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(短編集)
“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)3
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“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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はっきり言って、本編が終わったのにだらだらと長引いて蛇足ではないか、と思っていました。 でも、これを読んでその考えはぶっ飛びました。 心葉と遠子の温かい日常や夕歌の話は勿論、千愛と流人の話に感動しました。 千愛の変化は思わず感極まって泣いてしまいそうになるほど。 ああ、私はやっぱり野村美月さんの作品が大好きなんだな、と改めて思う一冊でした。 個人的に、最後の挿し絵が堪らなく好きです。 | ||||
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良かったよ、良かったよ、良かったよ…! あとまぁ、「潮騒」なんていうギリギリな作品をよくぞ料理してくださいました(美味しく頂きました)。 | ||||
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まず一言、すごくよかった。。。 序盤は、軽くて面白い話でだんだん重くなる構成も大好きです。 他のレビューで書かれているので、自分が好きな話をピックアップして感想を書きます。 月花を孕く水妖の紗代目線のエピソードがあるんですが、本編でも一番好きな巻なのでうれしかったです。 先輩、心葉好きすぎだろwって突っ込みました。 確かにこの頃告白しても美羽のことがあったからうまくいかなかっただろうしその後も・・・ 意外と占い当たってたんだなぁ今更思いました。 色々こういうことだったんだなぁって気付けるので、きっと作者の方も ライトじゃない小説は解説とかつかないけど、番外編みたいに自分で想像して 読んでほしいんじゃないかなって思わされたので、小説を読むときは意識しようと思いました。。 というわけで、自分としてはプラスになった本なので皆さん買いましょうw | ||||
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竹田千愛ちゃんが表紙を飾る短編集第3弾だが、実際に出てくるのは竹田“先生”である。口絵や挿絵も脇役陣が幅を利かせており、内容的にもかなりスピンオフ度の高いものとなっている。なので、主要キャラを愛でる向きには物足りないかもしれないが、ストーリーは相変わらずの充実振りを見せる全10編である。 最初の4編は、心葉と遠子先輩の日常的なやり取りを基本とした小品群。またしても登場の牛園クンには抱腹絶倒必至だが、遠子先輩にはヘンな属性が付いてしまったような気がする。心葉のノートを「拝借」するのはまだ良いとして、テストの結果がアレだからってあんまりでしょう。魚谷紗代ちゃん視点の書き下ろしも微笑ましいが、恋心の始まりが少し唐突で強引な気もする。 中盤の2編は、琴吹さんの親友だった水戸夕歌の「失われる前の過去」と「受け継がれる未来」と言うべき、絶望と希望が交錯する話。この2編が最もスピンしてオフしており、もう1人の歌姫などは本編に全く関係なかったりする。 終盤の4編は、最初の1編にこそ遠子先輩が登場するも、続く3編への序章の意味合いが強い。実質的には千愛ちゃんと流人クンの「その後」と、“バンビちゃん”こと仔鹿里佳との関わりの中に“ティファニーちゃん”こと堀井彩世が絡む話で、一応、本編の期間内ではあるが7年後の話だったりする。相変わらずの二面相振りが悲涙を誘う竹田先生だが、この理解者たる流人クンとの関係性が、2人の女子中学生に伝播していく良さがあった。千愛ちゃんの最後の心変わりにも希望を見出したい。 | ||||
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書き下ろしが半分以上あって、短編集の雰囲気よりも本編の後日談の雰囲気が強め。事件から7年くらい後の毬谷敬一とオペラ歌手を志す高校生新田晴音のエピソードや、出会いから10年くらい経った竹田千愛と櫻井流人を、彼女の受け持ちの生徒たちを絡めて描くエピソードが、後味を爽やかなものにしている。 姫倉悠人が小学生になって流人をたしなめている様が、おもしろかわいい。 | ||||
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「恋する挿話集」第3弾となる今巻では、各話ごとのメインキャラクターの様々な恋の形が描かれており、素晴らしく充実した内容になっています。 所々にある「おやつ」のエピソードもいい味を出しています。 シリーズ中でも異質なキャラの1人、千愛(と彼女の教え子)の話は、他の人とは一風違う千愛だからこその「恋」を優しく、ある意味残酷に描いています。ウソとホントウの狭間でなお、本心と向き合えた千愛なら彼女の願いを実現できると思います。 本編とのリンケージの多い内容なので、シリーズ読了済みの方は、ぜひ読んでみてください! | ||||
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文学少女と炎を上げる牛魔王 挿話集「1」で遠子に失恋した牛園のリバイバル 三島由紀夫の「潮騒」をモチーフとして書かれています。 三島の潮騒は読みましたが、この作品では場面が少し用いたくらいだったのが残念ですか 文学少女の今日のおやつ「好色五人女」 井原西鶴の「好色五人女」を取り上げた閑話 文学少女と恋しはじめの女給 水妖を魚谷紗代の視点で書いた作品です。 泉鏡花の「歌行灯」を取り上げています 傷ついた紳士と穢れなき歌姫 天使で悲劇的な運命を辿った水戸夕歌と毬谷敬一の出会いを描いています。 作品の中では二人はとても幸せそうなので、結末を知ってから読むのは少々つらいかも 卵の歌姫と彷徨える天使 心葉が第二作目の小説「文学少女」を出してから数年後の世界。 将来の歌姫を目指し声楽を学ぶ少女・新田晴美と毬谷の出会い 過去の自分の罪に苦悩する毬谷と、かつての夕歌のように懸命に声楽を学ぶ少女の邂逅は、短編ながら重たいです 遠子おばタンの秘密 麻貴の悠人を産んで、遠子が叔母さんになってしまった日の物語、日常でありそうなほのぼのとした物語です 迷える仔鹿と嘘つき人形 「ライ麦畑でつかまえて」をモチーフに援交詐欺をしてお金を稼ごうとする少女・仔鹿里佳と、それを見つめる武田千愛の物語 頑張る仔鹿と臆病な旅行者 仔鹿里佳と武田千愛の物語の続編、「ティファニーで朝食を」をモチーフとして書かれています。 道化のつぶやき 千愛と流人の物語です。数年後の世界で流人と麻貴の間に生まれた子供・悠人を千愛の視点で見つめながら 彼女が自分が何を求めるか迷っています。 以上の短編集です 野村さんの作品は当たりはずれがありますが、この短編集は面白かった。 特に私は「卵の歌姫と彷徨える天使」が面白かったと思います | ||||
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遠子先輩に惚れる「牛魔王」の続編 魚谷さん視点の「水妖」 「天使」の物語が始まる前と 「天使」から数年後の後日談 新キャラ「仔鹿」話は担任に「道化」千愛嬢を添えて。 幕間の「今日のおやつ」2編と 麻貴/流人の子・悠人に会いにきた遠子先輩の話は和み系です。 もう一回本編に戻って読み返したくなるような、 クオリティと満足度の高い番外編です。 「文学少女」作品が好きなら買って損ないですよ〜。 | ||||
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"文学少女"シリーズの短編集第3弾ですが、その面白さは本編のそれと変わらずです。そう、本当に変わらないです……。 時折のぞく人の持つ「暗さ」も「容赦のなさ」も、「逃げようもない現実」も。 それでも希望の仄見える展開も少し、本当に少し見えたりして、この読後のほろ苦さ加減こそが正に"文学少女"シリーズだなあと思います。 個人的には、竹田さんが教師になってからの話がとても良かった感じですか。この作品のキャラの本質をその身で体現していると言える彼女には、是非救いと幸福とを本人が実感出来るようになって欲しいと願わずにはいられません……。 過去話ありちょっと未来の話あり、そのどちらも興味深いものであり結果いつものように大変面白く読める内容となっています。心葉と遠子先輩の物語は完結しても、その周りの人達にも同じくらい語られるべき物語はある−−筈。それが正に示される挿話話、次もまた期待しています。 | ||||
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