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白馬山荘殺人事件
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白馬山荘殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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東野圭吾らしくラストに意外な人間関係が明らかになる。マザー・グースを暗号に用いる点はすごく考えられている。 | ||||
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新装版の方を読みました。 ペンションへ泊まり雪山へスキー。綺麗な女性に無遠慮にグイグイくる男性陣。 など往年のバブル時代の雰囲気を文章のそこかしこに感じられます。 マザー・グースに明るくない自分は序盤で暗号解読を登場人物に丸投げしてしましました。 しかし暗号である英文の後に登場人物がそのつど解釈を含んだ和訳を入れたり、 密室トリック解説にイラストが挿入されていたり。 読者を振り落とさないような趣向が凝らされていて 理解するためページを何度もめくり返すこともなくスイスイ読めました。 最後に更なる真相の解明もあり 諸手を挙げての大団円とはいかないものの読後感は悪くなかったです。 | ||||
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ストーリーの概略はほかの皆さんの書かれているとおり。 話の展開やミステリーの完成度の良否は意見の分かれるところ。 私はちょうど、被害者の妹のナオコと友人のマコトと同世代の “アラフィフ”である。 冒頭の新宿駅のホームの描写から、ペンションの宿泊客・従業員の登場、 食事のメニューやそれぞれのグラスの中身、ナオコの兄の飲み物の描写、 夕食後のホールでの各人各様のくつろぎ方に至るまで、 1980年代に青春を送った者にとっては、まさに郷愁・懐古の情をかき立てられる。 また詳述されてはいないからこそ、なお一層旅情をかき立てられ、 著者が敢えて書いていない舞台の「余白」を、読者の想像力でヴィヴィッドに彩る楽しみもまた味わうことができる。 口調や仕草による登場人物の書き分け方が「古臭い」という批判もあるようだが、 著者の古典的ミステリに対するオマージュととらえれば、舞台が1980年代でも違和感はない。 シュールな時間経過とその後のそれぞれの出立、出会いと別れ──収斂と拡散が 切なく描かれている。 特に物語終盤のある好人物との別れの場面描写では、ゴツゴツした文体がかえって胸に迫ってくる。 現在50歳代の「バブル期の青春」を謳歌された方は、 本作品の支柱を彩るバブル期ならではの華やかな雰囲気を堪能できるだろう。 ナオコもマコトも現在は50代半ばかと思うと、この作品独特の世界観、人物群像、 複数のエピソードの背景も、ある意味で「1980年代の古典」として再読三読に値する 不朽の名作となり続けるであろうことは想像に難くない。 | ||||
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謎な感じだった | ||||
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著者、初期の作品らしいが,オーソドックスナ、推理に小説。 | ||||
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人里離れひっそり佇む一軒のペンション。一年の限られたある時期にほぼ毎年顔を逢わす事になる常連客達。 ペンションの各部屋には不思議な名前がつけられており、それぞれ部屋の中には「マザーグース」の唄の一部が数行ずつ木で出来たオブジェに書き記されている。 限られた面々、限られた空間の中で密室殺人、そしてお宝探し! お宝を巡って人間の欲深さが仇となり、複数の殺人が起きてしまう。それぞれが怪しく最後まで犯人・真相は解りませんが、クライマックスで数々の謎が解き明かされます。そして複雑な人間関係も。 ペンションの案内人の彼が… ふ~ん!そうゆう事だったのね。最後まで読んで登場人物の人間関係の奥深さが解るようになっているんですね。ちょっと複雑過ぎる気もしないでもありませんが。 今作「マザーグース」の唄が謎解きの鍵になっているんですが、暗号の解読とか好きな人には解き応えあると思います。ちなみに私には難しかったです。暗号解読好きな人は是非挑戦してみて下さい。 何時もの如く大変引き込まれ、面白い作品でした。 | ||||
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金田一一の事件簿が好きな人は、多分気になっちゃうタイトルかなー?と。 読み始めても、キンダニ好きだと、色々想像して、ワクワクしながら推理したり、検索してしまうのではないでしょうか…。 以下、ネタバレなのかな? マザーグース関連を本気で研究している方は、そうでも無いのかもしれませんが。 ひとしきり検索したりして。推理した後に。 東野圭吾さんが作品を作るに当たっての研究度合いに、舌を巻くと思います。 それが、ただ読むより面白い感覚だと思うので、 ぜひ探偵になって。検索して、全貌を明らかにする努力をしながら読み進めて頂きたい作品だと思います! | ||||
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東野圭吾様の初期作品。二人の大学生が、ある山荘にて密室(+α)殺人事件の謎に挑む物語。この小説、古臭さは感じなかったのですが、謎解きのパーツ(ここではマザーグースが英語で書かれている壁掛け)を理解するのに時間がかかりました。最後はお決まりのどんでん返しが待っており楽しめました。相変わらず愁いが残る作品でした。 | ||||
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一年前のペンションでの兄、公一の不可解な死に疑問を持ち、妹の菜穂子がそのペンションを訪れる。事件解明に乗り出すが、そこでも不可解な事件が発生。 多くの謎があって、一つ一つ解明されていく。序盤の伏線が終盤徐々に回収されていく様は気持ち良い。だから、最後の最後まで楽しめる。 この本から感じたのは、女って怖いということ。東野圭吾もそれを伝えたかったんだろうな。角のあるマリアの像がその伏線でしたね。 女の因縁深さには気をつけなきゃ(笑)、と思いました。 | ||||
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非現実的な部分は多少あるが、小説なので面白く一気に読み終えた。 | ||||
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面白い。流石東野圭吾だけあってしっかりしていて読み応えあり。 | ||||
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弱き者よ、汝の名は女なり? 魔女に呪いをかけられし男どもは、意のままに操られ罪を独白する。 女って怖いなぁ~。 何時か、お前が私にしたように、貴方を苦しめたい。 | ||||
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主人公は大学生のナオコとマコト。ナオコの兄、公一は「マリア様が家に帰るのはいつか?」という謎の言葉を残して自殺してしまう。 しかし、その死を殺人ではないかと疑うナオコは公一が死んだその宿へ行くことに決める。マコトも仕方なく一緒に行くことになる。 駅から車で約30分のところにその宿―「まざあ・ぐうす」はある。 宿の名前だけでなく、部屋の名前もマザーグースにちなんでつけられている。ナオコたちの部屋の名は「ハンプティ・ダンプティ」だった。 そして、この宿に泊まっていた客は1年前の公一が死んだ時と同じメンバーだった。 ナオコたちは客を装って調査を進める。各部屋にはマザーグースの唄が書かれた壁掛けがある。公一はそれを何かの暗号だと考えていたようである。 そして、ナオコたちはペンションの廊下にある休憩所で奇妙なものを見つける。それは、「角」のある木彫りの聖母マリア人形であった。その意味を計りかねるナオコたち。 そんな中、客の一人、大木が橋から落ちて死亡する。殺人かどうかは不明。 そして、各部屋に掛けられたマザーグースの唄の謎。公一もマザーグースについて詳しく調べていたらしい。果たして、マザーグースの唄に隠された暗号とは何か?さらに、ナオコたちは真犯人を見つけることができるのか・・・? マザーグースと殺人、と聞くとすぐに思い出すのがアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」である。非常に面白くて、3時間ぐらいで一気に読んでしまった記憶がある。 あの作品とは使い方が異なるが、マザーグースの暗号と殺人事件をうまく組み合わせ、興味を持って読める小説に仕上げている。 そして思った通り、最後には更なる仕掛けが施されている。東野作品をもっと読みたくなる、そんな力を持ったミステリーである。 | ||||
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本作は、東野圭吾氏が執筆した、長編推理小説。 その内容は、いわゆるフーダニット、ハウダニットの要素を重視した作品であって、 その反面として、ホワイダニットの要素はほとんどない。 フーダニットとは、犯人当てのこと。 本作では、閉ざされた山荘の宿泊客のうちに、犯人が限定される。 読者は、この中から、犯人を推理する。 具体的には、作中で歌われるマザーグースという寓話に秘められた、暗号を解く。 この暗号を解いていく過程において、犯人が浮上してくるというもの。 この暗号は、非常に技巧的なもので、読者がこれを解くことは、不可能と思う。 作中で、暗号解読の説明があるが、 そう言われると、そうだなぁ、というもので、言われるまで、絶対に解けないだろう。 ハウダニットとは、犯行方法当てのこと。 本作では、密室殺人が起きる。 読者は、犯人が、密室トリックがどのようなものか、推理する。 密室トリックの質の良し悪しとしては、中の上と思う。 ああ、そのように細工すれば、確かに密室になるなあ、という程度のものと思う。 ホワイダニットとは、犯行動機のこと。 本作では、真犯人が、なぜ作中のような犯行をなしたのか、ということは、 非常に陳腐な理由であり、この点に関しては、あまり期待しないほうがいい。 読者層としては、純粋な推理小説ファンなら、楽しめると思う。 密室トリックとか、クローズド・サークルとか、暗号とか、 魅力的な要素が、多々ある。 反面、作品の中でも、背景事情とか、ストーリー性を重視する読書家の人は、 余り楽しめないかもしれない。 | ||||
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暗号の謎解きをメインとした本格推理もの。 白馬の山荘で突然の死を遂げた兄、その真実に迫るため妹のナオコは一年後にそこを訪れることを決意する。 暗号の鍵となるのがペンションの名前でもある「マザーグース」。 その唄の詞に隠された秘密を読解し、真実へと近づいていく・・・という物語。 | ||||
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ストーリーの概略はほかの皆さんの書かれているとおり。 話の展開やミステリーの完成度の良否は意見の分かれるところ。 私はちょうど、被害者の妹のナオコと友人のマコトと同世代の “アラフィフ”である。 冒頭の新宿駅のホームの描写から、ペンションの宿泊客・従業員の登場、 食事のメニューやそれぞれのグラスの中身、ナオコの兄の飲み物の描写など、 1980年代に青春を送った者にとっては、まさに郷愁・懐古の情をかき立てられる。 口調や仕草による登場人物の書き分け方に「古臭い」という批判もあるようだが、 著者の古典に対するオマージュととらえれば、舞台が1980年代でも無理はない。 シュールな時間経過とその後のそれぞれの出立、出会いと別れ──収斂と解散が せつなく描かれている。 特にドクター夫妻との別れの場面は、ゴツゴツした表現がかえって胸に迫ってくる。 現在40歳代後半~50歳代の「バブル期の青春」を謳歌された方は、 本作品の支柱を彩るバブル期ならではの華やかな雰囲気を堪能できるだろう。 ナオコもマコトも現在は50歳かと思うと、この作品独特の世界観、人物群像、 複数のエピソードの背景も、ある意味で「1980年代の古典」として不朽の名作と なり続けるであろうことは想像に難くない。 | ||||
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これ英語を解る人ならもっと面白いんだろうなーって思いました。マザーグースといったマニアックな謎解きは正直クドかった。最後はいい展開で閉まったので面白かった。 | ||||
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青春推理としてのイメージの強かった東野氏が初期に手掛けたクローズドサイクル本格推理もの。この当時一大ムーブメントとなっていた新本格推理系にすり寄った作品とも言える。テーマは殺人事件そのものよりも童謡マザーグースをモチーフにした暗号解きがメインで、その頃の新本格系作家がいずれもディクスンカーを目指していたのと対照的にアガサクリスティーを彷彿とさせる題材なのは東野氏ならでのこだわりが感じられる(新本格系はカーを信奉しクリスティは否定がデフォルトですからね・・・)。 後半は宝探しがメインとなり純粋なミステリーとしての魅力はやや薄まるが、最後までテンポ良く話が進行していき、一気に読ませるのはさすがだ。 | ||||
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東野圭吾さんの書かれた小説は全て読ませて頂いたんですが、個人的に強く確信したのは“東野さんが白銀世界もしくはゲレンデなど雪深い地を舞台に書かれた小説には外れが無い!!”という事でした。いや、あくまでも個人的に感じた意見なので他の方は「あの作品はイマイチだった」と思われるものもあるとは思うのですが。私はこの比較的初期の頃に発表されたこの白馬山荘殺人事件が本当に傑作だと思いました。 ストーリー的にもマザーグースを謎解きに引用するなんてセンスがあるというか、あの只でさえ謎めいたマザーグースの歌が絡んでいると聞くだけでも面白いと思わせる魅力的な内容です。そして真犯人に辿り着くまで二転三転する登場人物達の立ち居地が何とも意外性があってわくわくする。 初期の奇をてらったりしない純粋な謎解きに没頭出来る作品は今読んでも新鮮で心から面白いと感嘆します。やはり東野圭吾はすごい! | ||||
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事件は3つ起きていた。 元の持ち主の息子の死亡事件。 宝石店の入り婿の死亡事件。 主人公の兄の死亡事件。 そして友人と山荘に来た主人公。 そこでまた殺人事件が起きる。 元の持ち主が作ったマザーグースにまつわる鍵。 その鍵を開けて行くと事件は解決するという。 多段階に解決するので,結末がいつまでも続く。夕焼けと朝焼け。 マザーグースに親しむのによい作品。 参考文献もある。 最後にケルトの話がでてくるのがよい。 | ||||
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