ハーモニー
評判
ハーモニーの評価:
4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全394件 221〜240 12/20ページ
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ハーモニーの評価:
4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
下手すると笠井潔や京極堂になっちゃうんじゃないかってぐらいにきわめ
て理知的なものを含んでるんだけど、設定そのものによりかかることに満
足することも、井坂某風の中途半端なペダンティックにも堕してないとこ
ろがいい。これは結構ありそうでないので◎。
ある意味で古臭い「私小説」の体裁そのものなんだけど、その「私」を無
邪気に信じることのできない現在における肌触りみたいなものが、理知的
な想像力と結びついててものすごく快感を感じます。
「虐殺器官」でもそうでしたが、いろんな知見がほの見えすが、概念を拝
借したというのでなく、自分の資質から出てきていてきわめて古典的とも
いえるエモーショナルな語りになってる。
ハイレベルで理知的な想像力がたんに妄想設定でおわるのでなく、そこか
らどういうものが発動するかという生な部分への想像力がきちんとリンク
しているのがいいです。以外とないんですよね。そういう小説。
西尾維新と資質は同じながら、そのエモーショナルな部分の扱いで対極を
いく感じがします。以外と二人はとても近いとおもいます。
自分や身体性を背景として扱うのに(不可避的に小説ってそうなるでしょ
うけど)今後この小説を意識しないですまないんじゃないかな?
挿絵いれてラノベでもいいとおもいます。
「虐殺器官」はわずか10日で脱稿したそうです。ちょっと信じられない
ですね。宮部さんの3回生まれ変わってもこんなものはかけない、という
のもなんとなくわかる。
ラストの風景はJ.L.ナンシーを彷彿とする風景(強引かな…)。
たぶん、現在感じているある種の違和感・肌触りを小説として扱えている
気がします。目に見える設定としても、ここまできたかって感じです。
尚、ストーリとしては、ありきたりです。趣向をこらした謎の真相も、ど
んでんがえしもありません。物語前半でおおよその対立構図が予想され、
そしてその通りに進みます(W。映画化してもくだらないものになるでし
ょう。じゃあ、何が面白いのかっていうと、やはり今感じていることを突
き詰めていったらどうなるんだっていうのを見せてくれそうだっていう筆
力なのかな。読み始めるとちょっと本を閉じられなくなるような引力があ
ります。