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半熟作家と“文学少女”な編集者



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【この小説が収録されている参考書籍】
半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)

半熟作家と“文学少女”な編集者の評価: 4.48/5点 レビュー 40件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21~34 2/2ページ
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No.14:
(5pt)

かくて作家は自立する

書く事を捨ててしまった作家を温かく見守り、時には励ます事で再び書く事に向かわせ
最後はその手助けが無くても書き続けられるまでに自立させる
この本が大好きで本を書く人も大好きなお姉さん、天野遠子さんの物語の完結編
…遠子さんはブレません!例え四捨五入すれば三十に手が届く年になっても!
ただそのお歳で学生服姿になったり、あまつさえそれが似合うとは何事ですか!
冗談はさておき今回の完結編でも文芸編集者遠子さんは作家を温かく見守り自立の道を歩ませます
どれだけ人格的に未熟で甘ったれた作家でも紡ぐ物語がある限り見放しません
今回登場の新人作家も未熟でわがままで「本が大好きで温かく励ましてくれるお姉さん」が大好きだったりします
彼が大好きな「本のお姉さん」の正体は…いやはや最後の最後であっと言わせてくれましたね
結局野村先生に最後の最後まで完敗、もとい乾杯です
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No.13:
(5pt)

文学少女に恋をした、すべての人へ。

文学少女シリーズのラストです。

文学少女シリーズは、基本的に心葉が成長していく物語でした。
外伝の見習いシリーズは、菜乃が成長していく物語でした。
ラストである本作は、成長した遠子さんが見られます。
遠子さんてわりと完成されたキャラクターだったということもありましたが、
心葉の物語も、菜乃の物語も完結してしまっているということもありますしね。
文学少女のラストを飾るにふさわしい、文学少女の話になっていると思います。

もちろん本作で成長していくのは、半熟作家であるところの快斗なのですが、
なにせ、本作における遠子さんはモテモテなんですよ。
お茶目でそそっかしいところは全然変わっていないんですけどね。
ちょっとばかり本が好きすぎる“妖怪”だった少女が、
どんな素敵な編集者に、どんな女性になっているのか、
今までこのシリーズを読んできた人は楽しめる内容になっていると思います。

また衝撃のラスト!なんて言われていますが、
本作の最後は、これまで文学少女というシリーズを楽しんできた人への、ささやかなプレゼントになっていますね。

文学少女というシリーズが終わっても、
文学少女が紹介してくれた素敵な物語を読み終わるまでは、全然終わった気がしないです。

素敵な物語をありがとうございました。
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No.12:
(5pt)

Webの予告編文章で不安になった方へ

私も本書を読む前に目を通したファミ通文庫オンラインの予告編文章を読んだ時点では主人公のアホさ加減に不安満載でしたが…野村美月先生を信じて買って読んでみたらいやぁ面白かったです! 何というか陰鬱な心葉君より本書の主人公である快斗君の愛すべきアホさの方が好きなぐらいです! 文学少女シリーズ全体の持ち味はシリアスなのかもしれませんが野村美月先生の持ち味はそれにとどまらないといった所でしょうか。 というか今度は紙媒体の新シリーズとWeb連載同時スタートで野村美月先生の実家の福島の事も含めてお身体に障らないか心配です。 という訳でファミ通文庫オンラインの予告編文章を読んで不安になっている方!大丈夫です!本書は文学少女シリーズを締めくくるに相応しい本です! 何より心葉君と遠子先輩がどうなったかが書かれているので読まなくては損ですよ☆
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No.11:
(5pt)

心葉のいない最終巻。だけど……面白い!

タイトル通り、心葉は登場しません。
これは、期待を裏切られた感じがあり、正直ガッカリしました……。
しかし、よく考えれば、これは外伝的な物で、
『文学少女シリーズ』
は、『神に臨む作家』で一旦は完結しているわけで、なら『文学少女シリーズ』の外伝の完結としては、100点以外のなにものでもない。
『予想外のラスト』
なんて言われている方もいますが、個人的には
『予想通りのラスト』
でした。感のいい人は、最初の1ページ目の太字を読めば、
「あれ? もしかして、こいつ……」
となるはずです。

ただ、『予想通りでガッカリ』はしませんでした。寧ろ、『予想通りで良かった』というのが、個人的なラストの感想です。
だからこそ、★5です。
違うラストなら、★5は有り得なかったと思います。

グダグダと御託を並べましたが、自分が言いたいのは、
「素晴らしい一冊だった」
です。
終わってしまうことが、本当に悲しくなりました。ページを捲るのが辛かった。
「あ〜、文学少女が終わっちゃう」
て。

★5を付けてなんなんですが、最終巻なので、やはり心葉と遠子の絡みを何ページかだけでも書いてほしかった……。もっと、欲を言えば、快人と『あの人物』との絡みももっと見たかったかな。
ファンの我儘かもしれませんが……。

まぁ、それでも、いちファンとして最後に
「幸せになってね、文学少女」
以上です!
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No.10:
(5pt)

物語は終わる、人々は生き続ける……

長らく続いてきたこのシリーズも、遂にこの巻で完結です。遠子さんと心葉が編集者と作家として再び出会いそしてどうなったのか、それが遠子さんに関わることになった第三者から、間接的に語られることになります。
 しかし、やはりというか遠子さんは名編集者になっていましたね……。担当する作家という作家を魅了して、専属になって欲しいと懇願されて――!とはいえ遠子さんには先約がある――もとい「いる」訳で、やはり人の人との縁とは先着順なのだなあとしみじみ思いましたです。
 「もう一人の文学少女」の顛末も語られる最終巻、読み終わった時本当に温かな気持ちにとさせられました。湿っぽくなく大仰でなくしかし語り漏らしをすることなく、昨今のラノベ業界への揶揄などもありと大変内容の濃い最終巻だったと思います。野村先生、執筆本当にお疲れさまでした!次回作も期待しています。
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No.9:
(4pt)

番外編の色合いが強い1冊

文学少女シリーズ最終巻です。
挿話集のドタバタ短編に似たノリの連作短編となっています。主人公が「年収1億超のイケメンオレ様高校生ラノベ作家」です。正直なところ、冒頭でこの設定が出てきた段階で読むのやめようかと思いましたがなんとか耐えました。
本編の終盤や見習いのような全編シリアスなものを期待していると裏切られてしまいますが、全体としてみれば文学少女シリーズが持つ味わいはしっかりと含まれています。見習いシリーズの出来が良かった(というか良すぎた)ために物足りなく感じる部分はありますが、文学少女シリーズを「明るく」締めたいい1冊だと思います。
それにしても挿入されたエピソードからこれまでの登場人物のその後を想像すると、自然と顔がほころんでしまいますね。
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No.8:
(5pt)

“文学少女”最終巻

2006年より展開されてきたシリーズの完結編。
若干ネタバレ要素を含むかと思いますので、ご留意を。

今作は、新たな登場人物である“半熟作家”と、編集者となった遠子の物語です。

位置づけとしては番外編で、構成は非常にコミカルになっております。
ちょっとした事件や“想像”など、基本的な部分はこれまでの作品を踏襲していますね。
もちろん、遠子の性格が変わってないという風にもとれますが(笑)
非常にテンポがよく楽しみながら読み進めていけますよ。

新たなキャラクター達も個性豊かですし、
間接的ではありますが、今までのシリーズを読んできた人にとっては
感慨深かったり、にやけてしまう部分も…!?

それにしても、完結となるとしみじみとしていますね。
本の素晴らしさを改めて教えてくれた“文学少女”、ありがとう。
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No.7:
(5pt)

ああ、楽しみが、また一つ・・・

”文学少女”シリーズを始めて手にとったのは、僕がまだ小学5年生のころでした。そのときからずっと日々の楽しみであった、このシリーズが終わりを迎えてしまうことを悲しく思います。

少し駆け足気味に綴られていく”半熟作家”と遠子との日々のなかで、シリーズ本編のおもかげを垣間見る事が出来ます。心葉の存在を文章の中から感じ取ることが出来たときには、嬉しく感じたとともに、本編の物語とは別物なんだなということを実感しました。とはいえ、文学少女お得意の”想像”といったシリーズ全編を通して変わらないところもあります。

”想像”や”半熟作家”についてはあまり深くは書かれておらず、読者側が現在の遠子と半熟作家に昔の遠子と心葉を重ねて読めるようになっています。
長いようであっという間だった”文学少女”シリーズの5年間の思い出をなぞって、慈しむような構成だと感じました。
鮮やかな水彩色の具がぼやけて、淡く淡くキャンバスに染み入っていくようなイメージです。

ただ、ラストは本当に良い意味で衝撃を受けました。(笑)
「ああ、今まで”文学少女”読んできて良かったなぁ。」と思いました。

本当に 野村 美月 先生, 竹岡 美穂 さん, ありがとうございました。
文学少女、最高です。この物語を忘れません。
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No.6:
(5pt)

素敵で感動なラストでした。

半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
文学少女シリーズの最終話です。
内容は高校生新人作家と編集者になった遠子さんの物語です。
やっぱり心葉くんとの物語じゃないということで初めは少しガッカリしましたが、全部読み終わった後には、素敵な終わりかたをしたなと私は思いました。
特に一番最後の締めくくり方には、「ああ〜!」とうっかり声が漏れだしてしまいました。
まだ読まれていない方は期待して良いと思います!
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No.5:
(5pt)

予想外で素敵なラスト!

文学少女シリーズもいよいよ最終巻です。
本編・挿話集・見習いとずっと読んできただけに、すごい感慨深かったです。
「なんで遠子と心葉の話じゃないんだ!」と最初は凄いガッカリしたんですが……。
なるほど、こういう終わり方も文学少女らしくて素敵だな、と思いました。

特に締めくくりは、ある意味最高のラストかもしれません!
今までの設定が生きたというか……。ともかく、私には予想外のラストでした(笑

“文学少女”、絶対に忘れません――。
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No.4:
(4pt)

栄えある文学少女の最終巻

ついに完結してしまいましたが、読後の清々しさはとてもよかったです。
読む前は、てっきり編集者になったばかりの遠子さんのお話かと勘違いしていましたが、逆で
しっかりと編集者になって大人になったお話でした。
終盤に近づいていき、話の節々に(・∀・)ニヤニヤさせてもらえる部分もあり、これからもお幸せにと素直に思うことができました。
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No.3:
(5pt)

面白かった

正直あまり期待してませんでした。
スピンオフのやり過ぎでせっかくの本編の質を落としている気がしていました。
文学少女と〜にはとても感動したので、 スピンオフや番外編も惰性買っていましたが後付けした感じがあってあまり好きではありませんでした。
しかしこの巻は面白かった。
最近、空気だった遠子先輩が新人作家を通して魅力的に書かれています。
ですが、私としては主要キャラどうしの絡みが欲しかったかな… 最終巻なので主要キャラをもっと出して欲しかった 心葉君でさえ少しだけゲストキャラの視点から出てくるだけですし まぁ、文学少女シリーズの最終巻となのでそれはそれでありかもしれません。
いつも通りの切ないほろ苦いendでした。

次回作も期待大です。
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No.2:
(5pt)

”文学少女” 堂々完結。

作家と編集者、だったので心葉+遠子話で締めかと思っていたのですが、
「第二の井上ミウになるか?」と言われている新キャラの少年作家と
"全ての物語を愛してやまない"編集者遠子さんのお話でした。
(よく考えたら心葉くんちっとも半熟作家じゃないですしね…)

ストーリーテラーは"半熟作家"なので心葉くんは舞台に上がらないのですが
話の端々に「井上ミウ」「遠子さんの専属」とかちらほらと
シリーズの読み手なら(・∀・)ニヤニヤしたくなる描写が織り込まれています。
個人的には最後の最後に"あのキャラ"と物語を繋げてきたのには、流石の拍手を。

心葉くんでもなく遠子さんでもなく、
第三者の視点から見る"その後の文学少女"の物語。
彼らの物語はこの先も続いていくんだろうなーと"想像"できる素敵な終幕でした!
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No.1:
(4pt)

本作でシリーズ完結なのが残念

文学少女シリーズの最後を飾る本作、長編かと思っていたのですが表題作を含む4作の連作短編となっています。
本編で主人公だった遠子が本作の主人公である「半熟作家」こと雀宮快斗の担当編集者となり、
この2人のコンビで問題を解決するというシリーズ定番のパターンが展開されます。

本編は毎回古典的名作をモチーフにしたエピソードが軸となりますが、それは今回も変わらず、
短編ながらそれぞれきちんと見せ場が用意されていて飽きさせません。

ただ、あくまで短編集なのでいつも感心させられる構成の見事さや伏線回収の妙は今回は味わえないなあと
読みながら少し物足りなく感じていたのですが、決してそんなことはありませんでした。

短編集の体裁を取りながらその裏でもう一つの物語が綴られていき、
とても暖かで希望のあるエンディングを迎えます。シリーズの大きな魅力であった卓越した構成力は今回も健在でした。
個人的には過去シリーズで不憫に思っていたある人の補完がされていたのがとても嬉しかったです。

シリーズの最後を飾るのにふさわしい作品だとは思いますが、何名か魅力的なキャラも出てきたのに
これで終わりというのはすこし残念な気もします。

そんな名残惜しい気分に浸るまもなく、5月末には新シリーズがリリースされるとのこと、
今度はファンタジックな学園もののようで、こちらもとても楽しみですね。
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