鹿男あをによし

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評判

鹿男あをによしの評価:

4.36/5点 レビュー 179件。 A ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全536件 281〜300 15/27ページ
No.256
(5pt)

鹿はしゃべりよるかも?

もうすでに『おもしろい』という評判なんですなあ。ちと、おくれておりますが
これはおもろいです。めっちゃおもろいです。幸せになれます。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.255
(5pt)

神話ファンタジーとしての完成系、ミステリとしての秀逸な傑作。

大学の研究室でトラブルをおこした主人公が奈良の女子校の臨時講師に送られ、鹿や狐や鼠にまじわる不可思議な騒動に巻き込まれていく。主人公が鹿の使いに失敗して「鹿男」になっていく下りは脱力するが、「目」「サンカク」と呼ばれる神器や、天災と日本神話、邪馬台国、卑弥呼との連携、奈良、古墳群、石舞台といった舞台設定など非常によく計算されており、どんどん引き込まれていきます.神話ファンタジーなのですが、ミステリ要素も強くとても楽しめました.ラストのマドンナとの関係や堀田との別れのシーンなどエピローグの落としどころも流石で無駄がありません。同じ京大出身の森美登美彦氏と雰囲気が似ていますが、彼が感性でコメディを書く作家なのにたいして、万城目学氏は理性でファンタジーを書く作家といったところでしょう。完璧主義なのか、寡作なのが残念です。もっと読みたい!
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.254
(5pt)

まさに「神懸かり的」な面白さ

本書は万城目学氏による直木賞候補作。
鹿に話しかけられた臨時教員が、日本を救う為に奔走する救国物語。

舞台は奈良。主人公は神経衰弱とされて療養を兼ね奈良の女子高校教師として赴任した「先生」。
先生はある日、原っぱで鹿に話しかけられ、「目」持ってこいという指令を受ける。
しかしなかなか現実として受け入れることができないため、業を煮やした鹿に「印」を付けられ、徐々に顔が鹿化するはめになる。
さらに、生徒である堀田の謎の行動に頭を抱える。
それらが徐々に結びついたとき、本気で日本を救うために先生は立ち上がる。

「鴨川ホルモー」を読み終わった後、既に文庫化されていた本書を迷わず手に取った。
前作と変わらず、よくわからないタイトルである。
しかし「運び番」「目」など謎のキーワードが徐々に明らかになってゆく過程など、前作同様に面白い。
キャラとしては鹿のインパクトが強い。雌鹿なのに話し方も声もおっさん。
しかもポッキーが好物で、食べながら「ああ」という気味の悪い声を出したシーンを想像した時には笑ってしまった。
さらに堀田の存在感も際立っていた。
数少ないセリフ、謎の言動、そして野性的魚顔。
間違いなくストーリー上のキーマンなんだろうが、これがなかなかベールを脱がない。
前作の凡ちゃん同様、そこがよかった。

加えて、日本の歴史的背景や八百よろずの神についてもふんだんに盛り込まれている。
これらは奈良という舞台の厚みと重みを醸し出し、少しのリアリティを出すのにうまく機能していたと思う。

前作同様、取り憑かれたように読み切った。
まさに神懸かり的な面白さ。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.253
(5pt)

神話ファンタジーとしての完成系、ミステリとしての秀逸な傑作。

大学の研究室でトラブルをおこした主人公が奈良の女子校の臨時講師に送られ、鹿や狐や鼠にまじわる不可思議な騒動に巻き込まれていく。主人公が鹿の使いに失敗して「鹿男」になっていく下りは脱力するが、「目」「サンカク」と呼ばれる神器や、天災と日本神話、邪馬台国、卑弥呼との連携、奈良、古墳群、石舞台といった舞台設定など非常によく計算されており、どんどん引き込まれていきます.神話ファンタジーなのですが、ミステリ要素も強くとても楽しめました.ラストのマドンナとの関係や堀田との別れのシーンなどエピローグの落としどころも流石で無駄がありません。同じ京大出身の森美登美彦氏と雰囲気が似ていますが、彼が感性でコメディを書く作家なのにたいして、万城目学氏は理性でファンタジーを書く作家といったところでしょう。完璧主義なのか、寡作なのが残念です。もっと読みたい!
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.252
(5pt)

まさに「神懸かり的」な面白さ

本書は万城目学氏による直木賞候補作。
鹿に話しかけられた臨時教員が、日本を救う為に奔走する救国物語。

舞台は奈良。主人公は神経衰弱とされて療養を兼ね奈良の女子高校教師として赴任した「先生」。
先生はある日、原っぱで鹿に話しかけられ、「目」持ってこいという指令を受ける。
しかしなかなか現実として受け入れることができないため、業を煮やした鹿に「印」を付けられ、徐々に顔が鹿化するはめになる。
さらに、生徒である堀田の謎の行動に頭を抱える。
それらが徐々に結びついたとき、本気で日本を救うために先生は立ち上がる。

「鴨川ホルモー」を読み終わった後、既に文庫化されていた本書を迷わず手に取った。
前作と変わらず、よくわからないタイトルである。
しかし「運び番」「目」など謎のキーワードが徐々に明らかになってゆく過程など、前作同様に面白い。
キャラとしては鹿のインパクトが強い。雌鹿なのに話し方も声もおっさん。
しかもポッキーが好物で、食べながら「ああ」という気味の悪い声を出したシーンを想像した時には笑ってしまった。
さらに堀田の存在感も際立っていた。
数少ないセリフ、謎の言動、そして野性的魚顔。
間違いなくストーリー上のキーマンなんだろうが、これがなかなかベールを脱がない。
前作の凡ちゃん同様、そこがよかった。

加えて、日本の歴史的背景や八百よろずの神についてもふんだんに盛り込まれている。
これらは奈良という舞台の厚みと重みを醸し出し、少しのリアリティを出すのにうまく機能していたと思う。

前作同様、取り憑かれたように読み切った。
まさに神懸かり的な面白さ。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.251
(5pt)

神話ファンタジーとしての完成系、ミステリとしての秀逸な傑作。

大学の研究室でトラブルをおこした主人公が奈良の女子校の臨時講師に送られ、鹿や狐や鼠にまじわる不可思議な騒動に巻き込まれていく。主人公が鹿の使いに失敗して「鹿男」になっていく下りは脱力するが、「目」「サンカク」と呼ばれる神器や、天災と日本神話、邪馬台国、卑弥呼との連携、奈良、古墳群、石舞台といった舞台設定など非常によく計算されており、どんどん引き込まれていきます.神話ファンタジーなのですが、ミステリ要素も強くとても楽しめました.ラストのマドンナとの関係や堀田との別れのシーンなどエピローグの落としどころも流石で無駄がありません。同じ京大出身の森美登美彦氏と雰囲気が似ていますが、彼が感性でコメディを書く作家なのにたいして、万城目学氏は理性でファンタジーを書く作家といったところでしょう。完璧主義なのか、寡作なのが残念です。もっと読みたい!
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.250
(5pt)

まさに「神懸かり的」な面白さ

本書は万城目学氏による直木賞候補作。
鹿に話しかけられた臨時教員が、日本を救う為に奔走する救国物語。

舞台は奈良。主人公は神経衰弱とされて療養を兼ね奈良の女子高校教師として赴任した「先生」。
先生はある日、原っぱで鹿に話しかけられ、「目」持ってこいという指令を受ける。
しかしなかなか現実として受け入れることができないため、業を煮やした鹿に「印」を付けられ、徐々に顔が鹿化するはめになる。
さらに、生徒である堀田の謎の行動に頭を抱える。
それらが徐々に結びついたとき、本気で日本を救うために先生は立ち上がる。

「鴨川ホルモー」を読み終わった後、既に文庫化されていた本書を迷わず手に取った。
前作と変わらず、よくわからないタイトルである。
しかし「運び番」「目」など謎のキーワードが徐々に明らかになってゆく過程など、前作同様に面白い。
キャラとしては鹿のインパクトが強い。雌鹿なのに話し方も声もおっさん。
しかもポッキーが好物で、食べながら「ああ」という気味の悪い声を出したシーンを想像した時には笑ってしまった。
さらに堀田の存在感も際立っていた。
数少ないセリフ、謎の言動、そして野性的魚顔。
間違いなくストーリー上のキーマンなんだろうが、これがなかなかベールを脱がない。
前作の凡ちゃん同様、そこがよかった。

加えて、日本の歴史的背景や八百よろずの神についてもふんだんに盛り込まれている。
これらは奈良という舞台の厚みと重みを醸し出し、少しのリアリティを出すのにうまく機能していたと思う。

前作同様、取り憑かれたように読み切った。
まさに神懸かり的な面白さ。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.249
(5pt)

京都と奈良との違い

かつて「鴨川ホルモー」の爆発的な面白さに触れているので、期待して読み始める。奈良を舞台とする、今回も異界の物語である。結論としては、今回も十分に楽しんだ。張り巡らせた伏線がきちんと最後には生きて、収まりのよい物語になっており、読後感も非常によい。しかし「鴨川」に比べると、僅差で負け、だろうかと思う。

それは一つには土地柄であろうか。京の都が、この世のものでない何かが跳梁するにふさわしい場であるのに対して、奈良という土地は同じ古都であり神域であったとしても、雰囲気が違う。神性がより深く歴史の奥底に沈んで、もはや凝固してしまったかに思える街だと思う。ここにも神や妖異はいるのだが、この世との因縁を断ち切り、深い眠りについている、という印象である。だからかえって人間の思うがままに、軽薄な小都市の様相をみせる街である。鹿も観光客相手の商売人にみえるのが現実。

そんな奈良が舞台になったことの違和感が、近畿地方在住の私にはあった。とても、とても面白かったのだけれど、この世のものでない者たちが今ひとつ精彩を欠くのは、やはり設定に多少無理があったからではないか。後半いったん盛り上がった後で勢いを落とされたことにも、構成上疑問を感じる。対して本作を救っているのが堀田イトの存在感!敏捷な女子高生の小悪魔性を描いて見事。またどこかで姿を変えて出てきてほしい。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.248
(5pt)

京都と奈良との違い

かつて「鴨川ホルモー」の爆発的な面白さに触れているので、期待して読み始める。奈良を舞台とする、今回も異界の物語である。結論としては、今回も十分に楽しんだ。張り巡らせた伏線がきちんと最後には生きて、収まりのよい物語になっており、読後感も非常によい。しかし「鴨川」に比べると、僅差で負け、だろうかと思う。

それは一つには土地柄であろうか。京の都が、この世のものでない何かが跳梁するにふさわしい場であるのに対して、奈良という土地は同じ古都であり神域であったとしても、雰囲気が違う。神性がより深く歴史の奥底に沈んで、もはや凝固してしまったかに思える街だと思う。ここにも神や妖異はいるのだが、この世との因縁を断ち切り、深い眠りについている、という印象である。だからかえって人間の思うがままに、軽薄な小都市の様相をみせる街である。鹿も観光客相手の商売人にみえるのが現実。

そんな奈良が舞台になったことの違和感が、近畿地方在住の私にはあった。とても、とても面白かったのだけれど、この世のものでない者たちが今ひとつ精彩を欠くのは、やはり設定に多少無理があったからではないか。後半いったん盛り上がった後で勢いを落とされたことにも、構成上疑問を感じる。対して本作を救っているのが堀田イトの存在感!敏捷な女子高生の小悪魔性を描いて見事。またどこかで姿を変えて出てきてほしい。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.247
(5pt)

京都と奈良との違い

かつて「鴨川ホルモー」の爆発的な面白さに触れているので、期待して読み始める。奈良を舞台とする、今回も異界の物語である。結論としては、今回も十分に楽しんだ。張り巡らせた伏線がきちんと最後には生きて、収まりのよい物語になっており、読後感も非常によい。しかし「鴨川」に比べると、僅差で負け、だろうかと思う。

それは一つには土地柄であろうか。京の都が、この世のものでない何かが跳梁するにふさわしい場であるのに対して、奈良という土地は同じ古都であり神域であったとしても、雰囲気が違う。神性がより深く歴史の奥底に沈んで、もはや凝固してしまったかに思える街だと思う。ここにも神や妖異はいるのだが、この世との因縁を断ち切り、深い眠りについている、という印象である。だからかえって人間の思うがままに、軽薄な小都市の様相をみせる街である。鹿も観光客相手の商売人にみえるのが現実。

そんな奈良が舞台になったことの違和感が、近畿地方在住の私にはあった。とても、とても面白かったのだけれど、この世のものでない者たちが今ひとつ精彩を欠くのは、やはり設定に多少無理があったからではないか。後半いったん盛り上がった後で勢いを落とされたことにも、構成上疑問を感じる。対して本作を救っているのが堀田イトの存在感!敏捷な女子高生の小悪魔性を描いて見事。またどこかで姿を変えて出てきてほしい。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.246
(4pt)

鹿が本当にしゃべりそうな気がしてくる。

「鴨川ホルモー」があまりに面白かったので、この作品も読みました。

 この作品も面白い。鹿がしゃべる、とか、自分の顔が鹿になる、とか、
 非現実的な話なのに、巧みな描写で、非現実性を感じさせない。

 主人公の優柔不断な性格設定や、物語の構成(止むを得ない事情で
 闘って勝たねばならない状況に追い込まれる)は、ホルモーと似ています。

 闘う手段が前作のホルモーの方が私には面白かったけど、剣道をやっている
 人なら、こちらの方が面白いかもしれません。

 奈良の描写も素晴らしく、奈良に行きたくなります。
 鹿はしゃべってはくれないだろうけれど、じっと見てしまいそう。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.245
(4pt)

鹿が本当にしゃべりそうな気がしてくる。

「鴨川ホルモー」があまりに面白かったので、この作品も読みました。

 この作品も面白い。鹿がしゃべる、とか、自分の顔が鹿になる、とか、
 非現実的な話なのに、巧みな描写で、非現実性を感じさせない。

 主人公の優柔不断な性格設定や、物語の構成(止むを得ない事情で
 闘って勝たねばならない状況に追い込まれる)は、ホルモーと似ています。

 闘う手段が前作のホルモーの方が私には面白かったけど、剣道をやっている
 人なら、こちらの方が面白いかもしれません。

 奈良の描写も素晴らしく、奈良に行きたくなります。
 鹿はしゃべってはくれないだろうけれど、じっと見てしまいそう。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.244
(4pt)

鹿が本当にしゃべりそうな気がしてくる。

「鴨川ホルモー」があまりに面白かったので、この作品も読みました。

 この作品も面白い。鹿がしゃべる、とか、自分の顔が鹿になる、とか、
 非現実的な話なのに、巧みな描写で、非現実性を感じさせない。

 主人公の優柔不断な性格設定や、物語の構成(止むを得ない事情で
 闘って勝たねばならない状況に追い込まれる)は、ホルモーと似ています。

 闘う手段が前作のホルモーの方が私には面白かったけど、剣道をやっている
 人なら、こちらの方が面白いかもしれません。

 奈良の描写も素晴らしく、奈良に行きたくなります。
 鹿はしゃべってはくれないだろうけれど、じっと見てしまいそう。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.243
(4pt)

鹿男あをによし

タイトルもいいし、内容もちょっとしたファンタジーで面白かった。
ドラマも見てみたいと思った。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.242
(4pt)

鹿男あをによし

タイトルもいいし、内容もちょっとしたファンタジーで面白かった。
ドラマも見てみたいと思った。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.241
(4pt)

鹿男あをによし

タイトルもいいし、内容もちょっとしたファンタジーで面白かった。
ドラマも見てみたいと思った。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.240
(4pt)

「オンリーワン」な万城目さん

本書は、紹介の仕方が難しい小説です。
実際に読んでみればすぐに面白いと分かるのですが、その内容を一言で説明するのはとてもむずかしい。

というわけで、本書の特長を、箇条書き風に、ピックアップしてみました。

1.「学園青春小説である」
 主人公は冴えない大学院生&臨時高校教師。少しばかり自意識過剰なダメ男が周りの人々や鹿(?)との関わりを通して成長していく様は、
 まさしく学泉青春小説というにふさわしい流れです。

2.「歴史小説である」
 本書では、実際に登場することはありませんが、古代神話上の神々が、重要な役割を演じています。

3.「ファンタジー小説である」
 中年おやじの声で話す、ポッキーが大好きな「メス」鹿が、普通に町を闊歩できるのは、本書がファンタジー小説だからです。

4.「パロディー小説である」
 本書の解説者も指摘していましたが、本書前半部の物語展開、キャラクター設定は、夏目漱石の「あの小説」を彷彿とさせます。

このように、本書は色々なジャンルがごちゃ混ぜになっているのですが、
それらを適度にブレンドして一大娯楽小説へ仕上げるのが、著者の得意技なのでしょう。

このような作風の作家はほとんどいないので(森見登美彦さんぐらいでしょうか)、
当世風の言葉を使うなら、万城目さんは、「ナンバーワンよりオンリーワン」的な作家と言えるかも知れません。

ともあれ、これからも注目したい作家です。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04
No.239
(4pt)

「オンリーワン」な万城目さん

本書は、紹介の仕方が難しい小説です。
実際に読んでみればすぐに面白いと分かるのですが、その内容を一言で説明するのはとてもむずかしい。

というわけで、本書の特長を、箇条書き風に、ピックアップしてみました。

1.「学園青春小説である」
 主人公は冴えない大学院生&臨時高校教師。少しばかり自意識過剰なダメ男が周りの人々や鹿(?)との関わりを通して成長していく様は、
 まさしく学泉青春小説というにふさわしい流れです。

2.「歴史小説である」
 本書では、実際に登場することはありませんが、古代神話上の神々が、重要な役割を演じています。

3.「ファンタジー小説である」
 中年おやじの声で話す、ポッキーが大好きな「メス」鹿が、普通に町を闊歩できるのは、本書がファンタジー小説だからです。

4.「パロディー小説である」
 本書の解説者も指摘していましたが、本書前半部の物語展開、キャラクター設定は、夏目漱石の「あの小説」を彷彿とさせます。

このように、本書は色々なジャンルがごちゃ混ぜになっているのですが、
それらを適度にブレンドして一大娯楽小説へ仕上げるのが、著者の得意技なのでしょう。

このような作風の作家はほとんどいないので(森見登美彦さんぐらいでしょうか)、
当世風の言葉を使うなら、万城目さんは、「ナンバーワンよりオンリーワン」的な作家と言えるかも知れません。

ともあれ、これからも注目したい作家です。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
4344414667
No.238
(4pt)

「オンリーワン」な万城目さん

本書は、紹介の仕方が難しい小説です。
実際に読んでみればすぐに面白いと分かるのですが、その内容を一言で説明するのはとてもむずかしい。

というわけで、本書の特長を、箇条書き風に、ピックアップしてみました。

1.「学園青春小説である」
 主人公は冴えない大学院生&臨時高校教師。少しばかり自意識過剰なダメ男が周りの人々や鹿(?)との関わりを通して成長していく様は、
 まさしく学泉青春小説というにふさわしい流れです。

2.「歴史小説である」
 本書では、実際に登場することはありませんが、古代神話上の神々が、重要な役割を演じています。

3.「ファンタジー小説である」
 中年おやじの声で話す、ポッキーが大好きな「メス」鹿が、普通に町を闊歩できるのは、本書がファンタジー小説だからです。

4.「パロディー小説である」
 本書の解説者も指摘していましたが、本書前半部の物語展開、キャラクター設定は、夏目漱石の「あの小説」を彷彿とさせます。

このように、本書は色々なジャンルがごちゃ混ぜになっているのですが、
それらを適度にブレンドして一大娯楽小説へ仕上げるのが、著者の得意技なのでしょう。

このような作風の作家はほとんどいないので(森見登美彦さんぐらいでしょうか)、
当世風の言葉を使うなら、万城目さんは、「ナンバーワンよりオンリーワン」的な作家と言えるかも知れません。

ともあれ、これからも注目したい作家です。
鹿男あをによし Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによしより
434401314X
No.237
(5pt)

奈良における60年ぶりの神無月の出来事

大学の研究室から奈良の女子高に2学期だけの予定で赴任した主人公は剣道部の顧問になり、奈良、京都、大阪の3校対抗試合に臨む。 一方、雌鹿が渋い男性の声で「さあ、神無月だ。出番だよ、先生」と話しかけてきた。奇想天外な出来事に巻き込まれた「鹿男」はこの国を救うことができるのか。

章立てとしては葉月(8月)から霜月(11月)に分かれていますが、実質は長月(9月)と神無月(10月)の2ヶ月間の奈良での物語です。1800年前から60年ごと「神の無い月」にしなければならないことがあると雌鹿から聞き、ある物を「狐」から受け取って来いという。もしも間に合わなければ「この国は滅ぶ」と。

これは面白かった。剣道の試合はハラハラしましたし、ラストも素敵でした。「鴨川ホルモー」と共にお勧めです!
鹿男あをによし (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鹿男あをによし (幻冬舎文庫)より
B009CTVF04