友罪

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

友罪の評価:

3.99/5点 レビュー 112件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.99pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全158件 121〜140 7/8ページ
No.38
(5pt)

友罪を読んで

犯罪を犯せば加害者側の家族もバラバラにならざるを得ない理由がわかりますね
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.37
(5pt)

親子、そして人間の絆の尊さ

かつて世間を震撼させた連続殺人事件の少年犯が自分の身近で生活し始めたら?

現在の少年法では14才以下では刑法に問われないことになっていますから、どれだけ凶悪、残虐な事件を起こしたとしても、いずれ、社会に戻っくるわけで、主人公の益田純一の経験は誰でも遭遇する可能性があるといえます。
 
ジャーナリスト志望の主人公の観点での展開で、この「奇遇」が引き起こす人々の苦悩と混乱がありありと描かれています。
読む側としても、「正解」が見出せない重い問題なだけに、主人公の苦悩ぶりには大変共感させられました。
 
そして、この小説の大きなテーマは「親子の絆」なのでは、と感じました。
主な登場人物が、それぞれが複雑、そして悲しい事情の親子関係をもっています。
それらの事情が物語りの中盤以降、明らかになるにつれ、悲しみの中にも親子の絆のもつ慈しみが伝わってきます。
 
この物語は、非常に重いテーマを軸に、多くの悲劇が展開されますが、読み終えた時には、親子、そして人間の絆の尊さひしひしと感じ、「救い」と感動の気持ちに満たされました。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.36
(5pt)

涙が止まらない

ジャーナリスト志望の主人公益田は就活に失敗し、バイト先の出版社の上司には、青臭いとジャーナリスト失格の烙印を押される。すっかり落ちぶれ、住む場所も失い田舎の工場の寮に入り、そこで鈴木という影のある同じ年(27歳)の青年と仲良くなる

実は鈴木は過去に猟奇的殺人を犯しながらも、少年法に守られ、一人社会で生きようともがいていた

二人の間に友情は成立するのか

その難題に薬丸岳は真っ向から立ち向かい、一つの答えを出す!!

薬丸さんの作品はほとんど目を通し、文章が読みやすく、上手い作家だと思っていました

この作品を読み、ここまで書ける筆者に畏敬の念をもちました

まさしくレビューにある通りヘビー級の傑作です

前代未聞の猟奇的殺人を扱いながら、読後感の良さは、作家の力量と、この作品にどれだけ心血を注いだかが窺い知れる最高傑作になりました

手紙をキーポイントにした作品と言うと東野圭吾の殺人を犯した兄が弟に手紙を送る感動作「手紙」、連城三紀彦の離婚届をラブレターとして夫に送るという「恋文」、そして忘れられないのが、太宰治の作。冷たくなった恋人に出した「さよならの手紙でいいからください」という衝撃の冒頭で始まるタイトル忘れた(涙)

それらに負けてない心揺さぶる感動作!!

他の登場人物も切ない過去を抱え苦しみ、内容が現代を反映しているという点で、今期最高の傑作!!
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.35
(5pt)

非常に難しい、重いテーマだが、非常に良い!

相変わらず薬丸岳は上手い。特にここ数年の作品には、必ず救いが用意されており、暖かみを感じる。

この作品で扱っているのは『もし、同僚が連続児童殺傷事件の少年犯だったら』という非常に難しい、重いテーマである。しかも、登場人物は皆、過去の十字架を背負っているのだ。読み進むほどに重い気持ちになりつつも、この先、物語はどう展開するのだろうかとページを捲る手が止まらない。

まさかの展開とあらたな過去に暗澹たる気持ちになりつつ、残りページは僅か。もしや、救いの無い結末なのかと不安がよぎる。が

最後はまさかの感涙。

『天使のナイフ』以来、薬丸岳の作品は全て読んでいるが、いつもながら
本当に外れの無い、高い水準の作品に驚くばかりだ。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.34
(5pt)

「友罪」とは深刻で重いテーマである。過去をシールドして隠し、生きる者の心とは・・・。

著者は社会性のあるテーマを核心としたミステリーを描いてきた。本作でもシリアスなテーマで挑戦をしている。
増田純一はジャーナリストへの夢が行き詰まり、ネットカフェに屯する日々であったが、仕方がなく、埼玉のステンレス加工工場に勤めることになった。そのときに、いっしょに入社したのが、同じ歳の鈴木秀一であった。鈴木は、人付き合いが悪いというより苦手なようで、同僚たちに溶け込む気もなさそうであった。それに、なぜか、鈴木は毎晩、何かに、うなされているようであった・・・その声が聞こえたからである。そんなある日、増田は指を切断する大怪我を負うが、鈴木の適切な処置によって、指を失うこともなく済んだのであった。この事故を契機に、2人は互いに心を許す仲になってゆく。ここにもう1人、自分の過去を隠すために人の目に怯える事務職員・藤沢美代子がいた。彼女はAV女優であったことをひた隠しにしている。そして、彼女の過去を知る男の来訪がきっかけとなり、美代子は鈴木に惹かれていく・・・美代子は鈴木に自分と同じ雰囲気・匂いを感じたからである。ところが、増田は鈴木という男に或る疑念を抱き、ジャーナリストを目指したこともあった増田の行動が、非常に大きな波紋を喚起させることになる。
増田にも、美代子にも触れられたくない過去がある。それが、現在でも、2人の心の大きな負い目であり続けてきた。ところが、今では、心を許し、心を通わせるようになった同僚が、嘗て世間を震撼させた猟奇殺人事件の忌まわしき犯罪者、その人だったら・・・。中学時代と現在の姿の隔たりに動揺せざるを得ないであろう。さぁ〜作者はどの様な結末を用意しているのでしょう。この結末に読者の1人ひとりは満足できるでしょうか?このテーマに一意的な結末は難しいでしょう。それを知りながら、著者・薬丸岳は挑んだのであろう。
力作である。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.33
(5pt)

スピード感溢れるヘビー級作品!!

強烈な内容にページをめくる手が止まりません。 長編を感じさせないくらい引き込まれます。 何らかの罪を犯した者に対し、私たちは裁ける立場にあるのか?ジャーナリズムは何のためにあるのか?など様々なことを考えさせられます。 登場人物と常に葛藤し続け、最後には読者のそれぞれの意見に分かれると思います。 犯罪でなくとも、今まで生きてきた中で何らかの罪の意識がある人には強烈な一作だと思います。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.32
(5pt)

罪と罰現代版

著者の作品はどれも、作品テーマが、非常に興味深いものばかりなので、すべて読むようにしているが、この作品も、考えさせられる、非常に重いテーマで、読み応え有りの一冊に書き上げてある。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.31
(5pt)

事実は小説より奇なり

あの事件の犯人はいったいどうなってるんだろうと、 考えさせられました。 と、思っていたらモデルになった事件の犯人は、 手記本を出すわ、ウェブサイトを作るわ。 こんな現実は、本当に想像できなかった。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.30
(5pt)

徹夜本です!

薬丸さんの小説は、どれも最初からひきこまれ、読み始めると中断不可能になってしまいます。抜群の面白さです。ハズレがない作家です。乱歩賞をとった
「天使のナイフ」も、近年レベルの落ち続ける同賞の流れの中で、完璧といっていいほどのレベルを見せていましたが、本作は切なさとハラハラドキドキが
最初からずっと続き、本から離れられません。まさに天才です。近年の乱歩賞作家の中でも一際レベルの高い本物の作家ですね。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.29
(4pt)

人の思いがリアルに刺さる

もし自分の友だちに、同僚に、昔犯した凶悪犯罪の犯人がいたら、あなたはそれでもその人と関係を続けることができますか…
今の自分には非常にキツイ、心に刺さる物語だった。

一度罪を犯したものは、その後生きていることを赦されるのだろうか。
ちゃんとした生き方をしてはいけないのだろうか。

世間や周囲の反応をリアルに感じているボクには、
共感できるところが多く、望みの見えないものに思えたが、
ちゃんと発散させて物語が終わっていたのでそこは救いがあってよかった。
最後はぐいぐい読まされた。面白かった。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.28
(5pt)

色々と考えさせられた着眼点の勝利

テーマが興味深い。登場人物は極端にキャラ付けされている人達が多いが、そうすることでよりシンプルにテーマをつきつける形になっていて僕はこれで良かったと思う。

しかし、実際に親友が過去に凶悪犯罪を犯していたとしたらと考えると、いくら子供の頃の話とはいえ受け入れるのはきつい。元AV女優の女性を愛するのとはハードルの高さが全く違う。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.27
(4pt)

先が読みたくなる

空き時間に本を読むスタイルなのですが、早く先が読みたいと思わせる本でした。
最後が「そういう終わらせ方?」って消化不十分気味になりますが、全体としては〇。
評価は4.5と行きたいところですが、その様には付けられないので、4としました。
時間が経つと、ああいう終わらせ方しかないのかな?って気もします。

とにかく、引きつけられるので、読んで損はないと思います。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.26
(5pt)

今度こそ、大きな声で言うよ。きみが死んだら、ぼくは悲しい

少年時代に子どもを殺してしまった鈴木くん。
同級生を自死させてしまった益田くん。
単身の寮長、山内さん。
鈴木くんの「母」、白石さん。
暴力男に貪られ、追い回され、徹底的に辱しめられる藤沢さん。
皆、家族とはともに生きられない。

「あの人はひとり」だと、においでわかる、と鈴木くん。
「ひとり」をわかる鈴木くんは、「友」を求める。味方になってくれなくても、厳しい言葉を投げつけられても、ぼくが死んだら悲しいと言ってくれる友達でいてほしいと。
きみが死んだら、ぼくは悲しい。ぼくが死んだら、その人が悲しんでくれる。
友情、いや、人と人とのつながりの根源。

鈴木くんの気持ち。
ぼくが自殺したら悲しい、ぼくが必要だと言ってくれる友達に出会えてとてもうれしい。
逃げても逃げても過去に追いかけられる。
普通に生きることが許されない。
死にたい。生きる価値がない。
ぼくを縛らないで欲しい。
ぼくには行くところがない。ここにおいてください。
ぼくみたいに大きな罪ではないだろうけど、きみも何かの罪で苦しんでいるのではないの。
どうやって生きていけばいいのかわからない。罪に苦しんでいる誰かと一緒に悩み、考えたい。どう生きていけばいいのかを。

鈴木くんのまわりの人たちの気持ち。
彼は間違いを犯したけれども、化け物なんかではない。
子どもを殺したことのある人間と顔を合わせるのが恐い。
彼の過去を告白されるのが恐ろしい。
憎悪はない。ただそばにいてほしくない。
犯した罪を反省しているのか。
被害者や遺族に対して罪を償いたいと思っているのか。
もう人を殺すことはないのか。
おまえと一緒にされたくない。
彼にも生きる場所が必要だ。その邪魔をしたいとは思わない。彼がこれからどう生きて行くのか見てみたい。
彼がしたことを知って、友達だと思えますか。好きでいられますか。恋人でいられますか。
彼には、根無し草の生き方しか残されていないのだろうか。何十年もそうするしかないのか。そう思うと、胸が締め付けられる。
彼の優しい面、弱さ、強さ、まっとうさを、おれは知っていた。だけど、それを他の人に伝えると、彼を擁護していると思われてしまう。
過ちを繰り返さず、自分の罪を深く見つめ、被害者や家族への償いの気持ちを深め、強く生きてほしい。たった一人でも、彼に寄り添う人がいてほしい。

きみが何の反省もせずに、のうのうと生きているなどとは、思っていない。
きみの優しさも知っている。
きみと一緒にいて危険だと感じたことはない。
遺族の言葉に共感するが、きみには、逃げないで、生きていってほしい
自ら死を選択しないでほしい。
ふたたび、きみの顔を見たい。

登場者の気持ち、心持ちに胸が詰まる思いで一挙に読み、最後の十数頁で、涙がこぼれた。

ただし、疑問も残る。元犯罪者を人間扱いしない表現、女性を性の奴隷とする描写。それを克服しようとする文脈であっても、文脈から独立して、傷ついた人をふたたび傷つける暴力を持っている。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.25
(4pt)

被害と加害

もしも、親友がかつての少年事件の犯人だったら。これも、薬丸岳はまたまた足を踏み入れたなー。たしかに、あの中学生はいま、あの高校生だった犯人は今、この日本のどこかで息をひそめながらか、堂々とか、すっかり記憶を封印してか、とにかく生きているのである。そして、そんな彼と知らずに友人になってしまったら、そして過去の犯罪に気づいてしまったらどうするか…テーマはだいぶ重い。過去の傷、いじめや親の自殺、身体の欠陥、そういった被害的な面を本人からの告白などで知ると、なぜか、その人にもっと深くコミットした気になって、友情は深まる。だが、加害事実の場合は?よく、芸能人でもいじめられていた過去を話す人は多い。しかし、苛めまくっていた過去も均等にあるはずだが、全くでてこないのはやはり、加害と被害ではステージが違うからだと思う。卑怯かもしれないが、大人はきれいごとが好きなのだ。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.24
(5pt)

現代ミステリーの傑作。

現代の「罪と罰」、考えらせる作品である。
罪を犯した人の更生、非常に重い題材。でも作者の描写能力が高いので、どんどん物語にのめりこめた。
この手の現代ミステリーでは久々の満足感を味わえた。
薬丸岳の最高傑作だろう。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.23
(4pt)

薬丸岳作品

今、薬丸岳さんの作品にハマってます。登場人物の多くが、結構、波瀾万丈エピソードを持っているので少し???と思いましたが面白かったです。他作品も現在読んでます!
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.22
(5pt)

秀逸な作品。

「デビュー前からずっと書きたい題材でした」という作品、迷わず手にしました。
猟奇的な殺人を犯した者が未成年であり、精神的に障害有りとの事で医療刑務所、
そして中等少年院を経て社会に復帰する。
勤務先や仕事仲間とやがて上手くつきあえる様になるが、やがて暴かれる過去の
殺人。
重い内容でしたが、読み応え十分でした。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.21
(4pt)

読んでよかった

考えさせられる内容で、先が気になり、一気に読んでしまいました。
14歳の時、残酷な殺し方で子どもたちの命を奪って、少年院に入り、ようやく出てきた鈴木。
保護している人たちの手から逃れ、普通の生活をしようとする。

生きる喜びを知らなければ、命を奪われた悲しみもわからない。
だから、鈴木が子どもたちの命を奪った自分の罪の深さを本当に知るためには、
楽しいことをたくさん経験して、生きる喜びを知らなければならない。
だけど、子どもたちの命を奪った鈴木に、人生を楽しむ資格があるのだろうか。

とても難しいテーマですが、鈴木の生い立ちや犯行に至るまでの心理などはいっさい
書かないまま、今の鈴木だけを見せてくれることで、困惑するまわりの人たちの心情がわかりやすく伝わってきました。
登場人物が裏表のない人たちというか、ちょっとステレオタイプというか、
あんまりリアルに伝わってくるものがなかったので、小説の出来としてはどうだろうというところはありますが、
読んでよかったと思いました。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.20
(4pt)

自分だったらどうするのか

考えさせられる内容で、先が気になり、一気に読んでしまいました。
14歳の時、残酷な殺し方で子どもたちの命を奪って、少年院に入り、ようやく出てきた鈴木。
保護している人たちの手から逃れ、普通の生活をしようとする。

生きる喜びを知らなければ、命を奪われた悲しみもわからない。
だから、鈴木が子どもたちの命を奪った自分の罪の深さを本当に知るためには、
楽しいことをたくさん経験して、生きる喜びを知らなければならない。
だけど、子どもたちの命を奪った鈴木に、人生を楽しむ資格があるのだろうか。

とても難しいテーマですが、鈴木の生い立ちや犯行に至るまでの心理などはいっさい
書かないまま、今の鈴木だけを見せてくれることで、困惑するまわりの人たちの心情がわかりやすく伝わってきました。
登場人物が裏表のない人たちというか、ちょっとステレオタイプというか、
あんまりリアルに伝わってくるものがなかったので、そこだけ不満ですが、
読んでよかったと思いました。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934
No.19
(5pt)

涙が垂れた

許す許さないではなく、ただただ生きていて欲しい。
それだけは紛れもない本心でありたい。
友罪 Amazon書評・レビュー: 友罪より
4087714934