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闇の花道 天切り松 闇がたり1
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闇の花道 天切り松 闇がたり1の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 61~73 4/4ページ
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| 知人に紹介されて、読んだんですが、こんな面白い小説があったとは~@@ 吃驚しました。 盗賊一家の、粋で、仁義を守り、正義を貫く世界、現代の黙阿弥ものではないでしょうか?セリフ回しはまさに黙阿弥~。 盗賊の一家のそれぞれの性格の描き方は見事です。山形有朋があんな人であったとは思いませんが(爆)、ひょっとしてと思わせる筆致、素晴らしいです。 それに、松蔵の姉の最後のシーンでは、涙が………。 2巻まで一気に読んでしまいました。 | ||||
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| 大正時代に江戸の盗賊として生きた老人が留置場で、闇がたり(六尺四方にしか聞こえない夜盗の声音)で語る秘めやかな物語。江戸っ子義賊たちの痛快なエピソードと老人の東京弁(?)が「粋でいなせ」な雰囲気を醸しだしている。山県有朋、永井荷風などその時代の大物が登場するのも面白い。赤煉瓦の洋館と貧困で娘を売る二面性を持った時代の陰影が物語を立体的にしている。面白い。ピカレスク・ロマンがお好きな方にはお勧め。 | ||||
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| なんでこんなにかっこいいんだろう!二巻よりも「粋」です。 | ||||
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| 大正ロマンの時代を駆け抜けた粋でいなせな仲間たち 天切り松が闇がたる忘れちゃならねえ心意気 さぁさぁあんたも聞いていきねぇ描き出される人々の一本筋の通った生き方が 時には苦笑、時には涙、そしてなんともいえない爽快感 やはり浅田次郎さんの人情ものはピカイチと 改めて思ってしまうこの一品 最近忘れかけてしまっている人の優しさあたたかさそしてたくましさを思い出させてくれる装丁がハードカバーと違うものになってしまっているのがかえすがえすも残念だが・・・ | ||||
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| 浅田次郎氏の作品には常々注目しているが、『蒼穹の昴』と並んで同氏の傑作のひとつと言えるだろう。浅田氏の語りの才能にはただただ感服する。 | ||||
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| 任侠義賊の痛快時代劇(大正時代編)です。芝居のような、大見得を切ったセリフがかっこいい。どん底の運命を背負った人間たちが、独自の美学を大切にしていく生き様を描いています。粋、意気地、いなせなんて言葉の中身を具体的に描いてくれています。 どうせ盗人、どうせお天道様はまともに見られねえっていう後ろめたさを自覚しているからこそ、義賊「仕立て屋」一家は一本筋を通しています。少なくとも、金なんてものより大切なものがあるっていう生き方をしています。そこが痛快です。そしてそんな生き方は、もう時代に取り残されつつあるのです。だからこそ美しいし、私たちはあこがれるのです。 | ||||
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| 仁義とは決してやあさんの専売特許ではありません。 先哲の遺した哲学です。孔子、孟子のお言葉です教義なのです。 弱きを助け強きを斬る、そんな暖かみあふれる物語です。 | ||||
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| どこの社会にもプロとか、職人がいます。裏の世界の住人の秘伝の特殊技能。語り口調も、口上よろしく軽やかで、浅田次郎の面目躍如。 これも浅田次郎さんの持つ特殊技能でしょう。お叱りの雷もあれば、人情のほろりもあり。どこか素朴で単純で、職人気質。作者も登場人物も競い合って大正浪漫の華を競う。 純文学ファンではない、浅田次郎ファンは必読です。みんなの喜ぶ顔が見たいという浅田次郎先生の気持ちが詰まっています。 | ||||
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| 「鉄道員」で泣けず、「壬生義士伝」では上下巻で2・3箇所涙した私ですが、この作品では1巻目にして5.6箇所は泣いているでしょう。 「衣紋坂から」では、すでに文字を追うことが困難な状態に・・・ ひとと泣き所が違うのでしょうか? おじいちゃんの「説教話」が心にしみわたる、時代に流されて生きている現代人にお勧めの一品です。 | ||||
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| 本当に男らしいとはどういうことか?大切なことは何か?分からなくなった時読めば即納得。 人間として女として、男はこう在ってほしいと思う登場人物盛りだくさん。 私もこの本を読んで、お紺姉さんのように粋に生きていきたいと思いました。 泣かせの定番の浅田節は少ないけれど、男女ともに読んで損無し!! | ||||
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| 著者のご知人から発起された小説のようです。 盗っ人を生業に時代を生きた生粋の江戸っ子が、当時の仲間たちの話をつらつらと語ります。男節、盛りだくさん。 おもわず、盗っ人に転職して、いちから鍛え直していただきたくなりました。浅田次郎独特の、泣かせは浅いものの、つぼは抑えてあります。 ちなみに、ハードカバーの方が、体裁はお洒落ですが。 | ||||
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| 主人公は年老いた泥棒。しかし気概はまだまだ 若者には負けはしない。それは年寄りの冷や水ではなく 自信に裏打ちされたもの。現代にもきっと通用すること でしょう。 | ||||
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| 登場人物がカッコいい。 台詞も身のこなしも粋。 舞台背景もきれい。 何と言っても天きり松の語り口調もなめらかですばらしい。 そんな「綺麗」な世界をひとつの小説にまとめあげた秀作。 | ||||
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