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魔獣狩り 淫楽編
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魔獣狩り 淫楽編の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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夢枕獏さんの若い頃の作品で、5年ぶりぐらいに読み返したが面白かった。 とにかく、主要登場人物が魅力的。特に九門鳳介の精神性に強い魅力を感じた。 また、「精神に潜る」という要素も面白かった。夢枕氏のその後の作品に見られる、 独特の香りは今作でも健在で、ファンタジー手前の、妖しげな世界観がとても楽しい。 グロテスクな描写や性的な描写が多いのは好みの分れるところだろうが、 「面白い」作品を読みたいと思っている読者には、強くお勧めしたい一冊。 | ||||
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人の精神に潜り込むことを生業とするサイコダイバーが主役のシリーズ作品。 即身仏空海を巡って様々な異能のキャラたちが闘いを繰り広げるというバイオレンス・エロチック・グロテスク・伝奇小説である。 美男・美女・マッチョにじいさん、おまけに獣人とお約束通りの登場人物だね。サイコダイバーに主役級の二人が絡んで、それぞれの思惑が物語を盛り上げる。凄惨なシーンや極めて性的シーンが散見されるので、苦手な方は注意されたし。 果たして空海の精神の中は?…は興味津々なれど、箱枕のようなボリュームにやられてしまったよ。 | ||||
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獏先生の初期作品ということで気になって購入。カバーデザインが二種類あるので困惑しましたが、伊藤勢verが届きました。シリーズの序盤だけサクッと読みたかったので、この合本版には満足しています。ただ元々3巻に分冊されていたからか、獏先生の気遣いなのか、章ごとに重複している描写が見受けられました。なので本の厚みに対してシンプルな内容なのは一長一短ですね。各巻のあとがきもまとめて収録されており、当時の構想と熱量を感じられました。 さて物語については、これぞエロスとバイオレンスとオカルトの作家という濃厚さです。陰陽師や闇狩り師が好きな自分としては、裏高野に立川流といったエンタメ的な宗教の暗黒面が刺さりました。それに立ち向かうケレン味の強いキャラクター達には自分の厨二心がビンビン刺激されます。思いきりブン回してたらすっぽ抜けたかのような結末には正直唖然としてしまいました。まさに初期作品に相応しいパッションが詰まっております! | ||||
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面白いストーリー展開だと思います。 でも、男女の性描写がイマイチの割に、ダラダラと長過ぎるのが残念と感じております。 | ||||
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サイコダイブの描写は妙にリアリティがあってよかったけど、その他は特筆するようなところが何もなかった。 ストーリーの伏線もわかりやすすぎてふーんて感じでなんの驚きもなかったですね。グロテスクな描写が好きな 人にはいいんじゃないでしょうか。 | ||||
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「真 女神転生」というゲーム作品の中にサイコダイバーという登場人物が出てくるのですが、興味がある単語をグーグルで検索するという性癖にも似た習慣が僕にはあるので、直ぐ様その単語を打ち込んで検索しました。そうして見つけたのがこの作品です。 読み始めて直ぐは正直がっかりしました。というのも、僕は「女神転生」経由でこの作品を知ったので何かしら共通点があるのではと期待をしていたんです。しかしいざ読み始めてみると筋骨隆々の男達の織り成すハードボイルド作品だった。イメージしていた作品とのギャップに戸惑いながらも(読了出来るかなと不安に思うながら)少しまた少しと読み進めていく内に完全にハマりました。 現在、サイコダイバーシリーズ4作目がアマゾンから届くのを待っています。全巻読破してやろうという心持です。 | ||||
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エログロ伝奇バイオレンスで一世を風靡したカリスマ作家の、「キマイラ吼」シリーズと双璧をなす出世作。本作執筆当時の著者は輝く才能と創作意欲にあふれ、名作を次から次へと発表していました。キマイラ、サイコダイバー、闇狩り師の3シリーズには、普段小説を全く読まない自分でも本当に夢中にさせられました。 密教や空海の伝説なども絡む、荒唐無稽で壮大なスケールの伝奇小説です。先生自身現在では絶対に書けない(あるいは、書かない)であろう、強烈な暴力、残酷、エロスのオンパレードで、どろどろしたものが渦巻いている。自分はヤクザで格闘の達人である伊羽がかっこよくて大好きなのですが、彼は生まれつき痛みを全く感じない“無痛症”の美空(密教の天才僧侶)に捕えられ、身の毛もよだつ恐ろしい拷問を受けてしまいます… 本作は「話を広げ過ぎて収集がつかなくなる」という悪い癖(それでさんざん楽しませてもらったので、悪いとばかりは言い切れないが)も感じさせず、見事に大風呂敷を畳み切った、数少ない完結した長編代表作です。 …もちろん一応サイコダイバーシリーズだし、続編「新・魔獣狩り」もあるけど、まあ独立してると見做していい作品と思うので。ちなみに元は全3巻で出版されていたものを、本書では1冊でその全てを収録しています。 | ||||
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鬼才《夢枕獏》氏の代表作とも言われる作品ですが、私は、今ひとつ苦手な作品です。基本的に、エログロ描写が、どぎつ過ぎるのです。でも、この作品を読むことは、ある意味、勉強になりました。この作品に描かれている、かなりデフォルメされた《人間の醜さ》は、ある意味、非常に《リアル》です。読みながら思わず、「俺は、これより悪い奴を知ってる」と思うシーンも、結構ありました。そういう意味では、《人間の醜さ》を学ぶための、いい教科書かも知れません。 (追記:この作品のキャラクターに、もぐりの天才サイコダイバー《九門鳳介》という人物が登場します。ラフでタフでワイルドな性格が、超・格好よいです。この《九門鳳介》を主役にした《ヒロイック・ファンタジー》に仕上がってたら、星5個だったかも知れない。ちょっと、惜しいな) | ||||
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出版されてから20年以上経ったが、最高に面白い。 今なお読んで古さを感じさせず新しい。 闇と気と肉体と精神がこれでもかとひしめきあい それが小説のパワーとなって、凄みをだしている。 感動ではなく、素晴らしいのでもなく、ただおもしろい。 素晴らしくおもしろいのである。 | ||||
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