月光ゲーム Yの悲劇'88

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月光ゲーム Yの悲劇'88の評価:

3.66/5点 レビュー 80件。 B ランク

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Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 61〜80 4/5ページ
No.32
(5pt)

まぁまぁ

真相解明編の直前に、読者が推理するための「間」が作られているのが個人的に良かった。
そこで自分なりに推理して、犯人を考えるのがちょっと楽しかった。
当たってたので、気持ち良くなれたので☆5。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.31
(5pt)

まぁまぁ

真相解明編の直前に、読者が推理するための「間」が作られているのが個人的に良かった。
そこで自分なりに推理して、犯人を考えるのがちょっと楽しかった。
当たってたので、気持ち良くなれたので☆5。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.30
(4pt)

純粋な犯人当て小説を楽しんでみませんか?

本格ミステリ作家として活躍している著者のデビュー作を、遅ればせながら、読んでみました。

1989年1月に刊行された本作品は、副題の'88年に起きたと思われる連続殺人事件を描いた本格ミステリ。
大学に入学した著者名と同じ「僕」は、推理小説研究会に入会、その年の夏合宿で、矢吹山を訪れる。
そこで、他大学を含む計16名の学生とともに、キャンプを行うのだが、矢吹山が噴火し、下山できなくなってしまう。
やがて、殺人事件が発生し…。

この作品は、いわゆるクローズド・サークルという、閉ざされた場所で起きた殺人事件を扱ったもので、警察の手を借りることなく、純粋な論理で、犯人を追い詰めていきます。
探偵役は「僕」の推理小説研究会の先輩が勤めると言う設定です。

「Y」を思わせるダイイング・メッセージの謎、物語後半には「読者への挑戦」が挟まれているなど、ミステリの巨匠、エラリー・クイーンを強く意識した作品構成となっていることも注目したいところです。

思えば、最近はこのような純粋な犯人当て小説はあまり見かけなくなっているような気もします。
「独創的なトリック」や「意外な犯人」「衝撃的な結末」などはありませんが、「どのような論理で犯人を追い詰めるのか」と言う興味は、ミステリの大きな楽しみではないかと思います。

その楽しさを満喫させてくれる佳作が、ここにあります。

現在も在庫が途切れていないところをみると、広く読まれている作品だということが分かります。

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.29
(4pt)

純粋な犯人当て小説を楽しんでみませんか?

本格ミステリ作家として活躍している著者のデビュー作を、遅ればせながら、読んでみました。

1989年1月に刊行された本作品は、副題の'88年に起きたと思われる連続殺人事件を描いた本格ミステリ。
大学に入学した著者名と同じ「僕」は、推理小説研究会に入会、その年の夏合宿で、矢吹山を訪れる。
そこで、他大学を含む計16名の学生とともに、キャンプを行うのだが、矢吹山が噴火し、下山できなくなってしまう。
やがて、殺人事件が発生し…。

この作品は、いわゆるクローズド・サークルという、閉ざされた場所で起きた殺人事件を扱ったもので、警察の手を借りることなく、純粋な論理で、犯人を追い詰めていきます。
探偵役は「僕」の推理小説研究会の先輩が勤めると言う設定です。

「Y」を思わせるダイイング・メッセージの謎、物語後半には「読者への挑戦」が挟まれているなど、ミステリの巨匠、エラリー・クイーンを強く意識した作品構成となっていることも注目したいところです。

思えば、最近はこのような純粋な犯人当て小説はあまり見かけなくなっているような気もします。
「独創的なトリック」や「意外な犯人」「衝撃的な結末」などはありませんが、「どのような論理で犯人を追い詰めるのか」と言う興味は、ミステリの大きな楽しみではないかと思います。

その楽しさを満喫させてくれる佳作が、ここにあります。

現在も在庫が途切れていないところをみると、広く読まれている作品だということが分かります。

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.28
(5pt)

学生アリスシリーズ、最初の作品。

有栖川有栖さんの長編デビュー作であり、学生アリスシリーズと呼ばれるものの、一番最初の作品。
『孤島パズル』『双頭の悪魔』『女王国の城』へと続く、私の大好きなシリーズ。
夏休みを利用して、長野県のとあるキャンプ場に遊びに来た、英都大学推理研究会の4人。
そこで神戸や東京など各地から来た大学生と出会い、何となく集まってテントを張ることに。
食事当番を決めたり、キャンプファイヤーをしたり、和気あいあいと過ごしていたが、
一人の女子が置手紙をして、誰にも何も告げずに下山してしまったことから、不協和音が生じ始める。
そしてタイミング悪くおきる火山の噴火と、それに乗じたかの様に続く殺人。
火山弾と地鳴りによるパニックもものともせず、江神さんが理路整然と真相を追います。
有栖川有栖さんらしい、本格推理の魅力も十分に備えたまま、切なさも感じさせる独特の雰囲気を持った素敵な作品です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.27
(5pt)

学生アリスシリーズ、最初の作品。

有栖川有栖さんの長編デビュー作であり、学生アリスシリーズと呼ばれるものの、一番最初の作品。
『孤島パズル』『双頭の悪魔』『女王国の城』へと続く、私の大好きなシリーズ。
夏休みを利用して、長野県のとあるキャンプ場に遊びに来た、英都大学推理研究会の4人。
そこで神戸や東京など各地から来た大学生と出会い、何となく集まってテントを張ることに。
食事当番を決めたり、キャンプファイヤーをしたり、和気あいあいと過ごしていたが、
一人の女子が置手紙をして、誰にも何も告げずに下山してしまったことから、不協和音が生じ始める。
そしてタイミング悪くおきる火山の噴火と、それに乗じたかの様に続く殺人。
火山弾と地鳴りによるパニックもものともせず、江神さんが理路整然と真相を追います。
有栖川有栖さんらしい、本格推理の魅力も十分に備えたまま、切なさも感じさせる独特の雰囲気を持った素敵な作品です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.26
(4pt)

繊細だが些細すぎるきらいもある

江神シリーズの第一作。
有栖川氏の作品では、いくつかの些細な手掛かりが与えられ、
その手掛かりから過去を論理的に再構成するという探偵手法が
採用されている。このデビュー作も例外ではない。
江神探偵の推理の過程、手掛かりの提示は周到に練られており、
ミステリーとして十分に楽しめる作品になっている。
惜しむらくは、論理的な推理を支える手掛かりが些細過ぎて
すこし劇的要素に欠ける点であろうか。この欠点ゆえにやや
印象が薄い作品になっている気がしないでもないが、
実現性の低い大仕掛けなトリックに辟易しているミステリー
ファンにとっては、改めて「推理」とは何かを考えさせてくれる
清涼剤的な作品になっているとも思う。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.25
(4pt)

繊細だが些細すぎるきらいもある

江神シリーズの第一作。
有栖川氏の作品では、いくつかの些細な手掛かりが与えられ、
その手掛かりから過去を論理的に再構成するという探偵手法が
採用されている。このデビュー作も例外ではない。
江神探偵の推理の過程、手掛かりの提示は周到に練られており、
ミステリーとして十分に楽しめる作品になっている。
惜しむらくは、論理的な推理を支える手掛かりが些細過ぎて
すこし劇的要素に欠ける点であろうか。この欠点ゆえにやや
印象が薄い作品になっている気がしないでもないが、
実現性の低い大仕掛けなトリックに辟易しているミステリー
ファンにとっては、改めて「推理」とは何かを考えさせてくれる
清涼剤的な作品になっているとも思う。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.24
(4pt)

柔らかな論理の意外性と美しさ

 有栖川有栖のデビュー作。
 初めて読んだのはいわゆる新本格の推理小説を乱読していた時期だったので、クローズドサークル(本作では火山のキャンプ場)にも連続殺人にも慣れていて(!)目新しい驚きは感じなかったのですが。
 時を置いて読み返してみると、大学生らしいキャンプ光景、噴火と殺人で一転する緊迫感、途中途中の推理合戦など、かなり引き込まれる作りで面白さを再認識しました。
 論理のひとつひとつを積み重ねる謎解き部分は推理小説のクライマックスですが、探偵の江神さんが「やったのはお前だ!」と指を突きつけるのではなく、「もう終わりにしよう」という柔らかなスタンスなのが救われます。
 一つ難を言えば、(驚きを感じないと上述しましたが)登場人物が多くて一度ではなかなか把握できないこと。
 そのため犯人が明らかになっても「それってどんな人だっけ?」となってしまうかも…。
 ただ、この小説のミステリとしての魅力は意外な犯人ではなく、犯人を指し示す論理の意外性と美しさだと私は思っています。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.23
(4pt)

柔らかな論理の意外性と美しさ

 有栖川有栖のデビュー作。
 初めて読んだのはいわゆる新本格の推理小説を乱読していた時期だったので、クローズドサークル(本作では火山のキャンプ場)にも連続殺人にも慣れていて(!)目新しい驚きは感じなかったのですが。
 時を置いて読み返してみると、大学生らしいキャンプ光景、噴火と殺人で一転する緊迫感、途中途中の推理合戦など、かなり引き込まれる作りで面白さを再認識しました。
 論理のひとつひとつを積み重ねる謎解き部分は推理小説のクライマックスですが、探偵の江神さんが「やったのはお前だ!」と指を突きつけるのではなく、「もう終わりにしよう」という柔らかなスタンスなのが救われます。
 一つ難を言えば、(驚きを感じないと上述しましたが)登場人物が多くて一度ではなかなか把握できないこと。
 そのため犯人が明らかになっても「それってどんな人だっけ?」となってしまうかも…。
 ただ、この小説のミステリとしての魅力は意外な犯人ではなく、犯人を指し示す論理の意外性と美しさだと私は思っています。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.22
(4pt)

江神二郎の透明感ある論理に吸い込まれる

有栖川の処女長編である。まさに本格推理のお手本みたいな〈流れ〉があり、尚且つ構成も
しっかりしているので、ちょっくら本格モノとやらを読んでみようかしら...なんて思ってる
方から、黄金時代が好きなその筋の玄人まで満足できる秀作でしょう。
特に犯人指摘の場面では快刀乱麻を断つようにというよりも、論理の帰結に吸い込まれていく
ような素晴らしい柔軟性があって心地よく、そのままこの一冊の地下水脈に流れてる若々しい
精神が付随してくるのである種のカタルシスが味わえます。
読後感も何かしら甘酸っぱく爽やかで、きっとこのシリーズの次回作にも手をのばしたくなる
気持ちにさせてくれるでしょう。オススメ。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.21
(4pt)

江神二郎の透明感ある論理に吸い込まれる

有栖川の処女長編である。まさに本格推理のお手本みたいな〈流れ〉があり、尚且つ構成も
しっかりしているので、ちょっくら本格モノとやらを読んでみようかしら...なんて思ってる
方から、黄金時代が好きなその筋の玄人まで満足できる秀作でしょう。
特に犯人指摘の場面では快刀乱麻を断つようにというよりも、論理の帰結に吸い込まれていく
ような素晴らしい柔軟性があって心地よく、そのままこの一冊の地下水脈に流れてる若々しい
精神が付随してくるのである種のカタルシスが味わえます。
読後感も何かしら甘酸っぱく爽やかで、きっとこのシリーズの次回作にも手をのばしたくなる
気持ちにさせてくれるでしょう。オススメ。
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448841401X
No.20
(4pt)

こだわり

 僕が著者の本を読んだのはこの作品が初めてですが、本格推理に対するこだわりが感じられました。デビュー作としては良い出来ではないかと思います。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.19
(4pt)

こだわり

 僕が著者の本を読んだのはこの作品が初めてですが、本格推理に対するこだわりが感じられました。デビュー作としては良い出来ではないかと思います。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
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No.18
(4pt)

設定がいい

有栖川初期作品。
大学生たちが、キャンプ場で遭難。
そこで起こる数々の殺人事件。
意外な糸口から犯人が。
フェアーな犯人さがし。
爽快感あるキャラクター。
俺の好きな設定。
最近の重厚な小説(特に動機などに焦点を当てたもの)に疲れ気味ならば、
このライトな感覚は逆に新鮮。
たぶん、次(孤島パズル)も読みたくなりますよ。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.17
(4pt)

設定がいい

有栖川初期作品。
大学生たちが、キャンプ場で遭難。
そこで起こる数々の殺人事件。
意外な糸口から犯人が。
フェアーな犯人さがし。
爽快感あるキャラクター。
俺の好きな設定。
最近の重厚な小説(特に動機などに焦点を当てたもの)に疲れ気味ならば、
このライトな感覚は逆に新鮮。
たぶん、次(孤島パズル)も読みたくなりますよ。
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448841401X
No.16
(5pt)

クローズドサークル

面白かったです。設定は少し無理があると思いますがそれでも良いです。アリスや江神さんのキャラ設定がこの後の3作とは微妙に違う気がするのもまた味だと思います(私は双頭から読み始めました)。アリスの恋愛事情も楽しめました。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.15
(5pt)

クローズドサークル

面白かったです。設定は少し無理があると思いますがそれでも良いです。アリスや江神さんのキャラ設定がこの後の3作とは微妙に違う気がするのもまた味だと思います(私は双頭から読み始めました)。アリスの恋愛事情も楽しめました。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.14
(4pt)

《江神》シリーズの第一長編

物的証拠を起点にクイーン流の犯人特定の
ロジックを構築していくのが特長である本作。
犯人が遺したマッチの燃えかす十本とマッチ箱という手がかりが、推理の
起点となるのですが、それらの何に着目すれば犯人特定に繋がるのかを
読者に勘付かせないように巧みにミスリードしているのが素晴らしいです。
また、犯人が書いた“犯行終結宣言”も重要な手がかりとなっており、現場にあった
有り合せのものを使い、犯人がどのようにしてそれを作成したかが焦点となります。
一方、被害者が遺した“Y”というダイイング・メッセージは、読者を誤誘導するための
目くらましで、犯人特定の手がかりとしては機能していないのですが、クイーンへの
オマージュとしては、欠かすことのできない要件であるといえると思います。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.13
(4pt)

青春ミステリの金字塔

▼概要
 
 東京創元社の叢書〈鮎川哲也と十三の謎〉から刊行された長編第一作。
 火山の噴火により、キャンプ場に閉じ込められた三つの学生グループ。
 噴火に脅えながら、救助を待つ彼らの中で、連続殺人が発生する。
▼感想
 クローズド・サークル、ダイイングメッセージ、読者への挑戦など、古式ゆかしい「本格」の作法に則った、
 今や現代の古典といってもいい作品です。
 
 登場人物がすべて学生、ということから青春小説の側面もある本作。
 青春ミステリーにおいて、謎を内包した作品世界と、ままならぬ自意識を抱えた若者というのは、
 きわめて相似的なものです。
 閉鎖空間が外側からは噴火によって、内側からは殺人によって脅かされる様は、
 「現実」と自意識の狭間で懊悩する若者の姿に他なりません。
▼付記
 1989年、「平成」という時代の始まりに刊行された本作。
 学生たちの牧歌的な関わりや純情さ、いかにも80年代的な韜晦など、
 バブル崩壊以前のやさしい情景が、ここにはあります。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X