水族館の殺人
評判
水族館の殺人の評価:
3.36/5点 レビュー 45件。 A ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 81〜91 5/5ページ
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水族館の殺人の評価:
3.36/5点 レビュー 45件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
神奈川県立風ヶ丘高校の体育館で起きた殺人事件を名推理で解決した、学校の部室に住む不思議な生徒、裏染天馬が再び探偵役を務めます。
風ヶ丘高校の新聞部は、横浜市内にある水族館を取材することに。
この取材中に、陰惨な殺人事件が起こる。呼び物のひとつ、レモンザメの泳ぐ水槽に、血を流した飼育員が転落し、血の匂いに反応したサメが、飼育員に喰らいついたのだ。
駆けつけた神奈川県警の警察官は、水族館内部の人間の犯行と断定、事件は早期に解決するかに思えた。
ところが、容疑者全員にアリバイがあることが分かり、さっそく事件は暗礁に。
打開策として、裏染天馬の推理の助けを借りることとなったが…。
県警の要請で、水族館に向かう裏染天馬は、車中で事件の概要を聞いただけで、「アリバイの問題が解けた」と宣言し、さっそく安楽椅子探偵ぶりを発揮します。
こうした展開は、本格ミステリ好きにはたまらない趣向で、好印象です。
その後、天馬が繰り出す推理は、「体育館の殺人」と同様、きわめて論理的なもの。
また、犯人を追いつめる手掛かりとなる小道具も、前作の「黒い傘」同様、日常生活にありふれたものばかり。
誰でも日常的に馴染みのあるものを手掛かりとして使うことで、「読者への挑戦状」こそないけれど、「きちんと読めば、あなたも解決を導けるはず」という読者への問いかけになるわけで、良い意味で「本格ミステリ」の王道と呼べるのではないでしょうか。
前作同様、エラリー・クイーンを彷彿とさせる作風だが、小道具の使い方や、伏線の妙味、隙のない犯人指摘の推理と、より磨きがかかっているように思われます。
前作を読んで魅力を感じた方なら、満足度は高い作品なのではないでしょうか。
さらに、物語の最後の最後に明かされる、もうひとつの真相も、なかなか楽しめる趣向ではないかと感じました。
次の長編作品でも、この水準を維持し続けてほしいものです。