(短編集)

山伏地蔵坊の放浪

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評判

山伏地蔵坊の放浪の評価:

4.13/5点 レビュー 15件。 B ランク

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平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(4pt)

地蔵坊が語る

 1996年に出た単行本の文庫化。一部、描き直されている。
 東京創元社の名編集者だった戸川安宣氏が、主人公のモデルだというのに驚いた。戸川氏自身が「解説」を寄せており、いきなつくりの一冊になっている。
 第一短編の「ローカル線とシンデレラ」は、著者が初めて商業誌に書いた短編とのこと。確かに全体的に若く、それだけにミステリとして丁寧に書かれている。トリックも練られたものが多いし、なにより、読後にがっかりすることがない。著者には、初心を取り戻して欲しいものだ。
 『孤島パズル』などとの関係もほのめかされており、興味が尽きない。
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)より
4488414044
No.8
(4pt)

山伏の正体は?

東京創元社の戸川安宣氏はかつて山伏の修行をしたことがあるのだそうです。その逸話を聞いた有栖川有栖は、「山伏を探偵役に据えた推理小説は今までになかったはず」と思い立ち、この連作短編シリーズを書き始めたとのことです。ちなみにその第一作である『ローカル線とシンデレラ』は著者の処女短編にあたります。その戸川氏が書いた解説によると、本作は隅の老人の系譜につらなる安楽椅子探偵とのことですが、隅の老人を読んだことのない私にはその辺りの近似性はよくわかりません。
全部で7つの短編が収められていて、山伏がバーの常連客たちに自分が遭遇した殺人事件を紹介するという趣向になっています。彼の話が実話なのかどうかを常連客たちが疑わしく思っているところが面白く、この辺りは推理小説というものの無責任さに対するパロディとも受け取れます。各話のトリックは有栖川らしく細部まできちんと辻褄の合うしっかりしたもので、長編にも使えそうなアイディアが満載です。
山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)より
4488012760
No.7
(4pt)

山伏の正体は?

東京創元社の戸川安宣氏はかつて山伏の修行をしたことがあるのだそうです。その逸話を聞いた有栖川有栖は、「山伏を探偵役に据えた推理小説は今までになかったはず」と思い立ち、この連作短編シリーズを書き始めたとのことです。ちなみにその第一作である『ローカル線とシンデレラ』は著者の処女短編にあたります。その戸川氏が書いた解説によると、本作は隅の老人の系譜につらなる安楽椅子探偵とのことですが、隅の老人を読んだことのない私にはその辺りの近似性はよくわかりません。
全部で7つの短編が収められていて、山伏がバーの常連客たちに自分が遭遇した殺人事件を紹介するという趣向になっています。彼の話が実話なのかどうかを常連客たちが疑わしく思っているところが面白く、この辺りは推理小説というものの無責任さに対するパロディとも受け取れます。各話のトリックは有栖川らしく細部まできちんと辻褄の合うしっかりしたもので、長編にも使えそうなアイディアが満載です。
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)より
4488414044
No.6
(4pt)

今宵もひとつ・・・!

本格推理、というよりは、設定、人物描写、雰囲気が好きで描いているのだろうな、と感じる作品。殺人事件独特のおどろおどろしい空気はなし。バー「えいぷりる」に集まる面々も、名前からして「なんとなく」面白いと感じてしまうのだが、山伏の語り口のみょうさかげんが絶妙です。国名シリーズや長編の作者の作品とはまた違った趣ですが、そこは関西人を自負なさる(?)作者、軽快な口調でで楽しませてくれます。山伏地蔵坊さんはいったい何者なのでしょうか?私は、バー「えいぷりる」にたちよった気分で、また今夜もページをめくるのです。
山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)より
4488012760
No.5
(4pt)

今宵もひとつ・・・!

本格推理、というよりは、設定、人物描写、雰囲気が好きで描いているのだろうな、と感じる作品。殺人事件独特のおどろおどろしい空気はなし。バー「えいぷりる」に集まる面々も、名前からして「なんとなく」面白いと感じてしまうのだが、山伏の語り口のみょうさかげんが絶妙です。国名シリーズや長編の作者の作品とはまた違った趣ですが、そこは関西人を自負なさる(?)作者、軽快な口調でで楽しませてくれます。山伏地蔵坊さんはいったい何者なのでしょうか?私は、バー「えいぷりる」にたちよった気分で、また今夜もページをめくるのです。
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)より
4488414044
No.4
(5pt)

山伏の変わった冒険物語

毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まった面々は、その飲み代を「木戸銭と思って」肩代わりするかわりに、謎めいた山伏・地蔵坊の体験し解決した様々な事件を聞かせてもらう。それらが全て本当のことなのかは、あえて問わないのが暗黙の了解・・・地蔵坊のお決まりのカクテルは「さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)」。鉄道トリック、衆人環視の中での毒殺、足跡のない殺人者・・・犯人当てももちろんですが、地蔵坊の語り口が、時々胡散臭かったり前置きが長かったり脱線したりと、とても人間臭いのも面白い。犯人がわかってしまっても、「物語り」とという言葉自体がとても好きだ、と語っている(『有栖の乱読』)有栖川有栖らしく、その趣向そのものがいい。地蔵坊のモデルは東京創元社の戸!川氏(かつて山伏だった!)だそうで、物語の初めに、山伏についての写真入りの詳細な解説がある。山伏通にもなれてしまう一冊。
山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)より
4488012760
No.3
(5pt)

山伏の変わった冒険物語

毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まった面々は、その飲み代を「木戸銭と思って」肩代わりするかわりに、謎めいた山伏・地蔵坊の体験し解決した様々な事件を聞かせてもらう。それらが全て本当のことなのかは、あえて問わないのが暗黙の了解・・・地蔵坊のお決まりのカクテルは「さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)」。鉄道トリック、衆人環視の中での毒殺、足跡のない殺人者・・・犯人当てももちろんですが、地蔵坊の語り口が、時々胡散臭かったり前置きが長かったり脱線したりと、とても人間臭いのも面白い。犯人がわかってしまっても、「物語り」とという言葉自体がとても好きだ、と語っている(『有栖の乱読』)有栖川有栖らしく、その趣向そのものがいい。地蔵坊のモデルは東京創元社の戸!川氏(かつて山伏だった!)だそうで、物語の初めに、山伏についての写真入りの詳細な解説がある。山伏通にもなれてしまう一冊。
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)より
4488414044
No.2
(4pt)

オーソドックスな本格推理

毎週土曜日、スナックに集まるいつもの面々。山伏地蔵坊は、一応「自分が体験した」奇妙な殺人事件について語りはじめます。僕は今夜も眉に唾をつけながら耳を傾ける。。。と、山伏が「体験した」という殺人事件について、みんなで推理を巡らせるという設定です。食事に毒を入れたのは誰か?雪の上の足跡が被害者のものしかないのはなぜか?など、トリックは比較的オーソドックスでわかりやすいです。登場人物も限られているので、自分で絶対謎解きをしてみたい方におすすめ。短編ながら、伏線がきっちり張られているので、丁寧に読めば、どうやって、だれが、ということがきっとわかると思います。
山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)より
4488012760
No.1
(4pt)

オーソドックスな本格推理

毎週土曜日、スナックに集まるいつもの面々。山伏地蔵坊は、一応「自分が体験した」奇妙な殺人事件について語りはじめます。僕は今夜も眉に唾をつけながら耳を傾ける。。。と、山伏が「体験した」という殺人事件について、みんなで推理を巡らせるという設定です。食事に毒を入れたのは誰か?雪の上の足跡が被害者のものしかないのはなぜか?など、トリックは比較的オーソドックスでわかりやすいです。登場人物も限られているので、自分で絶対謎解きをしてみたい方におすすめ。短編ながら、伏線がきっちり張られているので、丁寧に読めば、どうやって、だれが、ということがきっとわかると思います。
山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)より
4488414044