
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密室トリックと暗号解読の盛りだくさんな内容でした。 盛り込み過ぎて置いてきぼりにされた感じがありますが楽しめました。 主人公がお兄さんの手紙をヒントに暗号を解いたのは納得ですが、 かくいうそのお兄さんはどうやって暗号を解いたのかが謎です。 でもどっぷりミステリーを味わえる作品だと思います。 | ||||
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兄の自殺を信じられない妹は1年後,現場となった山荘を訪れる. マザーグースと密室の謎の先にある真相は? ベースとなっているのはマザーグースを元にした暗号と密室トリックという いかにも古典的題材である. つまらないというほどではないが,現代のミステリーとしてはいくらなんでも古くさい. 暗号の謎解きには説得力がないし,密室トリックもありふれている. 事件の背景にあるもう1つの真相の意外性が効いて読後感は悪くないが, 東野作品としてはやや魅力に欠ける. | ||||
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うーん、特に印象に残るものは何もなく。 この方の作品の中ではとても平凡な出来なのではないだろうか。 暇つぶしと言う意味では十分。 | ||||
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これ英語を解る人ならもっと面白いんだろうなーって思いました。マザーグースといったマニアックな謎解きは正直クドかった。最後はいい展開で閉まったので面白かった。 | ||||
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青春推理としてのイメージの強かった東野氏が初期に手掛けたクローズドサイクル本格推理もの。この当時一大ムーブメントとなっていた新本格推理系にすり寄った作品とも言える。テーマは殺人事件そのものよりも童謡マザーグースをモチーフにした暗号解きがメインで、その頃の新本格系作家がいずれもディクスンカーを目指していたのと対照的にアガサクリスティーを彷彿とさせる題材なのは東野氏ならでのこだわりが感じられる(新本格系はカーを信奉しクリスティは否定がデフォルトですからね・・・)。 後半は宝探しがメインとなり純粋なミステリーとしての魅力はやや薄まるが、最後までテンポ良く話が進行していき、一気に読ませるのはさすがだ。 | ||||
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謎解きかな? 暗号を解いていく過程と、密室殺人の謎を解いていく過程。 容疑者は山荘の宿泊者と従業員に固定されているのでわかりやすいが 謎解きがメインで犯人は誰かという推理をする魅力にちょっと欠ける。 それから、山荘の描写は見取り図まででてきてわかりやすいのだが、 山や谷の位置関係とか、谷の深さの感覚がつかみにくくて風景描写の方に やや不満を感じた。従い、星3つ。 謎解きは、刑事と殺された兄のかたきを討つ妹およびその友達 によってなされるが、刑事さんのキャラクターが見えにくいのが残念。 かといって女性2人の大活躍かというと、そうでもないし。 なんとなく物足りないという感想です。 | ||||
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東野圭吾さんの書かれた小説は全て読ませて頂いたんですが、個人的に強く確信したのは“東野さんが白銀世界もしくはゲレンデなど雪深い地を舞台に書かれた小説には外れが無い!!”という事でした。いや、あくまでも個人的に感じた意見なので他の方は「あの作品はイマイチだった」と思われるものもあるとは思うのですが。私はこの比較的初期の頃に発表されたこの白馬山荘殺人事件が本当に傑作だと思いました。 ストーリー的にもマザーグースを謎解きに引用するなんてセンスがあるというか、あの只でさえ謎めいたマザーグースの歌が絡んでいると聞くだけでも面白いと思わせる魅力的な内容です。そして真犯人に辿り着くまで二転三転する登場人物達の立ち居地が何とも意外性があってわくわくする。 初期の奇をてらったりしない純粋な謎解きに没頭出来る作品は今読んでも新鮮で心から面白いと感嘆します。やはり東野圭吾はすごい! | ||||
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東野さんの初期の作品になりますが、最近のと作風も変わりませんので、安心して楽しめます。 白馬山荘で3年連続で起きる人の不審死。果たして自殺なのか事故なのか、事件なのか。 なお、トリックは難解で、説明されても熟読しないと理解できません。 よって、推測するのは無理かなと思います。 | ||||
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事件は3つ起きていた。 元の持ち主の息子の死亡事件。 宝石店の入り婿の死亡事件。 主人公の兄の死亡事件。 そして友人と山荘に来た主人公。 そこでまた殺人事件が起きる。 元の持ち主が作ったマザーグースにまつわる鍵。 その鍵を開けて行くと事件は解決するという。 多段階に解決するので,結末がいつまでも続く。夕焼けと朝焼け。 マザーグースに親しむのによい作品。 参考文献もある。 最後にケルトの話がでてくるのがよい。 | ||||
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殺人トリックもさることながらマザー・グースの唄に謎を掛けながら展開していくところはなかなか面白い。トリックそのものは「放課後」の手法に近いものがある。一般文学314作品目の感想。2011/01/03 | ||||
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今から20年以上前の東野氏の作品。 何故か読むのを忘れていた。 最近のと比べるとテンポが悪いのは否めない。 が、やはり当時なら及第点レベルだ。 テーマはマザーグース。 だが、若干懲りすぎな感がある。 最後の二つのひねりもひねりすぎかな? この夏の旅行で海辺で読んだが舞台が舞台なのでそれはお勧めしない。 当然冬に読んだほうが気分が出る作品。 | ||||
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今回の東野圭吾さんは、「白馬山荘殺人事件」 これは、わりと初期のころの作品のようです。 外界から閉ざされた山荘ということで ミステリーとして古典的な舞台設定。 東野圭吾さんらしい点と言えば 謎が解決して、事件が終わった と思ったのに、 その後、新たな謎と解決が出てくる というところでしょうか。 ただ、その効果を上げるには、 最初のメインの謎解きを もっと全力を挙げて 書いて欲しかったかなあ と思います。 最後の方で、意外にあっさり 解けてしまってるような気がします。 それにしても「緻密」というか 計算された筋書きというわけでは、 なさそうですね。 例えば、山荘の従業員にお願いして 山荘の平面図(間取り図)を 描いてもらう場面があります。 その平面図が、本の1ページを割いて 掲載されていたりするので これが、後々、何かのヒントに なるのかと そのページに、しおりを挟んで 読み進めたのですが あれっ? と言うような。 まあ、そのおかげで、話の先が 予測しづらいというメリットはあると思いますが。 | ||||
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山荘のひんやりとした空気があざやかです。 事件があるのかないのか、あるとすればその謎をどう解くのか、誰がどのような意図で解こうとするのか、不確定な設定が徐々にきれいに整理されていきます。探偵小説に分類してよいでしょう。 昭和時代の佳作ですね。 | ||||
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東野さんのわりと初期の頃の作品で、暗号の謎解きをメインとした本格推理もの。 白馬の山荘で突然の死を遂げた兄、その真実に迫るため妹のナオコは一年後にそこを訪れることを決意する。 暗号の鍵となるのがペンションの名前でもある「マザーグース」。 その唄の詞に隠された秘密を読解し、真実へと近づいていく・・・という物語。 ストーリーは普通に面白く、飽きずに読める。 が、トリックがかなり凝っていて、正直「ここまで!?」という感じ。 まぁそれを解き明かしてゆくのが推理小説の醍醐味なのかもしれないが、 ちょっと上手く出来すぎている感じは否めなかった。 しかし、犯人が判明してもそこで全てが終わるわけではなく、 更に二転、三転するところがやはり東野圭吾の凄さ。 最後の1ページまで存分に楽しませてもらった。 | ||||
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東野先生のファンで、最近昔の作品を読み漁っていますが… このお話は漫画の「金田一少年の〜」を連想させる ような話だったと思います。 東野先生といえば巧妙なトリックが魅力ですが、 白馬山荘ではプラス暗号。 ちょっとやりすぎ感は否めないですが、 まあ楽しめました。 山荘の見取り図はいいとして、 トリック解説の図までつけてしまったということは 文章でそこまで表現できなかったのかな、とも少し思いました。 わかりやすくてよかったといえばよかったですが。 ミステリー初心者には楽しめる作品だと思いました。 | ||||
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本書は、密室殺人に謎解きとして童謡マザーグースを絡めたようなストーリーです。 公一がなくなったが、それは密室だった。兄が亡くなったあとに、ナオコのところにある手紙がきたという。「マリア様が、家に帰るのはいつか?」という暗号めいたものが気になる。手紙の内容と自殺というのが結びつかないので、ナオコはマコトと共に兄が泊まっていた別荘にいって来る事にする。主人公の兄である公一がなくなったかという真相を探るために、別荘の各部屋にかかっているマザーグースの額縁の謎を説くことになる。 マザーグースの額縁の謎を解いている間に、大木氏が殺された。これは、兄がなくなったことと関連するのか。また、川崎氏がなくなったこととも何らかに関連するのか。 マザーグースの額縁の謎を2人が解明する姿は爽快である。古典的なミステリーなんだろうとは思うが、それなりに楽しく読めました。 | ||||
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マザー・グースが小道具として扱われていると聞けば、普通は殺人の小道具だと考えるが、そこは東野圭吾、暗号として扱い、またどんでん返しも用意してある。 事件、犯人ともに最初はよくある山荘ものと思いきや、読み進むうちにいい意味で裏切ってくれ、なかなか込み入ったものにしてくれる。 | ||||
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