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放火魔



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【この小説が収録されている参考書籍】
放火魔 (文春文庫)

放火魔の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

マッチ一本 火事の元

6つの作品どれもひとクセある登場人物が多くて面白い。
アイロニカルで滑稽なオチ、そして因果応報。
一度ついた火は周りへ引火し、なかなか消し止められないものである。
火の取り扱いには十分ご注意。
放火魔 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:放火魔 (文春文庫)より
4167451115
No.4:
(4pt)

放火魔より危険な乗客かな

折原一さんの短編6作品が収められています。おそらく、タイトルにもなっている放火魔が一番の「おすすめ」なのでしょうが、私的には『危険な乗客』の方が面白かったです。
放火魔 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:放火魔 (文春文庫)より
4167451115
No.3:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

消化不良気味

折原一の短篇集です。短編が6つあります。
個人的におすすめは「偶然」と表題にある「放火魔」です。
ちなみに「偶然」は振り込め詐欺を取り扱った作品です。
確かに折原一の作品は面白いし、どんでん返しに見事騙されてしまったのだが、どんでん返しの真相部分が最後の1ページだけで、あまりに簡潔すぎるところが引っかかるかな。
例えば「交換殺人計画」のところで、一番最初に「殺されても仕方ない女」をこれから殺そうとするシーンがあるが、真相の所では、なぜ殺されても仕方ない女なのか全然書かれていないので、意味がよく分からないです。あえて例えると、消化不良の食品みたいです。
(折原一の作品の多くは真相部分が簡潔すぎて、消化不良なものが多いと思う)
それと一番最後の短編「黙の家」は以前出た長編「黙の部屋」の番外編だが、別に「黙の部屋」を知らなくても読めます。ただ、ミステリーとはちょっと違うような。謎解きも少しはありますが。
全体的には可もなく不可もないといったところか。
放火魔 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:放火魔 (文春文庫)より
4167451115
No.2:
(3pt)

表題作の「放火魔」が秀逸

どんでん返しが楽しみな短編集です。ただ全体としてそのどんでん返しの偶然性がかなり高いので「やられた」というインパクトは、表題作の「放火魔」が秀でていた分、他の作品については読み劣りしました。
が、結末を考えながら気軽に読める本です。
放火魔 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:放火魔 (文春文庫)より
4167451115
No.1:
(4pt)

“ひねり”のきいた、折原一らしい短編集

本書は、“叙述ミステリーの第1人者”“言葉の魔術師”折原一の44番目の単行本『疑惑』を文庫化に当たって改題した短編集である。6つの短編からなっている。短編の内4作品は、’00年から’03年までに中間小説誌に掲載されたものの収録、1作品が本書のための書き下ろし、1作品が<ボーナス・トラック>で、折原一が今ハマっている画家、石田黙(いしだもく)にかかわるものである。

以下に、その内容を紹介してみる。
「偶然」・・・オレオレ詐欺をテーマにして、ラストにひとひねりを加えた作品。
「放火魔」・・・「疑惑」改題、夜な夜なこっそり二階から外へ出てゆく「ひきこもり」の息子が、今、世間を騒がしている連続放火犯?
「危険な乗客」・・・謎の連続猟奇殺人の犯人は、「わたし」か、夜行列車でたまたま隣りに乗り合わせた女か?列車の進行にあわせて謎は深まる。
「交換殺人計画」・・・遺産を狙って父親の殺人を企てる息子。自分に容疑がかからないように交換殺人を計画するが、その裏にあったものは・・・。
「津村泰造の優雅な生活」・・・家をリフォームして快適な生活を送る津村老人には人知れぬ悩みと秘密があった。
<ボーナス・トラック>「黙の家」・・・幻の画家の家を訪ねた女のホラー・サスペンス

本書は、ファンにとっては、いずれもひねりのきいた“折原ワールド”を堪能することができる短編集である。
放火魔 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:放火魔 (文春文庫)より
4167451115

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