(短編集)

中国行きのスロウ・ボート

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評判

中国行きのスロウ・ボートの評価:

4.40/5点 レビュー 77件。 C ランク

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平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全226件 121〜140 7/12ページ
No.106
(4pt)

独特の距離感に共感す

『中国行きのスロウ・ボート』は、私の初村上春樹作品である(恥ずかしながら)。

結論から言うと、(陳腐な表現だが)これまで読んでこなかったのを後悔してしまうくらい、良かった。

寂しさを感じさせる乾いた文章、平易だけれど巧みな表現方法、どこか異国を思わせる空気感、懐かしさを伴った幻想的な風景 ・・・。巷に溢れる村上春樹論に、目を通さず感じたままを述べるとこうなるだろうか。

特に私の琴線に触れたのは、突き放したような距離感だ。他者との間にある隔たりを、あえて乗り越えていこうとしない。あるがままを受け止める。そこに潔さのようなものが見える。私のような元来孤独な人間は、こういう距離のとり方に共感してしまうのだ。

収録作品は、タイトル作の他、「貧乏な叔母さんの話」、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」、「カンガルー通信」、「午後の最後の芝生」、「土の中の彼女の小さな犬」、「シドニーのグリーン・ストリート」。

アメリカの小説のような「午後の最後の芝生」と、「土の中の彼女の小さな犬」が特に良かった。
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.105
(4pt)

独特の距離感に共感す

『中国行きのスロウ・ボート』は、私の初村上春樹作品である(恥ずかしながら)。

結論から言うと、(陳腐な表現だが)これまで読んでこなかったのを後悔してしまうくらい、良かった。

寂しさを感じさせる乾いた文章、平易だけれど巧みな表現方法、どこか異国を思わせる空気感、懐かしさを伴った幻想的な風景 ・・・。巷に溢れる村上春樹論に、目を通さず感じたままを述べるとこうなるだろうか。

特に私の琴線に触れたのは、突き放したような距離感だ。他者との間にある隔たりを、あえて乗り越えていこうとしない。あるがままを受け止める。そこに潔さのようなものが見える。私のような元来孤独な人間は、こういう距離のとり方に共感してしまうのだ。

収録作品は、タイトル作の他、「貧乏な叔母さんの話」、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」、「カンガルー通信」、「午後の最後の芝生」、「土の中の彼女の小さな犬」、「シドニーのグリーン・ストリート」。

アメリカの小説のような「午後の最後の芝生」と、「土の中の彼女の小さな犬」が特に良かった。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.104
(5pt)

村上春樹の短編小説も良かった。

今の村上春樹の作品も良いが、初期の短編小説も読んでみるとよいと思いました。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.103
(5pt)

村上春樹の短編小説も良かった。

今の村上春樹の作品も良いが、初期の短編小説も読んでみるとよいと思いました。
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.102
(5pt)

村上春樹の短編小説も良かった。

今の村上春樹の作品も良いが、初期の短編小説も読んでみるとよいと思いました。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.101
(4pt)

節目を挟んだ作品集。

1980年春から1982年夏にかけて発表された7つの短編。『1973年のピンボール』発表後に前半の4編。『羊をめぐる冒険』のあとに後半の3編書かれていて、4番目の『カンガルー通信』と5番目の『午後の最後の芝生』の間には1年近いブランクがあること。そして村上春樹さんにとって最初の短編集であることが、まえがきに記されています。
村上さんにとって一つの節目を挟んだ作品集と言えそうです。
それは専業作家としてのスタートを切った直前直後の作品が両方納められているということです。
これを意識して読むと、何となく感じられるものがあります。
村上龍さんとの対談集『ウォーク・ドント・ラン』の中で一番印象に残ったのが、村上春樹さんがお金のことを非常に気にしていた点です。
小説だけで経済的にやってゆけるのか。個人的には村上さんのこういうところがとても好きです。
まともだと思います。
経営するジャズ喫茶も軌道に乗っていた頃で、専業作家の道に進むには相当な決断があったのではないかと想像しています。
それが前半4つの作品と後半3つの作品に感じられます。
前半の4作品は、比較的無難な印象です。勿論随所に独特の比喩が散りばめられ魅力的ですが、ぶっちぎったような飛躍といいますか跳躍があまり感じられません。
それは後半の作品の方が強いです。
かなり先入観の入った感想ですが、何かをここで見つけたい短編集ではあります。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.100
(4pt)

節目を挟んだ作品集。

1980年春から1982年夏にかけて発表された7つの短編。『1973年のピンボール』発表後に前半の4編。『羊をめぐる冒険』のあとに後半の3編書かれていて、4番目の『カンガルー通信』と5番目の『午後の最後の芝生』の間には1年近いブランクがあること。そして村上春樹さんにとって最初の短編集であることが、まえがきに記されています。
村上さんにとって一つの節目を挟んだ作品集と言えそうです。
それは専業作家としてのスタートを切った直前直後の作品が両方納められているということです。
これを意識して読むと、何となく感じられるものがあります。
村上龍さんとの対談集『ウォーク・ドント・ラン』の中で一番印象に残ったのが、村上春樹さんがお金のことを非常に気にしていた点です。
小説だけで経済的にやってゆけるのか。個人的には村上さんのこういうところがとても好きです。
まともだと思います。
経営するジャズ喫茶も軌道に乗っていた頃で、専業作家の道に進むには相当な決断があったのではないかと想像しています。
それが前半4つの作品と後半3つの作品に感じられます。
前半の4作品は、比較的無難な印象です。勿論随所に独特の比喩が散りばめられ魅力的ですが、ぶっちぎったような飛躍といいますか跳躍があまり感じられません。
それは後半の作品の方が強いです。
かなり先入観の入った感想ですが、何かをここで見つけたい短編集ではあります。
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.99
(4pt)

節目を挟んだ作品集。

1980年春から1982年夏にかけて発表された7つの短編。『1973年のピンボール』発表後に前半の4編。『羊をめぐる冒険』のあとに後半の3編書かれていて、4番目の『カンガルー通信』と5番目の『午後の最後の芝生』の間には1年近いブランクがあること。そして村上春樹さんにとって最初の短編集であることが、まえがきに記されています。
村上さんにとって一つの節目を挟んだ作品集と言えそうです。
それは専業作家としてのスタートを切った直前直後の作品が両方納められているということです。
これを意識して読むと、何となく感じられるものがあります。
村上龍さんとの対談集『ウォーク・ドント・ラン』の中で一番印象に残ったのが、村上春樹さんがお金のことを非常に気にしていた点です。
小説だけで経済的にやってゆけるのか。個人的には村上さんのこういうところがとても好きです。
まともだと思います。
経営するジャズ喫茶も軌道に乗っていた頃で、専業作家の道に進むには相当な決断があったのではないかと想像しています。
それが前半4つの作品と後半3つの作品に感じられます。
前半の4作品は、比較的無難な印象です。勿論随所に独特の比喩が散りばめられ魅力的ですが、ぶっちぎったような飛躍といいますか跳躍があまり感じられません。
それは後半の作品の方が強いです。
かなり先入観の入った感想ですが、何かをここで見つけたい短編集ではあります。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.98
(5pt)

表紙も中身もベリーグッド

「中国行きのスロウボート」 共感できます。

「最後の午後の芝生」は情景描写がとてもキレイ。草の匂いや真夏のじりじりとした暑さが伝わってくるようです。

「カンガルー通信」「シドニーのグリーンストリート」は軽快でユーモラスでテンポよく読める。

春樹さんの短編の面白さは抜群。もう何度も読み返しています。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.97
(5pt)

表紙も中身もベリーグッド

「中国行きのスロウボート」 共感できます。

「最後の午後の芝生」は情景描写がとてもキレイ。草の匂いや真夏のじりじりとした暑さが伝わってくるようです。

「カンガルー通信」「シドニーのグリーンストリート」は軽快でユーモラスでテンポよく読める。

春樹さんの短編の面白さは抜群。もう何度も読み返しています。
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.96
(5pt)

表紙も中身もベリーグッド

「中国行きのスロウボート」 共感できます。

「最後の午後の芝生」は情景描写がとてもキレイ。草の匂いや真夏のじりじりとした暑さが伝わってくるようです。

「カンガルー通信」「シドニーのグリーンストリート」は軽快でユーモラスでテンポよく読める。

春樹さんの短編の面白さは抜群。もう何度も読み返しています。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.95
(5pt)

出会い

人との出会いが面白いです。
少し、ほろ苦かったりしても、何故か、いいなぁと思ってしまいます。
素晴らしい短編集でした。
僕もそんな出会いがしてみたいなぁなんて思っちゃいました。笑
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.94
(5pt)

出会い

人との出会いが面白いです。
少し、ほろ苦かったりしても、何故か、いいなぁと思ってしまいます。
素晴らしい短編集でした。
僕もそんな出会いがしてみたいなぁなんて思っちゃいました。笑
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.93
(5pt)

出会い

人との出会いが面白いです。
少し、ほろ苦かったりしても、何故か、いいなぁと思ってしまいます。
素晴らしい短編集でした。
僕もそんな出会いがしてみたいなぁなんて思っちゃいました。笑
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.92
(4pt)

若さと実験性が強い処女短編集。

北方謙三氏の純文学時代の短編を読み、その同時代のまだ若かった村上春樹氏の短編を20年ぶり以上経て読み返してみた。僕自身が若かった時には『巧い!面白い!』という印象だけが残っていたが、今改めて読むと-才能の輝きは間違いないが-完成度としてはまだ粗いレベルだった事を再確認した。あれほど緻密で重層的な印象があった文章もまだ描写が浅い。しかし、その分アメリカのポストモダン作家の影響下が強く残っている実験性を今更ながら発見した。特に『ニューヨーク炭鉱の悲劇』の実験性に撞着した。「これで出版できたなんて、当時の日本の純文学業界は懐が広かったんだな〜」と感慨深くなる。〜『ノルウェイの森』がメガヒットしたあとに出版されたムック本で「1973年のピンボールの鼠の部分はリアリズムで書いたが、今じゃ下手で読めない」と著者本人が公言している。だが、本作も含め、当時の作品には今の村上氏からは失われてしまった、良い意味でのチャレンジ精神と若さが満ち満ちている。本作以降の短編集は時系列でいくと『蛍、納屋を焼く〜』『回転木馬のデッドヒート』『パン屋再襲撃』となる。著者の才能が完全に開花し、実力が溢れるばかりに瑞々しかった時期の短編の変遷を改めて読み返してみたい。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.91
(4pt)

若さと実験性が強い処女短編集。

北方謙三氏の純文学時代の短編を読み、その同時代のまだ若かった村上春樹氏の短編を20年ぶり以上経て読み返してみた。僕自身が若かった時には『巧い!面白い!』という印象だけが残っていたが、今改めて読むと-才能の輝きは間違いないが-完成度としてはまだ粗いレベルだった事を再確認した。あれほど緻密で重層的な印象があった文章もまだ描写が浅い。しかし、その分アメリカのポストモダン作家の影響下が強く残っている実験性を今更ながら発見した。特に『ニューヨーク炭鉱の悲劇』の実験性に撞着した。「これで出版できたなんて、当時の日本の純文学業界は懐が広かったんだな〜」と感慨深くなる。〜『ノルウェイの森』がメガヒットしたあとに出版されたムック本で「1973年のピンボールの鼠の部分はリアリズムで書いたが、今じゃ下手で読めない」と著者本人が公言している。だが、本作も含め、当時の作品には今の村上氏からは失われてしまった、良い意味でのチャレンジ精神と若さが満ち満ちている。本作以降の短編集は時系列でいくと『蛍、納屋を焼く〜』『回転木馬のデッドヒート』『パン屋再襲撃』となる。著者の才能が完全に開花し、実力が溢れるばかりに瑞々しかった時期の短編の変遷を改めて読み返してみたい。
中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.90
(4pt)

若さと実験性が強い処女短編集。

北方謙三氏の純文学時代の短編を読み、その同時代のまだ若かった村上春樹氏の短編を20年ぶり以上経て読み返してみた。僕自身が若かった時には『巧い!面白い!』という印象だけが残っていたが、今改めて読むと-才能の輝きは間違いないが-完成度としてはまだ粗いレベルだった事を再確認した。あれほど緻密で重層的な印象があった文章もまだ描写が浅い。しかし、その分アメリカのポストモダン作家の影響下が強く残っている実験性を今更ながら発見した。特に『ニューヨーク炭鉱の悲劇』の実験性に撞着した。「これで出版できたなんて、当時の日本の純文学業界は懐が広かったんだな〜」と感慨深くなる。〜『ノルウェイの森』がメガヒットしたあとに出版されたムック本で「1973年のピンボールの鼠の部分はリアリズムで書いたが、今じゃ下手で読めない」と著者本人が公言している。だが、本作も含め、当時の作品には今の村上氏からは失われてしまった、良い意味でのチャレンジ精神と若さが満ち満ちている。本作以降の短編集は時系列でいくと『蛍、納屋を焼く〜』『回転木馬のデッドヒート』『パン屋再襲撃』となる。著者の才能が完全に開花し、実力が溢れるばかりに瑞々しかった時期の短編の変遷を改めて読み返してみたい。
中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X
No.89
(5pt)

最初の短編集ということで

村上春樹の最初の短編集ということで重要かもしれない。
 村上春樹の小説は短篇を膨らませて、その後、いつか書こうとしている長編の下地になっているケースが多々あるからだ。ねじまき鳥しかり、蛍しかり・・・・・

 中国人小学校での模擬試験の試験監督、アルバイト先で出会った中国人女性、百科事典のセールスマンという3人の中国人が登場する表題作のほか6つの作品が収められているが、「シドニーのグリーン・ストリート」が面白い。村上作品の中では貴重なキャラ、羊男と羊博士が登場するからだ。

 最近の某週刊誌の書評欄で小川洋子が絶賛していた短編集でもある。 

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
4122012880
No.88
(5pt)

最初の短編集ということで

村上春樹の最初の短編集ということで重要かもしれない。
 村上春樹の小説は短篇を膨らませて、その後、いつか書こうとしている長編の下地になっているケースが多々あるからだ。ねじまき鳥しかり、蛍しかり・・・・・

 中国人小学校での模擬試験の試験監督、アルバイト先で出会った中国人女性、百科事典のセールスマンという3人の中国人が登場する表題作のほか6つの作品が収められているが、「シドニーのグリーン・ストリート」が面白い。村上作品の中では貴重なキャラ、羊男と羊博士が登場するからだ。

 最近の某週刊誌の書評欄で小川洋子が絶賛していた短編集でもある。 

中国行きのスロウ・ボート Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボートより
4120011909
No.87
(5pt)

最初の短編集ということで

村上春樹の最初の短編集ということで重要かもしれない。
 村上春樹の小説は短篇を膨らませて、その後、いつか書こうとしている長編の下地になっているケースが多々あるからだ。ねじまき鳥しかり、蛍しかり・・・・・

 中国人小学校での模擬試験の試験監督、アルバイト先で出会った中国人女性、百科事典のセールスマンという3人の中国人が登場する表題作のほか6つの作品が収められているが、「シドニーのグリーン・ストリート」が面白い。村上作品の中では貴重なキャラ、羊男と羊博士が登場するからだ。

 最近の某週刊誌の書評欄で小川洋子が絶賛していた短編集でもある。 

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)より
412202840X