二都物語
評判
二都物語の評価:
3.78/5点 レビュー 55件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21〜40 2/3ページ
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二都物語の評価:
3.78/5点 レビュー 55件。 C ランク
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おもしろいです!
ディケンズが生きた時代から70年くらい前のフランスが、あのフランス革命であったわけです
やはりイギリスは近いので、市民の共和国の敵となったフランス貴族たちは続々
財産をイギリスに送り、自らも亡命したりしています
そして、その革命にいたるまでの、フランス貴族王族の平民に対する横暴ぶりがすさまじいです
直に殺すことこそ、少しはためらわれるようですが、奴隷時代のアメリカのように、家畜と同じくらいに
やりたい放題です・・・米国の奴隷もそうですが、人間ですから感情までいたぶられ、動物よりさらに悲惨です・・・
映画のマリーアントアネットを見たとき、王族に生まれ育った者からしたら、そのように育てられたという面もあるんだなーと思いましたが、
やはり、支配階級の残虐極まりない支配がその時代にあったことをあの映画に何も描かないのは、フランス人には違和感をもたれるだろうなー、と思いました。
語り口がさすがです!謎が謎を呼ぶ・・・というか、ミステリー仕立てになっているんですが、
だんだん、わかってきます!
そして愛に生きる人たち!
長年の監禁で正気を失ってしまった父親と、一緒に何時間も何日も部屋を歩いて慰める娘。
また、今度は監禁された夫が窓から見える位置に毎日立って姿を現し、捕えられている夫の気持ちを慰める。
1年以上です。大体、革命で虐殺やギロチンが横行しているフランスに、夫の安否を気遣って、家族&使用人もろとも乗り込む勇気!
そしてそして、心から愛する片思いの人のために、その人の夫をすくうために命を差し出す勇気。
今の時代、これだけの愛を家族に、また、愛する人に、持てる人がどのくらいいるか・・・
何もかもが便利になったと同時に、人間関係は家族でさえ希薄になっている現代。
大変に考えさせられるテーマが、ミステリー謎解き仕立ての語り口によって、興味深く繰り広げられます。
また、その場の状態、建物や空気や自然の描写が、その時の人々の魂と混ざりあう文学的描写が
とてもうまい。この人詩も書けるんだろうなー、と思う感じです。
とにかく、長編ではありますが、どんどんあっという間に読んでしまいました!面白いです。
その昔高校の頃、この小説のヒロインのように上品で愛情深いアイドル的同級生が、この小説を読んでいたので、
どう?と聞いたら、うーん・・・と言っていました(笑)余りの暴力と陰謀ですからね。
私も今読んでよかったと思います。