喜嶋先生の静かな世界

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評判

喜嶋先生の静かな世界の評価:

4.63/5点 レビュー 81件。 B ランク

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平均点4.63pt

Amazonレビュー一覧

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全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(3pt)

私にはこの程度しか理解できませんでした

以下は少し内容を抜粋します。

『…つまり、理由を言葉で聞いても、結局はその意味するところは抽象化できない。抽象化できないものは、つまり理解できないものなんだ。言葉を聞いても、理解したことにはならないんだ』
『じゃあ、理解するっていうのはどういうこと?』
『…その理解によって、なにか手が打てるということだよ。…』

好奇心を社会に生かせることは幸せだと思う。信念に従って生きるには犠牲も伴うだろうけど、覚悟を決めれば得るものも計り知れない。それが研究の受ける恩恵なのかなとも思う。

問題を知る人は問題を解く鍵を持つ。

難しい論理を理解してくれる仲間が居ても居なくても、何年経っても何処に居ても、ずっと研究者であり続けることの崇高さが感慨深く、だからこそ最後の静かな孤独が余韻に残る。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
4062166364
No.1
(3pt)

純粋に幸せ。

主人公の生活と思考があまりにもリアル(小説内)なので、自伝なのかと感じた。この物語の主人公と、喜嶋先生が至った境地には、なかなか、多くの人は辿り着けないだろう。辿り着くには才能と努力と運が必要だ。才能だけあっても遊ばせていたら無駄だし、努力だけでは世界に通用する新たな着想なんかは得られない。運が良くても持続力がなければ意味がない。

この作品は、非常に幸福な人間が描かれている。こんなに純粋に生きている人がいるんだな、と感動する。とともに、己の不明を恥じた。私も、十数年間、同じことに打ち込んでいて、とてもこの作品の主人公の領域まで行けたわけではないが、「高く山を登ったら他の山が見えてくる」という部分は共感できた。

才能がなくても、十年間、なにかを懸命にやってみよう。そうしたら、喜嶋先生の世界に、少しは触れられるかもしれない。

素晴らしい小説でした。
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)より
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