ハーモニー

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評判

ハーモニーの評価:

4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全394件 261〜280 14/20ページ
No.134
(4pt)

SF初心者でも楽しめる

SFは星新一とディックくらいしか読んだことないのですが、これはとても楽しめました。

物語が収斂していく仮定もよく練られているなと感じました。

確かに惜しい作家だったんだなぁと遅ればせながら感じます。

こういう作品はBook offでなくて、きっちり新刊を買うべし、と思います。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.133
(4pt)

SF初心者でも楽しめる

SFは星新一とディックくらいしか読んだことないのですが、これはとても楽しめました。

物語が収斂していく仮定もよく練られているなと感じました。

確かに惜しい作家だったんだなぁと遅ればせながら感じます。

こういう作品はBook offでなくて、きっちり新刊を買うべし、と思います。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.132
(5pt)

虐殺器官からつづけて

科学技術が発展し、常時体内のナノマシーンにより疾病が駆逐された未来の物語です。
難しいカタカナ語が多く出てきますが、まぁこの辺はなんとなく理解できる範囲です。

前作ほどドラスティックな展開が無いため、割と内容は平坦ですが、それでも興味を尽かさずに最後まで読み進める事ができました。
読み進めるうち、この作品が前作「虐殺器官」の世界とリンクしていることが分かり、さらに引き込まれました。

淡々としていながらどこか皮肉的である特徴的な文章と、それでいながら情景を鮮やかに想像させる筆者の文章力は流石です。

前作がお好きなかたならば、きっと気に入ると思います。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.131
(5pt)

虐殺器官からつづけて

科学技術が発展し、常時体内のナノマシーンにより疾病が駆逐された未来の物語です。
難しいカタカナ語が多く出てきますが、まぁこの辺はなんとなく理解できる範囲です。

前作ほどドラスティックな展開が無いため、割と内容は平坦ですが、それでも興味を尽かさずに最後まで読み進める事ができました。
読み進めるうち、この作品が前作「虐殺器官」の世界とリンクしていることが分かり、さらに引き込まれました。

淡々としていながらどこか皮肉的である特徴的な文章と、それでいながら情景を鮮やかに想像させる筆者の文章力は流石です。

前作がお好きなかたならば、きっと気に入ると思います。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.130
(5pt)

なんとも不思議な終わり方

「虐殺器官」を読んで、これを読んで、その次に、「ニューロマンサー」読んで、その次に、フィリップ・K・ディック「フロリクス8から来た友人」を読みました。「ハーモニー」は、「虐殺器官」のイメージとは違うけど、続編とはいえ、まったく別の作品とみると、かなりすごいと思います。たまたま、次に「フロリクス8から来た友人」を読んだわけですが、「フロリクス8」の最後の、なんともよくわからないような、喪失感の漂うような、終わり方と、この「ハーモニー」の終わり方が、よく似ているような感じがします。でも、ぱくった、とか、ぱくってない、とかではなく、この作品では、この終わり方が、一番ふさわしいのだなとかんじます。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.129
(5pt)

なんとも不思議な終わり方

「虐殺器官」を読んで、これを読んで、その次に、「ニューロマンサー」読んで、その次に、フィリップ・K・ディック「フロリクス8から来た友人」を読みました。「ハーモニー」は、「虐殺器官」のイメージとは違うけど、続編とはいえ、まったく別の作品とみると、かなりすごいと思います。たまたま、次に「フロリクス8から来た友人」を読んだわけですが、「フロリクス8」の最後の、なんともよくわからないような、喪失感の漂うような、終わり方と、この「ハーモニー」の終わり方が、よく似ているような感じがします。でも、ぱくった、とか、ぱくってない、とかではなく、この作品では、この終わり方が、一番ふさわしいのだなとかんじます。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.128
(5pt)

社会システムとしての個人

虐殺器官の後、混乱のおさまった世界の話。
体内にインストールしたシステムにより、病気をしらない世界。
その代わり、体にとって有害とされるもの全てが排除された世界。

そこから、先に、人類にとっての進化をめぐる少女の記憶。

単体でも楽しめるけれど、虐殺器官を先に読むとより楽しめるとおもいます。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.127
(5pt)

社会システムとしての個人

虐殺器官の後、混乱のおさまった世界の話。
体内にインストールしたシステムにより、病気をしらない世界。
その代わり、体にとって有害とされるもの全てが排除された世界。

そこから、先に、人類にとっての進化をめぐる少女の記憶。

単体でも楽しめるけれど、虐殺器官を先に読むとより楽しめるとおもいます。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.126
(5pt)

すぐにゲット

アマゾン検索では出てこない。見つけ次第購入すべし
検索エンジンの情報操作。みんな気をつけるべし。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.125
(5pt)

すぐにゲット

アマゾン検索では出てこない。見つけ次第購入すべし
検索エンジンの情報操作。みんな気をつけるべし。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.124
(5pt)

この世の行き着く先。

本作の前に読んだのは、斎藤貴男・鈴木邦夫・森達也の鼎談「言論自滅列島」。「言論〜」で3人が語っていた2000年代前半の危惧を、伊藤計劃がノベライズした。そんな気がした。

管理されることを世の中が自ら選んでいる。「言論〜」でそんな発言があった。
本作では<大災禍>をきっかけとしながらも、システムによる制御・調和を通して皆が皆を管理する、緩やかな安定的健康社会(=管理社会)が描かれる。

災厄の回避→自然に対するコントロール→人工の優位→動物性の否定→「わたし」の放棄→幸福

そんなのイヤだよ。つまらぬ心の葛藤であろうが、生きてる感じが欲しい。でも、(嘘でも)生きてる感じがしないって思う人がいて、自ら・・・、ね。希望がないのではなくて、絶望しかない。いや、絶望から始まっていることにさえ気づかず、意志や意識の使い処は自傷・自死。でなければ、傷つかず/傷つけず。そんな現代の感覚が本作を貫いている。

それでもラストは、人間の意志や意識−古い時代の人間の尊厳−を死守するという、ハッピーエンドに行き着くと思っていた。本作の終わり方がハッピーエンドなのかどうかの判断は読み手だ。私はハッピーエンドとは思わない。今の世の中が行き着く先が書いてあって、行き着いたときにハッピーと感じてしまうかもしれないが。

この結末はもしかすると作者が病床にあったから、ということかもしれないけれど、それにしても辛い。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.123
(5pt)

この世の行き着く先。

本作の前に読んだのは、斎藤貴男・鈴木邦夫・森達也の鼎談「言論自滅列島」。「言論〜」で3人が語っていた2000年代前半の危惧を、伊藤計劃がノベライズした。そんな気がした。

管理されることを世の中が自ら選んでいる。「言論〜」でそんな発言があった。
本作では<大災禍>をきっかけとしながらも、システムによる制御・調和を通して皆が皆を管理する、緩やかな安定的健康社会(=管理社会)が描かれる。

災厄の回避→自然に対するコントロール→人工の優位→動物性の否定→「わたし」の放棄→幸福

そんなのイヤだよ。つまらぬ心の葛藤であろうが、生きてる感じが欲しい。でも、(嘘でも)生きてる感じがしないって思う人がいて、自ら・・・、ね。希望がないのではなくて、絶望しかない。いや、絶望から始まっていることにさえ気づかず、意志や意識の使い処は自傷・自死。でなければ、傷つかず/傷つけず。そんな現代の感覚が本作を貫いている。

それでもラストは、人間の意志や意識−古い時代の人間の尊厳−を死守するという、ハッピーエンドに行き着くと思っていた。本作の終わり方がハッピーエンドなのかどうかの判断は読み手だ。私はハッピーエンドとは思わない。今の世の中が行き着く先が書いてあって、行き着いたときにハッピーと感じてしまうかもしれないが。

この結末はもしかすると作者が病床にあったから、ということかもしれないけれど、それにしても辛い。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.122
(5pt)

完全な調和社会は意識の消失によって実現する

『虐殺器官』に続いて読んだ伊藤計劃の2冊目。虐殺の文法により、大混乱に陥った社会のその後を描くエピソード。体内にインストールされたWatchMeなる医療分子、ナノマシンによって病から解放された人間社会の中で蔓延する自殺。自死を選ぶという最後の野蛮から、人類はいかに逃れるのか・・・。これだけの作品を遺した氏が、わずか2年の作家活動の後にわずか34歳で早世されたことが残念でならない。
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415208992X
No.121
(5pt)

完全な調和社会は意識の消失によって実現する

『虐殺器官』に続いて読んだ伊藤計劃の2冊目。虐殺の文法により、大混乱に陥った社会のその後を描くエピソード。体内にインストールされたWatchMeなる医療分子、ナノマシンによって病から解放された人間社会の中で蔓延する自殺。自死を選ぶという最後の野蛮から、人類はいかに逃れるのか・・・。これだけの作品を遺した氏が、わずか2年の作家活動の後にわずか34歳で早世されたことが残念でならない。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.120
(4pt)

やはり「聖域」はあるのね

「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」があえて触れていない「聖域」について、この作品も触れていない。
それに対して『虐殺器官』の最後は大胆だな…。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.119
(4pt)

やはり「聖域」はあるのね

「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」があえて触れていない「聖域」について、この作品も触れていない。
それに対して『虐殺器官』の最後は大胆だな…。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.118
(4pt)

ディストピア小説ですけどなぜか希望が持てる佳作

2008年単行本。2012年読了。

虐殺器官の続編。しかし、独立した作品としても読める。

医療技術が究極に発達して、あらゆる病気が世界から駆逐され、先進国ではみな健康的な食事を嗜み、みな同じような体型をしている。主人公のトァン(♀)は、友人のミァハ(♀)に魅せられ、そういう管理社会に抵抗し始める。二人ともう一人の友人キアン(♀)は三人で、こっそり餓死しようと企むが、実際に死に至ったのはミァハのみで、残りの二人は生き残ってしまった。トァンは罪悪感を覚えながら、WHOの一部局の国際健康管理機関で仕事をするようになり、「ちょい悪」的に、健康管理社会に時折反抗し、酒や煙草を嗜み続ける変わりものになった。トァンはある事件にまきこまれ、そこに死んだはずのミァハの影を感じる。

というものすごい設定で、ぐいぐい読ませる、文句なしの名作。いわゆる行きすぎた管理社会を描いたディストピア小説なのだが、『1984』みたいな閉塞感はなく、主人公が生き生きしているのが心地よい。あと、限られてはいるのだけれども、例えば、戦場に行くと酒とか煙草が手に入るとか、国際医療都市と化したバグダッドの片隅に、権力の監視の目が届かない旧市街が残っているという設定とか、そういう「辺境」が設定されているところがよい。「ここではないどこか」の存在を感じることができるというのは、よい小説のひとつの要素である。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.117
(4pt)

ディストピア小説ですけどなぜか希望が持てる佳作

2008年単行本。2012年読了。

虐殺器官の続編。しかし、独立した作品としても読める。

医療技術が究極に発達して、あらゆる病気が世界から駆逐され、先進国ではみな健康的な食事を嗜み、みな同じような体型をしている。主人公のトァン(♀)は、友人のミァハ(♀)に魅せられ、そういう管理社会に抵抗し始める。二人ともう一人の友人キアン(♀)は三人で、こっそり餓死しようと企むが、実際に死に至ったのはミァハのみで、残りの二人は生き残ってしまった。トァンは罪悪感を覚えながら、WHOの一部局の国際健康管理機関で仕事をするようになり、「ちょい悪」的に、健康管理社会に時折反抗し、酒や煙草を嗜み続ける変わりものになった。トァンはある事件にまきこまれ、そこに死んだはずのミァハの影を感じる。

というものすごい設定で、ぐいぐい読ませる、文句なしの名作。いわゆる行きすぎた管理社会を描いたディストピア小説なのだが、『1984』みたいな閉塞感はなく、主人公が生き生きしているのが心地よい。あと、限られてはいるのだけれども、例えば、戦場に行くと酒とか煙草が手に入るとか、国際医療都市と化したバグダッドの片隅に、権力の監視の目が届かない旧市街が残っているという設定とか、そういう「辺境」が設定されているところがよい。「ここではないどこか」の存在を感じることができるというのは、よい小説のひとつの要素である。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.116
(5pt)

eHTMLの発想がすごい

文庫ももってましたが、どこでも持ち歩きたいくらい好きな小説なので、kindle版も購入しました。

他のレビューにこの本の内容のすばらしさは、たくさん書かれているので、内容については何もいうことはありません。

この小説の内容以外で特筆すべき点は、eHTMLというプログラミング言語のようなものを小説にちりばめたこと。

読み始めたころは、なんだろうこのプログラミング言語のようなものは?と思って読み進めてましたが、最後でその意味を知り、「やられた・・」。と思わず声に出してしまいました。

生きているということはなんなのかを、死の淵に立ちながら書いた著者の渾身の作品。
私の読書人生の中でも衝撃を与えてくれたすばらしい良書です。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.115
(5pt)

この傑作を実写版映像で観てみたい。多くの伊藤計劃のファンはそう思っているのではないだろうか

オリジナルは2008年12月リリース。電子書籍化は2012年4月25日リリース。2010年7月には英訳も刊行されている。英語版タイトルは、</harmony> 。

伊藤計劃の作家としての時間はその才能に比して余りにも少ない。そして作品も余りにも少ない。その中でこの『ハーモニー』の孤高の完成度は圧倒的だ。WEBディレクタの傍ら執筆を開始した伊藤計劃の作品は、WEBとゲームのDNAが組み込まれているかのようだ。少しでもプログラムを書かれる方なら、この作品の端々に登場するHTMLタグの変化形(それを伊藤は『etml』として最後のほうで説明している)で、実際には存在しない拡張系のタグを生成し、タグとタグの間を詩的なフレーズで挟みながら進行させていく手法は、まるで小説と詩とWEBページのアモルファスのような質感を読む者に感じさせる。実に斬新だ。

既に病の床にあって書かれた本作は『人というリソース』の集合体である社会に対しての『自分の身体』というものを常に意識して書かれている。それはSFのように見えてSFでは無く、近未来のようで現在の一部のような気すらしてくる。『WatchMe』をインストゥールされていようがいまいが、既にリソースとして時間的にも税的にも『生府(政府)』には認識され、織り込み済みになっている。本当はそう伊藤計劃は言いたいのではないか、と思えてくる。

この傑作を実写版映像で観てみたい。多くの伊藤計劃のファンはそう思っているのではないだろうか。あるいは伊藤計劃自身が熱狂的なファンであったゲームデザイナー小島秀夫の手でゲーム化して欲しい、多くの伊藤計劃のファンはそう思っているのではないだろうか。今は亡き伊藤計劃のために是非日本のクリエーターに手がけて欲しい。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
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