喜嶋先生の静かな世界

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

喜嶋先生の静かな世界の評価:

4.63/5点 レビュー 81件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 21〜40 2/7ページ
No.110
(5pt)

若い理系学生ならきっと心に感じるものがあるでしょう

主人公の理系学生が、指導教官の喜嶋先生の薫陶を受けながら成長していく、という青春物語。先に発表された短編の「キシマ先生の静かな生活」と骨子となるストーリーは同じです。時間のない人はそちらでもいいでしょう。
喜嶋先生は、一般人的視点から評価すればかなりの変人で作中の言葉を借りれば「エキセントリック」な人物。しかし、主人公視点では尊敬すべき人物で「王道」の研究者という、この評価の逆転が物語の面白さでありメインテーマですね。舞台は大学の理系学部で、研究生活や就活事情などの描写はかなりリアリスティック。これも他の小説にはあまりない本作の魅力。
人物や舞台設定は特徴的で「エキセントリック」なものですが、物語の骨子は、才能ある若者が苦悩しながらも指導者に導かれ成長する、という「王道」路線です。シンプルなストーリーは、読者が一般のいわゆる文系であっても楽しめると思いますが、理系研究者を志す若者なら、より多く感じるものがあるでしょう。
喜嶋先生は理系学生なら一度はあこがれそうな「理想の研究者」として描かれますが、その「エキセントリック」さゆえに理解者はごく一部で、社会的な成功とも縁遠い。それでもあなたは「理想の研究者」を目指しますか?
昔話になりますが、名古屋大学で文化祭があった時、筆者の森博嗣の講演会が企画されました。三角関数の微分積分の話とか、なぜ飛行機のエンジンが前部に搭載されることが多いのかといった話題が語られたように記憶しています。後半の質疑応答で、喜嶋先生にモデルはいるのか? という質問がありました(当時は短編の「~静かな生活」しか発表されていませんでしたが)。それに対する回答は、あの小説をモデルなしに書けたら天才、時々自分は天才じゃないかと思うときがある、というようなものでした。
いかにも森博嗣らしい回答ですが、質問した学生も本作の主人公のように、研究者としての生き方について思い悩んでいたのでしょうか。
そうそう「王道」のストーリーと書きましたが、最後はやはり森博嗣らしく一癖ある終わり方で、それが物語に深みを与えているといえるでしょう。若い理系学生におススメです。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.109
(5pt)

若い理系学生ならきっと心に感じるものがあるでしょう

主人公の理系学生が、指導教官の喜嶋先生の薫陶を受けながら成長していく、という青春物語。先に発表された短編の「キシマ先生の静かな生活」と骨子となるストーリーは同じです。時間のない人はそちらでもいいでしょう。
喜嶋先生は、一般人的視点から評価すればかなりの変人で作中の言葉を借りれば「エキセントリック」な人物。しかし、主人公視点では尊敬すべき人物で「王道」の研究者という、この評価の逆転が物語の面白さでありメインテーマですね。舞台は大学の理系学部で、研究生活や就活事情などの描写はかなりリアリスティック。これも他の小説にはあまりない本作の魅力。
人物や舞台設定は特徴的で「エキセントリック」なものですが、物語の骨子は、才能ある若者が苦悩しながらも指導者に導かれ成長する、という「王道」路線です。シンプルなストーリーは、読者が一般のいわゆる文系であっても楽しめると思いますが、理系研究者を志す若者なら、より多く感じるものがあるでしょう。
喜嶋先生は理系学生なら一度はあこがれそうな「理想の研究者」として描かれますが、その「エキセントリック」さゆえに理解者はごく一部で、社会的な成功とも縁遠い。それでもあなたは「理想の研究者」を目指しますか?
昔話になりますが、名古屋大学で文化祭があった時、筆者の森博嗣の講演会が企画されました。三角関数の微分積分の話とか、なぜ飛行機のエンジンが前部に搭載されることが多いのかといった話題が語られたように記憶しています。後半の質疑応答で、喜嶋先生にモデルはいるのか? という質問がありました(当時は短編の「~静かな生活」しか発表されていませんでしたが)。それに対する回答は、あの小説をモデルなしに書けたら天才、時々自分は天才じゃないかと思うときがある、というようなものでした。
いかにも森博嗣らしい回答ですが、質問した学生も本作の主人公のように、研究者としての生き方について思い悩んでいたのでしょうか。
そうそう「王道」のストーリーと書きましたが、最後はやはり森博嗣らしく一癖ある終わり方で、それが物語に深みを与えているといえるでしょう。若い理系学生におススメです。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.108
(4pt)

「全人格を発露することの幸せ」と、、、ざわざわ。

研究に没頭することの幸せ、それを解りあえる同志がいることの喜び。
爽やかな風を感じて幸せな気分でした。。。

が、、

いやあ、まじで??
いくら「刃物沙汰の理由のような抽象化できないことは理解できないから興味ないんだ」とはいえ、あの人のあの話をそんなさらっとだけ触れて終わる??あの人だよ?
俗人とあまりにかけ離れた研究者の客観性・観察性の狂気を感じた。

研究者の幸せと、一般の幸せとは相容れないのか。研究者としての純度が高い人(先生)が無理に一般に近づこうとすると耐えられなくなり破綻する。
「僕」がそうならないことを願う。いや、それは研究者としての真の幸せではないから、むしろ、、、。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.107
(4pt)

「全人格を発露することの幸せ」と、、、ざわざわ。

研究に没頭することの幸せ、それを解りあえる同志がいることの喜び。
爽やかな風を感じて幸せな気分でした。。。

が、、

いやあ、まじで??
いくら「刃物沙汰の理由のような抽象化できないことは理解できないから興味ないんだ」とはいえ、あの人のあの話をそんなさらっとだけ触れて終わる??あの人だよ?
俗人とあまりにかけ離れた研究者の客観性・観察性の狂気を感じた。

研究者の幸せと、一般の幸せとは相容れないのか。研究者としての純度が高い人(先生)が無理に一般に近づこうとすると耐えられなくなり破綻する。
「僕」がそうならないことを願う。いや、それは研究者としての真の幸せではないから、むしろ、、、。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.106
(5pt)

どうしてもロジックが理解できない。自殺するのが喜嶋先生ではなくて奥さんな理由が・・・。

ラストがどうしてもわからない。どうしてそういう結末になるのか?そういう結末にしなければいけない理由は何なのか?帯に心を整えてくれる小説と書いてあったが、こんな結末なら心が乱れまくりが普通。帯書いた人の神経が知りたい。人が死んでいるのに心を整えるって何⁉︎でも、今の自分では理解できない何らかの意味がある事を期待してます。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.105
(5pt)

どうしてもロジックが理解できない。自殺するのが喜嶋先生ではなくて奥さんな理由が・・・。

ラストがどうしてもわからない。どうしてそういう結末になるのか?そういう結末にしなければいけない理由は何なのか?帯に心を整えてくれる小説と書いてあったが、こんな結末なら心が乱れまくりが普通。帯書いた人の神経が知りたい。人が死んでいるのに心を整えるって何⁉︎でも、今の自分では理解できない何らかの意味がある事を期待してます。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.104
(5pt)

隠れた名作では? 登場する女性がみんな魅力的!

理科系の学生が、修士、博士課程へと進み、指導教官の喜嶋先生の指導のもとに、成長していくという自伝的な小説だ。帯には、「気持ち疲れているときに、心を整えてくれる小説」となっている。
確かに、小説の中で静かな時間が流れているので、読んでいて心が落ち着く。
あと、大学の同級生の清水スピカ、大学院で同期となる櫻居さん、計算機センターのマドンナ「沢村さん」など、登場する女性が、みんなとっても魅力的な点も本書の魅力だろう。
清水スピカが、玉砕覚悟で告白にくるシーンがとても好きだ。
もっと話題になって、広く読まれてもよい1冊だと思う。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.103
(5pt)

隠れた名作では? 登場する女性がみんな魅力的!

理科系の学生が、修士、博士課程へと進み、指導教官の喜嶋先生の指導のもとに、成長していくという自伝的な小説だ。帯には、「気持ち疲れているときに、心を整えてくれる小説」となっている。
確かに、小説の中で静かな時間が流れているので、読んでいて心が落ち着く。
あと、大学の同級生の清水スピカ、大学院で同期となる櫻居さん、計算機センターのマドンナ「沢村さん」など、登場する女性が、みんなとっても魅力的な点も本書の魅力だろう。
清水スピカが、玉砕覚悟で告白にくるシーンがとても好きだ。
もっと話題になって、広く読まれてもよい1冊だと思う。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.102
(5pt)

研究生活を垣間見れます

自分が卒論を書く時期で本の中に重なる時期があったり,これからどんな生活になりそうか物語でわかりました.この本には,たくさんの心に置いておきたい言葉がありました.例えば,文献を調べ尽くすことで,やっとスタートラインに立てる(p99)というものや,言葉は内容がすべてだ(p159)というものです.発表が拙いと感情的に印象が悪いというのはあってしまうと思います.他にも,そんな経験のためにここにいたのか(p152)というものです.その経験を目的にしているのが問題か,後づけで結果を出すことを「酸っぱい葡萄」にしていることが問題ということでしょうか.
また,研究において参考にしたいこともありました.参考文献に関しての話(p94)を読んでRelated workは論文に必要か考えました.どこまで道が拓かれていて,そこに何を加えたのかを説明する必要はあるのでしょうか.論文において固有名詞を少なくすべしとのことですが,専門でない人に説明するに当たって固有名詞を多用しないことが大事ということでしょうか.その固有名詞の意味を質問して意味がわかれば安心感が得られるという,感情の次元の話でしょうか.また,先生の時間を入門者の自分が奪わないよう,質問には気をつけます(p142).
よくわからなかったのが,「これ以上読んでも,面白いことが書いてあるとは思えない.各論になるだけだから,必要なときに読めばいいよ.」(p33)の意味です.
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.101
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

研究生活を垣間見れます

自分が卒論を書く時期で本の中に重なる時期があったり,これからどんな生活になりそうか物語でわかりました.この本には,たくさんの心に置いておきたい言葉がありました.例えば,文献を調べ尽くすことで,やっとスタートラインに立てる(p99)というものや,言葉は内容がすべてだ(p159)というものです.発表が拙いと感情的に印象が悪いというのはあってしまうと思います.他にも,そんな経験のためにここにいたのか(p152)というものです.その経験を目的にしているのが問題か,後づけで結果を出すことを「酸っぱい葡萄」にしていることが問題ということでしょうか.
また,研究において参考にしたいこともありました.参考文献に関しての話(p94)を読んでRelated workは論文に必要か考えました.どこまで道が拓かれていて,そこに何を加えたのかを説明する必要はあるのでしょうか.論文において固有名詞を少なくすべしとのことですが,専門でない人に説明するに当たって固有名詞を多用しないことが大事ということでしょうか.その固有名詞の意味を質問して意味がわかれば安心感が得られるという,感情の次元の話でしょうか.また,先生の時間を入門者の自分が奪わないよう,質問には気をつけます(p142).
よくわからなかったのが,「これ以上読んでも,面白いことが書いてあるとは思えない.各論になるだけだから,必要なときに読めばいいよ.」(p33)の意味です.
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.100
(4pt)

素直で純粋な世界を持ってる人。

喜嶋先生はとにかく自分の持ってる世界に対してピュア。多くの人には理解し難い生活、考えを持っているけれども、その変わり様や純粋さは羨ましく思う。多くのことを楽しめるこの時代で、ただ一つの関心に没頭できるのは最早才能と感じた。周りが生きにくそうと言おうとも、自身の欲望に素直に従い、生きていく姿は私自身も学び、考えのエッセンスを取り入れたいと思った。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.99
(4pt)

素直で純粋な世界を持ってる人。

喜嶋先生はとにかく自分の持ってる世界に対してピュア。多くの人には理解し難い生活、考えを持っているけれども、その変わり様や純粋さは羨ましく思う。多くのことを楽しめるこの時代で、ただ一つの関心に没頭できるのは最早才能と感じた。周りが生きにくそうと言おうとも、自身の欲望に素直に従い、生きていく姿は私自身も学び、考えのエッセンスを取り入れたいと思った。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.98
(5pt)

短編からの良い長編化

森博嗣の短編の中で「キシマ先生の静かな生活」が一番好きだ。長編にして余計な部分が増えないか不安だったが、良かったと思う。キシマ先生と「僕」の会話が多くなったのは嬉しいし、「僕」の変化が微笑ましくもある。「学問には王道しかない」この言葉は自分の学問へのスタンスになった。喜嶋先生は森博嗣作品の中で最も尊敬してる(自分はあのようになれず、挫折して運よく?就職したが)。だからラストは衝撃だ。喜嶋先生は何を考えただろうか。先生は決して非人間的ではなく、むしろ逆に最も人間的であろうとしたのだ。それを思うと切ない
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.97
(5pt)

短編からの良い長編化

森博嗣の短編の中で「キシマ先生の静かな生活」が一番好きだ。長編にして余計な部分が増えないか不安だったが、良かったと思う。キシマ先生と「僕」の会話が多くなったのは嬉しいし、「僕」の変化が微笑ましくもある。「学問には王道しかない」この言葉は自分の学問へのスタンスになった。喜嶋先生は森博嗣作品の中で最も尊敬してる(自分はあのようになれず、挫折して運よく?就職したが)。だからラストは衝撃だ。喜嶋先生は何を考えただろうか。先生は決して非人間的ではなく、むしろ逆に最も人間的であろうとしたのだ。それを思うと切ない
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.96
(5pt)

これぞ森博嗣

という味が感じられます
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.95
(5pt)

これぞ森博嗣

という味が感じられます
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.94
(5pt)

自分の大学院生活と重なる

私は今年の3月に大学院を修了しました。主人公と同じく、理系の博士課程です。
森博嗣先生の描く大学院生活は本当にリアルで、自分のものを振り返るかのように読むことができました。
研究分野や時代背景など異なる点も多いです。自分の場合は研究が順調に進んだわけでもなく、ドロドロとした気持ちで過ごす時間も長かったです。主人公のようにクリアな気持ちのまま大学院生活を終えられたわけではありません。
それでも、作中に出てくる心情や出来事(配属された時の気持ち、先輩からの指導、研究に感触を得られた瞬間、院生同士の会話、学年と共に変化する指導教員との関係など)は、自分が経験してきたものを文字起こししてくれたかのようで、懐かしかったです。
これから何年経っても、この本を読めば当時の気持ちが蘇るような1冊です。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.93
(5pt)

自分の大学院生活と重なる

私は今年の3月に大学院を修了しました。主人公と同じく、理系の博士課程です。
森博嗣先生の描く大学院生活は本当にリアルで、自分のものを振り返るかのように読むことができました。
研究分野や時代背景など異なる点も多いです。自分の場合は研究が順調に進んだわけでもなく、ドロドロとした気持ちで過ごす時間も長かったです。主人公のようにクリアな気持ちのまま大学院生活を終えられたわけではありません。
それでも、作中に出てくる心情や出来事(配属された時の気持ち、先輩からの指導、研究に感触を得られた瞬間、院生同士の会話、学年と共に変化する指導教員との関係など)は、自分が経験してきたものを文字起こししてくれたかのようで、懐かしかったです。
これから何年経っても、この本を読めば当時の気持ちが蘇るような1冊です。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.92
(5pt)

短編「キシマ先生の静かな生活」の方が個人的には好き

短編集「まどろみ消去」に収録されている短編「キシマ先生の静かな生活」の拡張し、長編化したもの。
パラレルワールド的なものではなく、短編のストーリィを骨子に肉付けを行っているもので、短編からのテキストの流用も多く見られた。

元々短編の「キシマ先生の静かな生活」が好きで購入したのだが、長編化しなくても良かったのでは、というのが率直な感想である。
短編でその作品の素晴らしさは必要十分に伝わっていて、むしろ余計なものが無くて美しかったように思える。
数学の公式みたいに。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)より
4062776812
No.91
(5pt)

短編「キシマ先生の静かな生活」の方が個人的には好き

短編集「まどろみ消去」に収録されている短編「キシマ先生の静かな生活」の拡張し、長編化したもの。
パラレルワールド的なものではなく、短編のストーリィを骨子に肉付けを行っているもので、短編からのテキストの流用も多く見られた。

元々短編の「キシマ先生の静かな生活」が好きで購入したのだが、長編化しなくても良かったのでは、というのが率直な感想である。
短編でその作品の素晴らしさは必要十分に伝わっていて、むしろ余計なものが無くて美しかったように思える。
数学の公式みたいに。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364