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棟居刑事の絆の証明



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棟居刑事の絆の証明の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

偶然のトレッキングツアー

トレッキングツアーに参加したグループは、偶然にも全員が一つの横領殺人事件に、直接間接的に関わっていた。しかも、たまたま頼まれて、グループの記念写真のシャッターを押したのは棟居刑事だった。さらに、最初の死体発見も、きわめて偶然だった。この様な偶然により、物語を組みたてるのは、小説の一つの手法だ。ただ、あまりにも奇跡的な偶然が重なり過ぎて、少し違和感を覚える。作品としての完成度が高いと、言ってしまえばそれまでだが。

本書で描かれている事は人間の醜い部分だ。

金、体面、保身、男と女、そして、殺人。

下界は醜い。あまりにも醜い。

比べて、山は純粋だ。

本書では、この対比により、人間の醜さを鋭く描いている。

その目的のために、一定の小説の手法が利用された。
棟居刑事の絆の証明 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:棟居刑事の絆の証明 (中公文庫)より
4122060516

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