殺戮にいたる病

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評判

殺戮にいたる病の評価:

3.75/5点 レビュー 660件。 S ランク

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平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,320件 1,241〜1,260 63/66ページ
No.80
(5pt)

来るべき未来としての現在

我孫子武丸の代表作と名高い一冊。連続猟奇殺人を巡る、
元刑事、犯人、母親の3者の視点で語られる。
絞られた登場人物、張り巡らされた伏線。トリックを一つに抑え、
一文も全体も引き締まった印象を与える良書。グロテスク描写に注意。
まず、初出が1992年であることに驚く。
作中で言及される、幼女連続殺人事件が起こった時は、
まだこのような話は非日常の異常事態として捉えられたはずなのだ。
現在では、良くある話として捉えられてしまう。
犯人視点での幼稚な思考、病的な心理、家族崩壊、見つからない手がかり
と並べると、まるで2007年現在に書かれたように感じられる。
犯人の心理がよく引き合いに出されるが、母親の異常心理も
相当にリアルである。探偵役(名探偵ではない)の元刑事側が、
周囲の人間との関わりからやがて活力を取り戻すのと反比例するように、
犯人側の家族は壊れていく。
この小説のような状況が15年も前に予言されていた。そして、その状況が当たり前のように
受け入れられる現在こそ、真のホラーであろう。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.79
(5pt)

来るべき未来としての現在

我孫子武丸の代表作と名高い一冊。連続猟奇殺人を巡る、
元刑事、犯人、母親の3者の視点で語られる。
絞られた登場人物、張り巡らされた伏線。トリックを一つに抑え、
一文も全体も引き締まった印象を与える良書。グロテスク描写に注意。
まず、初出が1992年であることに驚く。
作中で言及される、幼女連続殺人事件が起こった時は、
まだこのような話は非日常の異常事態として捉えられたはずなのだ。
現在では、良くある話として捉えられてしまう。
犯人視点での幼稚な思考、病的な心理、家族崩壊、見つからない手がかり
と並べると、まるで2007年現在に書かれたように感じられる。
犯人の心理がよく引き合いに出されるが、母親の異常心理も
相当にリアルである。探偵役(名探偵ではない)の元刑事側が、
周囲の人間との関わりからやがて活力を取り戻すのと反比例するように、
犯人側の家族は壊れていく。
この小説のような状況が15年も前に予言されていた。そして、その状況が当たり前のように
受け入れられる現在こそ、真のホラーであろう。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.78
(5pt)

巧妙な騙しのテクニック

作者は、綾辻行人氏の成功により「新本格」派が台頭する中、その内の一人として出てきた作家。デビュー作は「8の殺人」であるが、これは一読未熟な出来だった。そのせいで作者の作品からは遠ざかっていたのだが、久々に手に取ったのが本作。冒頭で青年の部屋に警察がなだれ込むシーンがあり、傍では母親が号泣している。この冒頭のシーンで本作の成功が決まったと思う。以下、サイコ・キラーによる猟奇的殺人の描写が延々と繰り返され、犯人の病理的精神や通常人からの突出性などが描かれる。間に青年家族の病的人間模様が挟まれて描かれる。やがて、警察に追い詰められ、サイコ・キラーは逮捕されるのが...。結末に至って真相に驚かされると共に、作者のプロット構成の巧みさにも感嘆させられるだろう。結末が分かると、犯人の異常心理の2重の意味での深さにも心が寒々としてくる。「語りの技巧」の頂点を極めたとも言える、現代ミステリの傑作。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.77
(5pt)

巧妙な騙しのテクニック

作者は、綾辻行人氏の成功により「新本格」派が台頭する中、その内の一人として出てきた作家。デビュー作は「8の殺人」であるが、これは一読未熟な出来だった。そのせいで作者の作品からは遠ざかっていたのだが、久々に手に取ったのが本作。
冒頭で青年の部屋に警察がなだれ込むシーンがあり、傍では母親が号泣している。この冒頭のシーンで本作の成功が決まったと思う。
以下、サイコ・キラーによる猟奇的殺人の描写が延々と繰り返され、犯人の病理的精神や通常人からの突出性などが描かれる。間に青年家族の病的人間模様が挟まれて描かれる。
やがて、警察に追い詰められ、サイコ・キラーは逮捕されるのが...。
結末に至って真相に驚かされると共に、作者のプロット構成の巧みさにも感嘆させられるだろう。結末が分かると、犯人の異常心理の2重の意味での深さにも心が寒々としてくる。
「語りの技巧」の頂点を極めたとも言える、現代ミステリの傑作。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.76
(5pt)

巧妙な騙しのテクニック

作者は、綾辻行人氏の成功により「新本格」派が台頭する中、その内の一人として出てきた作家。デビュー作は「8の殺人」であるが、これは一読未熟な出来だった。そのせいで作者の作品からは遠ざかっていたのだが、久々に手に取ったのが本作。
冒頭で青年の部屋に警察がなだれ込むシーンがあり、傍では母親が号泣している。この冒頭のシーンで本作の成功が決まったと思う。
以下、サイコ・キラーによる猟奇的殺人の描写が延々と繰り返され、犯人の病理的精神や通常人からの突出性などが描かれる。間に青年家族の病的人間模様が挟まれて描かれる。
やがて、警察に追い詰められ、サイコ・キラーは逮捕されるのが...。
結末に至って真相に驚かされると共に、作者のプロット構成の巧みさにも感嘆させられるだろう。結末が分かると、犯人の異常心理の2重の意味での深さにも心が寒々としてくる。
「語りの技巧」の頂点を極めたとも言える、現代ミステリの傑作。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.75
(4pt)

叙述トリックの入門書

ラスト一行を読んで「はぁ〜??」と思った。直後に続く解説を読んで、「まぁまぁ…」となだめられた気分になり、だんだん、だんだん、じわじわと「これは実はかなり出来がいい物語なんじゃない?」と思えるようになって今に至る。トリックそれ自体が目的ではなく、現代病理をその側面から浮かび上がらせるというテーマの中で、ちゃんと手段として機能しているところが秀逸。ただ文章は若干稚拙というか、若さを感じさせる。あとレトリックがくどめ。これはこの作者の文体の特徴でもあるけれど、もう少し洗練させてほしい。そういえば、叙述トリックがお気に入りなのか「たけまる文庫 怪の巻」の「患者」にも使っていましたね。この手の話は確かに映像化は難しいだろうなァ。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.74
(4pt)

叙述トリックの入門書

ラスト一行を読んで「はぁ〜??」と思った。
直後に続く解説を読んで、「まぁまぁ…」となだめられた気分になり、
だんだん、だんだん、じわじわと「これは実はかなり出来がいい物語なんじゃない?」と思えるようになって今に至る。
トリックそれ自体が目的ではなく、現代病理をその側面から浮かび上がらせるというテーマの中で、
ちゃんと手段として機能しているところが秀逸。
ただ文章は若干稚拙というか、若さを感じさせる。
あとレトリックがくどめ。これはこの作者の文体の特徴でもあるけれど、もう少し洗練させてほしい。
そういえば、叙述トリックがお気に入りなのか「たけまる文庫 怪の巻」の「患者」にも使っていましたね。
この手の話は確かに映像化は難しいだろうなァ。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.73
(4pt)

叙述トリックの入門書

ラスト一行を読んで「はぁ〜??」と思った。
直後に続く解説を読んで、「まぁまぁ…」となだめられた気分になり、
だんだん、だんだん、じわじわと「これは実はかなり出来がいい物語なんじゃない?」と思えるようになって今に至る。
トリックそれ自体が目的ではなく、現代病理をその側面から浮かび上がらせるというテーマの中で、
ちゃんと手段として機能しているところが秀逸。
ただ文章は若干稚拙というか、若さを感じさせる。
あとレトリックがくどめ。これはこの作者の文体の特徴でもあるけれど、もう少し洗練させてほしい。
そういえば、叙述トリックがお気に入りなのか「たけまる文庫 怪の巻」の「患者」にも使っていましたね。
この手の話は確かに映像化は難しいだろうなァ。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.72
(5pt)

おお!

レビューとか評判などを知らずに手にし、あっけなく騙されました。この手のトリックは何冊かしか読んだことありませんが、久しぶりにこんなにスマートに騙されました。種明かしが一瞬でされ、しかもそのまま話が終わってしまう潔さがちょうどいい感じで好感を持ちます。トリックとか抜きにしても、樋口や雅子の心理描写は緻密でうまい。真実の愛を求め続ける(犯人)稔の考えなどは私には理解できない(稔自身も自分にしか分からないと言ってますしね。)ですが、その感情は痛いほど伝わってきます。トリック、人物、どちらの面から見ても面白い作品だと思います。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.71
(5pt)

おお!

レビューとか評判などを知らずに手にし、あっけなく騙されました。
この手のトリックは何冊かしか読んだことありませんが、久しぶりにこんなにスマートに騙されました。
種明かしが一瞬でされ、しかもそのまま話が終わってしまう潔さがちょうどいい感じで好感を持ちます。
トリックとか抜きにしても、樋口や雅子の心理描写は緻密でうまい。
真実の愛を求め続ける(犯人)稔の考えなどは私には理解できない(稔自身も自分にしか分からないと言ってますしね。)ですが、その感情は痛いほど伝わってきます。
トリック、人物、どちらの面から見ても面白い作品だと思います。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.70
(5pt)

おお!

レビューとか評判などを知らずに手にし、あっけなく騙されました。
この手のトリックは何冊かしか読んだことありませんが、久しぶりにこんなにスマートに騙されました。
種明かしが一瞬でされ、しかもそのまま話が終わってしまう潔さがちょうどいい感じで好感を持ちます。
トリックとか抜きにしても、樋口や雅子の心理描写は緻密でうまい。
真実の愛を求め続ける(犯人)稔の考えなどは私には理解できない(稔自身も自分にしか分からないと言ってますしね。)ですが、その感情は痛いほど伝わってきます。
トリック、人物、どちらの面から見ても面白い作品だと思います。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.69
(4pt)

呆然と

本書のカバーの裏表紙にこんな文句がうたわれている。「猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した…とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー」。なるほど、このような作品を今はホラーと呼ぶのかと、私は読後、改めて考えさせられた。私の中では、ホラーといったら、遠い昔に映画で見た「ゾンビ」くらいしか思い浮かべることができなかったからだ。 また、猟奇的殺人。この言葉自体に、もはや違和感を覚える。そういう時代に私たちは今、もうすでに生きているのだと私は思う。「普通の人」「ちょっと変わってるかもしれないけどおとなしい住人」というような、何処にでもいる人間が次々に奇妙奇天烈な事件を現実に繰り返している現代、一体何をもって猟奇的と言えばいいのだろう。屍姦も、性器の切除も死体愛好も、もはや新しいものではない。今私たちが生きている現代社会のあちこちに、ごろごろと転がっているのが現状だ。 正直、読み始めは退屈だった。が、どの辺りからだったろう、もしや、まさか、といった思いがぐいぐいと頭をもたげ、私の中でどくどくと脈打ち始めたのは。 作者がこの書でやり遂げた人物トリックや叙述トリックに、私はまんまと絡めとられた。悔しいが、やられた、と頭を下げるしかない。そして、何と見事に現代社会の病理の一側面を描き出してくれたことかと嘆息せずにはいられなくなる。 ただ、やはり本書を「ホラー」に分類するには、私にはどうしても違和感が拭えない。これをホラーと呼ぶにはもう、現代社会は病みすぎている。また、文章的に、私には読みづらさというか未熟さが多々感じられた。それが少々残念ではあるが、読者をここまで呆然とさせたというところに、お見事と一礼したい。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.68
(4pt)

呆然と

 本書のカバーの裏表紙にこんな文句がうたわれている。「猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した…とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー」。なるほど、このような作品を今はホラーと呼ぶのかと、私は読後、改めて考えさせられた。私の中では、ホラーといったら、遠い昔に映画で見た「ゾンビ」くらいしか思い浮かべることができなかったからだ。
 また、猟奇的殺人。この言葉自体に、もはや違和感を覚える。そういう時代に私たちは今、もうすでに生きているのだと私は思う。「普通の人」「ちょっと変わってるかもしれないけどおとなしい住人」というような、何処にでもいる人間が次々に奇妙奇天烈な事件を現実に繰り返している現代、一体何をもって猟奇的と言えばいいのだろう。屍姦も、性器の切除も死体愛好も、もはや新しいものではない。今私たちが生きている現代社会のあちこちに、ごろごろと転がっているのが現状だ。
 正直、読み始めは退屈だった。が、どの辺りからだったろう、もしや、まさか、といった思いがぐいぐいと頭をもたげ、私の中でどくどくと脈打ち始めたのは。
 作者がこの書でやり遂げた人物トリックや叙述トリックに、私はまんまと絡めとられた。悔しいが、やられた、と頭を下げるしかない。そして、何と見事に現代社会の病理の一側面を描き出してくれたことかと嘆息せずにはいられなくなる。
 ただ、やはり本書を「ホラー」に分類するには、私にはどうしても違和感が拭えない。これをホラーと呼ぶにはもう、現代社会は病みすぎている。また、文章的に、私には読みづらさというか未熟さが多々感じられた。それが少々残念ではあるが、読者をここまで呆然とさせたというところに、お見事と一礼したい。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.67
(4pt)

呆然と

 本書のカバーの裏表紙にこんな文句がうたわれている。「猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した…とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー」。なるほど、このような作品を今はホラーと呼ぶのかと、私は読後、改めて考えさせられた。私の中では、ホラーといったら、遠い昔に映画で見た「ゾンビ」くらいしか思い浮かべることができなかったからだ。
 また、猟奇的殺人。この言葉自体に、もはや違和感を覚える。そういう時代に私たちは今、もうすでに生きているのだと私は思う。「普通の人」「ちょっと変わってるかもしれないけどおとなしい住人」というような、何処にでもいる人間が次々に奇妙奇天烈な事件を現実に繰り返している現代、一体何をもって猟奇的と言えばいいのだろう。屍姦も、性器の切除も死体愛好も、もはや新しいものではない。今私たちが生きている現代社会のあちこちに、ごろごろと転がっているのが現状だ。
 正直、読み始めは退屈だった。が、どの辺りからだったろう、もしや、まさか、といった思いがぐいぐいと頭をもたげ、私の中でどくどくと脈打ち始めたのは。
 作者がこの書でやり遂げた人物トリックや叙述トリックに、私はまんまと絡めとられた。悔しいが、やられた、と頭を下げるしかない。そして、何と見事に現代社会の病理の一側面を描き出してくれたことかと嘆息せずにはいられなくなる。
 ただ、やはり本書を「ホラー」に分類するには、私にはどうしても違和感が拭えない。これをホラーと呼ぶにはもう、現代社会は病みすぎている。また、文章的に、私には読みづらさというか未熟さが多々感じられた。それが少々残念ではあるが、読者をここまで呆然とさせたというところに、お見事と一礼したい。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.66
(5pt)

傑作です

初めてこの小説を読んだときの衝撃は忘れられません。残酷な描写に耐えられる方にはお勧めです。こういった手法(ネタバレになるのでこういう表現を使いますが)を用いた作品の中では珍しく必然性があり、作者の意図したテーマとの関連性が伝わってきます。人に読ませて感想を聞きたくなる作品ですが、相手は選びましょう。途中で読むのをやめた挙句、「アイツから本借りたんだけど気持ち悪くって…ヒソヒソ」「そういえばアイツの部屋にフィギアが…ヒソヒソ」となる可能性があります。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.65
(5pt)

傑作です

初めてこの小説を読んだときの衝撃は忘れられません。
残酷な描写に耐えられる方にはお勧めです。
こういった手法(ネタバレになるのでこういう表現を使いますが)を用いた作品の中では珍しく必然性があり、作者の意図したテーマとの関連性が伝わってきます。
人に読ませて感想を聞きたくなる作品ですが、相手は選びましょう。
途中で読むのをやめた挙句、「アイツから本借りたんだけど気持ち悪くって…ヒソヒソ」「そういえばアイツの部屋にフィギアが…ヒソヒソ」となる可能性があります。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.64
(5pt)

傑作です

初めてこの小説を読んだときの衝撃は忘れられません。
残酷な描写に耐えられる方にはお勧めです。
こういった手法(ネタバレになるのでこういう表現を使いますが)を用いた作品の中では珍しく必然性があり、作者の意図したテーマとの関連性が伝わってきます。
人に読ませて感想を聞きたくなる作品ですが、相手は選びましょう。
途中で読むのをやめた挙句、「アイツから本借りたんだけど気持ち悪くって…ヒソヒソ」「そういえばアイツの部屋にフィギアが…ヒソヒソ」となる可能性があります。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760
No.63
(5pt)

我孫子武丸氏が見せた神技

我孫子武丸氏の現時点での最高傑作であるとともに、戦後の日本推理小説史上の一傑作である。我孫子氏がこの作品で、極めて鋭くえぐったものは、巻末の笠井潔氏が指摘する通り、確かに現代日本の病理である。犯人の狂気は、作品中にみなぎっている。しかしこの作品のテーマはその描写、だけではない。「原因を、自分ではない誰かに、とにかく押し付けようとする」という現代日本そのものの狂気が、かいま見られたような気がする。
殺戮にいたる病 Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病より
4062061104
No.62
(5pt)

我孫子武丸氏が見せた神技

我孫子武丸氏の現時点での最高傑作であるとともに、戦後の日本推理小説史上の一傑作である。我孫子氏がこの作品で、極めて鋭くえぐったものは、巻末の笠井潔氏が指摘する通り、確かに現代日本の病理である。犯人の狂気は、作品中にみなぎっている。しかしこの作品のテーマはその描写、だけではない。「原因を、自分ではない誰かに、とにかく押し付けようとする」という現代日本そのものの狂気が、かいま見られたような気がする。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.61
(5pt)

我孫子武丸氏が見せた神技

我孫子武丸氏の現時点での最高傑作であるとともに、戦後の日本推理小説史上の一傑作である。我孫子氏がこの作品で、極めて鋭くえぐったものは、巻末の笠井潔氏が指摘する通り、確かに現代日本の病理である。犯人の狂気は、作品中にみなぎっている。しかしこの作品のテーマはその描写、だけではない。「原因を、自分ではない誰かに、とにかく押し付けようとする」という現代日本そのものの狂気が、かいま見られたような気がする。
殺戮にいたる病 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 殺戮にいたる病 (講談社文庫)より
4062633760