1000の小説とバックベアード

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評判

1000の小説とバックベアードの評価:

4.00/5点 レビュー 23件。 C ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(5pt)

勢いをかんじる作品

特定の個人に向けて集団で書く「片説」。片説家として生計を立てている主人公木原は、ある日解雇を言い渡される。小説への卑屈な思いが拭いきれない木原。小説を書く才能があるのに、片説を書く「やみ」。「1000の小説」計画。失踪した片説依頼人。「日本文学」とは誰か。小説に関わるあらゆるものが錯綜する作品。

久しぶりに、小説を読んでびっくりしました。何だこれは、第一声。次に、興奮。面白い。
何で人間は小説を読むのだろう。なくても生きていけるはずだ。でも人々は小説を読み、たまには書く人もいて、そうし人がしんでも小説は残る。
その不思議な営みに思いを馳せたいのなら、絶対に読むべきだ。
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.11
(5pt)

勢いをかんじる作品

特定の個人に向けて集団で書く「片説」。片説家として生計を立てている主人公木原は、ある日解雇を言い渡される。小説への卑屈な思いが拭いきれない木原。小説を書く才能があるのに、片説を書く「やみ」。「1000の小説」計画。失踪した片説依頼人。「日本文学」とは誰か。小説に関わるあらゆるものが錯綜する作品。

久しぶりに、小説を読んでびっくりしました。何だこれは、第一声。次に、興奮。面白い。
何で人間は小説を読むのだろう。なくても生きていけるはずだ。でも人々は小説を読み、たまには書く人もいて、そうし人がしんでも小説は残る。
その不思議な営みに思いを馳せたいのなら、絶対に読むべきだ。
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022
No.10
(5pt)

楽しい

著者にとってはあまり褒め言葉にはならないかもしれないが、さくっと読める。内容がことさら軽いというわけでもないと思うのだが、文章が読みすすめやすい。ふだん私はあまりさくっと読めるようなものは読まないし面白いと思わないのだが、そんな私にもこの本はテーマもストーリーも読み応えがあって面白かった。テーマが著者にとって切実なものであることが伝わるので、ある種のエンタメ作品を読んでいるときにふっと感じる「どーでもいいよ、このお話」みたいなものも感じることなく、著者の熱気に促されるようにして真剣に読めた。高橋源一郎が絶賛していたが、高橋源一郎が「教養」がありすぎて出したくても出せない軽さがあるなと思う。
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.9
(5pt)

楽しい

著者にとってはあまり褒め言葉にはならないかもしれないが、さくっと読める。内容がことさら軽いというわけでもないと思うのだが、文章が読みすすめやすい。ふだん私はあまりさくっと読めるようなものは読まないし面白いと思わないのだが、そんな私にもこの本はテーマもストーリーも読み応えがあって面白かった。テーマが著者にとって切実なものであることが伝わるので、ある種のエンタメ作品を読んでいるときにふっと感じる「どーでもいいよ、このお話」みたいなものも感じることなく、著者の熱気に促されるようにして真剣に読めた。高橋源一郎が絶賛していたが、高橋源一郎が「教養」がありすぎて出したくても出せない軽さがあるなと思う。
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022
No.8
(5pt)

まさかこんなものを書くなんて

デビュー作からは想像できなかった作品。

佐藤友哉さんはこういう風になったのねって嬉しくなりました。

なんとなく丸くなったかなと思いました。

刺々しいユヤタンも好きだけど、こういうのもありです。

ただなんとなく読んでいると村上春樹を思わせる感じです。
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.7
(5pt)

まさかこんなものを書くなんて

デビュー作からは想像できなかった作品。

佐藤友哉さんはこういう風になったのねって嬉しくなりました。

なんとなく丸くなったかなと思いました。

刺々しいユヤタンも好きだけど、こういうのもありです。

ただなんとなく読んでいると村上春樹を思わせる感じです。
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022
No.6
(5pt)

佐藤友哉の小説賛歌

物語は、主人公が「小説」ならぬ「小説のようなもの」である「片説」を書く
仕事をクビになるところから始まる。
ところが、小説を書きたかったけど片説しか書けなかったような主人公、
「僕」になぜか小説の執筆を依頼する女性が現れる。
そんな「僕」が他の登場人物からの妨害や助言を受けながら、なんとか小説を書こうとする、
というのがこの物語の粗筋。
全体の物語のかたち、雰囲気は、村上春樹の『羊』、
『世界の終わり』、『海辺のカフカ』といった
冒険orファンタジー小説のような感じになっている。
ただテーマは「小説」であり、佐藤友哉が小説に対し
悩み、考え、感じたことが題材になっていると思われる。
何か真面目に自分のオリジナルなものを創ろうとしたことがある人間ならわかると思うが、
自分の創っているものが本物なのか偽物なのか、あるいは価値のあるものか、
意味のあるものなのか、と悩んだことがあると思う。
この物語は、小説に対する佐藤友哉のそんな悩みと、
それに対する彼なりの回答を描いたものなのだろう。
自分は、前半100ページまではあまり面白くなかったので
正直投げ出そうかとも思ったのだけれど、
そこからラストまでは非常に面白く読むことができ、
ラストの「循環」のエピソードからは目頭が熱くなった。
自分のオリジナルなもの(とくに小説)を創ろうとしたことがある人間なら、
この小説が佐藤友哉の(あくまで佐藤友哉の)小説賛歌であり、
大いなる肯定であることがラストまで読むとわかると思う。
そして彼の、1000の小説に対する宣言であることも。
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.5
(5pt)

佐藤友哉の小説賛歌

物語は、主人公が「小説」ならぬ「小説のようなもの」である「片説」を書く
仕事をクビになるところから始まる。
ところが、小説を書きたかったけど片説しか書けなかったような主人公、
「僕」になぜか小説の執筆を依頼する女性が現れる。
そんな「僕」が他の登場人物からの妨害や助言を受けながら、なんとか小説を書こうとする、
というのがこの物語の粗筋。
全体の物語のかたち、雰囲気は、村上春樹の『羊』、
『世界の終わり』、『海辺のカフカ』といった
冒険orファンタジー小説のような感じになっている。
ただテーマは「小説」であり、佐藤友哉が小説に対し
悩み、考え、感じたことが題材になっていると思われる。
何か真面目に自分のオリジナルなものを創ろうとしたことがある人間ならわかると思うが、
自分の創っているものが本物なのか偽物なのか、あるいは価値のあるものか、
意味のあるものなのか、と悩んだことがあると思う。
この物語は、小説に対する佐藤友哉のそんな悩みと、
それに対する彼なりの回答を描いたものなのだろう。
自分は、前半100ページまではあまり面白くなかったので
正直投げ出そうかとも思ったのだけれど、
そこからラストまでは非常に面白く読むことができ、
ラストの「循環」のエピソードからは目頭が熱くなった。
自分のオリジナルなもの(とくに小説)を創ろうとしたことがある人間なら、
この小説が佐藤友哉の(あくまで佐藤友哉の)小説賛歌であり、
大いなる肯定であることがラストまで読むとわかると思う。
そして彼の、1000の小説に対する宣言であることも。
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022
No.4
(5pt)

挑戦的、かつ、挑発的な作品

小説に意味なんてあるのか?というある意味小説にかかわるすべての人にとってタブーともいえるテーマを含んだ小説。帯の言葉がそのほとんどを表現しているとおもうので引用します。

小説ってなんだろう?
小説を読むことに、はたして意味はあるんだろうか?
小説は、人を幸せにしてるんだろうか?
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.3
(5pt)

挑戦的、かつ、挑発的な作品

小説に意味なんてあるのか?というある意味小説にかかわるすべての人にとってタブーともいえるテーマを含んだ小説。帯の言葉がそのほとんどを表現しているとおもうので引用します。

小説ってなんだろう?
小説を読むことに、はたして意味はあるんだろうか?
小説は、人を幸せにしてるんだろうか?
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022
No.2
(5pt)

三島由紀夫賞 受賞作

クリスマス・テロルという過去の作品での「小説への批評」を取り込むという試みは不十分な感じでしたが、
それを更に深く掘り下げており、
苦手な方もいるかもしれませんが、個人的にはおもしろかったです。
あのメフィスト賞作家の佐藤 友哉がこういう方向に行くとはびっくりでしたが、
今まで読んだことのない物語に仕上がっていて、
読後色々考えさせられました。
作者のこれからの活躍にも期待しています。
1000の小説とバックベアード (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアード (新潮文庫)より
410134552X
No.1
(5pt)

三島由紀夫賞 受賞作

クリスマス・テロルという過去の作品での「小説への批評」を取り込むという試みは不十分な感じでしたが、
それを更に深く掘り下げており、
苦手な方もいるかもしれませんが、個人的にはおもしろかったです。
あのメフィスト賞作家の佐藤 友哉がこういう方向に行くとはびっくりでしたが、
今まで読んだことのない物語に仕上がっていて、
読後色々考えさせられました。
作者のこれからの活躍にも期待しています。
1000の小説とバックベアード Amazon書評・レビュー: 1000の小説とバックベアードより
4104525022