■スポンサードリンク
どちらかが彼女を殺した
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
どちらかが彼女を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を買う前に読んだ「名探偵の掟」で、どうせ読者も本気で推理なんかしてなくて、最後に種明かしされるのを読んで分かったような気になっているというようなセリフがあり、それを踏まえてこの小説は真剣に読んでいないと犯人が分からないということだったので、絶対に自力で解いてやろうと思って読んでいたのですが、結局どっちか分からず、袋とじ(ココにほとんど答えのヒントがのっている)開けちゃいました(^^; 前編を通して真剣にどっぷりハマって読んでしまい、とても楽しめました。通勤・通学時間なんかではなく休みの日に一気に読んでもらいたい小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただいま一度目の読後です。 袋とじの解説も読みましたが、まだ犯人が分からない状態。 (ニブイですかね…?) そして、それがとっても嬉しいのです。 というのも、普通、読み応えのある作品って、 読み終えるのが悲しくて仕方ないから。 「もう終わってしまう〜!!」と惜しみながら読み終えるのが常です。 こんな風に、読み終えてなお、二度目を読む楽しみを残した推理小説に わたしははじめて出会いました。 読み終えてなお、ワクワクさせる、すごい小説! 二度目を読み終えたらまたレビューを書きます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいる最中は加賀恭一郎vs和泉康正の対峙に見ごたえを感じつつ楽しんで読んでいましたが、「加賀恭一郎シリーズの1つ」という前知識しか持たずに読み始めたため、最後、犯人が明かされないまま終わったとき、ただ「何これ?」という印象しかありませんでした。 つまり今まで何冊もの推理小説を読み、自分なりに展開を推理しながら読んでいたつもりでも、実は「最後になれば、犯人を明かしてくれる」という考えの下、ストーリーに身をまかせていただけにすぎなかったのですね。しかしこれは、犯人をつきとめるのは、加賀恭一郎ではなく読者。つまり、読みながら細部に注意を払い、自分で推理をしていく小説。 そして袋とじに、犯人をつきとめるにあたり、重要なヒントが解説されています。 ただこの袋とじ、「手引き」という割には非常に回りくどいため、読んだ瞬間に「そうか!」と、ストンと腑に落ちたかのごとくわかるものではありませんでした。 考えても見ればこの袋とじは「種明かし」ではなくあくまで「ヒント」。だから答えをそのままズバリ書くわけにもいかなかったのでしょうし、おそらく他にはないこの形式を手がけた段階で、東野氏自身も手探り状態だったのではないかとも考えられますが、同形式の『私が彼を殺した』では、袋とじの手引きはよりわかりやすさが向上していると思ったため、星を-1とせていただきました。 そんなわけで私、袋とじを読んだあと、何度も本文と解説を行ったり来たり。こんなに脳を使ったのは何年ぶり(何十年ぶり?)だろうか、という状況。 でも他にはないこのような形式、私はわりと気に入りました。また出して欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後までモヤモヤするおはなし 因みにうちは分からなかった 謎解き好きなら解いてみな(・∀・)アラヨット | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の本格推理小説のなかでも特に有名な『名探偵の掟』において名探偵を笑いものにした作者が、最後まで犯人を明らかにせず読者に推理させることを目論んだこれまた著名なのが本書である。警察官の妹を殺害した容疑者は二人に絞られる。「密室」や「アリバイトリック」といった小細工は盛り込まれていない。単純明快な「フーダニット」の世界だ。事前に読者はそのことを知らされているから、必然的にどちらが真犯人であるのかを究明すべく本書と格闘することを義務付けられている。私も細心の注意を払って読み進めた。手がかりは容易に分かる。おおよその犯人の見当もついた。 しかし「論理的に」説明することにやや時間を要した。仕方なく巻末に付された「推理の手引き」を紐解くことにした。なにやら禁断の袋とじの体裁に映った。それを読んでようやく「確信」を持つことができた。要するに「逆算」の発想だ。二人の容疑者を一人に絞り込めればいいし、実際に被害者の兄(そして加賀刑事)は犯人を突き止めている。犯人確定のポイントをここで書きたいところではあるが、それは読者自身が味わう楽しみであるからして、述べるのは控えておこう。他のレビューが述べているように、「利き手」にヒントが隠されていることは誰の目にも明らかだから、作者は一応の道筋を与えてくれてはいるのである。あとはそれをもとにどう推論を組み立てるか、である。 被害者の兄は、時間を見つけては何度も上京して、そして努力に努力を重ね、真犯人がどちらであるのかを突き止めることに成功した。執念の結果だ。こういう作品はたしかに新鮮だった。しかし結局のところ、ヒントはある一点に集中し、やや面白さに欠ける印象があったことも否定できない。とはいえ、自分が「名探偵にはなれない」ことを完全に自覚させられたという意味ではなかなかインパクトがあった。難易度が増した『私が彼を殺した』にも挑戦したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の二転三転するストーリーにもう頭の中がパニック状態w 結局どっちでも犯人になれるやんっっ!と思わず突っ込んでみたり。 でも、ちゃんと犯人が確証されるシーンが何箇所かあるのね。 いやぁ、恐るべし東野圭吾w 色々と解説やらサイトを見て犯人はわかったんだけども うーん…なんとなく無理があるような気もなきにしもあらず? 確かに証拠にはなるんやろうけど、人それぞれ癖みたいなものはないのかなぁ、とか思ったり。 や、そんな風に疑い始めたらキリがないんやろうけどねw それにしても、こういう技法の推理小説の書き方って 今でこそこうやってネットがあるから色々と検索できて犯人もわかるんだろうけど これがなかったらかなり消化不良になるんやろうなぁw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
容疑者二人のうち、どちらが犯人か。最後の詰めが読者に委ねられる構成 =作者の読者に対する挑戦がなんとも斬新だった。 元恋人男性と元親友女性の二人の容疑者。復讐に燃え警察の捜査をも撹乱 する被害者兄。複雑な様相をみせる事件に挑む、刑事 加賀恭一郎。 そう、本作でも加賀刑事が活躍!『悪意』や『嘘をもうひとつだけ』等の 作品にも登場する彼は、本作でも鋭く事件の真相に迫っていく!その着眼点 には"なるほど"の連続で面白い。犯行の動機が弱い点は気になったが・・・ オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シャーロック・ホームズか明智小五郎を思わせる古典的なネタが犯人探しのカギ。 であるのだが,当てるのは難しい。 文庫本化するときに重要ヒントをわざと削除したらしい(巻末袋とじより)。 そんなこともあって,読者である私たちは, 犯人当ての材料を全て明示されず,材料がどうであったのかから推理しなければならない。 加賀刑事が,ここで犯人を特定したということは,ここは・・・・であったはずだ,とか 主人公が,ここで犯人が誰と気づいたということは,ここは・・・・であったはずだ,とか。 この二重三重の推理を要する作りがなんとも凝っている。 まあ,推理できなくても,犯人は男か女のどっちかしかいなくて, 最後のほうで犯人の性別がなんとなくわかる一文があるので, 理由はわかんないけど,こっちが犯人! と気づくわけだが, 詳細は,巻末袋とじをビリビリ破いてようやくわかったのでした。 久しぶりに推理小説を読んだなあ,と満足することができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人あてモノの推理小説。容疑者が二人に絞られるが、どちらが真犯人なのかを読者に当てさせるつくりなのが面白い。巻末に袋とじなるものがついており、たいがい犯人はわかると思われるが、本編だけではわからなかった。というか、最後まで読んで、「で、結局どっちなの?」と思ってしまった。得るものは全くないに等しいが、気分転換に読むにはお勧めの一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い。 容疑者は2人。最後にどちらが犯人なのかあかさずに終わる。 作者から読者への謎解きの挑戦状が突きつけられるわけだが、利き腕に注意をはらって論理的に考え れば犯人の利き腕がわかる。容疑者2人の利き腕も分かる。故に犯人は○○だ!となる。 まぁ、正直に言って私はどちらが犯人か見抜けませんでした。面倒くさくなってしまったこともあ る。文庫版に付録として付いている推理の手引きを読んでもいまいちピンと来なかったしね。犯人が分 からないことにジレンマは感じますが、どうもそれ以上に鈍いようです。 しかし、物語がなかなか巧妙に作られていて(犯人がわからなくても)面白い。他の小説のように臭 いや景色などの余計なものがあまり書かれていないし、主人公も加賀刑事も冷静なタイプなので、感情 の起伏があまり表現されないこともあってか、登場人物に感情移入することもなかった。 その辺が他の小説と異なっていて、推理小説ファンにとっては推理に集中することができていいんじ ゃないだろうか? 犯人の分からないジレンマが残った人、自分の推理に確証が持てない人は、是非WEBを検索してみて 下さい。親切な人が丁寧に教えてくれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは「犯人当て小説」として有名な作品なので、東野圭吾ファンのはしくれを自認する私としては、未読だったのは恥ずかしいのだけど、どういうわけか「加賀刑事もの」は苦手なので…。でも読んでみました。 結論から言うと、なかなか面白かった。犯人当て以前に、ミステリーとしての設定が凝っていると思う。 東京で一人暮らしの女性が、自殺とも思える状況で変死。第一発見者は兄。現場のわずかな痕跡から他殺と見抜いた兄は、自分の手で犯人を突き止め、復讐しようとする。 そして、同じく他殺と判断して、復讐を防ぐため、先に犯人を逮捕しようとする加賀刑事。 犯人と刑事の対決ではなく、犯人に復讐しようとする被害者の兄と、阻止しようとする刑事の知恵比べ、というのが、この小説の面白さだと思う。おまけに兄は、愛知県の交通課勤務の警察官、警察の手の内は知り尽くし、重要な証拠も加賀刑事には渡さない…。 二人の火花が散るようなやりとりはドキドキする。この兄のキャラクターが秀逸で、加賀刑事と対等に渡り合えるところもすごい。 肝心の「犯人当て」だが、容疑者は二人。男と女。 ラスト近くに、「犯人が〇〇〇〇。犯人でない方も××××××。」という文章がある。その「〇〇〇〇」「××××××」という表現で、どちらが男でどちらが女か、わかってしまった。袋綴じ解説を読んでも正解だったし。 もちろん、こんなのは「推理」じゃない。でも、読者は刑事ではないし、文章を読んで犯人がわかる、という意味の「犯人当て」なら、当たりとも言えるよね。こういうレベルで当たっていいのか?、とは思うけど。 この一文は、東野圭吾は絶対に意識して書いているはずで、まあ「大サービスヒント」ということなんだろう。もちろん、ちゃんと推理できる手がかりも書いてある(袋綴じを読めばわかる)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妹である和泉園子が殺された。そこで、警察官である兄、康正が容疑者を探すことになる。現場検証によって、園子の自殺ではなく、2人(園子の元恋人と園子の友達)に絞られた。どちらが犯人かは、本文(袋とじでは、犯人解読にいたるヒントが記載されている)の中では記述されていない。謎解きの面白さを味わうにはいい作品だと思う。 兄の康正が自力で犯人のてがかりを見つけ、復讐しようとしている動きから、加賀は、犯人の手がかりを見つけつつ、康正が何か隠しているのではないかを感じることになる。そして、最終場面では園子のマンションで、犯人候補の2人と康正と加賀が対峙することになる。その場面で、康正も犯人がわかることになる。 私は、一回目読了後は犯人がぜんぜんわかりませんでした。左利き、右利きが何らかのヒントになっているんだろうなとは思ったのだが。最終場面を読み終わったあとで、二回目を読了しましたが、最終場面で記載されていた意味を確かめるように読んでいったら、そこでなんとか犯人がわかりました。最後までわからない人は、袋とじを読んだうえでもう一度読み返せばいいのではと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結局読み終わっても犯人がどちらなのか解らなかった・・・。 しかし、私同様、洞察力のない方でも大丈夫! 推理のヒントと犯人の解る袋綴じがついてます!! あ〜、すっきりした〜。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
変死を遂げた実妹のため独自に犯人探しをする交通課の警察官「和泉」を主人公にした、刑事加賀恭一郎シリーズの第2作目。 タイトルそのままに、早い段階で殺人事件の容疑者はふたりに絞られるが、本編中で犯人の名が明かされることはない。 このため、単行本の発表時には、読者から犯人に関する問合せが多かったようで、文庫化にあたり「袋とじ」の解説が付けられたのは有名な逸話である。 この解説は、読者のための犯人探しのガイドになっているのだが、真犯人がどちらかということよりも、著者が犯人探しのヒントをいかにうまく文中に潜ませているかに驚く。 そのように推理の部分に特化した作品で、文章は読みやすいため物語のテンポも良く読める。 証拠品を隠蔽してまで私刑をしようとする和泉と、的確かつ冷静な判断で真実を追い求める加賀、この対決にも似た人間関係の構図は、『容疑者Xの献身』にも通じるところがある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎解きの手前で立ち止まらないずぼらなミステリー好きでも、 最後まで犯人が明かされないとすれば何とかせざるを得なく、 二分の一だから何とかなってしまう本。 ヒントの個所読んでからは、ひたすら文章追って解答にたどり着けました。 ずぼらなんで文字列検索かけられればいいのに、と思ったけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人を特定していく過程が面白くて一晩で一気に読んでしまった。 一気に読み終わった後は、謎解きのヒントを得るために即座に注意深く二度読み開始! 確かに注意深く読んでいれば、おのずと犯人は特定される。 しかし、最後には当然犯人が明かされると思って読んでいたので、一度目の読了後はさっぱりわからなかった。 東野氏は 「最後には犯人が明かされる」 という推理小説の常識をひっくり返した。 この暗黙のルールに慣らされている読者に対しての挑戦であり、ミステリの可能性をまた新たに広げたと思う。 非常によく練られた秀作。 東野氏の引き出しの多さには、毎回感心させられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリ。最後まで犯人が書かれてなく、与えられたヒントをもとに読者が犯人を当てることになっている。容疑者は二名。 しかし、もちろん、適当に読んでいたらわかるはずもありません。自分のミステリ度みたいなのを計りたいのであればお勧め。 文庫版の巻末には推理の手引きが書かれています。そこを読めば誰でもわかるので、実質答えが書かれているようなものなので、自力で解きたい人はそこも見ないほうがいいかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は犯人を教えてくれない。 未だ日本ミステリー史上こんなことがあっただろうか? つまりは、探偵になれということだ。 おもしろい試みだ! 思わず熱くなった。 だが、今もう第2弾が出ている今日(2006年現在)には、 いささか、ミステリーにたいする基本を試しているような、 そんな課題に見える。つまりは、利き腕の箇所しか思い当たる節 が決定的にない。という事実。つまりは、いままできちんと ミステリ読者だったか? ということに終始できる。のであろう。 ミステリ自体の理解への基本書として最適ともいえるが、 上級者には少し物足りないのかも知れない。 かなりお薦め!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名通り、容疑者は2名です。 最後まで犯人の名前は明かされない、というのは有名ですね。 最初はびっくりしました。雑誌掲載時は問い合わせが殺到したとか(笑) 東野作品おなじみの加賀刑事、そして被害者・園子の兄で刑事(ただし交通課)の康正の独自捜査2つの視点からの捜査が絡みます。読者は主に康正視点で読んでいき、課が刑事から与えられる情報を加えて、犯人を推理していきます。 園子の親友、佳代子。園子の元恋人、潤一。 どちらが彼女を殺したのか?共犯か?はたまた園子は自殺したのか? 1回目はなんとなく読んでいたので、犯人の決め手になる物はわかったものの犯人を特定できませんでした。ちょっと読み返したら分かりました。 文庫バージョンでは削除されてある文章があり、若干難易度が上がっているようです。また、文庫を開けばすぐ分かることですが、最後に袋とじで「推理の手引き」がついてます。 これにも犯人が明記してある訳ではありませんが、これを読めば分かるでしょう。ちょっとした推理ゲームを楽しみたい方にお勧め。東野圭吾さんの文章は無駄な修飾語がないというか、、非常に読みやすく、あっという間に読めます。会社の行きかえりの2時間で、1回読み終えました。 これで味をしめた方には「私が彼を殺した」をお勧めします。 容疑者が3名になり、加賀刑事も登場。章ごとに容疑者1名ずつの視点で書かれており、また違った面白さがあります。もちろんこちらも袋とじ手引書付きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすいので気軽に読んでたら最後まで犯人がわかりませんでした。改めてもう1度読みました。2度読んでなるほど。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!