ハーモニー

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ハーモニーの評価:

4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全394件 41〜60 3/20ページ
No.354
(4pt)

エヴァの人類補完計画と重なった

人間は残酷な生き物で、お互いに憎しみ殺し合う。
暴力の連鎖に終止符を打とうとして生み出した解決策、それが「意識」=「わたし」の消失。
「わたし」の喪失は、すなわち暴力を行使する主体の喪失である。
その世界では自己と他者との境がなくなり、(劇中キャラの台詞によると)ぼんやりとした幸福感だけが残る。
憎しみあうことができない代わりに愛し合うこともできない。
社会はただのシステムになる。
もはや、認識する主体もいないということであれば存在していないのと同義ではないのだろうか。

本作を読んでいてエヴァンゲリオン旧劇場版を何度も思いだしてしまった。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.353
(4pt)

エヴァの人類補完計画と重なった

人間は残酷な生き物で、お互いに憎しみ殺し合う。
暴力の連鎖に終止符を打とうとして生み出した解決策、それが「意識」=「わたし」の消失。
「わたし」の喪失は、すなわち暴力を行使する主体の喪失である。
その世界では自己と他者との境がなくなり、(劇中キャラの台詞によると)ぼんやりとした幸福感だけが残る。
憎しみあうことができない代わりに愛し合うこともできない。
社会はただのシステムになる。
もはや、認識する主体もいないということであれば存在していないのと同義ではないのだろうか。

本作を読んでいてエヴァンゲリオン旧劇場版を何度も思いだしてしまった。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.352
(5pt)

リアリティのあるSF、理系でなくても楽しめる

虐殺器官があまりにも面白かったので、続けてこちらも購入しました。
病気やストレスが駆逐されたならば?戦争がある程度自動化されたならば?大衆をコントロールする力が生まれたならば?という現代では倫理的、技術的にありえない事柄が次々と前提条件として表れて、そこにおかれた人々の気持ちや駆け引きの描写がとても素晴らしかったです。思想や迷い、判断を手放したら本当に健康で幸せですか?と終始語り掛けられているような物語でした。
今、この時代に読むことで本当にあり得ない話ではないな、といい意味で怖がれるストーリーでした。リアリティを求める人にはあまり響かない作品かもしれませんが、私個人的にはディストピアにどっぷり浸かって楽しませて頂きました。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.351
(5pt)

リアリティのあるSF、理系でなくても楽しめる

虐殺器官があまりにも面白かったので、続けてこちらも購入しました。
病気やストレスが駆逐されたならば?戦争がある程度自動化されたならば?大衆をコントロールする力が生まれたならば?という現代では倫理的、技術的にありえない事柄が次々と前提条件として表れて、そこにおかれた人々の気持ちや駆け引きの描写がとても素晴らしかったです。思想や迷い、判断を手放したら本当に健康で幸せですか?と終始語り掛けられているような物語でした。
今、この時代に読むことで本当にあり得ない話ではないな、といい意味で怖がれるストーリーでした。リアリティを求める人にはあまり響かない作品かもしれませんが、私個人的にはディストピアにどっぷり浸かって楽しませて頂きました。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.350
(5pt)

健康と思いやりに溢れた平和な世界で、少女たちが感じる閉塞感

世界的な核戦争「大災禍」によって、人口が大幅に減り、一人一人の人間が公共財となり大切にされる世界。
人間の身体を常に健康な状態に維持してくれる医療システム「WatchMe」。人々は、それを体内にインストールすることで、ほとんどの病気から解放された。また、他者への思いやりと優しさを前提とした文化が形成され、世界からは様々な「害悪」が排除された。
健康と思いやりに溢れた平和な世界の中で、閉塞感を感じる少女たちの抵抗と、そこから始まる物語。

--------

健康や思いやりといった、一般的に「善」とされるものが普及して当たり前となった世界。
物語前半は、少女(と、その成長後の女性)の視点で、この世界の息苦しさについて描かれています。その中で、現在の社会と通ずる部分や現在の延長として想像に難くない姿に対して、「善」の在り方について考えさせられました。

例えば、「健康管理の外注」としての「WatchMe」。現在、多くの人がウェアラブルデバイスや健康アプリで、身体状態をモニタリングしたりアドバイスを受けたりするようになりつつあり、それがより精緻化した未来の姿として有り得るように感じます。また、「思いやりの普及」という観点では、現在においても、ポリティカル・コレクトネスのように、他者への配慮が義務的になりつつあり、同時に、その中で広がる疲弊や閉塞感も話題となっています。
今後、健康管理の外注や思いやりの普及という、ある種の「善」が拡がっていった際に、何が閉塞感を生み、どうしたら息苦しさを免れることができるのだろう、と考えさせられるものがありました。

他方、物語後半は、テーマが少しシフトしたように感じました(いずれにせよ興味深いテーマでしたが)。
上記の世界観や前半の物語から滑らかに繋がりながらも、前半からは想像しなかったような展開で、強く惹き込まれていきました。(後半については、この程度の言及に留めておきます。)

世界観、テーマ、ストーリー、どれもとても刺激的で面白い作品でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.349
(5pt)

健康と思いやりに溢れた平和な世界で、少女たちが感じる閉塞感

世界的な核戦争「大災禍」によって、人口が大幅に減り、一人一人の人間が公共財となり大切にされる世界。
人間の身体を常に健康な状態に維持してくれる医療システム「WatchMe」。人々は、それを体内にインストールすることで、ほとんどの病気から解放された。また、他者への思いやりと優しさを前提とした文化が形成され、世界からは様々な「害悪」が排除された。
健康と思いやりに溢れた平和な世界の中で、閉塞感を感じる少女たちの抵抗と、そこから始まる物語。

--------

健康や思いやりといった、一般的に「善」とされるものが普及して当たり前となった世界。
物語前半は、少女(と、その成長後の女性)の視点で、この世界の息苦しさについて描かれています。その中で、現在の社会と通ずる部分や現在の延長として想像に難くない姿に対して、「善」の在り方について考えさせられました。

例えば、「健康管理の外注」としての「WatchMe」。現在、多くの人がウェアラブルデバイスや健康アプリで、身体状態をモニタリングしたりアドバイスを受けたりするようになりつつあり、それがより精緻化した未来の姿として有り得るように感じます。また、「思いやりの普及」という観点では、現在においても、ポリティカル・コレクトネスのように、他者への配慮が義務的になりつつあり、同時に、その中で広がる疲弊や閉塞感も話題となっています。
今後、健康管理の外注や思いやりの普及という、ある種の「善」が拡がっていった際に、何が閉塞感を生み、どうしたら息苦しさを免れることができるのだろう、と考えさせられるものがありました。

他方、物語後半は、テーマが少しシフトしたように感じました(いずれにせよ興味深いテーマでしたが)。
上記の世界観や前半の物語から滑らかに繋がりながらも、前半からは想像しなかったような展開で、強く惹き込まれていきました。(後半については、この程度の言及に留めておきます。)

世界観、テーマ、ストーリー、どれもとても刺激的で面白い作品でした。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.348
(5pt)

10年間積ん読

独特の透明感、近未来&思考実験系SFの形を借りた社会派的な小説。今となっては描かれてる技術はチープに映るが、2022年にどんな作品を書いていたかと思うと早逝が惜しまれる。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.347
(5pt)

10年間積ん読

独特の透明感、近未来&思考実験系SFの形を借りた社会派的な小説。今となっては描かれてる技術はチープに映るが、2022年にどんな作品を書いていたかと思うと早逝が惜しまれる。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.346
(4pt)

良かった

SFが好きな人は、好きになれる本です。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.345
(4pt)

良かった

SFが好きな人は、好きになれる本です。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.344
(5pt)

人類補完計画!

これはまさに人類補完計画そのもの。エバンゲリオンのそれとは目的も方法も違うけど、個人的にはこっちのほうが近未来的で現実味がある。読み終えた後、考えさせられるものがあり余韻が残った。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.343
(5pt)

人類補完計画!

これはまさに人類補完計画そのもの。エバンゲリオンのそれとは目的も方法も違うけど、個人的にはこっちのほうが近未来的で現実味がある。読み終えた後、考えさせられるものがあり余韻が残った。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.342
(4pt)

複雑なディストピア系SF小説。好き嫌いがあるかも

虐殺器官の続編となっているため、もしどちらも未読ならば、まずは虐殺器官から読んでいただきたい。
が、前作を読まないと今作が分からない訳ではないので安心してよい。

内容はディストピア系SF小説
設定的にはよくある「機械により管理された社会」ではあるが作り込みがすごい

終始出てくる謎のHTMLのようなタグが意味するものが分かったときに、作者の凄さを自分でもやっと理解できた
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.341
(4pt)

複雑なディストピア系SF小説。好き嫌いがあるかも

虐殺器官の続編となっているため、もしどちらも未読ならば、まずは虐殺器官から読んでいただきたい。
が、前作を読まないと今作が分からない訳ではないので安心してよい。

内容はディストピア系SF小説
設定的にはよくある「機械により管理された社会」ではあるが作り込みがすごい

終始出てくる謎のHTMLのようなタグが意味するものが分かったときに、作者の凄さを自分でもやっと理解できた
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.340
(5pt)

娘から〜

高2娘が作家さんのとってもオシでして購入代行しました。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.339
(5pt)

娘から〜

高2娘が作家さんのとってもオシでして購入代行しました。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.338
(5pt)

リアルタイムで読みたかった(泣)

10数年ぶりにSFの世界に戻ってきて、今更ながら伊藤計劃を読んでいる。今回は先日読んだ「虐殺器官」に続き「ハーモニー」を読む。こちら、「虐殺器官」の世界線の延長なのね。MRSユージン&クリップス社の名前も出てきてちょっと懐かしい笑
物語全体を通じて、etml(Emotion-in-text Markup Language)なる架空のマークアップ言語で記述されている。一見難解なれど、htmlをかじったことがある人なら、タグの英語の意味さえ分かれば逆に理解しやすいと思う。
最後まで読んでの感想は、エヴァに引っ掛けて恐縮だけど、ナノバイオテクノロジーによる人類補完計画だなーと。
しかし作者ご存命のうちに出会いたかったなー。SFから離れていた10数年が本当に悔やまれる泣
それでは次「屍者の帝国」いきまーす。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.337
(5pt)

リアルタイムで読みたかった(泣)

10数年ぶりにSFの世界に戻ってきて、今更ながら伊藤計劃を読んでいる。今回は先日読んだ「虐殺器官」に続き「ハーモニー」を読む。こちら、「虐殺器官」の世界線の延長なのね。MRSユージン&クリップス社の名前も出てきてちょっと懐かしい笑
物語全体を通じて、etml(Emotion-in-text Markup Language)なる架空のマークアップ言語で記述されている。一見難解なれど、htmlをかじったことがある人なら、タグの英語の意味さえ分かれば逆に理解しやすいと思う。
最後まで読んでの感想は、エヴァに引っ掛けて恐縮だけど、ナノバイオテクノロジーによる人類補完計画だなーと。
しかし作者ご存命のうちに出会いたかったなー。SFから離れていた10数年が本当に悔やまれる泣
それでは次「屍者の帝国」いきまーす。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.336
(5pt)

文句なしに没頭出来た。

あっという間だった。
読み始め、ギュッと掴まれてから、最後まで一気に連れて行かれた。
読み終わった後のこの虚脱感は、本当に素晴らしい作品を味わったにしか味わえない。
この著者の新作をもう味わえないのかと思うと、いたたまれなくなる。
それぐらい、いい匂いのする作品でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.335
(5pt)

文句なしに没頭出来た。

あっという間だった。
読み始め、ギュッと掴まれてから、最後まで一気に連れて行かれた。
読み終わった後のこの虚脱感は、本当に素晴らしい作品を味わったにしか味わえない。
この著者の新作をもう味わえないのかと思うと、いたたまれなくなる。
それぐらい、いい匂いのする作品でした。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X