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(短編集)
ミステリなふたり a la carte(ア・ラ・カルト)
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ミステリなふたり a la carte(ア・ラ・カルト)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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愛知県警捜査一課の警部補は、難事件を解決し、その言動から「氷の女王」と渾名される。 しかし、実際に推理していたのは、在宅イラストレーターとして活躍し料理も完璧な、警部補の夫だった。 警部補は毎夜、夕飯や食後の飲酒時に、夫に事件の話をし、解決のヒントもしくは、すばり犯人を教えられ、 それに基づき裏付けをとり、逮捕に結びつけていただけ、だった。 料理の素材は、それなりに出てくるが、作り方に関しては、なおざり。 殺人の推理は、いつか、どこかで見聞きした印象が強く、新鮮味がない。 捜査のプロより、事件の概要を聞いただけのイラストレーターが難事件を解決する、というのは、 警察官が無能と言っているような気もするし、 女の捜査官より、男の方が優れていると暗示されている気もしてくる。 ある意味の女性蔑視。年下の夫を持つ女性へのステレオタイプの蔑視も見え隠れ。 設定を、女性の料理も完璧なイラストレーターが、警部補の夫の事件捜査を瞬く間に解決する、 と逆にしたら、希少性がなくなって、小説にはならないのだろう、きっと。 一品目・密室殺人プロバンス風 二品目・シェフの気まぐれ殺人 三品目・連続殺人の童謡仕立て 四品目・偽装殺人 針と糸のトリックを添えて 五品目・眠れる殺人 少し辛い人生のソースと共に 六品目・不完全なバラバラ殺人にバニラの香りをまとわせて 七品目・ふたつの思惑をメランジェした誘拐殺人 八品目・殺意の古漬け 夫婦の機微を添えて デザートの一品・男の女のキャラメリゼ | ||||
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