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ちぐはぐな部品
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【この小説が収録されている参考書籍】
ちぐはぐな部品の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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40年以上前に親しんだ星新一作品。久しぶりに呼んでみようと購入しました。 初期の頃のあまり上手でない長めの作品もあるのですが、それが逆に 「あの星新一さんにもこんな時代があったんだ」と、 天才ショートショート作家に親近感を覚えました。 | ||||
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若いころから星 新一さんの作品を読んでみたかったのですが、今回、初めて実現しました。SFばかりと思っていましたが、ジャンルを問わず幅広い分野に展開されているのに驚きました。やや物足りない感はありましたが、いずれの作品をみても先が読めず、著者のアイデア発想の豊富さに驚嘆せざるを得ません。 | ||||
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初版は1972年ですが,古さをまったく感じさせません。本書には30編の作品が収められていますが,あとがきで著者本人が指摘しているように「よくいえばバラエティに富んでいる。悪くいえば雑多(P. 271)」で,最初に手に取った『きまぐれロボット』(角川文庫)に比べれば,オチが明快な作品は少ないように感じました。星新一氏の作品にはオチがあると思い込んで読むため,「壁の穴(P. 249)」や「出入りする客(P. 213)」は欲求不満になりました。しかし,思い込んで読むのが期待はずれになる原因であって,改めて読み返せば,考えさせられる内容です。 個人的には「ヘビとロケット(P. 177)」が参考になりました。 これは惑星探索を安価に済ませるために筒型のロケットにヘビを入れて対象惑星に送り込むという話です。到着した惑星が生物の生存できない条件ならばヘビは帰らず,ロケットの外に出て無事であれば,やがて腹を空かせてロケット内の餌を漁りに来た拍子にロケットが地球に向けて再出発するという仕掛けです。結果は1匹も戻らないのですが,原因は送り込まれた惑星に餌が豊富にあってヘビはロケットに戻ろうともしなかったというオチです。 研究の過程では往々にして正しい結果が出ていたにも拘らず,何かの見落としのために結果を全く別に読み違えるということはあります。しかし,そこで不安に耐えて手法を検証し,結果を再検討する必要があります。そのことを痛感させられた作品でした。 | ||||
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